今回は、管理栄養士の視点から、オメガ7についてわかりやすく解説いたします。
●オメガ7とは?
オメガ7は「パルミトレイン酸」という脂肪酸の一種で、体内で生成される不飽和脂肪酸です。マカダミアナッツオイルやシーベリーオイルなどに多く含まれています。
●オメガ7の肌への効果
オメガ7は、肌の健康維持に役立つと言われています。具体的には以下のような効果が期待できます。
1. 肌のバリア機能を高める
オメガ7は、私たちの皮脂を構成する成分に似ており、肌に塗布することで水分蒸散を防ぎ、乾燥から肌を守る働きが期待できます。肌のバリア機能を高めることで、外部からの刺激に強い、健やかな肌を保つことができます。
2. 肌の柔軟性を高める
マカダミアナッツオイルなどに含まれるパルミトレイン酸は、肌の柔軟性を高め、ハリや弾力を保つ効果があるとされています。これにより、シワやたるみの予防にもつながることが期待できます。
●肌以外の健康効果
オメガ7は、肌だけでなく、全身の健康にも良い影響を与える可能性が研究されています。
1. 炎症を抑える作用
オメガ7には、炎症を抑制する効果があるという報告があります。炎症は、肌荒れやニキビだけでなく、様々な病気の原因にもなり得るため、抗炎症作用は健康維持において重要なポイントです。
2. 血管を丈夫にする
パルミトレイン酸には、血管を強くする働きがあるとされています。これにより、脳卒中や高血圧の予防に役立つ可能性が示唆されています。
3. 糖尿病の予防・改善
動物実験ではありますが、オメガ7を多く含む食事が、糖尿病の発生率低下と関連があることが示されています。インスリン感受性を改善したり、インスリンを分泌する細胞を保護したりする働きが報告されています。
●まとめ
オメガ7は、肌のバリア機能を高めて保湿し、柔軟性を保つことで、乾燥やエイジングケアに効果が期待できる栄養素です。さらに、炎症抑制や血管の健康維持など、全身の健康にも良い影響を与える可能性があります。

ただし、これらの効果はまだ研究段階のものも多く、過剰な摂取は推奨されません。マカダミアナッツやシーベリーなど、オメガ7を含む食品を日々の食事に取り入れるほか、オイルやサプリメントなどを活用するのも良いでしょう。

バランスの取れた食生活を基本とし、オメガ7を上手に取り入れて、体の内側と外側から美しさと健康を育んでくださいね。

こんにちは!
コスメコンシェルジュ資格を持つ健康美容ライターの八木絵里加です。

「飲む日焼け止め」は、紫外線による肌ダメージを内側からサポートするサプリメントです。
メラニンの過剰生成を抑える成分や、紫外線で発生する活性酸素を抑制する抗酸化成分が配合されており、シミや肌老化の原因となる酸化ダメージを軽減することが期待できます。

例えば、長時間の外出やアウトドア、海や山など紫外線を浴びる機会が多い方には特におすすめです。

ただし、塗る日焼け止めのように紫外線をブロックする効果はなく、あくまで肌ダメージを減らす「補助的なケア」と捉えていただくのが良いでしょう。
飲む日焼け止めだけではなく、日焼け止めクリームや帽子、日傘などと併用することで、紫外線対策の精度がぐっと高まりますよ。

飲む日焼け止めの形状はタブレット、粉末、ドリンクなどさまざまですが、いずれも即効性はなく、1ヶ月以上の継続摂取が推奨されています。
飲みやすさや価格など、ご自身が無理なく続けられるものを選びましょう。

紫外線は、一年中降り注いでいます。
季節を問わず、外からのケアと内側からのケアを組み合わせることが、美肌を守る近道になりますよ。

こんにちは!
コスメコンシェルジュ資格を持つ健康美容ライター、八木絵里加です。

30代以降はホルモンバランスや生活習慣の変化により、まつ毛の成長サイクルが乱れて、量やハリ・コシが減ったように感じる方が多くいらっしゃいます。
加齢に加えて、アイメイクやクレンジングによる摩擦、睡眠不足や栄養不足、運動不足やストレス、血行不良なども原因になります。

まつ毛のためにできることとして、まずは栄養バランスの良い食事と十分な睡眠を意識しましょう。
特に、納豆や卵などのたんぱく質、ナッツ類に多いビタミンB群やビタミンEを積極的に取り入れるのがおすすめです。
また、血行不良はまつ毛の健康にも影響するため、白湯やシナモンを取り入れて体を温めたり軽い運動で血流を促したりすることも大切です。

市販のまつ毛美容液は直接まつ毛を増やしたり伸ばしたりする効果はありませんが、太くハリのある毛を育てる土台作りには役立ちます。
選ぶ際は、海外製に多いビマトプロスト類似成分を避け、ペプチドやコラーゲン(保護)、パンテノールやケラチン(修復)などのまつ毛のための美容液成分が配合されているかを確認してみてください。
ビマトプロスト類似成分は伸びる効果が期待できますが、色素沈着やまぶたのたるみなどの副作用やリスクがあるため注意が必要です。
まつ毛を確実に増やしたい、伸ばしたいという場合には、クリニックで処方してもらいましょう。

まずは生活習慣を整えつつ、自分に合ったまつ毛美容液で内外からケアしてみてくださいね。

薬剤師の山野と申します。

ルテインとは、野菜や果物に含まれるカルテノイドという成分の一つです。

目の健康に必要な成分として知られていますが、2023年にルテインを含むカルテノイドが認知症の発症リスクを低下させる傾向にあることがアメリカの研究グループによって発表されました。

ホウレンソウやブロッコリー、ケール、カブの葉などの緑黄色野菜を積極的に摂ることは、身体の健康や認知機能の維持に対しても効果的といえます。

ただ緑黄色野菜ばかりとっても栄養に偏りが出てしまうので、タンパク質、炭水化物なども含んだバランスの良い食事を心がけましょう。

初めまして。薬剤師の山野と申します。眼科の門前薬局で勤務していました。

50代になってから症状が出たとのことで、ドライアイの原因としては加齢により涙の分泌量が減り、角膜に細かい傷がついてドライアイになった可能性がございます。

対処法はお近くの眼科を受診し、ドライアイの目薬を処方してもらいましょう。

ドライアイに効く目薬は数種類あります。角膜を保護するもの、涙の成分を増やすもの、涙の不足を補うものなどなど…

診察を受け、この中から質問者さんに適した目薬を医師に選んでもらいましょう。

市販でもドライアイの目薬(ソフトサンティアなど)は売っていますが、眼科で出してもらう目薬が効く場合もございますので、まずは受診していただくことをお勧めします。

こんにちは。薬剤師の折井恵梨香です。

ルテインは主に目のピント調節をサポートするサプリメントとして販売されています。そのため認知症予防としては他のものが良いかと思います。

認知症が気になる方は、イチョウ葉エキスなどはいかがでしょうか?イチョウ葉エキスは認知機能の低下を緩和すると言われている機能性表示食品です。

最近ですと、βラクトリンやオキシカット、フェルガードというサプリメントも出ているようです。

また、サプリメント以外にも日常生活での予防として

現金で支払う時は小銭を多く使う、手先を使う趣味を見つける、魚を積極的に食べるようにする、人と良く会うようにする、などが認知症予防になります。

良ければ参考にしてみてください。

薬剤師の視点からお答えいたします。

天気が悪い日の頭痛は「気圧性頭痛」と言い、耳の奥の神経が過敏になってしまうことで頭痛が引き起こされます。また、湿度が高い日や雨の日などはあまり汗をかかず、身体から水分がうまく蒸発しないため脳の血管自体が浮腫んでしまい、神経を圧迫して頭痛を引き起こすことがあります。

対策としては以下のものがあります。

また、片頭痛持ちの方は頭痛が起きる直前にすぐに飲めるよう発作予防薬を常備していただくのが良いかと思います。

漢方薬では脳の浮腫み取りとして五苓散がお勧めです。五苓散は二日酔いにも効果があると言われています。

私の個人的な対策ではありますが、梅雨時期は必要以上の水分は摂りすぎないように心がけています。気温が高く汗をかいたり、のどが渇くようなら水分はよく摂るようにしましょう。

こんにちは。

ひじやひざの黒ずみが気になるとのことですが、おそらくひじや膝をつく動作による刺激が原因かと思います。動作を見直し、できるだけ刺激がない状態にすることが大事です。

また、保湿も大事です。お風呂上がりに毎日保湿クリームなどでお手入れをしてみてください。肌の新陳代謝は平均して28日程度となっておりますので、今黒ずんでいる肌の生まれ変わりが1ヶ月ほどかかります。上記をお試しいただき、1、2ヶ月ほど様子を見てくださいね。それでも改善が見られない場合は自宅ケダでなく、皮膚科を受診されることをおすすめします。

こんにちは。洗顔後にティッシュで拭く場合、水を含んで一部顔にティッシュが残ってしまう場合があります。そのティッシュを取り除く際に擦ったりすると、お肌に刺激を与え、シミやシワの原因となることがあります。柔らかいタオルでけっしてこすらずに、ポンポンと水気をとるのがおすすめです^^

アピアランスケア(見た目のケア)専門の眞子桂子と申します。

まず、年齢・女性の場合出産回数や子育て時期、食事、仕事など生活環境や体質は一人一人に違いがありますのでライフスタイルを確認すると改善策が見つかると思います。

今回は一般的な薄毛の対応策とヘアスタイルカバーをお伝え致します。

薄毛の対策

1. 適切な日々の頭皮環境のケア

洗髪のお湯温度35〜37度。予洗い2分。シャンプーは泡立ててもみ洗い。すすぎも泡がなくなるまでながす。トリートメントを使用しよくすすぐ。タオルドライ前後に頭皮の保湿を行う。

2. 食事の量のバランス、朝3割:昼5割、夜2割

3.十分な睡眠7時間が理想。特にゴールデンタイム夜11時〜午前3時に熟睡がおすすめ。

4.ストレスを軽減することで血流を良くし、髪の成長を促す。

また、髪の薄さをカバーするヘアスタイルとしては、以下のような方法があります。
1. フルバングやサイドバングで額部分を隠す。
2. 髪を短くカットし、ボリュームを出す。
3. 傷んだ髪を隠すために帽子やスカーフを使用する。

これらの方法は一般的な対策とヘアスタイルですが、個人の薄毛の状態や髪の特性によって効果が異なる場合があります。