先日フランス在住の方からお聞きした話です。

フランスの女性は60歳ぐらいからユリの花のような何とも言えない美しさが出てくる感じがあるそうです。年齢を重ねるほどに美しく、知的な色気を持ち合わせ、いくつになってもおしゃれも恋愛も楽しむ女性。

 

こんにちは。セラピストの鈴木美和です。

いつまでも女性として輝く事や、女の色気には、膣をケアするというのがとても大切です。

日本の女性は、美容やアンチエイジングをとても追求しているのに、膣まわりについては無頓着な方が多いです。そして、人に聞けないような雰囲気もあります。

 

今回は、人には聞けないけどとても大切な、膣まわりのケアについてお伝えします。

 

膣周りのケアの現状

私のサロンでは、お客様にデリケートゾーンケアの話をお伝えしていますが、こんな声が多いのです。

 

 

デリケートゾーンケアの重要性

娘を持つ私も、もっと早くからデリケートゾーンケアの大切さを知り、小さいころから伝えたかったなと少し後悔しています。

膣まわりを清潔にし、保湿をすることによって、膣がやわらかくなり粘液力があがります。これからくる自分の未来の介護のため、アンダーヘアのケアも大切です。
骨盤底筋群を鍛え、膣委縮や尿漏れ、子宮脱の予防もしておく必要があります。

これらのことをきちんと理解し、ケアをしていくことに遅すぎることはありません。知ったその日から実際にケアをし続けることが大切です。

 

ここで植物療法士 森田敦子著「潤うからだ」の内容から、より深く踏み込んでいきます。

 

膣周りってどんな場所?

 

一言で表現するなら「女性にとって一番大切な場所」です。女性なら誰しも、生まれてから死ぬまでずっと、お世話になり続けているところです。

膣が乾燥して硬くなったり、たるんだりすることを防ぐことが大切です。

膣まわりは、セックスや妊娠、出産に関わるだけでなく、からだの健康や精神バランスを推し量る大事なバロメーターなのです。

 

膣の粘液力が免疫力に繋がる

粘液とは、体内に侵入しようとする細菌やウイルスなどの病原体を、からだのなかに入れないようにブロックしたり、体内に入ってしまった異物を体外に排出する体液のことです。

私たちのからだを最前線で守ってくれる大事な要素です。

粘液が出ないことによって、病原体などの異物をブロックする力が弱くなるため感染症にかかりやすくなるなど様々な問題が生じます。
女性特有の不妊症や更年期障害、うつなどにも粘液の分泌が深く関わっていることが医学的にも証明されています。

 

粘液力の低下とからだへの影響

加齢によって膣から潤いや弾力が失われ、血行不良になると膣壁が薄くなり粘液力が低下します。

そうすると、むくみや冷え症に陥りやすく、生理痛がひどくなったり、肌や髪、爪などにハリがなくなり老化は一気に加速します。

いつも粘液を分泌できるような、潤っていて弾力がある膣を維持することはどんな高級な美容液よりも効果があり、真のアンチエイジングと言えます。

 

いつまでも若々しく、みずみずしい女性でいるためには、体の内側にきちんと向き合い、膣まわりの粘膜を乾燥させずに粘液力を高めることが大切です。

そしてもちろん、愛する人とのスキンシップやセックスも、老化のスピードを緩めるポイントになります。

 

 

いかがでしょうか。

この文章を読んで、自分には関係ない話でしょうか?

 

そうは思えなくなってきたことでしょう。

 

今までほったらかしにしてきた時間がもったいないくらいですね。

膣まわりのテーマはたくさんあり、健康、美容、生理・閉経、セックス・妊娠・出産、介護…女性の一生に関わってきます。

 

膣まわりのケアをすることで潤いを保つことができ、さらには健康と精神バランスにも影響してきます。

粘液力の低下は免疫力の低下にも繋がります。

 

いくつになっても粘液を分泌できるように、潤いのある膣を保ち続けること。そのためには、顔や身体と同じように毎日のケアがとても大切なのです。

 

デリケートゾーンのケア方法

デリケートゾーンケアの仕方とアンティーム商品についてご紹介していきましょう。

 

デリケートゾーン用洗浄料で膣を清潔に

まずは清潔にしていることが大切です。

デリケートゾーン専用の刺激の少ないこのソープが、肌が持っている潤いを保持したまま、気になるムレやニオイの元となる汚れをスッキリと洗い上げます。

洗うときは手でやさしく洗うのが基本で、膣まわりから肛門まできちんと洗い、拭く際にもタオルゴシゴシ拭かず優しく押さえるように拭き取りましょう。

 

きれいに洗った後はすぐ保湿をしましょう。膣まわりは乾燥しやすい場所なので、お肌のケアよりも真っ先にすることが肝心です。

お風呂から上がってバスタオルで身体を拭く前にローションやクリームを塗ってあげましょう。

膣まわりについている水滴は、手で軽く払い水分が残った状態でクリームを塗ると、水分とクリームがほどよく混ざり合ってより乾燥を防ぎます。

 

では、そのローションとクリームのご紹介です。

 

デリケートゾーン用ローションとクリームで保湿

ローズの香りで、潤いを与えるデリケートゾーン用保湿ローションはとろみがあり肌をプルプルに保ちます。

ローションの後は、デリケートゾーン用美容クリームを使います。Vラインやワキなどの気になる部位の保湿クリームで肌をなめらかにし、潤いとツヤを与えます。

1日、1~2回ローションやクリームを使って保湿することが大切です。

 

潤いを大切に人生に輝きを!

私の場合、この3点セットをバスルームにおき、日々のケアをしています。そして、未来の自分の介護の問題も考慮し48歳からVIOの医療脱毛を始めました。

「いまさらなんで?」

「その年で?」

とたくさん聞かれました。その答えはひとつ。

 

「私自身の明るく輝く未来のため」

 

そのためには、心も身体も健康でなければなりません。

そして、そのためには「潤い」が何よりも大切なことだと知りました。

 

膣まわりを清潔に保ち、きちんと保湿し、潤う状態にし、粘液を出せる状態の膣にしておくこと。この状態は免疫力を高めることにつながります。

 

当サロン【ビューティープラス】でお伝えしている

血流を良くし免疫力を高め、健康で美しくハッピーな女性をたくさん増やすことにつながります。

 

そのためには、伝える私自身がそんな女性であることが大切と考えています。

 

いくつになっても女性であることに喜びを感じ、人生をより豊かに、そして毎日をイキイキとハッピーに過ごすことが潤う身体の秘密です。

 

あなたの人生も膣まわりのケアによって、いくつになっても潤いと輝きを忘れない身体になることでしょう。

こんにちは。薬剤師の持田恵梨子です。薬剤師と言うと、とてもケミカルな印象を受けると思いますが、私は薬だけでなく、アロマなどの自然療法を使って体の様々な症状のケアができるように指導もしています。

女性のお客様から意外と多い相談が、デリケートゾーンの悩みです。誰に相談してよいか分からないですし、意外とケア方法は知られていません。

顔のつくりやスタイルがみな違うように、デリケートゾーンの形や色も十人十色です。デリケートゾーンは、名前の通り、ものすごく繊細で敏感な場所です。にもかかわらず、ケアをしている人は少ないのが現状です。

普段から普通のボディーソープや石鹸で洗っていませんか?
また、生理の時にケミカルなナプキンやタンポンや鎮痛剤など使っていませんか?

今回はあまり知られていないデリケートゾーンのケア方法をお伝えします。

 

とても繊細なデリケートゾーン

化粧品や薬品などでパッチテストをする腕の内側部分の吸収を1とすると、デリケートゾーンは42倍の皮膚吸収率といわれています。(男性の睾丸も42倍です。)

ちなみに頭皮で3.5倍、脇の皮膚で3.6倍、下顎で14倍です。

 

私たちの皮膚の中でどれぐらい吸収率が高いかは一目瞭然です。

さらに、まぶたより薄く、乾燥しやすく、外部刺激に弱くて敏感です。

 

デリケートゾーンを正しくお手入れすることで、痒み、かぶれだけでなく、生理痛や便秘、冷え性、イライラや不安定な気持ちなど精神的に感じている不快感や不調をなくし、子宮内膜症や子宮筋腫、不妊などのトラブルを防ぎ、より女性らしく健康で若々しくいられます。

 

私自身も以前からケミカルなナプキンは肌に合わず、痒みやかぶれたりするので、コットン100%のノンケミカルなナプキンを使うようにしていました。それでも痒みや生理痛を感じることもあり、薬局勤務という近くに便利な薬がある環境から、ステロイド剤を塗ったり鎮痛剤を飲んで対処していました。

 

デリケートゾーンへ普段使用するものやお手入れ方法を変えただけで、デリケートゾーンのトラブルや生理痛で辛くなる事や薬に頼る事もなくなり、さらにイライラやだるさも感じなくなりました。

 

女性の皆さんにはぜひ、正しいデリケートゾーンケアをしてほしいです。

 

膣内の環境について

膣内は善玉菌の乳酸菌(デーデルライン桿菌)によって弱酸性に保たれ、外部から菌の侵入や増殖から守ってくれています。

粘液はおりものといわれ、透明や白色で、通常は乳酸菌によって少し酸っぱいにおいがします。

膣には自浄作用があるので、不要物を排出したり、細菌の侵入を防いでくれています。

普段から自分の色やにおいをわかっていることで、トラブル予防になり、気になることがあればすぐに婦人科に受診できます。

 

デリケートゾーンは専用ソープを使いましょう

デリケートゾーンから起こるトラブルの原因の一つは、pHが崩れることです。

身体は中性に近いpHで、デリケートゾーンは弱酸性のpH(pH3.8~4.5)です。

 

これを、アルカリ~中性の一般的なボディーソープでごしごしと洗ってしまうと、デリケートゾーンの守られるべき酸性度が崩されてしまい、常在菌がいなくなってしまいます。

洗顔用せっけんで洗うのでも刺激が強いです。

 

今はpH値や洗浄力がデリケートゾーン用に調整された専用のソープがあるので、それを使うことをおすすめします。

汚れや垢が溜まりやすい部分は念入りに、ごしごしこすらずたっぷりの泡で優しく洗いましょう。

雑菌の侵入を防ぐ膣内は善玉菌を流してしまうので、ソープでは洗わないように。気になる時はシャワーで優しく流すぐらいにしましょう。

 

お風呂上りには保湿ケアも忘れずに

そして乾燥しやすく敏感な場所なので、お風呂上りには、専用の乳液も使いましょう。

デリケートゾーンの周りは、リンパや血管が多いので、老廃物排出、血行促進、免疫機能を高めるために保湿後にマッサージも効果的です。

 

下着などの締め付けや摩擦が原因で、また、年齢も重ねて肌のターンオーバーが遅くなってくると、色素沈着によって黒ずんできてしまいます。

顔と同じようにデリケートゾーンも乾燥し、老化します。毎日保湿ケアすることで乾燥から守り、代謝機能が整うことで黒ずみのケアになり、

下着の締め付けや摩擦からも守り、蒸れ、かゆみなどのトラブルも予防できます。

 

生理中のナプキンについて

石油由来の高分子吸収剤やシート漂白のための塩素、消臭のための香料など化学合成されたケミカルなナプキンを長期間使うことで少なからず経皮から体内に吸収されてしまいます。

女性特有の子宮内膜症や子宮筋腫、不妊につながるトラブルは、種々の複雑な原因があると思うので、ナプキンだけが原因とは言い切れませんが、未然にトラブルを避けたい方や、改善したいと感じている方は、

布ナプキンやコットン100%の肌に優しいノンケミカルなナプキンを使ったほうが安心です。

 

また、

長時間ナプキンを変えないと経血が酸化して雑菌が繁殖しやすくなり、蒸れやかぶれ、臭いなどのトラブルの原因にもなるので、こまめに変えましょう。

 

おりものの場合も、長時間放置すると雑菌繁殖の原因となるので、多いときには専用シートで清潔に保つようにしましょう。

 

デリケートゾーン専用のウェットシートもあるので、不快感や臭いを感じたときの使用もおすすめです。

 

私は妊娠、出産を機に、食や生活スタイルなど全てにおいて見直すようになり、予防医学のアーユルヴェーダや自然療法、植物療法に出会い、デリケートゾーンのお手入れの大切さについても知りました。

もっと早くに知りたかった!と後悔しましたが、原田純さんの「ちつのとりせつ」の本を読んだら、今からでも遅くないと思える内容で、おすすめです。