
まさか!”あの食材”で不健康に!?
インターネット・テレビ・書籍etc..昨今、巷には様々な健康情報が出回っています。
その情報は本当に信頼できるものでしょうか?
こんにちは。ホリスティックセラピストの中村 典代です。
人によって体質や気質、生活習慣は様々。ある人に合ったものが他の人にも合うとは限らないし、今の身体には合っていても、これからもずっと合うとは限りません。
同じものを摂り続けることで、食事のバランスは崩れます。
もし、あなたが健康に良いと思って毎日熱心に食べ続けているものが、あなたの不調の原因だったとしたら?
今回は、ある食材ばかりを摂っていたことで、不調に悩まされたという私の実体験を通し、ご自身の食生活のパターンを見直していただければと思います。
長年悩まされていた症状の意外な原因
バナナは朝に必要なすぐにエネルギーとなりやすい糖質、そして食物繊維、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれているため、朝ごはんや小腹がすいた時にも食べやすいですよね。
私も以前は、朝食や間食に、バナナをよく食べていました。実は、このバナナが原因で、私は長年不調に悩まされていました。
当時の私は、風邪をひいて高い熱を出した後、なかなか痰が絡んだ咳が治まらず悩んでいましたが、それも「体質」だから仕方がないと思っていました。
いつものように症状が出た時に、妊娠中だったため薬を飲まずに我慢していると、症状が悪化しました。病院に行くと、「急性副鼻腔炎」だと診断されました。
これをキッカケに健康や食事について勉強したところ、私が普段口にしていたバナナをはじめとする食事が、「急性副鼻腔炎」のような症状を引き起こしている事が分かったのです。
偏った食事が不調を招く
5000年の歴史をもつインド・スリランカの伝統医学であるアーユルヴェーダでは、人の体質を大きく3つに分けます。そのうちの一つである粘液体質を助長しやすいものに以下の食事があります。
<粘液体質を助長しやすい食事>
- 冷たいもの
- 白砂糖を多く使ったもの
- 油もの
- 乳製品
- 小麦など
バナナも粘液体質を助長する食べ物の中のひとつに挙げられていました。
そこで私は、バナナだけでなく、当時の私が好んで食べていたもので上記に該当する食べ物を思い切ってやめてみました。
すると、不思議!高い熱が出てもその後、しつこい痰が絡んだ咳には悩まされなくなりました。
私は食事を変えてから、半年もしないうちに症状が改善しました。その後も、少し体調が悪いかなと思った時は、これらの食物を控えるように心がけることで、それ以上悪化することなく、快適に過ごせるようになりました。
子供の体質も食事で変わる
私は今現在、ホリスティックスクールLavieで更年期や不妊、子育てに悩む女性たちのご相談を承るようになりましたが、ご本人やお子さんの副鼻腔炎や花粉症などのご相談も寄せられます。
先日も、本人もお子さんも副鼻腔炎で悩んでいるという女性にお話を伺ったところ、お子さんに頻繁にバナナをはじめとする粘液体質を助長する素材をおやつとしてあげていたことが分りました。それらを控えるようにアドバイスをしましたら、1か月もしないうちに「あれだけ悩んでいた副鼻腔炎が楽になりました!」との嬉しい声を頂きました。
私たちの身体は食べた物でできています。それは子供でも変わらないという事ですね。
不調にどう対処する?
身体に何らかの不快な症状が出た時、あなたはどのように対処するでしょうか?
お薬を飲みますか?病院に行って治療を受けますか?ハーブやアロマなどの自然療法を試してみますか?
様々な方法がありますが、ひょっとしたら、毎日無意識に、または「健康のために」と意識して食べているものを止めてみることで、その症状が緩和されることもあるかもしれません。
コロナの蔓延により、今までのように病院にも行きずらい昨今。病院に行かなくても自宅で症状に対処することができたらとても嬉しいですよね。
みなさまが、健やかな毎日をお過ごしになられますように。少しでも、この記事をご覧になった方々のお役に立てたなら幸いです。