シミの原因は紫外線だけじゃない⁉シミの種類と予防対策法

シミの原因は紫外線だけじゃない⁉シミの種類と予防対策法

こんにちは。コスメコンシェルジュの高倉恵です。

夏も終わり、じりじりと肌を刺すような紫外線も少し落ち着いてきましたね!夏の紫外線の影響といえば、気になるのは…シミ・そばかす

私も「あ~!ついうっかり日焼けしちゃった…」と、反省したことが何度もありました。

日焼け対策バッチリだから大丈夫!と、思っていませんか?実は、シミの原因って紫外線だけじゃないのです

シミの種類から原因、そして対策まで徹底解説します。

 

シミ・そばかすの種類と原因とは?

シミとは、メラニンと呼ばれる褐色の色素斑のことを言います。シミを作る工場メラノサイトが紫外線などにより活性化し、過剰に作られたメラニンがターンオーバーの乱れで蓄積され、肌表面に表れたものなのです。

様々な原因があるため、シミの中にも美白化粧品が効くものと、効かないものがあります

美白ケアはしているつもりですが、間違ったケアをしていた…!なんてことになったら、時間と手間が勿体なくてショックですよね。

美白ケアは自分のシミのタイプを知って、より効果的なケアを行うことが大切です。

 

あなたのシミの種類はどれ?

あなたのシミはどのタイプでしょうか?タイプごとに対策が異なります。

 

■老人性色素斑(日光性黒子)

直径数ミリから数十ミリの様々な大きさの丸い色素斑。頬骨の高い位置にできやすく、境界線がはっきりしています。色が濃く、はっきりしていて、薄くするには時間がかかります。

原因としては、紫外線の影響や肌の老化によって、メラニンが蓄積されることによるものです。若い人でもできる場合があるため、紫外線対策は日頃からしっかりしましょう。

 

【老人性色素班のお手入れ方法】

ごく初期の薄いものには、美白化粧品は有効です。部分用のシミケアのスキンケアがおすすめです。

ただし、こすったりすることによる摩擦で、メラノサイトが活性化してシミが濃くなることもあるため、化粧品は優しくなじませましょう。定着した濃いものは、レーザー治療も視野に入れてみてもよいかもしれません。

 

■雀卵斑(そばかす)

直径2~3ミリの小さな点状に広がるシミ。頬や鼻に散らばるように点在しており、遺伝的要素が強いため、子供のころからソバカスがあるという人も多いのでは?紫外線の影響で濃くなることもあります。

 

雀卵斑(そばかす)のお手入れ方法】

紫外線を避け、UVケアで紫外線を防ぐことが最も大切です。遺伝的要素が強く、完全に改善することはできませんが、美白化粧品で薄くなることもあります。ソバカスが出来ている部分は、日焼け止めを重ね塗りしましょう。

レーザー治療でキレイに消えることもありますが、再発することがあるので注意が必要です。

 

■肝斑

頬骨あたりで、左右対称に広がるようにできるのが特徴です。30代~40代に見られることが多く、ホルモンバランスの影響などが大きな要因。妊娠、ピル服用、更年期などによりホルモンバランスは乱れます。

また、ストレス睡眠不足などもホルモンバランスが崩れやすくなるため、生活習慣も気を付けることが大切ですね。

肌への摩擦がメラノサイトを刺激し、発症、悪化する場合もあります。

 

肝斑のお手入れ方法】

紫外線を避け、UVケア商品で紫外線を防ぐこと。内服薬のトラネキサム酸は効果が出やすいです。肝斑の場合、症状が悪化するのでレーザー治療は適さないと言われています。

摩擦は厳禁。クレンジングの際、肌に触れる指先は優しいタッチを意識してください。洗顔はたっぷりの泡で、ふんわり包み込むように洗いましょう。

 

■炎症後色素沈着

ニキビ跡や虫刺され、やけどの跡が残ったもの。赤から黒まで色は様々です。皮膚の炎症がメラノサイトを刺激し、肌を守ろうとしてメラニンが生成されます。毛抜きやカミソリ負けなども肌への刺激になり、黒く跡になることも。

炎症後色素沈着のお手入れ方法】

美白化粧品が有効です。シミの色が淡いうちからのケアがおすすめ。原則として、レーザー治療はNGです。

 

 

シミに有効なケアとは?

ではここで、シミのケアに効果的な美白有効成分や、おすすめの食べ物をご紹介します。

スキンケア選びや、毎日の食事の参考にしてみてくださいね!

美白の有効成分

  • ビタミンC誘導体:メラニンの色を淡くする
  • ⅿ-トラネキサム酸:メラニン生成の原因となる皮膚の炎症を抑える
  • アルブチン:メラニン生成に必要な酵素の働きを阻害する
  • ルシノール:メラニン生成に必要な酵素とアミノ酸の合体を防ぎ、メラニンを作らせない

 

おすすめの食べ物

  • ビタミンC:メラニンの生成を抑える、メラニンを淡くする。(みかん、いちご、キュウイ、サツマイモなど)
  • ビタミンE:抗酸化作用に優れ、ビタミンCの働きを助ける。(アボカド、アーモンドなど)

 

 

まとめ

いかがでしたか?シミといっても、様々な種類がありますね。

まずはシミを防ぐため、今あるものを濃くしないためにも、日焼け止めは必須アイテム

他にも肌をこすったり、ストレスをためるなど、紫外線以外の原因がないか生活習慣もぜひ見直してみてくださいね!

nana
高倉 恵
メイクアップコンサルタント/コスメコンシェルジュインストラクター