シミを作る3つのNG習慣

シミを作る3つのNG習慣

テレビや雑誌、SNSなど、私たちはたくさんの情報を目にしています。それが自分に合っているのか、正しいのかもよくわからないのに、“芸能人が言っていたからやってみよう”と安易に始めることもあると思います。

しかし、人によって体質や生活習慣は様々で、ある人に合ったものが自分に合うとは限りません。

 

こんにちは。ココロとカラダの栄養サポート パーソナル管理栄養士×国際中医薬膳師の相川朋世です。

 

食事と言えば、ダイエットや健康管理のイメージがあると思いますが、スキンケアにもとても重要な役割を果たしています。美肌は体の内側から。そのために毎日の食事で何を食べるかがとても重要です。

何気なく口にしているモノが、シミやソバカスの原因になっている事もあります。

 

今回はシミを作っている生活習慣と、シミ予防の食事についてお伝えします。

 

 

 

シミの原因は血の巡りの悪さ

中医学では、シミやソバカスの原因は“血の不足と巡りの悪さ”が原因と考えます。

血は、全身を巡って全ての細胞に栄養や酸素を与える“体内の美容液”です。

血の巡りが悪かったり、血が少ないと代謝は悪くなり、老廃物が溜まりやすくなります。すると、シミやソバカスの原因になるほか、目の下のクマや顔色の悪さ、肩こりや生理痛など様々な不調を起こします。

 

身体に良いと思ってやってしまっている3つのNG習慣

紫外線が強くなる夏、日焼け止めや化粧水でしっかりとケアをしているかもしれませんが、身体にいいと思って続けている習慣が、実はシミの原因になっているかもしれません。

 

毎朝のヨーグルト

腸内環境を整えるヨーグルトですが、実は身体を冷やす性質があります。

もともと冷え性で、普段から冷えが気になっている方や、胃腸が弱く下痢気味の方が習慣的に食べると、食べたものからエネルギーや血を作り出す脾を弱くし、うまく血を作り出すことができなくなります。

また、血の巡りを悪くする三大要因は“冷え”“過労”“ストレス”と言われています。ヨーグルトを食べたいときは、単体では食べず、食事の後に食べたり、黒糖やシナモンなどの身体を温めるものと一緒に食べると、冷えを和らげることができます。

 

座りっぱなし

仕事でPCを使い、長時間座りっぱなしの方も少なくはないでしょう。

血は血があるだけでは動きません。心臓のポンプ作業で動きますが、身体を動かした方が巡りはよくなります。

座りっぱなしでは、血は巡りづらく、頭痛や肩こりの原因にもなります。時間を決めたり、区切りのいいところで一度席を立ち、少し歩いたりストレッチをするようにしましょう。

 

スマホの見過ぎ

中医学で血は精神を安定させる働きがあり、情緒や睡眠に関係するといわれています。

実は、物を見るということで血を消耗させるのですが、仕事でPCを使ったり、スマホを見続けているとどんどん血は消耗されてしまいます。

 

すると、睡眠時間を削るだけでなく、質の良い睡眠ができなくなってしまいます。血は睡眠中に多く作られるため、質のいい睡眠と7,8時間の睡眠時間は確保した方がいいでしょう。寝る前1.2時間はスマホを見ない習慣をつけましょう。

 

スーパーで買えるシミ対策食材

 

納豆

1パック10円程度で買える納豆ですが、血を巡らせる働きのほか、胃腸の調子を整える働きがあります。混ぜるだけで食べられ、ご飯のおかずになる優秀食材です。

 

パプリカ・ピーマン

ピーマンやパプリカも血を巡らせる働きがあります。血の巡りをよくするには、気を巡らせることも大切です。気の巡りはストレスや過労で悪くなってしまいます。ため息をよくしたり、疲れを感じる時に食べるとよいでしょう。

 

パセリ

彩や飾りによく使われるパセリですが、実は血を補い巡りもよくする美肌に欠かせない食材です。そのままでは香りが強く食べづらいですが、卵や他の野菜と炒めると香りが弱くなり食べやすくなります。筆者はよく納豆に入れて食べますが、納豆自体の匂いが強いので、意外とパセリが気にならず食べることができます。

 

 

意識することで、身体は変わる

 

ついつい行う日常の行為が、様々な不調にかかわっているかもしれません。ちょっとした行為や食習慣でも、毎日積み重ねが身体を良くも悪くもします。

シミやソバカスなど肌のケアは外からもできますが、血という“体内の美容液”をたっぷり巡らせることを意識して、この夏から、食事で美肌ケアをしていきましょう

nana
相川 朋世
薬膳×管理栄養士