トップコートだけ塗るのは爪に悪いの?メリットやデメリットを解説!

トップコートだけ塗るのは爪に悪いの?メリットやデメリットを解説!

ベースコートとトップコートは見た目が似ていて混同しがちです。トップコートのみのネイルは爪に悪いの?たくさんの商品がある中でどんなトップコートを選べばよいのか?そんなトップコートのお悩みを簡単に解決する方法があります。
 
この記事では、ベースコートとトップコートの違いと選び方、正しい使い方について解説していきます。
 

ネイルに必要なトップコートとは?その種類をご紹介!

トップコートにはマニキュアに光沢を与えカラーを美しく見せてくれるほか、キズから守り変色を防ぐなど、耐久性を良くする役割があります。

基本的にトップコートはベースコートと類似する成分で作られていますが、ベースコートよりも皮膜形成剤(ニトロセルロース)という成分の配合量が多くなっています。そのため、トップコートを仕上げに塗ることで硬い皮膜が作られ、キズや摩擦に対して耐久性が高くなるという仕組みです。

トップコートの種類は、大きく分けると以下の3つがあります。

①光沢のある仕上がりになるタイプ

必ず持っておきたい一般的なトップコートです。ナチュラルにツヤをプラスできるものやジェル風の仕上がりに似た厚みが出るものなど、さまざまな種類があります。光沢のあるトップコートにはカラーやラメが含まれた商品は、華やかに仕上げたい時におすすめです。

②表面にツヤがないマットな仕上がりになるタイプ

マニキュアをしていることがバレないようにしたいなど、爪を保護する目的のみでマニキュアを塗る方におすすめです。また、同じカラーでも光沢の有無で印象がガラッと変わるため、1つ持っておくとアートの幅も広がります。

③ベースコート&トップコート併用タイプ

この1本だけで爪にツヤが出せるので便利です。しかし通常のトップコートに比べると薄づきで、商品によってはツヤが物足りなく感じるなど、単品で使うときよりは効果が落ちるように感じる場合もあるようです。ベースコート・トップコートをそれぞれ購入するのがベターです。

おすすめのトップコート3選

今回は必ず持っておきたいツヤありタイプの中から、初心者でも塗りやすいおすすめのトップコートを紹介します。
 

タカラベルモントnoiro(ノイロ)トップコートグロッシーS


noiroトップコートグロッシーSはすばやく乾き、ぷるんと塗れたような輝きと立体感を与えてくれます。標準サイズの爪の方に使いやすい長さと厚み、コシのあるハケですばやく塗りやすい商品です。

ぷるんとした仕上がりになる商品の中には、乾くまでに時間がかかるものも多いため、なるべく短い時間でマニキュアをしたい方にはピッタリです。
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O・P・I (オー・ピー・アイ)プランピングトップコート


O・P・I プランピングトップコートは、ジェルのようなぷっくりとした厚みのある仕上がりになります。

ワイドに広がる独自の筆を採用しているので、液の含みがよく、特に爪が大きめな方におすすめの商品です。

また、とろみのあるテクスチャーでハケ跡が残りにくいのも良い点です。厚みがある分キズがつきにくいため、ツヤが長持ちして塗り直しの頻度も抑えられるでしょう。

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LCN(エルシーエヌ)DPトップアンドベースコート


DPトップアンドベースコートは、名前の通りダイヤモンドパウダーが含まれている商品です。
コシのある丸筆で塗りやすく、液はサラサラしているため、自然な厚みとツヤが好きな方にはおすすめです。

筆者もジェルネイルを外さなければいけない時やフットジェルネイルのオフシーズンなど、長年愛用している商品です。薄づきとはいえ、ダイヤモンドダストが爪を保護してくれるので、兼用商品ならぜひDPトップアンドベースコートを使ってみてください。

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3種類のおすすめトップコートをご紹介しました。
綺麗に塗るためには、通常ボトルの口で筆をシゴいて扇形に広げます。それが難しいポイントでもあるので、厚みのない平筆やあらかじめ扇形になっているものを選ぶとよいでしょう。

薄づきの仕上がりになる商品の場合は、液がサラサラしている場合が多いため薄く塗っていきます。この場合はハケ跡が残らないように注意が必要なため、ハケが短い商品は避けるようにしましょう。
 

トップコートだけのネイルは爪に悪い?メリット・デメリットを解説!

トップコートだけを爪に塗っても、人体に悪い影響を及ぼすことはありません。
トップコートだけ塗るメリットとしては爪が折れにくくなり、爪にツヤが出せることです。ツヤがあるだけで所作が美しく見え、男性ウケの良い手元になります。

しかし、トップコートだけでは定着が良くないため、料理や洗い物など日常生活で剥がれやすいというデメリットがあることも忘れないでください。

剥がれやすいと、ネイルリムーバーで落として塗り直しをする頻度が多くなり、結果的に爪にダメージを与えてしまいます。

ネイルリムーバーはアセトンが含まれている有機溶剤で、マニキュアを溶かすことができます。これは爪の表面や爪周りの油分まで分解し、乾燥させてしまうため使用頻度はなるべく減らした方がよいです。

どうしても少ない工程で薄くトップコートを塗りたいという方は、ベースコート&トップコート兼用タイプの商品を検討しましょう。先述したように、ベースコートとトップコートをそれぞれ単品で使うときよりは効果が落ちるように感じる場合もありますが、トップコートのみを塗るよりは持ちが良いです。
 

トップコートをきれいに塗るコツは?

次に、トップコートをきれいに塗るコツをマスターしましょう。
ベースコート、カラーマニキュアの順に塗り、しっかり乾いたことを確認してからトップコートを塗っていきます。

トップコートの塗り方

以下の工程でマニキュアを仕上げていきます。
 

①トップコートを爪の先端(エッジ)に塗ります

これは持ちを良くするためにプロが必ずやっていることです。
爪の先端は、日常生活でどうしても力が加わりやすいため、先端からしっかり補強しておくことが大切です。

②爪全体にトップコートを塗っていきます

塗りやすくするために、筆はボトルの口でシゴいて扇形に広げます。

まず根本から2mmほどあけた位置から、中央→両サイドの順番で塗っていきます。爪の大きさにもよりますが、基本的には1つのハケで3回塗って仕上げるのが理想です。

プロの場合は根元から髪の毛1本分の隙間を開けるように意識しますが、馴れていないうちからギリギリまで攻めようとすると皮膚についてしまいます。最初のうちは2mmほど隙間をあけて塗り始めるくらいが丁度よいでしょう。

また、カラーマニキュアの上からトップコートを塗る場合は、特に、たっぷりめに液をふわっとのせるように塗るのが綺麗に仕上げるコツです。液が少なすぎたり力を入れてしまうと、下のカラーを一緒に引っ張って汚くなってしまったり、ハケ跡が残る原因になってしまうので注意しましょう。

③トップコートを再び塗れば完成

乾いたことを確認したら最後の仕上げです。
2度塗りの時もハケ跡が残らないように、液をふわっとのせ、力を入れずに手前に引くように意識しましょう。

最後の工程なので、ツヤを損なわないようにしっかり乾かす時間を確保してください。乾いたかどうか確認するときは、指の腹で触ってしまうと指紋がついて汚くなります。必ず爪楊枝などで優しく触って確認しましょう。しっかり乾いたことを確認できたら完成です。
 
塗り直すペースは生活習慣によって異なりますが、手なら約7日〜10日、足なら約3週間〜1ヶ月が目安です。
 

トップコートだけのネイルにはベースコートがおすすめ?ベースコートだけ塗りっぱなしにするのは良いのか解説!

ベースコートだけを塗った場合は、トップコートのみよりもツヤが物足りないように感じるでしょう。
ベースコートとトップコートはそれぞれ役割が違うため、どちらか1つで代用するということはおすすめしません。

ベースコートは爪のコンディションを整える下地材として使用する物です。皮膜形成補助剤が多く含まれているため、ベースコートを使うとカラーマニキュアの定着が良くなるほか、カラーの色素沈着を防いでくれるというメリットがあります。

それに比べてトップコートは皮膜形成剤(ニトロセルロース)という成分の配合量が多くなっており、仕上げ材としてカラーマニキュアにツヤを与え、色持ちを良くしたり変色やキズを防ぐ効果があります。

どちらも綺麗なネイルに仕上げるための大切な役割があるため、必ず省かないで塗っていきましょう。

また、ベースコートは塗りっぱなしにしても問題はありません。通常約7日〜10日で塗り替えますが、剥がれていなかったり見栄えが気にならなければ、それ以上塗りっぱなしにしても大丈夫です。

まとめ

ベースコートとトップコートの違いと選び方、正しい使い方についてご紹介しました。
いろいろなメーカーのトップコートを集めて、ぜひ自分に合うものを見つけてください。
どの商品も正しい手順で使い、美しくそして長持ちするネイルを楽しみたいものですね。