冷え性を放置すると1年で7キロ太る!?効果的な冷え対策
こんにちは。漢方美容家の入江円香です。
女性に多いとされる冷え性。
手足が冷えたり、生理痛や頭痛等などの症状にも繋がるので、冷え性でお困りの方も多いかと思いますが、実は冷え性が慢性化すると、1年で7kgも太りやすくなるのはご存知ですか?
もしあなたが
「年中、身体が冷えている・昔に比べて太りやすくなってきた」と感じるようでしたら、このコラムがお役に立つと思います。
実は私自身も以前は平熱が35.2℃しかない冷え性で、今より7kgも太っていました。漢方の考え方をベースにした温活をしたところ、自然に痩せて冷え性も克服できました!
実際に冷え太り対策として良かったことをご紹介していますので、ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。
冷え性の女性が増加
昔と比べて、冷え性が原因で太りやすくなってしまった女性がとても増えています。5人に1人は冷え性と言われています。
60年ほど前の日本人女性の平熱は36.8℃だったのに比べ、35℃台だという女性が増えてしまった背景としては
・女性の社会進出等などのライフスタイルの変化やストレスの増加
・環境が便利になったことで身体を動かす機会が減ってしまった
・食の欧米化
などが挙げられます。
慢性的に身体が冷えてしまうと、食べたものをエネルギーに変える力がダウンしてしまい、結果的に太りやすくなってしまいます。
冷え性状態が何年にも渡ってしまうと、冷え太り体質に変化してしまうので気をつけたいですね!
冷え太り体質チェック
次の項目で、あなたが冷え太りになりやすいかどうかをチェックしてみてください。
・平熱が36.2℃以下
・手足だけじゃなくお腹やお尻周りも冷たい
・お風呂はいつもシャワー派
・コーヒーやコールドプレスジュースが好き
・サラダやスムージーを積極的に摂る
・いつも疲れを感じる
・足首、手首、首をいつも露出している
・足がパンパンでむくみがある
・スイーツが大好き、よく食べる
・お肉やお魚といったタンパク質をあまり食べない
・身体を全く動かさない
いかがでしたか?
これらは全部、冷え性になってしまう要因となる特徴です。
もし3個以上当てはまるのであれば、冷え太りが慢性化してしまう可能性があるので、今すぐ体質改善を行いましょう!
身体が冷えると太りやすくなる理由
体温が1℃下がると、基礎代謝が12%ダウンすると言われています。
基礎代謝とは、身体を温めたり食べたものを燃やすエネルギーになる働きですが、この基礎代謝が下がるということは、摂取した栄養をエネルギーに変える効率が悪くなってしまうということ。
体温が下がると、食べたものが身になりやすいため、それが1年に渡り積み重なると体重が7kgも増えてしまう計算になるのです。
つまり、基礎代謝が低下するということは、身体を温める力がダウンするだけではなく、太りやすくなるリスクがあるということがお分かりいただけるかと思います。
冷えが原因で太りやすくなる前に、今からできる冷え対策をぜひ積極的に取り入れていきましょう!
冷え性リセット4つのポイント
冷え性をリセットするために重要なことは、「身体を冷やすことを減らし、温めることを習慣にすること」です。
冷え性から脱出できたわたしがやってよかった4つのポイントをご紹介しますので、取り入れやすいところからぜひやってみてくださいね。
1身体を冷やす食べ物を減らし、温める食べ物を増やす
漢方の考え方には、あらゆる万物を2つに分ける”陰陽論”というものがあります。
これを食べ物に応用すると
陰性・・・体の熱を取り、冷やす作用がある食べ物
(きゅうり・トマト・ナス・もやし・レタス・ほうれん草・バナナ・いちご・コーヒー・ビール・緑茶・砂糖など)
陽性・・・体を温める作用がある食べ物
(にんじん・玉ねぎ・かぼちゃ・ねぎ・ニラ・にんにく・生姜・紅茶・黒豆茶・林檎・ミカン・肉類など)
このように分けることができます。
冷え性になりやすい方の傾向として・陽性より陰性の食べ物の多く摂っているケースがありますので、陰性の食べ物を減らし、陽性の食べ物を増やすように意識してみましょうね。
スパイスがたっぷり入った薬膳カレー、サラダも葉物根菜とバランスよく
2 毎日湯船に浸かり、冷えた身体を温める
シャワーだと体の表面しか温められませんが、全身お風呂に浸かれば、冷えた体を体温以上の温度に温めたり、水圧・浮力効果で冷えて滞っている体循環をグッと高めることが期待できます。
自分の平熱にプラス 4~6°C高い湯温で じんわり汗が出るのを 目安にゆっくり入りましょう。
短時間で効率よく温活したい方は、入浴剤を入れるのがおすすめ!
生姜・よもぎ等の生薬が入った入浴剤だと、薬草パワーで効率よく体を温め、湯冷めしにくいので冷え性さんにおすすめです。
またどうしても湯船に浸かるのが難しい場合でしたら、足浴がおすすめです。
洗面器などフットバスに使える容器に熱めのお湯を入れて、くるぶしまで浸かると身体がポカポカしてくる効果が実感できるかと思います。
3 5点の温めポイント
首・手首・足首は”3つの首”と呼ばれるこの部分には太い血管があり、ストールや専用のウォーマー等で温めることで温かい血液が巡りやすくなり冷え性に効果的な温活です。
また慢性的に冷えやすい方は3つの首にプラスして、お腹とお尻も温めましょう!
脂肪が多いお腹とお尻は一度冷えてしまうと、慢性的に冷えてしまい身体を守るためにより多くの脂肪が溜まりやすくなります。
カイロ・腹巻・ショートパンツの重ね着などを活用し、お腹とお尻を温めるようにしてみましょう。
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4 ちょこちょこ動くことを習慣に
男性より女性の方が冷え性になりやすいのは、筋肉量が少ないことも理由の一つです。
車や電車で便利になった一方、立ちっぱなしや座りっぱなしが続き、筋肉を動かすことも減ってしまいがちなので
階段を使う・いつもの道をちょっと遠回りして歩く・歯磨きしながらスクワットをするなどで、ちょこちょこ体を動かすことを習慣にしてみましょう。
基本的なことですが、動く量よりも食べる量の方が多いと太りやすいもの。
食べたら動く!冷えたら動く!をクセづけしたいですね。
特に下半身の筋肉を強化することは、冷え性だけではなく女性に多いむくみにも効果的ですよ。
冷え太りが慢性化しないためには、まず冷え性を克服して体温・代謝を上げることがポイントです。
冷え性を克服できると代謝が上がるため、太りにくくなるだけではなく、肌がきれいになる・疲れにくくなるといったメリットもあります。
冷え性をリセットして、快適な毎日を送るきっかけとなりますように。