ちょい漏れ防止!膣呼吸のすすめ

ちょい漏れ防止!膣呼吸のすすめ

「モレるんです。」
「くしゃみをしたら、モレちゃった…!」
「子供と縄跳びをしたら、モレちゃった…!」
「慌ててトイレに駆けこむ!もしくは駆けこめずヒヤヒヤ。」

そんな経験はありませんか?

こんにちは。巡り呼吸ヨガ講師の中越 真琴です。私のものにはこんなお悩みの女性がたくさんいらっしゃいます。

今回は、実は多い!?密かな女性のちょい漏れと、美と健康と人生についてお話します。

 

なぜ、漏れる?

ちょい漏れは、骨盤底筋群のゆるみから来るものです。

骨盤底筋群とは、両足の付け根の内側、膣・お尻の穴がある股の部位です。ここの筋力がゆるみ衰えると、尿を止める為のコントロールが利かなくなります。

出産経験の有無、シニア世代に関係なく、10代でもこのような症状があるそうです。

他にも、骨盤底筋が緩むと出る症状として次のことが挙げられます。

  • 膣からの空気漏れ(立ったり座ったりすると音がする)
  • 便漏れ(すっきり拭き切れない)
  • 内臓下垂(お腹ぽっこり、くびれなし)
  • 内臓脱(子宮、膀胱、腸が体外へ出る)
  • 便秘
  • 生理痛(それに伴うイライラや落ち込み)
  • セックスレスに繋がる(感度低下や痛みのため)

日常生活での不具合はもちろん、外出が楽しめなかったり不安で気分がふさぐと、諦めることも増えてくるでしょう。

 

呼吸で健康美人

このような「漏れ」を、ヨガの呼吸法で改善できる!と言うと、驚かれますか?

日々、皆さんがしている普通の呼吸とは少し違います。お腹も胸も、そして「膣」を使う!深〜い呼吸法です。

ぜひ、実践をしてみましょう。

 

尿漏れ予防の呼吸法

1.腹式呼吸

  • 吸う息でお腹を大きく膨らませます。
  • 吐く息でお腹をへこませます。

手でお腹を触れてみると、より分かりやすいはず。

 

2.胸式呼吸

  • 吸う息で胸を膨らませます。
  • 吐く息で胸をしぼませます。

手で胸の前や横を触れながら、呼吸に合わせて動く胸部を確認してみて下さい。

 

3.お腹と胸の動き

今度はお腹と胸の動きを連動させます。

  • 吸う息でお腹から胸を膨らませます。
  • 吐く息で胸からお腹をへこませます。

 

4.膣の動き

さて、最後は、膣の出番です!

  • 吸う息でお腹から胸を膨らませます。
  • 吐く息で胸からお腹をへこませながら、膣を締めます。
  • 吸う息で膣をゆるめて、お腹から胸を膨らませます。

 

これで膣呼吸の完成です。

膣締めのコツは、締める=ジッパーを引き上げながら、ジジジジ…と閉じるイメージゆるめる=ジッパーを下げて、ふわぁ〜と広げるイメージ。

ヨガの呼吸法のひとつを、膣にクローズアップしてご紹介しました。

 

慣れないうちは、難しいかもしれません。でも、一度コツをつかめば何ということはありません。

やればやるほど深い呼吸ができるようになり、一本筋が通った美しい姿勢や、みずみずしい肌へも効果を発揮しますから、大変お得です。息を吸うことも吐くことも、生涯付き合っていくことですしね。

 

最後に、毎日のルーティンを、少しでも楽しくしようではありませんか。

例えば、通勤時の車や電車の中、スーパーのレジ待ち、またはキッチンでの作業中など、そんなため息が漏れそうなときこそ、膣呼吸を。ため息とも、ちょい漏れとも、さようなら!美しくなるためのお時間です。

 

呼吸がつなぐ幸せ

ほんのちょっとした身体の不具合ひとつ、たったそれだけのことが人生を左右するものです。なぜなら、身体の「痛い」や「おかしいな」は、心に直結するからです。

「嫌だな」や「やりたくないな」に繋がり、選択肢をぐっと狭くしてしまうでしょう。行きたい場所、会いたい人、食べたいもの、それらを諦めてばかりなのか、諦めないでどんどん手にするかでは、人生のコントラストは大きく変わるはずです。

 

身体が健康であるということは、肉体と同時に心も軽やかであるということ。そして呼吸こそ、身体と心をつなぐ、大切な架け橋です。

何かを「やりたい!始めたい!」の足かせにならないよう、身体も心も自由でいましょう。いくつになっても、いくつからでも、女性を楽しみながら幸せな人生を!

nana
中越 真琴
ヨガインストラクター