ファスティング初心者におススメ。朝だけファスティングの方法とその効果

ファスティング初心者におススメ。朝だけファスティングの方法とその効果

最近、ファスティングがダイエットや健康によいというのを耳にすることが増えてきました。

ファスティングは、デトックスができ、美肌、ダイエット、メンタル面など美容や健康によい効果があります。ファスティングの効果の中でも、ダイエットに注目される方はとても多いです。ダイエットでファスティングに興味があるという方で、一番気になるのは、「ご飯を食べずに耐えられるのか?」という事かと思います。

こんにちは。鍼灸整骨院を経営し、ファスティングカウンセラーをしている 梶原 光未 です。

今回は、ファスティングの効果とファスティング初心者におススメの「朝だけファスティング」についてご紹介します。

 

 

ファスティング=絶食 で辛い!?

ファスティングに初めて挑戦される方で一番不安に感じるのは、「ご飯が食べられずに辛いのではないか?」という点かと思います。

 

ファスティングに興味を持たれる方の多くはダイエットが目的です。食べることが好きな方にとって、食事を抜くのはとても辛いでしょう。習慣のように毎日3食、プラスアルファでお菓子やお酒をたしなむ日々を送っていると、食事だけでなく趣向品を抜くのは想像しがたいかもしれません。

 

実際に私も以前は3日間、酵素ドリンクのみで行うファスティングを推奨していました。たしかに、体重は平均3〜4キロほど減りますし、その前後の準備食や回復食を極めて消化の良いものだけを摂るようにすると、リバウンドも少なくファスティングの効果はしっかりと出ます。

しかしながら、ファスティング終了後に、「辛くて二度とやりたくない」と思われる方が多いことを課題に感じていました。

確かにファスティングは1回だけでも細胞内のデトックスや体質改善に効果のある健康美容法ですが、理想としては月に1回ペースで定期的に行うのを推奨しています。1回だけでもう二度とやりたくないと思われると、そもそもファスティングをした目的を達成できない可能性があります。

「ファスティング = 絶食 で辛い」と記憶されると、せっかく我慢したファスティング生活も無駄になってしまいます。

 

 

ファスティング初心者におススメ「朝だけファスティング」

ファスティングに不安を感じている方、辛くて二度とやりたくない!と思われた方にお勧めしたいのが、「朝だけファスティング」です。

「朝だけファスティング」では、朝ごはんを抜くだけで、昼と夜は食べれるのであまり負担なくできるため、ファスティング初心者にもおすすめです。

 

1日2食(昼と夜)をしっかり食べてファスティングの効果はあるのか?と不安に感じるかもしれません。実は、朝食を抜くだけでもファスティング効果はあります。

朝だけファスティングの効果を解説するために、ファスティングの基本知識をお伝えします。

 

 

ファスティングで効果が出るワケ

ファスティングとは、ただ単に摂取カロリーを抑え体重を減らすために行うのではなく、真の目的は、消化器官を休ませて腸内をクリアにし、代謝酵素を活性化させることにあります。一定期間、固形物を摂取せず、胃腸を休ませることに意味があります。

 

私たちの体のパワーは限られています。食べ物を消化してエネルギーに変える力と、老廃物を外に出す力の両方にパワーが分散されます。いつも何かを食べて消化する事に集中すると、代謝する力が体には残っていません。

 

ファスティングで胃腸を休めることで、その残ったパワーが老廃物を代謝するのに使われます。老廃物の代謝とは、脂肪を燃やしたり、お肌を綺麗にしたり、免疫力を上げたりすることです。ファスティングは単なるダイエット法の一つではなく、健康を維持し、自身の持つ自然治癒力を上げる手段の一つでもあるのです。

 

前述したとおりファスティングは単なるダイエット法ではなく代謝を上げて体のあらゆる細胞を生まれ変わらせる「健康美容法」です。その副産物として、不要な体脂肪が減り体重が減ります。

 

※アルコールは固形物ではないですが、内臓に負担がかかるので、ファスティングの最中だけでなく、ファスティング前後でも控えた方がよいです。

 

 

朝だけのファスティングでも十分効果はアリ!

朝だけのファスティングでも十分効果があります。それには二つの理由があります。

 

排泄の時間に固形物を摂らない方が良い

人間には24時間を3つに分ける体内リズム(ナチュラルハイジーン)が備わっています。その中で朝4時~昼12時までは「排泄の時間」とされています。

この時間は体が不要なものを排出しようとするため、それを邪魔しないことが大切です。この時間帯に、消化が必要な固形物は摂らない方が良いです。

 

一定期間空腹でいると細胞が生まれ変わる

古くなった細胞を内側から新しく生まれ変わらせる仕組みのことを「オートファジー」と言います。この仕組みは、ある一定の空腹時間を経てから作動します。

臓器でその時間が異なりますが、肝臓の場合は10時間以上経つと肝臓に蓄えられていた糖がなくなり脂肪が分解され始めます。また、16時間たつと肌やその他の細胞が生まれかわり、ターンオーバーが始まります。

 

ここで注目したいのは16時間という時間です。

16時間も我慢できないと思われるかもしれませんが、前日の20時から次の日の12時まで固形物を摂らないと、16時間の空腹時間が作れます。つまり、朝食を抜くだけで「プチファスティング」ができるのです。

 

この方法だとお昼と夜は食べられますし、そこまで我慢している感覚にもならず毎日続けられると思います。

 

 

朝だけファスティング実践者の声

実際に3日間ファスティングと朝だけファスティングの両方を実践された方の意見をご紹介します。

 

40代女性主婦の方

3日間ファスティングの時は家族に夕食を作って自分だけ食べられないことがしんどかったけど、朝だけファスティングは夕食をみんなと食べられるのでストレスなく続けられています。

 

30代女性OLの方

朝ファスティングで毎朝時間に余裕ができるようになったことや、日中に眠たくならなくなったことや、お肌の調子が変わってきたことなど良い効果を感じています。

 

 

ひと昔前までは一日三食が当たり前とされてましたが、今では一日三食は食べすぎで、過食、飽食の時代とも言われています。

 

いつもフル稼働してくれている胃や腸などの消化器官に、お休みの時間をあげてください。内臓は常にフル稼働していると疲れます。いつも食べていると、体は食べ物を消化するだけで疲れたしまい、老廃物を代謝するパワーが残っていません。ダイエットやお肌の生まれ変わりのためにも、定期的にファスティングで胃腸を休ませましょう。

「16時間の空腹を保つ朝だけファスティング」を、ダイエットだけでなく、全身のデトックスと美容と健康のために是非挑戦してみてください

 

nana
梶原 光未
柔道整復師 / 鍼灸師