こんにちは。ハンドビューティーコンサルタントの横山美穂です。
私は今、50代の半ばですが、40代を過ぎた頃から手肌の老化がとても気になるようになってきました。症状は、しわや血管の浮きが目立つようになり、ハリがなくなったように感じました。手の関節もゴツゴツしてきて太くなり、見るのもつらく、コンプレックスのかたまりでした。
そんな時、手の老化について勉強するようになり、私のような更年期世代の女性は、正しいケアをしていなければ、手の老化が加速する事を知りました。
ハンドケアと言うと皆さん思い浮かべるのがハンドクリームを塗ったり、マッサージだと思います。もちろんそういったケアも大切ですが、実は更年期前後の手の老化症状には、食事や生活習慣など体の内側からのケアが必要だったのです。
更年期で手が老化するワケ
更年期とは、40代後半から50代にかけての閉経前後におきる身体の変化で、卵巣機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急速に低下します。
個人差はありますが、ホルモンのバランスが崩れて、心身にもさまざまな不調があらわれ、手の老化症状も出てきます。
このため、肌がさらに乾燥して、ハリと弾力が失なわれ、しわやたるみを引き起こしてしまい、血管の浮きや、関節のゴツゴツが目立ってきてしまいます。
更年期から進む手の老化への対策
更年期前後の手の老化に対しては、ハンドクリームなど外的な対策だけでは足りません。身体の中からケアすることがとても重要です。
その基本的な対策を見ていきましょう。
適切な食事
積極的に取り入れたい食材と栄養素をご紹介します。
- 大豆食品
積極的に取り入れたい食材は、女性ホルモンと似た働きをする成分の大豆イソフラボンが多く含まれる大豆食品です。豆腐・豆乳・納豆など。
大豆は食物繊維やオリゴ糖も多く含み、加齢と共に乱れがちな腸内環境を整えてくれて、骨を丈夫にするカルシウムも豊富なのです。たんぱく質や、ミネラル・ビタミンの含有量も多いので、女性には嬉しい食品ですね。
また、大豆イソフラボンはポリフェノールの一種で、分子構造が女性ホルモンのエストロゲンとよく似ています。毎日の食卓に、取り入れていきましょう。
- 亜鉛を含む食材
女性ホルモンの分泌を活性化させ、手肌のきめやハリにアプローチします。
貧血の改善にもつながり、幸せホルモンのセロトニンの合成も促すので、気持ちも安定し、女性に優しい栄養素です。
亜鉛を多く含む食材:牡蠣・牛肉・鶏肉・卵・うなぎ・ごま・のり・ワカメ・昆布・白米・チーズ・きなこ・ココア・抹茶・ブロッコリー・レバーなどに多く含まれます。
- 乳酸菌が摂れる食品
腸内環境を良くして、(腸内フローラ)免疫力の向上や自律神経の調節につながるため、女性ホルモンのバランスを整えるサポートとして働きます。
乳酸菌を多く含む食材:ヨーグルト・ぬか漬け・奈良漬・粕漬け・キムチ
- ナッツ類
アーモンドなどのナッツ類には、若返りビタミンと呼ばれるビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEは、卵巣に働きかけ、女性ホルモンの分泌をコントロールしてくれる作用があります。
ビタミンE以外にも、ポリフェノールや不飽和脂肪酸、カルシウム、鉄分、マグネシウム、亜鉛などのミネラルや食物繊維が含まれています。
適度な運動
運動は、代謝を上げて脂肪を燃焼させ、女性ホルモンの分泌を促進して身体のバランスを整えます。また自律神経を活性させる働きがありますし、骨を丈夫にするなど、大きな効果を発揮します。
外に出るのもおっくうな時でも、ストレス解消にもなりますので、リズミカルな軽い運動や、ストレッチなどを楽しく続け、少しでも体を動かしましょう。
質のよい睡眠
睡眠不足は、女性ホルモンの分泌を妨げ、分泌リズムも悪くなります。また成長ホルモンの分泌にも影響するため、新陳代謝が遅くなり、肌もくすんできてしまいます。
質の良い睡眠を得るためのコツは、夕食は早めに済ませ、(寝る3時間目くらい)
入浴は寝る1時間~2時間前に、38度程度のぬるま湯で20分ほど湯船につかって体を温めるとリラックスして副交感神経が優位になり、寝つきを良くします。
寝る前は、テレビ、スマホ、パソコンは控えて、ブルーライトをなるべく浴びないようにしましょう。ブルーライトは脳を刺激し、体を興奮状態にするからです。
できれば、寝室の照明は間接照明にするなど、白い光を控えると、ここちよい眠りにつけるでしょう。
サプリメントの力も借りる
必要な栄養をいつも摂れれば理想ですが、難しい時はサプリメントの力を借りるのも一つの方法です。
コラーゲンを摂取することにより、アミノ酸に分解され、血管を通して全身に送られます。必要に応じて肌や骨、関節、髪などを生み出す材料として活用されます。
コラーゲンは、サプリメントで摂ったほうがよく、白身魚皮から抽出した低分子化された高品質なものがおススメで、ビタミンCと一緒に飲むと吸収率がいいです。
ストレスを溜めずポジティブ思考に。好きなこと、ときめきを忘れない。
現代人は、忙しい日常に追われ、対人関係に悩んだりとストレス社会ではありますが、
あまり考えすぎず、なんとかなるさ!と明るく前向きに物事をとらえるようにして、自分の好きな趣味や、おいしいものを食べたり、友人とおしゃべりしたりと、自分なりのストレス発散法をいくつか見つけておくのもいいとおもいます。
更年期といわれる、約10年間は初めて起こる自分の体や手の老化の変化に驚き、敏感になり、つらいこともあるかもしれませんか、それはいつか必ず通り過ぎます。
年齢にとらわれず、年を重ねたからこその美しさもあると思うのです。
今の自分も愛し、受け止めて、その時にできる対策をしっかり行うことによって、状態は改善されますので、何の心配もいりません。
ぜひ、まずは今回お伝えした内容を実行してみていただき、体調を整えて、目の前の手を慈しむことから、はじめてみてください。
手から元気を!!美しさを!!
こんにちは。ハンドビューティーコンサルタントの相沢祥子です。
私は子供の頃からひどい手荒れに悩み、「体質だから仕方ない」と諦めていました。そんな私がハンドケアについて学び実践し、手荒れを改善させた経験から、手荒れのケア方法をお伝えします。
少しでも手荒れで悩む方の参考にしていただければ嬉しいです。
手荒れが進行するタイミング
私は酷い手荒れに長年悩んできました。子供の頃から、冬になると“しもやけ”やアカギレができていました。痒みや湿疹が出たら皮膚科で薬をもらい、症状を落ち着かせてなんとか誤魔化していました。
ところが、育児をキッカケに、手荒れが酷くなり、私生活にも大きな影響を与え始めたのです。
育児のある日常は、予想していた以上に手を酷使する日常でした。おむつ変え、離乳食作り、食事や着替えの補助、お風呂・・・衣食住を全面サポートしてあげないといけない存在を守るために、「手」を使う頻度や内容がグン!と変化したのです。
湿疹ができてとにかく痒い。搔きむしって傷ができて痛い。水に触れると滲みて痛い。子供と手を繋ぐのも痛い。薬を塗っても治る前にまた手を使ってしまうから治らない。でも、そんな手でももちろん育児は待ったなし・・・。
そもそも手荒れがなくても育児は大変なのに、深刻な手荒れに悩んでいた当時の私は、育児そのものではなく、「自分の手」に苦しめられていました。
そんな私も、「このままでは育児も人生も楽しめない。このままではダメだ!」と、手荒れ改善に全力を注ぐ決意をし、まだ手のかかる2人の子供の子育てをしながらでも、手荒れ改善を叶えました。
そして今では、酷い手荒れで苦しんでいた頃には想像もできなかった、「歳を重ねても美しい手」を叶えていける!という思いで、毎日を過ごしています。自分自身の酷い手荒れを改善できたという経験は、私にとって宝物です。
手荒れしやすい環境チェック
私自身が手荒れ改善のために色々と試行錯誤してきた中で、身に染みて感じたことは、多くの場合、日常生活の無意識の行動が手荒れの原因になっているということでした。
そこで、今、手荒れに悩んでいる方は特に、ご自身の日常や生活環境を思い浮かべながら、「手荒れしやすい環境」にいないか、振り返ってみてください。
手荒れしやすい環境チェックリスト
- □体質的に肌が弱い
- □職業柄(保育・介護関連・美容師、調理師など)
- □育児や家事で水仕事が多い
- □血行が悪く手足がよく冷える
さらに、生活の中で以下のような刺激で手が荒れている可能性があります。
- □皿洗い、料理、洗濯、掃除(素手で水や洗剤に触れてない?刺激の強い洗剤を使ってない?)
- □シャンプーやコンディショナー(刺激が強いものを使ってない?)
- □パーマ液・ヘアカラー剤
- □水に触れる際に手袋をしない
- □ドライヤーの熱
- □鍋やフライパンを握る圧力
- □容器の蓋の開け閉めの圧力
- □料理をする時の熱い蒸気
- □ハサミやカッターを使わず、手で段ボールや袋を開ける
- □紙や衣類などに手でよく触れる
- □水で手が濡れたら自然乾燥させる
- □スマホやタブレットなど電磁波が出る物に触れる
このリストでチェックが多い方は、手荒れしやすい環境にあります。
私の場合は子育てをする前から、こういった日常生活の行動で手荒れ(湿疹やアカギレ)していたのだと思います。それが、子育てを始めてから、水仕事が格段に増えたり、シャンプーやドライヤーも自分だけではなく子供2人分が増えたり、料理に費やす時間も手間も増えたり…日常生活で受ける影響がいろいろな場面で増えたために、手荒れの深刻さも増したのでした。
酷い湿疹や痒みがある場合、薬で抑える…ということもできますが、私の経験上、日常生活に手荒れの原因が潜んでいる場合、薬で抑えることは根本的な解決にはならず、また手荒れを繰り返してしまうことに繋がってしまいます。
手荒れの改善に大切な事
手荒れ改善には、「自分の日常生活を振り返ること」がとても大切です。そしてその上で、自分の日常を守りながら「工夫」をしていくことが、美しい手を手に入れる鍵になります。
長年の悩みだった手荒れを改善できた私自身の経験から、綺麗な手に近づくポイントをご紹介します。
1.日常生活の工夫
・水仕事の時は手袋で保護をする。
(例えば…ちょっとだからいっか!と、素手で洗剤触っていませんか?)
・手に水分を残したまま行動しない。
(例えば…野菜を洗って、濡れた手のまま野菜切っていませんか?)
・荷物が重たくなる時は、リュックにしたり、肩にかけられるカバンを使う。
(例えば…スーパーの買い物後、手に袋の持ち手が食い込んでいませんか?)
・お風呂に入る時は、入浴剤をいれる。
(お湯だけのお風呂は、手も身体も乾燥するって知ってましたか?)
・・・など。
2.適切なハンドケア
手荒れしている状態の手の肌は、水分を保てておらず、カラカラに乾いた畑状態なので、ハンドクリームを塗るだけでは手荒れ改善には繋がりません。
そこで、2ステップのケアを取り入れてみましょう。
<ハンドケア>
化粧水やハンド用の美容液で保湿する
水分が逃げない様に、ハンドクリームで蓋をしてあげる
3.ケアのタイミング
特に酷い手荒れをしている方は、ケアのタイミングや回数も非常に重要です。
「え?こんなにこまめにしなくてはいけないの?」と驚く方もいるかもしれませんが、手荒れが酷ければ酷いほど、育児中などで手を使うことが多ければ多いほど、手荒れ改善には「努力」も少し必要です。
手荒れが酷ければ酷いほど、綺麗な手になっていく喜びはとても大きいので、ケアも前向きな気持ちで、楽しんでしていきましょう!
<ケアのタイミング>
・手洗いなどで手が濡れた後は必ず。
・「手袋をつける前、つけた後」「着替え前、着替え後」…など、一つの行動の間にケアを挟む。
・・・など。
ご自身の生活を振り返りながら、「私の日常ではどこをどう気をつけたらいいんだろう?」「私の日常ではどのタイミングでケアが必要なんだろう?」と、疑問が浮かんできていたら、もう手荒れ改善のスタート地点に向かえています。
そして、「特に手荒れは深い悩みではないけれど・・・」という方も、今の生活で手を使う場面でちょっとした工夫と、ケアを取り入れることで、「歳を重ねても美しい手」を実現していけると思います。
人に手を見せたくない程の酷い手荒れで苦しんでいた私が、手荒れを改善した方法をお伝えしました。手荒れで本当に悩んでいる方に参考にしていただければ幸いです。
手荒れや手の老化にお悩みの方はご相談ください。
キレイな手になりたい!!でも何からどうすればいいの!?
顔のケアは入念にしているのに、手は何もしていない…という方も多いと思います。
こんにちは。ハンドビューティーコンサルタント(手の若返りのプロ)の山田 友佳です。
手には年齢が出ると言われていますが、ケアはハンドクリームを塗る程度という方がほとんどです。40代前後で、手のシミ、シワ、くすみ、血管の浮きなどが目立ってきます。顔は化粧でカバーできるのに、スッピンの手はごまかせませんよね。生活感も出るし、女性としての美意識までバレてしまいます。
指先までケアが行き届き、いつまでも美しくいたいものです。
今回は、手の老化の原因と対策についてお伝えします。
手の老化の原因
手の老化の外的要因
手を老化させる主な外的要因がこちらの3つです!
- 紫外線(シミ、しわ、くすみ、たるみ)
- 乾燥(小じわ、バリア機能の低下)
- 摩擦(黒ずみ、肌のごわつき)
この3つを避けるようにすれば、手肌の美しさを保つ事につながり
それでは、具体的なケア方法をお伝えしていきます。
手の老化防止の対策
1.紫外線
日焼け止めを塗って、安心して日光に当たってしまうと、日焼け止
手の甲に紫外線が当たりそうになったら、手のひらを日光に向けて、意識的に手の甲を守ります!
シミやシワの目立ちやすい手の甲を守るために、いつでもどこでも
これが基本で、プラス日焼け止め、アームカバー、手袋などで守っ
2.乾燥
とにかく化粧水をしっかりつける事が大切です。
高い化粧水をたっぷり使うのは気が引けますよね。自分の肌に合う、惜しみなくたっぷり使える化粧水で大丈夫です。指の間、手首までしっかりつけて、そのあとオイルやクリームで水
また、保湿だけでなく、乾燥しない状態を維持するのも大切です。
普段の生活で、一番乾燥を招くのは、食器洗いです。そのほか、お風呂を掃除する時など、水と洗剤に触れる時は、ゴム手袋を使うようにしましょう。
特に皆さんが忘れがちなのが、洗濯物を干すときです。服に残った洗剤が、気づかぬうちに手荒れの原因になっている事がよくあります。
3.摩擦
見落とされがちですが、肌にとって摩擦は、乾燥、黒ずみ、ごわつ
これらが外側からのケアで、いますぐに出来る事です。
手が乾燥しないような食事や指先まで血流を促す生活習慣です。手の若返りには、肌細胞や毛細血管から作り上げることが重要です。
健康な細胞や血管は、睡眠中に生まれ変わります。睡眠中に分泌される成長ホルモンなどによって、細胞が修復・再生されます。そのホルモンは、日中の適度な運動によって分泌が促進されます。基本はやっぱり、食事、睡眠、運動という事です。
手のケアの内側からのケアについては、また別の機会にお伝えします。
一人ひとり、生活習慣、仕事内容、性格が違ってくるので、私はハ
手のケアと言えば、みなさん当たり前にハンドクリームをお使いだと思います。
特に寒い季節になると、ハンドクリームが手放せないですよね。
手が乾燥すると、肌のターンオーバーが遅くなり、くすみ、シワ、しみができやすくなります。
そういった手の老化の症状を防ぐためにも、ハンドクリームは必需品です。
あなたが使っているハンドクリーム、大丈夫ですか!?
油焼けとは?
油焼けとは、肌についた油分が、紫外線を受けて酸化してしまい、それによって肌がくすんだり、色素沈着を起こす現象のことを言います。
ハンドクリームで油焼けをするワケ
ハンドクリームに含まれている成分で、油やけしやすいものが含まれている場合があります。
ただし、これらの成分が含まれていても、対策をすれば問題ないので、あまり過敏になりすぎないようにしましょう。
油焼けしやすい成分
1.ワセリン
ワセリンは、高い保湿力があり、価格もお手頃のため、多くのハンドクリームに使われています。
しかし、
2.油焼けしやすいオイル
ワセリン以外にも、油焼けしやすいオイルが、ハンドクリームには使われている事があります。
不純物が入っていて、あまり精度の高くないオイルが使われていると、油焼けがしやすいと言われています。値段が安いというだけで、ハンドクリームを選ぶと、このようなオイルが使用されている可能性もあります。
参考までに、酸化して油やけしやすいオイルと、しにくいオイルをご紹介します。
酸化しやすいオイル
- グレープシードオイル、
- ローズウッドオイル、
- 馬油、
- 亜麻仁油
酸化しづらいオイル
- オリーブオイル、
- ホホバオイル、
- ココナッツオイル、
- 椿油
ハンドクリームやボディクリームで、よく馬油が使われているものがあります。
実は、馬油は酸化しやすいオイルだったのです。
ここまでお話すると、これらの成分が入っているハンドクリームをすぐにゴミ箱に捨ててしまう人もいるかもしれません。
ちゃんと対策をすることで、これらの成分の保湿力は維持しながら、油やけを防いで、手肌のシミやくすみを予防することはできます。
次回は、ハンドクリームの油やけを防ぐ方法をお伝えします。
お楽しみに。