こんにちは。理学療法士の山崎美由紀です。
皆さんは、頑張って食事制限しているし、自分なりに気を付けているつもりなのにあと3㎏がどうしても落ちない!
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
実は食事制限だけでは筋肉が落ちてしまい、ある一定の所から体重が落ちなくなってしまいます。
そこで何をしなければいけないのかと言うと、「正しい運動をすること」になります。
運動が苦手だから食事で何とかしようと思っていたのに、、、そんな声も聞こえてきそうですが、何も無理してきつい運動をすることはありません。
ランニング、ジムでマシーントレーニング、水泳、そんな手間をかけたことでなく、家でできることでいいのです。
家の中でできるエクササイズで一番おすすめなのが、「スクワット」です。
スクワットは無理をしなくても効率的に筋肉を鍛えることができるので、全身痩せを叶えたい方はもちろん、下半身痩せを叶えたい方にもとってもおすすめですよ。
ここではスクワットがどうしておすすめなのかその理由と、理学療法士的観点から見た正しいやり方についてお伝えをしますね。
スクワットの魅力とは
私がなぜスクワットをこんなに押しているのかと言うと、冒頭でもお話しましたが効率的に体幹、下半身の筋肉を鍛えることができるからです。
筋肉は細かな筋肉ももちろん大切ですが、身体の代謝をあげるためには大きな面積の筋肉とインナーマッスルを鍛えた方が効率よく身体の代謝が上がります。
身体の中で大きな筋肉とは「大殿筋」「大腿四頭筋」「ハムストリングス」になり、
インナーマッスルとは「腹横筋」「腹斜筋」「骨盤底筋群」です。
この6つを効率よく鍛えることができると代謝が上がり痩せやすい身体、くびれて引き締まった身体を作ることができます。
しかしこれら1つ1つを鍛えていたら時間がいくらあっても足りませんよね。
これを一度に鍛える方法がスクワットなのです!
スクワットは正しいやり方でやればしっかりインナーマッスルまで刺激を入れることができますが、異なった方法でやってしまいますとバランスの悪い筋トレ方法になってしまって、身体を痛めたりと逆効果になってしまいます。
筋肉を鍛えることができないので時間ももったいないですしね。
きちんとした方法を学んで、正しいやり方で賢くスクワットを味方につけましょう^^
正しいスクワットの方法
では早速、正しいやり方でスクワットをしていきましょう。
1 足は肩幅に開く
足は肩幅に開いて、足先は外側に向けましょう。
この時姿勢もチェック!注目するべきところは骨盤です。
骨盤が寝てしまっていたり、前後どちらかに傾いていないように意識しましょう。
背骨も真っ直ぐになっていることを確認してくださいね。
2 股関節を曲げてお尻を後ろに突き出します。
膝が足先より出ないようにお尻をできるだけ後ろに引きます。
引けば引くほど筋肉が鍛えられますよ。
3 膝が90度になるようにゆっくり足を曲げていく
この時のポイントはゆっくり、ゆっくりです。
10秒カウントしながら膝を曲げてお尻を下げる、また同じように10秒かけてお尻をあげる。
これをまずは10回繰り返しましょう。
できれば3セット行うのが理想ですが、朝、昼、晩と3回に分けて行っても構いません。
4 手の位置をかえてみる
スクワットした時、皆さんは手をどちらに置いていましたか?
多くの方は腰だと思います。
その手を前に出したり、上に上げたりしてみましょう。
重心の位置が変わることで下半身の筋肉にかかる負荷が代わってきます。
気持ちのいい所、自分にとって効く位置を確認しながら行ってみてくださいね。
最後に
まずはやってみていただけましたか?
テレビを見ながらでも、誰かと会話しながらでも、隙間時間を使って「ながら」で運動できるのもスクワットの良い点です。
小さなお子さんがいるご家庭では、お子さんを抱っこしながらもやってみると良いですよ。
ぜひ、できる回数からやってみてくださいね。