更年期は早めの予防で乗り越える

更年期は早めの予防で乗り越える

最近は医学の進歩で、対処療法から、予防医療が注目される時代になってきました。

例えば私は喘息なのですが、昔は発作が起こった時に吸入や気管支拡張剤で対応していましたが、最近は毎日ステロイドの吸入をすることで、気管を喘息を起こしにくい状態に保つ治療法にに変わりました。

病気になってからお医者にに行くのではなく、病気にならないように予防を心がけること。

 

まさに更年期も同様!ぜひ早くからの予防がおすすめです。

 

更年期も予防

更年期なんてまだ先という方も、日々のちょっとした習慣で予防ができます。

私がしている、無理なく長く続けられる更年期予防をご紹介します。

 

1 ザクロジュース

 

ザクロには植物性エストロゲンというのが含まれていて、これが女性ホルモン様作用があるということがわかりました。

それにザクロに多く含まれるポリフェノールは、抗酸化作用に優れていると言われ、アンチエイジングの役割もあります。

 

毎日朝起きて、喉を潤すようにコップ一杯、10年くらい続けました。気に入ったものを1ダースずつ送ってもらっていつも切らさないようにしていました!

 

 

2 酢大豆

 

お酢が大好きなこともあり、酢大豆というのを作って毎日大さじ一杯を食すことを日課にしました。

お酢に含まれるクエン酸が、エネルギー代謝をアップさせてくれて、コレステロール値を下げる作用も期待でき、血液もサラサラにしてくれます。40歳になってだんだん痩せにくくなってしまったので、ダイエットにもピッタリでした。

大豆にはザクロと同じ植物性エストロゲンが含まれてます。

 

3 エクオール

40代中盤になると、もう少し真剣に更年期対策を考えるようになりました。なぜなら、周りの同級生たちから、いよいよホットフラッシュや生理不順、老眼などの話を耳にするようになったからです。

 

それで、人間ドッグを受けていた病院でエクオールというサプリメントを知りました。

毎日3錠を飲んでいます。ホルモンの減少をゆっくりにしたいと、飲み始めました。これは今でも続けています。

 

かなり効いている気がしますし、お友達に勧めても大好評でした!

 

4 アロマミスト

そんなわけで、50歳までは生理も順調、更年期症状も感じず、特に問題なく過ごせていたのですが、子供の受験でストレスが溜まってきたある日、ホットフラッシュを感じました。

急にパーっと汗が出てきて顔が熱ってとても恥ずかしかったです。

 

急いで、アロマミストを作成しました。レシピはローズウォーターに、ローズオレンジスィート、女性ホルモン様の組成を持つクラリセージの精油の?ブレンドです。クラリセージやローズは更年期症状に良い作用があると言われている精油です。

 

私は顔に汗がパーっと出てきたので、そんな時はお化粧室に駆け込み、ミストを顔にシュッひとふき。

ゆっくり深呼吸して香りを吸い込むと、スーッと汗がひいていきます。

ミストの冷たい刺激とアロマの香りの効果は絶大でした。

 

このミストは好評で、サロンでもよく頼まれてお作りしています。

バッグに忍ばせておけるサイズなのでいつも持ち歩いていました。

 

1ヶ月ほどでホットフラッシュも治まりました。

 

 

5 趣味

50歳を何年も過ぎると、親のことや、子供が手が離れたこと、などなど環境も変化しました。

子供の卒業や自立は嬉しいことなんだけど、寂しさと虚無感に襲われて、なんだかやる気が起きない、気が滅入る日々が続くことがありました。

 

私は小さい時からピアノが好きで、10年ほど前から、娘が習っていた先生に出稽古をつけてもらってます。

 

この細々続けている趣味が、そんな体調の変化や環境の変化で、落ち込みやすくなった自分を慰めてくれ、ピアノの練習に打ち込むことで、忘れさせてくれました。

 

あとでお医者様に聞いたのですが、こういう気分は更年期うつというらしいです。

 

女性は、体調の変わり目に、取り巻く環境や状況も変わるので負の連鎖なってしまうのだな、と実感しました。

周りもそうでした。

男性も同じらしいです。仕事も定年前に色々考える時期みたいです。男性の更年期も注意ですね。

 

だから、子育てやお仕事で忙しいとは思いますが、30代からでも40代からでもぜひ、何か集中できたり、癒される趣味もつことをおすすめします!

 

6 太陽

朝起きたらお天気の日はお日様を見る習慣をつけましょう。

更年期になると、眠れない、眠りが浅い、などの症状もよく耳にします。

朝、太陽の光に当たることで脳が刺激しされ、セロトニンの生成が盛んになります。また、太陽を浴びることで体内時計がリセットされます。

セロトニンから作られるメラトニンはこの体内時計に影響されます。朝しっかりと太陽を浴びると、15時間後にメラトニンの分泌が増加します。この、セロトニンから作られるメラトニンこそが眠りに誘ってくれるホルモン。

 

眠れない、うつっぽいときは、朝太陽の光をたくさん浴びてみてください。

 

余談ですが、海外旅行なんかの時差も、朝、陽の光を浴びることで治りが早くなると言われています。

 

是非みなさんも色々な角度から、更年期対策を始めてください。

症状が出る前に予防する「予防医療」が大切です。

nana
高田 有希絵
アロマサロンオーナー