UVカット手袋&カーディガンは効果ある?
春先から強くなる紫外線。日焼け止めを塗るのはもちろんですが、
「ベタベタしたくない」
「塗るのが面倒」
という人には、UVブロック効果のある衣類を上手に使うのがおススメです。
UVブロック効果のある衣類で使いやすいのが、カーディガンと手袋です。
実は、素材や色で紫外線ブロック効果が異なります。
効果的な物を選んで、今年の春夏の強い紫外線を乗り切りましょう!
ブロックすべき紫外線について
普段気を付けなければいけない紫外線には2種類あります。
- A波
- B波
洋服を着ている部分は日焼けをしないと思っている人が多いです。しかし、長袖などを着て気をつけていても、A波は防げますがB波は洋服を通るので、日焼けをしてしまうのです。
そして、このB波は、UVカット効果のあるカーディガンや手袋を使うことで、防ぐことができます。
UVカット素材について
UVカットしてある衣服には、次の2種類があります。それぞれの特徴があるので、ご自身の体質に合わせてお選びください。
1.繊維に練りこむタイプ(ポリエステル)
紫外線を吸収・反射するような物質を繊維に練り込んである素材。主に、ポリエステル素材に多いです。
カーディガンの繊維にチタンやカーボンなどの、紫外線散乱剤のチタンなどを練り込む加工方法は、ポリエステルやレーヨンなどにはできるのですが、綿などの天然素材にはできません。
また、乱反射する効果があるので、服の内部の温度が上がるのを防ぐ「鏡の役割」をしてインナーが透けにくいなどの特徴もあります。
こちらの素材の方が、お値段的にお手頃で手に入ります。ファストファッションのお店でも売られているので、簡単に手に入るのがメリットですが、化学繊維のため、着ていると肘の辺りがたまに痒くなる事があります。
2.付着させるタイプ(綿)
製品に紫外線を吸収するような物質をを吹き付けてある素材。
一般的に綿などの天然素材には、できあがったカーディガンに紫外線吸収剤を付着させることでUVカット加工をします。
普段着るものの素材を気にされる方は、このタイプのカーディガンや手袋などを利用されるとよいでしょう。綿素材がお好きな方は、厚手の生地であれば、紫外線を通しづらいです。もし素材を、光にかざして光が漏れていたら、UVカット効果も弱くなります。
UV加工をしているものは、紫外線カット率は、一般的に90%以上となっているものが多いです。
どの色の素材にするかも重要
色によって、UVカット効果が異なります。
いちばん気をつけたい紫外線はB波ですが、「UVカット」加工をしていない状態で、色別のUV透過率は、
- 白: 19.37%
- ピンク: 9.6%
- 黒: 1.67%
白やベージュ系でもUVカット加工されている製品であれば、もちろん紫外線防止効果はあります。黒は紫外線防止効果が高いので、UVカット加工されていない物でも、ある程度は防止してくれます。
「UVカット」加工されていて、さらに黒の素材であればかなりの紫外線防止効果が期待できます。
ただ黒の素材の問題点は、紫外線は防止するのですが、熱をためやすい色なので、暑いという事と、見た目が暑苦しい所でしょうか。紫外線ブロックを取るか、涼しさを取るか…?
蒸れない素材はUVカット効果が落ちる
夏に、長袖のカーディガンや手袋をすると、暑いし、蒸れやすいです。しかし、「冷感素材」「Cool素材」などの加工のしてある素材は、通気性がよいですが、紫外線も通しやすいです。
そこで、できるだけ密度が高い織り方のもので、蒸れにくい物を選ぶおススメです。
このようにUV加工したものは色んな種類がありますが、この「UVカット加工」がどのくらいもつのでしょうか?
洗濯するとUVブロック効果は落ちる?
UVカットカーディガンや手袋は洗濯をすることでその効果が少しずつ落ちていきます。
製品にあとから紫外線吸収剤を吸着させたものは、洗濯によって効果が失われやすいので、次の年には新しいものを買った方がいいでしょう。
繊維に紫外線をカットしてくれる粒子を練り込んでいるカーディガンの方が、効果が長持ちします。長く着たいのであれば、こちらのタイプを選ぶとよいです。
UVブロック効果を長持ちさせる工夫
効果を長持ちさせるための工夫として、こんな方法があります。
- UVカット効果のある洗濯洗剤や柔軟剤を使う
- UVカットスプレーをかける
※生地やUV加工によっては使えない場合もありますので、よく確認してくださいご利用ください。
日焼け止めを併用する
カーディガンの下の素肌や顔を守るためにも、日焼け止めは併用した方が良いです。
カーディガンや手袋をつけることで、日焼け止めを塗りなおす回数は減ります。日焼け止めはお肌にも負担がかかるので、お肌をできる限り守るためにも、UVカット加