薄毛や抜け毛に悩むのは男性だけではありません。女性でも、アラフォー以降になってくると薄毛や抜け毛に悩む方が増えています。

 

そういった時に、「シャンプーを変えてみよう」と思われる方が多いと思います。

シャンプー売り場には、様々なキャッチコピーで薄毛や抜け毛の解決を謳ったシャンプーが並んでいますが、実はその中には、逆に症状を悪化させる可能性のある危険な商品も並んでいます。

弱り始めた「頭皮の育毛力」を更に弱めてしまうシャンプーを使い続けると、薄毛や抜け毛が悪化する危険性があります。

 

今回は、薄毛や抜け毛などのお悩みに適した、アラフォー女性向けシャンプーの選び方をご紹介します。

 

 

薄毛の本当の原因

皮脂は必ずしも、薄毛の原因ではありません。

 

よく、「頭皮の皮脂」が薄毛や抜け毛の原因として扱われ、それをとにかく奪いさるような強力な洗浄成分を配合しているシャンプーを見かけます。強力な洗浄成分で頭を洗うと、さっぱりとした洗いあがりを実感でき、さも「薄毛の原因である皮脂を退治したぞ!!!」という満足感を得られるからでしょうか。

 

しかし、皮脂は髪にとって必要な存在です。頭皮にとって、天然の保護成分のようなもので、ある程度分泌されていることで、頭皮や髪を健やかに保つ働きがあります。

 

特に女性は、40才頃から頭皮の皮脂分泌量が少なくなっていく傾向がありますので、洗浄力の強いシャンプーを使っていると、頭皮をカサカサにしてしまい、薄毛や抜け毛のリスクを高める可能性があります。

 

20代の頃と同じ感覚でシャンプーを選ぶのではなく、アラフォー女性は、洗浄力がマイルドなシャンプーを選びましょう。

 

自分に合ったシャンプーの見極め方

それでは、どうやってご自分に適したシャンプーを見分ければよいのでしょうか。

大切なことは、CMやパッケージだけで判断しないことです。頭皮や髪には個人差があるので、有名なシャンプーがあなたにとってのベスト・シャンプーというわけではありません。製品の裏側にある成分一覧を確認して客観的に判断しましょう。

 

シャンプーの成分表

裏面の成分一覧は、配合量の多い順に掲載する決まりになっていますので、一番上から5番目~10番目位までを確認してみると良いでしょう。シャンプーにはかなり多くの成分が配合されているケースが多く、全ての配合成分を確認するのは難しいからです。

 

シャンプーの分類

シャンプーは、以下にご紹介するように何種類かのタイプに分類することができます。メインで配合されている成分から、どのタイプのシャンプーなのか判別しましょう。

 

シャンプーには、汚れを洗い流すための洗浄成分(界面活性剤)が入っていますが、その種類によって大きく分類することができます。

代表的なものとしては、高級アルコール系、石鹸系、アミノ酸系、ベタイン系などがあり、各々メリットとデメリットがあります。

 

1 高級アルコール系シャンプー

中でも、「高級アルコール系」と言われる洗浄成分の入ったシャンプーは、洗浄力が強いのが特徴です。

泡立ちが良く、材料が安価なため、お手ごろな値段のシャンプーとしてスーパーやドラッグストアに多く並んでいますが、皮脂の分泌が少なくなってきた女性にはおすすめできません。

 

高級アルコール系の洗浄成分とは、ラウレス硫酸ナトリウム・ラウリル硫酸ナトリウム・ラウリル硫酸アンモニウム・スルホン酸ナトリウムなどのことを指します。

 

2 石鹸系シャンプー

石鹸系シャンプーは、「石鹸」のイメージから体に優しいものと思われがちですが、基本的に洗浄力は強いです。

また、髪は本来弱酸性なのに対し、石鹸系シャンプーはアルカリ性で、ダメージを受けやすい状態にしてしまいます。

洗いあがりがキシむ事も多いため、特に髪の長い女性や、美しい髪をキープしたい女性にはおすすめできません。

 

 

 

3 アミノ酸系シャンプー、ベタイン系シャンプー

数あるシャンプー類でも、洗浄力が比較的マイルドと言われているのが、アミノ酸系やベタイン系のシャンプーです。

具体的には、ラウロイルメチルアラニンNaや、ココイルグルタミン酸Na、コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタインなどが配合されていることが多いです。

 

 

洗浄力がマイルドで低刺激なため、必要な皮脂まで取り除いてしまうことがなく、頭皮を乾燥させる心配がありません。

薄毛や抜け毛を心配するアラフォー女性にオススメするのは、このタイプのシャンプーです。

 

ただ、泡立ちが悪いため、「すっきり洗い流した!」という爽快感には欠けることがあります。でも、健やかな頭皮を守るためですので、慣れてしまいましょう。

 

また、材料が比較的高いため、商品としても高価なものが多いようです。あまりスーパーやドラッグストアでは販売されておらず、美容院の専売品として、もしくはインターネット通販などで売られているのを見かけます。ここは、一生をともにする自分の髪のために、シャンプーへ投資してみてはいかがでしょうか。

 

 

使用感の判断について

シャンプーの使用感は、毛髪のコンディションだけで判断されがちですが、健やかな髪を育てるためには、頭皮のコンディションもとても大切です。

髪がいくらサラサラでも、頭皮が乾燥してカサカサな状態では、これから先、丈夫で健康な髪を育み続けることができません。

 

シャンプーによる毛髪のコンディションの変化は比較的すぐに分かりますが、頭皮のコンディションは時間をかけて変わります。頭皮のチェックポイントは、かゆみや赤みがでないか、程よい皮脂が保たれているか(カサカサすぎず、ベトつきすぎない)です。

 

特に皮脂の分泌量はすぐには変わらないので、判断に時間がかかります。

それまでずっと強い洗浄成分のシャンプーを使っていた場合、洗浄力の弱いシャンプーに変えると、急に対応できず、はじめはベトつく場合もあります。

しばらくすると頭皮がシャンプーに慣れ、皮脂の分泌量がおさまってきますので、様子を見る必要があります。

 

そのため、シャンプーとの相性はしばらく使用してから判断しましょう。異常が生じない限り、最低でも2~3週間は使ってみることをおすすめします。

 

 

どのようなシャンプーを選ぶかは、アラフォー以降に健やかな美髪を保つために、とても重要な問題です。ご家族で同じものを使っている、という方が多いと思いますが、できればその年齢や性別、生活環境に適したものを個々に選ぶのが理想的です。

 

髪は見た目の印象の8割を決めると言います。これから先、薄毛や抜け毛に悩まないためにも、早めにシャンプーの見直しを始めて、ご自分に適したものを見つけられると良いですね。

髪の毛のケア、どんなことを意識していますか??

 

こんにちは。インナービューティープランナーの有光眞織です。

季節が夏に近づくにつれて、気になるのが紫外線。お肌のケアを入念にする方も多いと思います。しかし、髪の毛についてはあまり意識せず、『いつも通りのヘアケア』で済ませてしまう方も少なくありません。

紫外線で髪がパサパサになったり、色あせてしまうと、印象が大きく変わります。

 

今回は、体の内側から、ツヤ髪を作る方法をご紹介します。

 

 

髪が傷んでしまう意外な原因

髪の毛は、主にケラチンというたんぱく質、脂肪、ミネラルによって構成されています。一般的には、髪が傷む原因として、紫外線や乾燥、間違ったシャンプーやヘアアイロンの使用などが挙げられます。

 

しかし、それ以外にも実は『体内の糖化』が原因の1つだということは、意外と知られていません。

 

『糖化』とは、老化要因の1つです。体内のたんぱく質が、過剰に摂取された糖質と結びつき、体温で加熱されたり紫外線を受けたりすることによって、『AGE』と呼ばれる最終糖化産物に変化してしまうものです。よく言われる『酸化』が体のサビだとすると、糖化は体のコゲとも呼ばれます。この現象は、年齢を重ねるほど体内に蓄積されていき、肌のしわやしみ、血管の硬化などに悪影響もたらします。

 

例に漏れず髪の毛もケラチンのAGE化によって、弾力が失われて傷みやすくなるだけでなく、抜け毛や白髪の原因にもなるのです。

 

それでは、この『糖化』を回避するには、どうしたら良いでしょうか。

 

 

ヘアートリートメント的な食習慣-3ポイント

髪の毛に良い食べ物として、ワカメなどの海藻類を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。しかしそれ以外にも、糖化を回避し、ツヤ髪を生み出す食習慣はあります。

 

1.AGEリッチな食材を避ける

例えば、水炊きの鶏肉に対して、フライパンで焼いた場合のAGEは約5倍。そして唐揚げにした場合には10倍にもなります。AGEは、糖質とたんぱく質を含む食材の加熱温度が高く、加熱時間が長ければ長いほど発生するため、このようなAGE値の違いが現れるのです。

 

AGEの数値が高い調理方法としては、『揚げる>焼く>煮る>蒸す>生』という順番になるため、こんがりとした焼き色がついた焼きプリンより、普通のプリンを選ぶなど、加熱の製造工程を極力含まない食材選びをするのがコツの1つです。

 

 

2.血糖値を急上昇させない食べ方

 

AGEは、血糖値の高い状態が長ければ長いほど発生するといわれています。そのため、普段のお食事の際に、いかに血糖値をコントロールするかが重要です。

 

■食事

糖質を多く含むものを控えることがまず提案されますが、せっかくのお食事やスイーツを我慢するのも辛いですよね。そんな時には、水溶性食物繊維を多く含む海藻類やお野菜を炭水化物より先に食べること(いわゆる、ベジタブルファースト)を心がけると良いでしょう。

 

糖化の原因である糖質の吸収を抑えることができます。また、糖質のエネルギー代謝に欠かせないビタミンB1(非精製食品や大豆製品、ぬか漬けやキノコ類など)を一緒に摂るのもオススメです。

 

■生活習慣

背筋を伸ばし良く噛んで、丁寧に時間をかけて食べることで、同じものを食べても血糖値はゆるやかに上昇します。ながら食べをせず味わって頂くことで、満足度も高まり食べすぎを防げるため、結果として糖質の過剰摂取も抑えることができます。

 

3.ビタミン・ミネラルの補給

ビタミン・ミネラルの補給で、糖化対策&ツヤ髪作りのW効果を狙いましょう。

 

■ビオチン

健康的な髪の毛を育むには、ビタミンやミネラルが重要な役割を担います。ビタミンは、全部で13種類ありますが、中でも『ビオチン』は、糖質の代謝だけでなく、白髪や抜け毛対策に効果があります、これは、落花生や大豆製品、くるみ、キノコ類に豊富に含まれています。

 

■亜鉛

また、ミネラルはタンパク質や脂質と共に体を作る栄養素で、全部で16種類あります。中でも、新陳代謝を促進しケラチンの合成に働く『亜鉛』は、糖の代謝にかかわるインスリン合成にも一役買う優れもの。亜鉛といえば牡蠣が有名ですが、高野豆腐や豚や牛のレバー、納豆などにも含まれます。

 

 

食生活を整えて、内面から輝きましょう!

食生活の改善は、サロンでのプロの手によるトリートメントのような即効性はありませんが、今から日常的な対策をすることで、髪の毛も肌も質感は確実に変化していきます。

 

私たちは生きていく以上、『老化しない』ということは難しいですが、納得と満足のゆく年齢を重ねていく工夫をすることはできます。ぜひ、今日のお食事からお試しください。

 

参考サイト:AGE測定推進協会
参考文献:あたらしい栄養事典(日本文芸社)