脳から美しく*美脳アロマセラピー*メンタル編
こんにちは。アロマコーディネーター・嗅覚訓練指導士 Flower of Lifeの清水直美です。
毎日、様々なストレスがかかっていませんか?
お仕事で、人間関係で、子育ての心配や自分自身の気になることなど、スムーズにいかないことが多くなると、メンタルも弱くなりますね。
イライラする、疲れやすいなど気分も落ち込みます。
さらに心配をかけたくないからと頑張る方も多く、よりストレスが深まります。そうなると身体にも影響が出る場合もあります。
実は、メンタルを強くするには、「脳を美しくする」と効果的なのです。
これからは脳から美しくなる時代
「脳はあなたの司令塔」です。日常で起こる様々な出来事をあまり気にしなくなれたら、それでも前向きに考えることができたら良いと思いませんか?
考えること、行動すること、理解すること、気分的なこと、感じることなど、すべて脳から起こりコントロールしています。やる気が起きなくなったり、いつもなら気にならないことが気になるなど、脳の働きが弱くなると、精神的にも影響を及ぼします。
香りがあまりわからないという時は、ストレスで弱っているかもしれません。(持病の方は当てはまらない場合もあります。)このままではダメだ!なんとかしなければ!前向きにならなければ!など、なんとかしようとしても、考え方を変えるのはかなり意識しなければならず、なかなか難しいものです。
そこで、簡単に脳に働きかける「美脳」には、アロマセラピー(芳香療法)がおススメです。
アロマテラピーは、ダイレクトに素早く脳に働きかけ、ストレスに強く、また、ストレスを受けても回復し脳の働きを活性化させることができます。
アロマセラピー(芳香療法)がどのようにしてメンタルに働きかけるのかをお伝えします。
香りと脳の関係性
なぜ、アロマセラピーが脳の働きに有用性があるのでしょうか?
「アロマセラピーってマッサージのことですよね?」と思われる方もたくさんいらっしゃいます。
もちろん、それもありますが、わたしはこれからもっと多くなるのは精油(エッセンシャルオイル)で嗅覚を刺激する方法だと思います。
簡単に言いますと「香りを嗅ぐ」ということです。これならどなたにもできそうですね。
精油の香りを嗅ぐとその成分は鼻の奥にある香りの受容体と結合します。そこから電気信号に変わり嗅細胞から嗅神経などを通り脳の大脳辺縁系から視床下部まで刺激が伝わります。さらに前頭前野という脳の部分の血流も活発にするので、脳全体の働きも活性化することになります。ということは、香りを嗅ぐだけで脳へ刺激が伝わり働きが良くなっている、ということなのです。
ストレスに負けない脳へ
脳の働きを良くするための「香りの嗅ぎ方」があります。
ただなんとなく漂っている香りを嗅いでいるだけではあまり効果は得られません。積極的にしっかりと鼻の奥へ届ける意識で香りを嗅いでください。この「積極的に」ということが働きを高めます。やり方はとても簡単です。
香りを嗅ぐ方法
1.お好みの精油をひとつ選ぶ
- 精神を安定させる
ラベンダー、カモミールローマン、ネロリ、マジョラム など
- ストレスに強くなる
カルダモン、ジュニパー、レモングラス、ローズマリー など
- 幸せな明るい気持ちに
オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ベルガモット など
- リラックスしたいとき
イランイラン、クラリセージ、ゼラニウム、ローズ など
精油には様々な働きがあります。上記以外にもお好みの精油があればそれをご使用ください。
2.選んだ精油をハンカチやティッシュに一滴垂らす。
3.鼻に近づけ深呼吸するように深く香りを吸い込む。(皮膚に直接当てないでください。)
4.3分ほど続ける。
これを、ストレスを感じたりしたときに、繰り返し行ってください。香りを嗅ぐことと精油の働きが重なることで、脳へ刺激が伝わり不安定な気持ちも穏やかになっていくことでしょう。(個人差があります。)
安心できる香りを見つける
香りを嗅ぐために、気をつけてほしいことがあります。香りと記憶は密接に繋がっていますので、好きな香りや良い思い出のある香りを使用してください。
嫌な香りや嫌な思い出のある香りはそれがストレスになる場合があります。
香りの感じ方にも個人差があります。香りがあまり感じられなくても大丈夫、刺激は伝わっています。
最近では、アルツハイマー型認知症が疑われるときに香りがあまり感じられなくなるとの研究もされているそうです。この、「美脳アロマ」で香りを嗅ぐ習慣を身につけることが、もしかしたら認知症予防になっているかもしれませんね。
消臭が流行っている世の中ですが、香りは心身に影響を与えたり、食べ物が腐っていないかなど、危険を察知するものでもあります。また、自分の体調などにより、感じ方も変わります。お気に入りの香りで豊かにお過ごしくださいませ。
※精油はお薬ではありません。
※高血圧や心臓病、ぜんそく、アレルギーなどのある方は医師と相談してください。