アボカドの美容効果とは?効果的な食べ方や美肌レシピもご紹介!
アボカドは別名「森のバター」とも言われている野菜です。近年では、美容効果があるという理由で、積極的に食べる女性が増えてきました。
しかし、アボカドにどんな美容効果があるのか分からないままなんとなく食べている人も多いのではないでしょうか。今回は、アボカドが持つ美容効果を解説します。
さらに、毎日食べ続けたらどのような体の変化があるのかも紹介しているので、これから毎日の食卓にアボカドを取り入れようとしている人もぜひ参考にしてみてください。
アボカドの驚くべき美容効果4選
アボカドにはさまざまな美容効果があると言われています。ここでは、アボカドが持つ美容効果を4つ紹介します。
肌のターンオーバーをサポート
アボカドにはビタミンCが含まれているため、肌のターンオーバーをサポートする効果が期待できます。ターンオーバーとは、古い皮膚細胞が、新しい皮膚細胞へと入れ替わることです。
皮膚細胞が入れ替わる周期は28日と言われていますが、年齢を重ねるとリズムが乱れてきます。ターンオーバーのリズムが乱れてしまうと、シミやくすみの原因にもなります。
そこで登場するのがアボカドです。アボカドには、肌のターンオーバーを手助けしてくれるビタミンCが含まれています。日常的に摂取することで、肌のターンオーバーを手助けし、シミやくすみができにくい肌に整えてくれる効果が期待できます。
肌のダメージを回復を促進
アボカドには、ビタミンB2が含まれているため、紫外線などのダメージを回復する手助けをしてくれます。ビタミンB2には、肌の新陳代謝をアップしてくれる効果があるので、シミの元となるメラニンの排出を促してくれるんです。さらに、ビタミンB群にはエネルギー代謝を助ける働きもあるので、疲れた時の疲労回復にも効果的です。
肌や血管の老化を抑制してくれる
アボカドには、ビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があることから「若返りビタミン」とも呼ばれており、肌や血管が老化してしまう原因である活性酸素の働きを抑えてくれる効果があります。そのため、アボカドはアンチエイジングにも効果的なんです。
抗酸化成分でアンチエイジングを促進
アンチエイジングに効果的なのは、ビタミンEだけではありません。アボカドにはグルタチオン酸が含まれており、これには抗酸化作用があることが明らかになっています。
そのため、アボカドを食べることでアンチエイジングが促進され、身体の内側から健康で若々しい体づくりに役立つんです。
デトックス効果が期待できる
アボカドは食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境の改善に役立ちます。なぜなら、アボカド100gあたり5.6gの食物繊維が含まれているからです。食物繊維豊富な野菜の代表格であるごぼうの食物繊維含有量は5.7gなので、アボカドもかなり食物繊維が多いことが分かります。
しかも、アボカドには「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の両方が含まれています。ですから、アボカドを食べることでお通じの改善に役立ったり、体内にある老廃物の排出を助けてくれるんです。ぜひ、毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。
アボカドを1ヶ月毎日食べ続けると驚きの結果に!
アボカドを毎日食べるとどんな効果が得られるのでしょうか?ここでは、アボカドを1ヶ月毎日食べ続けて得られた効果について紹介します。
お通じが改善された
”アボカドには食物繊維が豊富に含まれています。しかも水溶性と不溶性の食物繊維がバランスよく含まれているので、繊維の多い野菜を食べ続けるよりも、お通じはグンとよくなりました。(アボカドに含まれる脂質が、潤滑油の代わりにもなったようです)食べ続けて3日目くらいから、お通じがスルっと感じられるようになり、アボカドの効果のなかで一番早く実感できました。”
肌がしっとり滑らかになった
”アボカドを食べ続けることで、肌の突っ張りを感じることが少なくなりました。アボカドにはオレイン酸など脂質が多く含まれていて、インナードライに悩む乾燥対策にピッタリです。またアボカドは水分も多く含まれている果実ですから、肌の内側の水分不足解消にも役立っているようです。”
ひざの痛みが改善された
”年齢とともに、階段の上り下りや立ち上がったときなど、時々ひざに痛みを感じることがありました。アボカドを食べ続けた結果、これらの症状が改善されました。アボカドは、軟骨の変性を修復したり予防したりする働きがあると言われていて、毎日食べ続けることで、骨のすり減りが軽減されたのではないかと考えられます。”
引用元:https://reganero.co.jp/column/avocado-challenge
アボカドは健康にも効果あり!栄養素を解説
アボカドには美容効果以外にもたくさんの健康効果があります。ここでは、アボカドが持つ健康効果を紹介します。
悪玉コレステロールを減らしてくれる
アボカドには「オレイン酸」が豊富に含まれています。「オレイン酸」は脂質の1つですが、体に溜まりにくく、悪玉コレステロールを減らしてくれる効果があります。そのため、アボカドはコレステロール値が気になる人や生活習慣病を予防したい人にもおすすめです。
貧血予防にも効果的
アボカドには「葉酸」が含まれており、貧血予防にも効果的です。葉酸は胎児の発育にも欠かせないので、アボカドは妊婦さんにもぜひ食べてほしい食材です。
むくみ予防や血圧を正常に保つ働きもある
アボカドには「カリウム」が含まれているので、体内のナトリウムの排出を促進し、むくみを予防してくれる働きがあります。さらに、このカリウムには血圧を正常に保つ働きも持っているので、高血圧の人にもおすすめです。
アボカドの1日の目安摂取量と注意点
アボカドの1日の摂取目安量は50gです。アボカド1/2個を目安に食べることをおすすめします。なぜかというと、アボカド1個あたり約250kcal前後ある上、脂質が20g以上あるからです。
いくら栄養価が高く、美容に良いからといっても、食べ過ぎは摂取カロリーオーバーに繋がります。くれぐれも食べ過ぎには注意してください。
スーパーで食べごろのアボカドを見分ける方法
スーパーでアボカドを買ってきて「固すぎて味も美味しくなかった」、「柔らかすぎて切りにくかった」という経験はありませんか?かといって、スーパーで売っているアボカドを指で押すとアボカドが傷んでしまいます。
では、どうすれば食べごろのアボカドを見分けられるのでしょうか?実は、食べごろのアボカドを見分けるコツがあるんです。
アボカドが食べごろかどうか見極めるポイントは3つあります。
それは、
- 色
- 固さ
- ヘタ
の3つポイントで食べごろかどうか見極められるんです。次に、これら3つのポイントについて詳しく解説します。
アボカドの色は「黒色」が食べごろのサイン
未熟で硬いアボカドは緑色ですが、熟成が進み、完熟になると、黒色になります。食べごろのアボカドを買う時は、黒色のアボカドを選びましょう。
もし、すぐに食べない場合は深緑色のアボカドを購入してください。この場合は、2〜3日で食べごろになります。ぜひ、覚えておきましょう。
手のひらでそっと握って柔らかければ食べごろのサイン
アボカドをそっと持って優しく手のひらで握ってみましょう。この時、柔らかさを感じれば食べ頃のサインです。
完熟していない時は、手のひらにごつごつと硬い感触を感じるはずです。この時、決して指先で強く押さないようにしてください。なぜなら、購入前のアボカドを指先で強く押してしまうと、アボカドが傷む原因となるからです。そのため、指先で押して固さを確かめるのは購入してからにしましょう。
ヘタと皮の間に隙間があれば食べごろのサイン
アボカドは成熟すると、ヘタがとれやすくなります。なぜかというと、アボカドはヘタから熟していくからです。
完熟したアボカドを食べたい時は、ヘタがとれているものや、ヘタと皮の間に隙間が生まれて取れそうなもの、下手の周辺が柔らかいものを選びましょう。反対に、2〜3日後に完熟したアボカドを食べたい時は、ヘタの周りの果肉がピンと張っているものを選びましょう。
反対にヘタ周辺に軽く触れた時、果肉がブヨブヨと柔らかいアボカドは、かなり熟成が進んでいてヘタ周辺がくさっている可能性があるので注意してください。
アボカドの適切な保存方法
熟していないアボカドの場合、風通しが良く直射日光が当たらない場所に常温保存して追熟させましょう。追熟期間は3〜5日程度が目安です。
食べ頃のアボカドの場合、ポリ袋に入れて乾燥を防ぎ、冷蔵庫の野菜室で保存してください。保存可能期間は4〜5日程度です。
カットしたアボカドの場合、種は取らず、レモン汁またはお酢をアボカドの表面にまんべんなくつけてからラップをし、ポリ袋に入れて野菜室で保存してください。なぜなら、アボカドの実は空気に触れると酸化し、メラニン色素が作られて茶色に変色するからです。保存可能期間は2日程ですが、できるだけ早めに食べましょう。
美肌効果抜群!アボカドを使った簡単レシピ
ここからは、実際にアボカドを美味しく食べるためのレシピを紹介します。毎日の食卓に取り入れて、美肌と健康を手に入れましょう!
アボカドとトマトの塩昆布サラダ
[材料](1人前)
- アボカド…1個
- ミニトマト…4~5個
- 胡麻油…大さじ1
- 塩昆布…大さじ1
- 白ごま...適宜
- きざみ海苔...適宜
<作り方>
- アボカドを真ん中の種以外を半分にカットします。種にふれるまで包丁で切れ込みを入れて種周りをぐるっと1周すると、種以外の部分を半分にカットできます。切れこみが入ったアボカドを両手でねじるように回して、パカッと開きます。種を取って、1.5cm程度の角切りにします。
- ミニトマトを半分にカットします。
- ボウルにカットしたアボカドとトマトを入れて、ごま油と塩昆布を入れて混ぜて、お皿に盛り付けて白ごまときざみ海苔を散らします。
アボカドとマグロのポケ
[材料(2人分)]
- アボカド…1/2個
- マグロ(赤身)…200g
- 小ねぎ…適宜
- 白ごま…適宜
- しょうゆ…小さじ1
- ごま油…小さじ1
[作り方]
- アボカドとまぐろを1.5cm程度の角切りにします。
- ボウルに切った材料としょうゆ、ごま油をかけてあえます。
- 刻んだ小ねぎと白ごまをかけます。
まとめ
アボカドは、カロリーが高く脂質も多いですが、含まれている油は良質で、栄養価も高い食材です。そのため、1日に食べる量を守れば、美容と健康をサポートしてくれる優秀な食材なんです。
鮮やかな緑色を活かしてサラダやサンドイッチ、生春巻きなど幅広く料理にアレンジできる他、潰せばディップソースとしてもいただけます。ぜひ、明日からアボカドを食卓に取り入れて、美しく健康的な体づくりを目指してみてはいかがでしょうか。