ウイルス対策で手がカサカサ!?
最近、以前よりも「手がカサカサしているなぁ」「手荒がひどくなった」と感じている方はいませんか?
もしかすると、その手の乾燥は、感染症対策でしているこまめな手洗いやアルコール消毒が原因かもしれません。
こんにちは。ハンドビューティーコンサルタントの宮村奈央子です。
ウイルス感染を予防する為に、手洗いや消毒は必要です。しかし、手荒れは最小限にしたいところです。
今回は、手洗いやアルコール消毒で乾燥した手のケア方法についてお伝えします。
手洗いと消毒で手が乾燥
何度も何度も手洗いやアルコール消毒を繰り返すと、そのたびに肌表面の皮脂が洗い流されてしまいます。そのせいで肌内部の水分や保湿成分までもが流れやすくなり、手肌が乾燥します。
乾燥でバリア機能の低下
肌表面の角質層には、肌の成分を保持し外部刺激による肌ダメージを防ぐバリア機能があります。ところが、肌が乾燥すると、このバリア機能も低下してしまいます。結果として、肌の乾燥がますます進みます。
ハンドソープの化学物質
スーパーやドラッグストアで販売されている「薬用」や「殺菌」・「消毒」と書かれているハンドソープの成分表には、聞いたことや見たこともないカタカナ表記がたくさん書いてあります。
これらは合成界面活性剤などの化学物質です。そして、この化学物質の「洗い残し」が原因で肌に刺激を与え乾燥を引き起こしているのかもしれません。
ただでさえ空気が乾燥する冬場や春先は、普通に生活しているだけでも手が乾燥しやすい時期です。それに加え、こまめな手洗いやアルコール消毒をすることで、さらに手の乾燥が進んでしまうのです。
だからと言って、今の社会情勢から手洗いやアルコール消毒をしないという訳にはいきませんよね。では、しっかりとウイルス対策をしつつ、手の乾燥を防ぎ健康的な手を保つにはどうしたらいいのでしょうか。
普段の手洗いやその後に少し気を付けたり、チョットプラスするだけで、手の乾燥を防ぐことができます。
手の乾燥対策
1.手洗いの仕方
そして「洗い残し」がないように、しっかりとヌルヌルがなくなるまで洗い流します。
2.手洗い後のふき取り
手洗い後は清潔なハンカチやタオルでゴシゴシと擦らないように、押さえながらきちんと水分をふき取ります。
(外出先でのハンドドライヤーは手を乾燥させる可能性があるので、利用は控えましょう。)
3.手洗い後のハンドケア
手洗い後まずは、たっぷりの化粧水で水分を補給してください。
次に保湿効果のあるハンドクリームを塗って油分を補給し、手の水分や皮脂が逃げないように保護してください
手洗い後には必ずハンドクリームを塗ってください。この時にセルフハンドマッサージや手首や指のストレッチを取り入れると血行が良くなり効果が上がり、リラックス効果も得られ一石二鳥ですよ。
3のケアは、とても大切です。ぜひ、3の手洗い後のハンドクリームは習慣化してくださいね!
実は、「乾燥」は手洗いやアルコール消毒だけではなく、食器洗い、洗濯物干しや掃除の時などにも起こります。
手洗い後のケアだけしていても、このような日々の生活の中でも手荒れを引き起こす場面が多々あります。
水仕事の際は、なるべくゴム手袋を利用するなどして、乾燥対策をしてください。
手の乾燥を防ぐためには、今回お伝えした、体の外からのケアだけではなく、食事や良質な睡眠、適度な運動など、体の内側からケアする事も大切です。
手の乾燥を防ぐ体質改善については、また別の機会にお伝えします。