「ヘアアイロンを使うとはげるって言われているけど本当なの?」
「ヘアアイロンの正しい使い方がいまいちわからない」

ヘアスタイルを整えたり、おしゃれな髪型にするのに使用するヘアアイロンですが、上記のようにはげる原因ということが気になっていたり、正しい使い方を知らない方も多いのではないでしょうか?

実はヘアアイロンの熱ではげるというのはあくまでうわさであり、実際にははげる直接的な要因にはなりません。

そこでこの記事では、ヘアアイロンを使うとはげるといわれている真相を徹底深堀します。

そもそも髪の毛がはげる原因やヘアアイロンの効果・デメリットを解説していきます。

ヘアアイロンを使用する際の注意点なども解説していきますので、日常的にヘアアイロンを使用している方は是非参考にしてください!

ヘアアイロンではげるって本当?毎日使っても平気?

「ヘアアイロンではげる」といわれているうわさは果たして本当なのでしょうか?

結論から申し上げると、ヘアアイロンの熱ではげるというのはあくまでうわさであり、実際にははげる直接的な要因にはなりません。

このようなうわさが立っている理由は、ヘアアイロンの特徴でもある「熱」や使用する時の「引っ張る」動作からであると考えられています。

「ヘアアイロンではげる」といわれている原因➀:熱

ヘアアイロンは温度の高い熱によってうねり毛をまっすぐにしたり、カールのような癖をつけたりします。
その「熱」がはげる原因になるのではないかといわれています。

 
ヘアアイロンの熱は一般家庭で使用するもので160℃~200℃ほどあります。その熱が毛根に触れることによって「髪の毛が弱ってしまうのではないか」と言われているのです。
 

毛根が弱ると髪の毛の成長が止まったり、抜け毛の原因になって結果的にはげるとされているのですが、実際のところはヘアアイロンの熱による髪の毛への影響はありません。

ヘアアイロンの熱によって毛根が弱ったりすることはなく、もし頭皮に熱が伝わるようであればはげる以前にやけどのリスクがあります。
 

「ヘアアイロンではげる」といわれている原因②:髪の毛を引っ張る行為

次にヘアアイロンではげるといわれている要因は、ヘアアイロンを使う際に髪の毛を引っ張る行為といわれています。
髪の毛を無理に引っ張ってしまうと、毛根にダメージを与えてしまいます。

さらにヘアアイロンを毎日使用していると少なからずダメージも毎日与えてしまう事になるのです。

毛根部分は髪の毛に必要な栄養素を供給する大事な部分ですので、そこがダメージを受けてしまうと栄養の供給がうまくいかず結果的にはげる、といわれているわけです。
 

そもそも髪がはげる原因を知ろう!メカニズムや要因を解説

そもそも髪がはげる原因を知ろう!メカニズムや要因を解説
そもそも髪の毛がはげる原因は様々なことが考えられます。以下のようなものが挙げられます。

髪の毛は女性ホルモンを材料にして作られているのですが、加齢によって女性ホルモンの生成が減少し、髪の毛の成長を阻害してしまうため結果的にはげるとされています。

また、人間の血流も髪の毛に大きな影響を及ぼします。

髪の毛は女性ホルモンと日々摂取するたんぱく質やビタミンなどを材料として作られるのですが、これらの栄養素が頭皮に届かなくなると髪の毛が成長しなくなってしまうのです。

栄養素は血流によって頭皮に運ばれるのですが、過度のストレスや生活習慣の乱れ、過度のダイエットなどによって血行不良を起こしてしまうと髪の毛に必要な栄養素が運ばれなくなり、はげることに繋がってしまうのです。

このように、髪の毛がはげる原因には様々なことが考えられますが、ヘアアイロンの使用が直接的にはげることと繋がっているわけではありません。

結論、ヘアアイロンを使用するだけではげることはないと理解しておきましょう。

ヘアアイロンの効果・デメリットを解説

ヘアアイロンの効果・デメリットを解説
ヘアアイロンを使うことで、ヘアスタイルを整えることができたり、おしゃれな髪型にすることができますが、ヘアアイロンの熱によるデメリットもあります。ここからはヘアアイロンの効果やデメリットについて解説していきます。

ヘアアイロンの効果

ヘアアイロンを使うことでスタイリングに多様性を見出せます。

ストレートヘアやナチュラルなウェーブ、ソフトなカールなど、様々なスタイルを作り出すことができます。

髪の毛の長さや質に関係なく、多彩なヘアスタイルを実現できるのがヘアアイロンの魅力です。

また髪の毛に素早く熱を加えられるのがヘアアイロンの特徴でもあり、スタイリングの時間が短縮されます。朝の忙しい時間帯にも便利で、急いでいるときにも使いやすいでしょう。

ヘアアイロンと併用してヘアスプレーやヘアセラムを使用することで、比較的長い時間スタイリングを持続させられますので、おしゃれな髪型にするにはヘアアイロンは欠かせないアイテムといえるでしょう。

ヘアアイロンのデメリット

自分の好きなヘアスタイルに簡単にスタイリングできるヘアアイロンですが、使用することで生じるデメリットもあります。

ヘアアイロンは高熱で髪の毛に熱を加えるため、長時間使用したりすると、髪の毛が乾燥して切れ毛や枝毛になってしまう可能性があります。

また高温のプレートが直接頭皮に当たるとやけどや過度の乾燥が起こる可能性があるので、使用には注意が必要です。

近年様々なヘアアイロンの種類が販売されていますが、安価なものや古いモデルのものはプレートの温度が均一でない場合があります。

これにより、髪の一部が過度に熱せられたり、逆にスタイリング効果が得られないなどのデメリットも考えられます。

ヘアアイロンでやってはいけないこと3選!髪へのダメージを最小限に

髪の毛がはげることに直接的な原因はないヘアアイロンですが、使い方によっては髪の毛や頭皮にダメージを与えてしまう事があります。

ここからはヘアアイロンでやってはいけないことを3つご紹介していきます。ヘアアイロンを日常的に使用している方は是非参考にして髪の毛へのダメージを最小限にしましょう。

➀高温での長時間の使用

ヘアアイロンの高温設定は髪の毛をスタイリングする上で効果的ですが、長時間高温で過熱し続けることは髪の毛に深刻なダメージを与えてしまいます。

髪の毛のたんぱく質が破壊され、乾燥し脆くなる可能性があります。そのためできるだけ低温設定を使用し、髪のスタイリング時間を短縮するよう心がけましょう。

日常的にヘアアイロンを使用するのであれば、最適な温度設定は160℃~180℃です。

髪のタイプや状態によって調整が必要ですが、細かい毛髪は低温で使用することを心がけましょう。

②湿った髪の毛への使用

ヘアアイロンは湿った髪の毛に使用することはやめましょう。

湿った髪の毛は水分が含まれているため、高温のプレートが髪の毛の水分を蒸発させることになります。

これにより髪の毛は乾燥し、傷つきやすくなりますので注意が必要です。

ヘアアイロンは完全に乾いた髪の毛に使用するようにしましょう。シャンプー後や濡れた髪をスタイリングする前に、ドライヤーでしっかりと髪の毛を乾かしてから使用するようにしてください。

③頻繁な使用

ヘアアイロンを頻繁に使用することは、髪の毛に負担をかける要因となります。

定期的な高温の使用は髪の毛に含まれているたんぱく質を傷つけ、健康的な髪の毛が失われてしまう可能性があります。
ヘアアイロンの頻繁な使用を避け、スタイリング方法をバリエーションさせることで髪の毛への負担を軽減できます。

例えば、ヘアアイロンでのスタイリングとは別に、ヘアローラー(手巻きカーラー)やワックスなどヘアアイロンを使わない方法でスタイリングする日を設けるなど、髪の毛に休息を与える時間を持つことが大切です。

目安の頻度としては毎日の使用は避け、週に1回〜2回の使用が理想的です。

休みの日のスタイリングで使用するのがちょうどいいぐらいかもしれないですね。

まとめ

本記事では、ヘアアイロンを使用することで髪の毛がはげると言われているうわさについて深堀してきました。

ヘアアイロンの熱や使用時の引っ張りによって「ヘアアイロンで髪の毛がはげる」と言われていますが、実際には直接的にはげる原因にはなりません。

しかしヘアアイロンの熱を高温設定にしすぎたり、頻繁に使用したりしてしまうと髪の毛にダメージを与えてしまう事になるので注意が必要です。

ヘアアイロンは日々のスタイリングに不可欠なアイテムですが、正しい使い方で使用し、髪の毛にできるだけダメージを与えないことが大切です!

薄毛や抜け毛に悩むのは男性だけではありません。女性でも、アラフォー以降になってくると薄毛や抜け毛に悩む方が増えています。

 

そういった時に、「シャンプーを変えてみよう」と思われる方が多いと思います。

シャンプー売り場には、様々なキャッチコピーで薄毛や抜け毛の解決を謳ったシャンプーが並んでいますが、実はその中には、逆に症状を悪化させる可能性のある危険な商品も並んでいます。

弱り始めた「頭皮の育毛力」を更に弱めてしまうシャンプーを使い続けると、薄毛や抜け毛が悪化する危険性があります。

 

今回は、薄毛や抜け毛などのお悩みに適した、アラフォー女性向けシャンプーの選び方をご紹介します。

 

 

薄毛の本当の原因

皮脂は必ずしも、薄毛の原因ではありません。

 

よく、「頭皮の皮脂」が薄毛や抜け毛の原因として扱われ、それをとにかく奪いさるような強力な洗浄成分を配合しているシャンプーを見かけます。強力な洗浄成分で頭を洗うと、さっぱりとした洗いあがりを実感でき、さも「薄毛の原因である皮脂を退治したぞ!!!」という満足感を得られるからでしょうか。

 

しかし、皮脂は髪にとって必要な存在です。頭皮にとって、天然の保護成分のようなもので、ある程度分泌されていることで、頭皮や髪を健やかに保つ働きがあります。

 

特に女性は、40才頃から頭皮の皮脂分泌量が少なくなっていく傾向がありますので、洗浄力の強いシャンプーを使っていると、頭皮をカサカサにしてしまい、薄毛や抜け毛のリスクを高める可能性があります。

 

20代の頃と同じ感覚でシャンプーを選ぶのではなく、アラフォー女性は、洗浄力がマイルドなシャンプーを選びましょう。

 

自分に合ったシャンプーの見極め方

それでは、どうやってご自分に適したシャンプーを見分ければよいのでしょうか。

大切なことは、CMやパッケージだけで判断しないことです。頭皮や髪には個人差があるので、有名なシャンプーがあなたにとってのベスト・シャンプーというわけではありません。製品の裏側にある成分一覧を確認して客観的に判断しましょう。

 

シャンプーの成分表

裏面の成分一覧は、配合量の多い順に掲載する決まりになっていますので、一番上から5番目~10番目位までを確認してみると良いでしょう。シャンプーにはかなり多くの成分が配合されているケースが多く、全ての配合成分を確認するのは難しいからです。

 

シャンプーの分類

シャンプーは、以下にご紹介するように何種類かのタイプに分類することができます。メインで配合されている成分から、どのタイプのシャンプーなのか判別しましょう。

 

シャンプーには、汚れを洗い流すための洗浄成分(界面活性剤)が入っていますが、その種類によって大きく分類することができます。

代表的なものとしては、高級アルコール系、石鹸系、アミノ酸系、ベタイン系などがあり、各々メリットとデメリットがあります。

 

1 高級アルコール系シャンプー

中でも、「高級アルコール系」と言われる洗浄成分の入ったシャンプーは、洗浄力が強いのが特徴です。

泡立ちが良く、材料が安価なため、お手ごろな値段のシャンプーとしてスーパーやドラッグストアに多く並んでいますが、皮脂の分泌が少なくなってきた女性にはおすすめできません。

 

高級アルコール系の洗浄成分とは、ラウレス硫酸ナトリウム・ラウリル硫酸ナトリウム・ラウリル硫酸アンモニウム・スルホン酸ナトリウムなどのことを指します。

 

2 石鹸系シャンプー

石鹸系シャンプーは、「石鹸」のイメージから体に優しいものと思われがちですが、基本的に洗浄力は強いです。

また、髪は本来弱酸性なのに対し、石鹸系シャンプーはアルカリ性で、ダメージを受けやすい状態にしてしまいます。

洗いあがりがキシむ事も多いため、特に髪の長い女性や、美しい髪をキープしたい女性にはおすすめできません。

 

 

 

3 アミノ酸系シャンプー、ベタイン系シャンプー

数あるシャンプー類でも、洗浄力が比較的マイルドと言われているのが、アミノ酸系やベタイン系のシャンプーです。

具体的には、ラウロイルメチルアラニンNaや、ココイルグルタミン酸Na、コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタインなどが配合されていることが多いです。

 

 

洗浄力がマイルドで低刺激なため、必要な皮脂まで取り除いてしまうことがなく、頭皮を乾燥させる心配がありません。

薄毛や抜け毛を心配するアラフォー女性にオススメするのは、このタイプのシャンプーです。

 

ただ、泡立ちが悪いため、「すっきり洗い流した!」という爽快感には欠けることがあります。でも、健やかな頭皮を守るためですので、慣れてしまいましょう。

 

また、材料が比較的高いため、商品としても高価なものが多いようです。あまりスーパーやドラッグストアでは販売されておらず、美容院の専売品として、もしくはインターネット通販などで売られているのを見かけます。ここは、一生をともにする自分の髪のために、シャンプーへ投資してみてはいかがでしょうか。

 

 

使用感の判断について

シャンプーの使用感は、毛髪のコンディションだけで判断されがちですが、健やかな髪を育てるためには、頭皮のコンディションもとても大切です。

髪がいくらサラサラでも、頭皮が乾燥してカサカサな状態では、これから先、丈夫で健康な髪を育み続けることができません。

 

シャンプーによる毛髪のコンディションの変化は比較的すぐに分かりますが、頭皮のコンディションは時間をかけて変わります。頭皮のチェックポイントは、かゆみや赤みがでないか、程よい皮脂が保たれているか(カサカサすぎず、ベトつきすぎない)です。

 

特に皮脂の分泌量はすぐには変わらないので、判断に時間がかかります。

それまでずっと強い洗浄成分のシャンプーを使っていた場合、洗浄力の弱いシャンプーに変えると、急に対応できず、はじめはベトつく場合もあります。

しばらくすると頭皮がシャンプーに慣れ、皮脂の分泌量がおさまってきますので、様子を見る必要があります。

 

そのため、シャンプーとの相性はしばらく使用してから判断しましょう。異常が生じない限り、最低でも2~3週間は使ってみることをおすすめします。

 

 

どのようなシャンプーを選ぶかは、アラフォー以降に健やかな美髪を保つために、とても重要な問題です。ご家族で同じものを使っている、という方が多いと思いますが、できればその年齢や性別、生活環境に適したものを個々に選ぶのが理想的です。

 

髪は見た目の印象の8割を決めると言います。これから先、薄毛や抜け毛に悩まないためにも、早めにシャンプーの見直しを始めて、ご自分に適したものを見つけられると良いですね。
 
 
 

美容をアップデートするサイトコスメ部では「髪の毛を乾かさないメリット・デメリット」が詳しく紹介されていますので、こちらも参考にしてください。