自分で管理!薬に頼らず生理痛を撃退
毎月生理痛に悩まされていませんか?
実は、その生理痛は自分で酷くしている可能性があります。
こんにちは。ビューティークリエイターの寺崎七海です。
今回は、生理痛を悪化させる原因と対策についてお伝えします。
生理を取り巻く現状
女性のお悩み生理。現代の女性は生涯で何回生理を経験するか知っていますか?
現代では、結婚率の低下や晩婚化による出産率の低下により、女性が生涯で生理を経験する回数は450回にも及ぶといわれています。
生理痛を含め、生理の前後での体の不調(PMS)を経験したことがある女性は、約8割と言われています。生理の回数が増えた分、生理痛での不調を経験する回数も増えています。
生理痛を緩和する薬のCMをよく見るくらい、生理痛を感じている女性が多いという事でしょうね…。
実は、その辛い生理痛は、本来は無いのが当たり前だそうです。生理痛も現代病の一つかもしれませんね。
私たちの生活習慣が生理痛を引き起こしているのです。
ある食べ物が生理痛を悪化させる
皆さんが大好きで日常的に食べているあるものが原因で、痛みに過剰に反応する体になってしまっている可能性があります。
生理前になると無性に食べたくなってしまったり、イライラしたり・・・。
そんな時に無性に食べたくなるあれです。
生理のときはイライラするだろうから甘いものを差し入れ♪なんてしてくれる素敵な男性も最近は多いですね。
その優しい気持ちだけで生理のつらさを忘れられることも・・・
でも、甘いもの=全てが悪いわけではないのでご安心を。
生理痛が酷い場合、なぜ甘いものを避けた方がいいのか
砂糖菓子を大量に食べてしまうことによって、血管拡張作用が起こり「ヒスタミン」という炎症物質が分泌されるからです。ヒスタミンは炎症物質なので、肌荒れや花粉などのアレルギー反応にも強く反応します。
よくアレルギーなどで病院に行く人は「抗ヒスタミン薬」を処方されませんか?生理痛が酷い方は、日頃からこのヒスタミンを過剰に分泌させないよう注意する必要があります。
また、砂糖には血糖値を急激に上げ、上がった血糖値を下げる為にインスリンが分泌されます。
このインスリンの悪い働きの代表が、脂肪をため込みやすくしてしまうことです。太る原因ですね・・・。
甘いものと合わせて注意が必要なもの
甘いものだけ悪者に聞こえますが、他にも皆さんが大好きな「お肉」と「お酒」も要注意です。
お酒は甘いもの同様、血管拡張作用がありヒスタミンが影響します。生理中はなるべく飲み会は控えてみましょう。
お肉にはオメガ6が大量に含まれており、体内でアラキドン酸→プロスタグランジンという痛みのもとが作られてしまいます。そこにブラジキニンが分泌され神経痛反応を起こします。このプロスタグランジンとブラジキニンの相互作用で痛みが強く出てしまうのです。
市販薬のEVEなどの鎮痛薬にはこの「プロスタグランジン」を抑える働きがあります と記載されています。
薬に頼らず、最初からプロスタグランジンを作らないことが大切ですね。
積極的に食べたほうがいいもの
では、大好きなスイーツも甘いものも食べちゃいけないの?となるとかなりストレスに感じる方も多いと思います。
なるべく控えた方が良いですが、我慢ができなかった場合はこれらのものを積極的に食べて痛みに対抗しましょう。
オメガ3(多価不飽和脂肪酸)
EPAやDHA、アマニ油、エゴマ油です。オメガ3はお魚にたくさん含まれています。サプリメントではなく、お魚そのものから摂取することをおススメします。
ビタミンA
ヒスタミン対策に有効。人参はβカロテンも豊富で美容にも良い効果が期待できます。油と一緒に摂ると吸収率が良いですよ。
ビタミンC、E
抗酸化作用があります。ビタミンCで言えばローズヒップティーがおすすめです。ビタミンEはナッツ類に豊富なので、おやつに代用してみてはいかがでしょうか。
意外と生理痛を酷くする食べ物は身の回りに多かったではないでしょうか?
前部を辞めるのは難しくても少しずつ量を減らしてみたり、自分の身体の声を聞きながら試してみてください。
甘いものが食べたい場合は、さつまいもやはちみつ、天然の甘味料を使用したお菓子などを食べてみてください。
最近はビーガンスイーツも流行っていて身体に優しいものばかりです。
また、身体を冷やさないことも忘れないでください。
生理が終われば、身体のサイクルも生まれ変わるとき。綺麗になっていく自分を想像してつらい生理も乗り越えてみましょう。