他人事ではありません。40代以降のミドル世代女性に、指の変形や痛みの症状を持つ方が増えています。

 

こんにちは。日本ハンドビューティー協会代表理事の 加藤由利子 です。

 

今回は少し難しい指の変形や痛みの原因の一つについて解説していきます。

 

指の関節の異常とはどんな状態なのか?

女性は40代を過ぎた辺りから、指の変形と痛みに悩む方が増えてきます。

まだ若いと、「指が曲がるなんて、おばあちゃんじゃないんだから」と思われる方もいるかもしれませんが、私が代表を務める日本ハンドビューティー協会では、多くのミドル世代女性から、指の変形の悩みが寄せられます。

最初は指がうずくような感覚から始まり、ジーンと痛くなり、モノを掴んだり持ち上げるのも困難になる事があります。

そして、指の関節がボコっとでたり、曲がったりするため、自分の手が目に入るだけで、憂鬱な気持ちになる方もいます。

 

このような指の痛みや変形の原因は特定されていませんが、昨今の偏った食生活が原因ではないかと言われています。

特にその中でも、小麦製品がこれらを引き起こしている可能性が高いと言われています。

 

 

小麦で節くれた手になる!?

小麦を食べると、血糖値が上がります。ジャガイモや白米などに比べて、小麦の方が血糖値を急上昇させます。血糖値が上がる事で、体内では糖化が進み、大量のAGE(終末糖化産物)※1を発生させます。

 

 

「平成12年度ごはん食基礎データ蓄積事業研究報告書」をもとに作成

https://kome-academy.com/kome_library/health/

(食後に増加した血糖はインスリンによって速やかに処理され一定量に保たれるため、インスリンの分泌量で血糖値の上昇がある程度分かる。)

 

 

糖化が進むと様々な病気や老化を促進すると言われていますが、実は糖化は手の老化まで促進させます。

ふっくら若々しい手肌には、プルプルのコラーゲンがあります。

AGEはコラーゲンを硬くし、皮膚を薄くします。すると、手の甲には血管が目立つようになり、骨骨しく節くれた手になってしまうのです。

 

※1

AGEは腎臓、眼球、肝臓、皮膚、その他の器官に蓄積され、組織を老化させます。血糖値が上がれば上がるほど、AGEは蓄積し、老化が進行します。AGEが蓄積すると臓器障害が起こるだけでなく、肌の弾力を奪います。

 

 

小麦が指を変形させる!?

小麦は血糖値の急上昇を招いた後、血糖値を急降下させます。私たちは血糖値が上がると満腹だと感じ、低血糖状態が続くとお腹がすいたと感じます。小麦を食べる事で、血糖値が急に上がったり下がったりするため、短時間で満腹感と空腹感を感じるようになります。

 

https://rivercity-clinic.jp/imc/anti-glycation/column_05/

 

パンを食べると腹持ちが悪く、すぐお腹がすいた経験はありませんか?

小麦により血糖値の急上昇と急降下を繰り返され、短時間で空腹感に襲われ、また小麦を食べるという悪循環を招きます。

このような血糖値の変化を繰り返す事で、体はどんどん脂肪を蓄え、内臓脂肪や、特にお腹周りに脂肪を蓄積するようになります。

 

小麦はポッコリお腹と内臓脂肪を蓄積させます。そして、ぽっこりお腹や内臓脂肪は、肥満や心臓病やガンの原因になるだけでなく、指を変形させる可能性があります。

  

今までは、肥満により脚に負担がかかり、軟骨がすり減って、膝や股関節の関節炎を引き起こすと思われていました。しかし、メタボリックシンドロームの人には、手や指の関節にも炎症が起こる事が多いことから、腹回りの脂肪と内臓脂肪が、関節に炎症を引き起こしているのではないかと疑われています。

 

関節の軟骨はコラーゲンでできているため、糖化の影響を受けやすく、硬くなってしまいます。

そもそも軟骨は骨と骨の間のクッションの役割をしているはずなのに、硬くなったらどうなるでしょう?

関節がボロボロになり、炎症や痛みなどの関節炎の症状が出やすくなるのは想像ができますよね。

 

パンなどの小麦製品を日常的に摂取すると、指や手の関節炎になり、指の変形や痛みを招く可能性があります。

 

 

小麦を食べる事で、内臓脂肪が溜まり、体内では糖化が進みます。すると、手肌はやせ細り、指の関節は曲がり、おばあさんのような手になる可能性があるのです。

 

年齢を重ねても美しい手をキープするには、日々の食生活から気を付ける必要があります。

こんにちは。日本ハンドビューティー協会 代表理事の加藤由利子です。

先日、あるフリーアナウンサーの方をTVで見ました。「グレーヘアで大人の色気があって素敵」と思って見ていましたが、手に目が釘付けになりました。

 

 

指が変形して、「おばあちゃんみたいな手」だったのです。

年齢を調べると、まだ51歳。

 

おばあちゃんのような手になるには、早すぎる。

 

手の乾燥や、シミ、シワなど様々なお悩みがあると思いますが、その中でも、指が変形していると、一気に老けた手に見えてしまいます。

指の変形には様々な要因があると言われていますが、その中の一つがコレです。

 

指はなぜ曲がる?

50歳前後の女性の指の変形で多いのが、「へバーデン結節」「ブシャール結節」という指の関節の老化症状です。

病院で検査をすると、老化だから治す事ができないと言われて、痛み止めを処方されて終わる事が多いです。

 

 

これらは、「変形関節症」という軟骨の老化によるものだと言われています。

「変形関節症」は、膝軟骨や半月板がすり減って歩きづらくなるというのはよく聞きますが、膝軟骨だけでなく、指の軟骨でも起こります。

指は膝のように体重がかからないので、痛くて歩けないなど、重症にはならないため、見た目は悪いけど仕方がない、と諦めている人も多いです。

 

このような関節の変形には、「糖化」が大きく関わっている事が分かっています。

 

「糖化」とは?

最近、老化の原因の一つとして、「糖化」という言葉をよく耳にします。糖化とは、タンパク質と糖質が結びつき、タンパク質が劣化することを言います。糖化したタンパク質からは、「AGE」というたんぱく質を攻撃し、機能を低下させる物質が作られます。このAGEが老化を促進させます。

 

AGEの害を受けやすいタンパク質の一つに、「コラーゲン繊維」があります。

AGEは、コラーゲンにくっつき、硬くなるため、弾力を失います。そして、新陳代謝ができなくなり、古い干からびたコラーゲンをずっと体内にとどめてしまう事になります。

 

 

AGEが軟骨を老化させる

関節の中の軟骨はコラーゲンでできているため、AGEが体内で大量発生すれば、その分、老化が進み、関節のトラブルも増えてきます。

コラーゲンの寿命は、それぞれ異なります。例えば、

皮膚や血管のコラーゲンの寿命は15年と言われていますが、軟骨のコラーゲンの寿命は100年以上ととても長いです。

つまり、一生涯軟骨のコラーゲンは生まれ変わらないため、日々AGEが溜まり続けます。これらが変形関節症の引き金となると言われています。

 

恐ろしいことに、一度生まれたAGEが、元のタンパク質と糖質に戻る事はないそうです。AGEが発生しない、糖化を予防する食生活や生活習慣を身に着けていくことが、指の変形防止に繋がります。