バランスのよい食事をとるコツ

バランスのよい食事をとるコツ

色んなテレビや雑誌、ネット等で『バランスの良い食事』を心掛けるお話を一度は聞いたことがあると思います。

特に女性はお肌の為にも、なるべく野菜を摂ろうと努力されている方も多いと思います。

 

こんにちは。生活習慣アドバイザーの 佐野 早紀 です。

 

 

バランスの良い食事を摂ろうと思っても、そもそもなぜバランスが必要なのか?

そして、バランスのよい食事ってどういう食事なのか?

これらの正解が分からず、食事を摂っていると、体調が悪くなったり、老化が早く進んだり、病気に進行する可能性もあります。なぜなら、私たちの身体は食べた物からできているからです。

日々のちょっとした食べ癖が積み重なり、様々な体の症状として出てくるのです。

 

今回は、バランスのよい食事がなぜ大切なのか?と、バランスのよい食事を摂るためのコツをお伝えします。

 

 

 

何故「バランスの良い食事」が大切なのか?

 

サプリメントでも「ビタミン」や「亜鉛」など、単品で売られているものもありますし、「お肌にはビタミンC」「貧血には鉄分」と、知らず知らずのうちに頭に入ってくる情報も多くあると思います。

 

しかし、実は単品の摂取ではあまり効果を発揮しない場合がほとんどです。

 

体に必要な栄養素を挙げるとキリがないですが、5大栄養素(糖質・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラル)を思い浮かべて下さい。

 

例えば、ある日の夜ご飯を牛丼で済ませた場合、

糖質(=ご飯や玉ねぎ)、脂質(=牛肉)、タンパク質(=牛肉)は極端に多く、
ビタミンやミネラル(主に野菜)はほとんど摂れていない状態になってしまいます。

 

糖質や脂質はたくさん摂れていても他のビタミン・ミネラルが摂れていないと、下の図のように、体の中では摂取した栄養素の一番少ないものに合わせた分しか効果を発揮しないのです。

 

 

ビタミン・ミネラルはある程度多く摂取しても大丈夫ですが、摂りすぎた糖質や脂質は体へ蓄積されていきます。

これは太る原因でもあり、現代人では脂質糖質の多い偏った食事の人が多いです。

こういった食事は、一見栄養を摂り過ぎているようで、必要な栄養素が取れていないため、「新型栄養失調」と言われています。カロリーはしっかり摂れているのに、それをエネルギーに変えるための栄養素が足りない状態です。

 

バランスの取れた食事を摂るコツ

色んなおかずを食べて、バランスの取れた食事にしたいのはやまやまですが、何品も料理をするのも大変だし、外食の多い生活だと難しいですよね。

そんな方でも、ちょっとした工夫で栄養バランスを整える事ができます。

 

自炊の人

 

外食が多い人

外食するとき、付け合せのサラダだけじゃなく、自分が思ってるよりも多くサラダや野菜スープなどを食べるように心がけてみて下さい。

 

サプリメント派の人

サプリメントで補う人は、単品での摂取ではなく、マルチビタミン・ミネラルとオメガ3系脂肪酸(青魚の脂)を同時に摂取することをお勧めします。

これらを同時に摂取することで血液から細胞に届けられた栄養がうまく循環するようになります。

 

忙しくてバランスよく食事ができない方は、サプリメントから始めるのも良いかもしれません。

 

 

栄養バランスを整え、栄養素がうまく循環し始めると、身体に変化が現れます。例えば、痩せた、肩こりが軽くなった、寝起きが良い、頭がスッキリした、などなど。

 

1日3食食べ、人生100年とすると、私たちは一生で約11万食も食べる事になります。

この11万食がカップラーメンばかりの人と、バランスの取れた食事を摂る人では、体も心も見た目も、さらに人生まで変わると思います。

食事は毎日のことですから、無理なく楽しく、続けられる習慣にしていきたいですね。

nana
佐野 早紀
歯科衛生士/口腔整体療法士/予防医学アドバイザー