その不調、『冷え』が原因かも!!?

その不調、『冷え』が原因かも!!?

こんにちは。 健康美容家の櫻井啓子です。

 

日に日に寒さが厳しくなって来ますね!

皆さんは、『冷え』を感じる事はありますか?

 

外気が冷たくなってくると、手足が冷えることがありますよね。

ただ、これは人間の生理的反応なので仕方のないことなのですが、、、

  • 室内にいるのに手足が『冷え』ている。
  • 周りの人は何でもないのに、自分だけが、『冷え』ている
  • いくら暖めても『冷え』が取れない。

このような症状が一つでも当てはまる方は、注意が必要です!

また、こういった『冷え』に、本人が気付いていない場合もあるのです。

 

この『冷え』をそのままにしておくと、何らかの不調に繋がり、放っておくと大きな病気へとなりかねません!

 

最近は、『二人に一人がガンになる時代』、とも言われていますが、実は、『冷え』とガンにも密接な関係があるのです。

 

 

冷えが引き起こす症状 

・入眠障害

夜、ベットに入ってもなかなか眠れない、という事がありませんか?

それは『冷え』ているサインです。

 

通常、寝ているときは、体温は低くなるもので、手先や足先などから熱を放出し、体の中心部の体温を低下させます。しかし、手足が冷たくなっていると、なかなか熱を逃す事が出来ず、体温調節が上手くいかずに『眠れない』という状態になっています。

 

・肌荒れ

皮膚が冷えていると、表面付近の毛細血管の血行が悪くなります。そうすると、血液を通しておこなう細胞内の不要な老廃物の回収や、酸素や栄養素の吸収が悪くなってしまい、乾燥してしまったり肌荒れを起こしたりします。

また、ターンオーバーのサイクルにも影響が出て、古い角質が残ってしまったり、毛穴に皮脂が詰まったりして、吹き出物や肌荒れ、シミ、シワの原因ともなります。

 

・肥満・むくみ

痩せにくいとか、浮腫みやすいと感じている方も、『冷え』の積み重ねが原因の場合があります。

身体が冷えてくると、ホルモンの分泌や代謝がうまく出来ないことから、皮下脂肪が溜まりやすくなり、肥満に繋がります。また血行が悪いことからも、老廃物や水分が溜まってしまい、むくみに繋がるという状態です。

 

・低体温

『冷え』は放っておくと、表面だけの『冷え』から、体の中心部まで『冷え』て、平熱が下がり、低体温となっていきます。

 

人間の体は、体温が高い方が免疫力が上がります。

風邪をひいた時に高熱になるのは、熱を上げて免疫力を高めて、ウイルスと戦う為なのです。

逆に、がん細胞は低体温時の方が活発に活動できます。即ち低体温の方が、がん細胞にとっては住みやすい環境なのです。

 

低体温=ガンではありませんが、実にガン患者の半数以上が低体温だったというデータも出ているそうです。

 

 

『冷え』の原因は?

ストレス

日々、知らないうちにストレスを溜め込んでいませんか?

一見、何の関係もなさそうですが、実はストレスと『冷え』は、密接に関係しています。

ストレスがかかると、脳が交感神経を活発にして興奮状態にします。この状態が続いてしまうと、神経が休まる事がなく疲れ果ててしまい、自律神経が乱れてきてしまうのです。体温調節は自律神経が司っているので、ストレスを溜め込んでしまうと、体温調節が上手くいかず、『冷え』の状態に陥ってしまいます。

 

ホルモンの乱れ

女性は特に生理の期間や更年期になってくると、ホルモンバランスが乱れやすくなります。ホルモンのバランスが崩れると、自律神経にも影響が出てきます。よって体温調節にも狂いが出て、『冷え』の状態になっていきます。

最近は男性にも『冷え』を感じている人が多いようですが、男性の場合は殆どの方はホルモンが原因ではなく、ストレスや食生活、運動不足による『冷え』が多いようです。

 

食生活

偏った食生活になっていませんか?お肉や加工食品などが増えて、糖質や脂質の摂取が増えてしまい、野菜や果物から摂れる、ビタミン、ミネラル、食物繊維が不足してしまうと、血液がドロドロになり、動脈硬化を招きます。動脈硬化は血管が狭くなり、血流も悪くなってしまうため、『冷え』が生じてきます。

 

冷え対策

寝つきが悪い方向けの対策

夜、なかなか寝付けない方は、就寝前に湯船で半身浴などして身体を十分に暖めたり、暖め効果のあるハーブティーなど※を飲むと良いでしょう。

※カモミールや ヤロウ、シナモン、ドライジンジャー、エルダーフラワーなど、またはこれらが配合されたものがおすすめ

 

乾燥肌の対策

また、肌の乾燥が気になったら、お風呂で蒸しタオルをするのもよいでしょう。

『熱いお湯』と『冷たい水』を用意し、タオルを浸して固く絞り、交互にお顔に載せるのを繰り返します。お肌の新陳代謝が活発になりますので、血行が良くなります。

 

気付いた時に温めた手で顔を覆い、軽く上下左右にマッサージするだけでも良いでしょう。

 

痩せにくい人の対策

痩せにくいと感じている人は、代謝をあげる事が重要です。運動不足になっていませんか?

熱を生み出せるのは筋肉です。バスや電車の一区間を歩いてみたり、普段使用していたエスカレーターやエレベーターを階段にするなどして運動量を増やし、筋肉をつけて代謝UPを目指しましょう。

 

 

皆さん、いかがでしたか?

前述のように『冷え』には、ストレスや食生活などの生活習慣がとても影響しています。

 

ストレスを感じたら、誰かに話を聞いてもらったり、何かでその都度発散したりすることが大切です。

30分歩くと自律神経が整ってくる、というデータもあるそうです。運動不足解消のためにも、軽い散歩程度に歩くのも良いですね。

 

また、睡眠不足は気づかぬストレスとして身体に負荷がかかっています。なるべく十分な睡眠や休息がとれるよう、心がけていきたいですね。

 

出来るところから少しずつ!

 

今年の冬は、『冷え』知らずで過ごしていきたいですね。

 

 

 

nana
櫻井 啓子
美容・菜食料理探究家