すでに閉経してるのに生理になる夢をみて「病気の前兆なのでは?」と不安を感じていませんか?夢の内容によっては、どんな意味があるのか気になる人も多いでしょう。生理は女性にとって不快感の強いものですので、夢占いでは凶夢や警告を意味するものが多くあります。

この記事では、閉経してるのに生理になる夢の意味を人物や状況、場所別に、それぞれ詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

夢占いで生理に関係した夢の基本的な意味とは?

まず最初に、夢占いにおいて生理になる夢の基本的な意味をみていきましょう。大きく分けて以下の3つがあります。 

不快な出来事

夢占いで生理の夢は、精神的に不快な思いをする出来事が起こる暗示と見ることが多いです。特に毎月の生理が重くて憂うつさを感じている人ほど、嫌なことが起こる前兆の可能性が高いでしょう。夢の中で嫌な感情や不快な気持ちが強かった場合は、警告夢と見て間違いなさそうです。
 

身の回りに起こる変化

生理の夢は身の回りに起こる変化により、あなたがストレスを感じて身体に悪影響があることを暗示している場合もあります。たとえば、職場の部署異動によって忙しくなったり、新しい人間関係でトラブルが起きたりということが考えられます。
 
近い将来あなたの身の回りで何か変化があり、ストレスや気疲れが増える状況になることを、夢占いが警告しているのでしょう。
 

生理の不安や悩み

現時点で、生理に関する不安や悩みがある人は、その思いが夢に反映される場合もあります。たとえば、生理不順や生理が重くて悩んでいる場合です。実際に悩みがあると無意識に頭の中で生理のことばかり考えるため、夢に反映されるのは珍しくありません。
 
生理が原因でつらい悩みがある人は精神的にもよくないため、一度病院で相談してみるのがおすすめです。
 

閉経してるのに生理になる夢の意味

閉経してるのに生理になる夢の意味は「一度終わったはずの苦しみに再び悩まされる暗示」と夢占いでは示します。特に生理が重くて毎月つらい思いをしていた方は、その傾向が強いでしょう。
 
ただし、夢占いで「血」は生命エネルギーの象徴とされているため、悪い意味だけではありません。生理になる夢の状況によっては、金運の上昇を暗示している可能性もあります。よく夢の状況や内容を思い出して、夢占いの解説と照らし合わせてみてください。
 

状況別・人物別・場所別で夢占い!生理に関係した夢の意味とは

それでは、閉経してるのに生理になる夢の意味を、状況・人物・場所に分けて解説していきます。
 

【人物別】閉経してるのに生理になる夢占いの意味

誰が生理になるのかで意味が異なります。
 

自分が生理になる夢

自分が生理になる夢は、心身ともに疲労が蓄積している表れであり、放置すると体調を崩すという夢占いからの警告夢です。心当たりがある人は、そのまま何もせずに放置すると体調不良になる恐れがあります。

もし、睡眠不足や食生活の乱れなどがある場合は、この機会に生活を見直してみてください。自分が生理になる夢を見たら、しっかりと睡眠や栄養をとって休息することが大切です。

家族や娘が生理になる夢

夢の中で生理になった家族や娘が、現実で体調を崩す恐れがあるという、夢占いからの警告夢です。生理になった人が痛みに苦しんでいた場合は、より健康上に問題を抱えている可能性があります。夢の中で生理になっていた家族と一緒に暮らしているなら、念のため健康に気をつけてあげてください。
 
遠方に住んでいる場合は、夢の内容を話して注意を促してあげるといいでしょう。
 

友達が生理になる夢

夢に現れた友達に、何かトラブルや異変が起こる暗示です。人間関係で嫌なことが起きたり、職場が劣悪な環境になったりする可能性があります。そのことで、精神的なストレスにより体調を崩すかもしれないと夢占いは伝えているのです。
 
友達が生理になる夢を見た後、もし元気がなさそうだと感じたら「いつでも話を聞くからね」と気にかけてあげましょう。
 

他人が生理になる夢

他人が生理になる夢を見たら、あなた自身に異変が起こることを暗示しています。夢占いでは、夢の中に登場した他人は自分自身を示すからです。近い将来、仕事が忙しくなって疲弊したり対人関係でトラブルが発生したりなど、心身ともに疲れる出来事が起こるかもしれません。
 
そのため他人が生理になる夢を見た時は、なるべく無理をしないで休養をとりましょう。人間関係では、疲れる相手からできる限り距離をとるのがおすすめです。
 

男性が生理になる夢

パートナーや男友達、息子などの男性が生理になる夢は、不測の事態が訪れるという警告夢です。男性が生理になるという矛盾した夢は、近い将来にあなたの運気が低迷して、トラブルに巻き込まれる
恐れがあることを暗示しています。
 
たとえば、人間関係で面倒な事に巻き込まれたり、仕事上でトラブルが起きたりすることなどが挙げられます。また、詐欺に遭ったり財布を盗まれたり、金銭トラブルを知らせている可能性もあります。男性が生理になる夢を見たら、対人運・金運ともに下がっているため慎重に行動しましょう。
 

【状況別】閉経してるのに生理になる夢占いの意味

生理の状態によっても意味が異なります。
 

真っ赤な鮮血が出る夢

真っ赤な鮮血が出る夢は、あなたの活力と気力が満ち溢れており、今ならアクティブに行動できるという夢占いからのメッセージです。実際に生理の血は真っ赤で鮮やかな色であるほど、健康状態が良いサインと言われています。
 
夢占いで「血」は生命力の象徴と見るため、生理の夢で鮮やかな赤い色が印象的だった場合は、運気アップのサインです。もしチャレンジしたいことがあるなら、積極的に行動しましょう。
 

黒ずんだ血が出てきた夢

黒ずんだ血が出てきた夢は、あなたの生命力が低下しているという警告夢です。特に夢の中で異臭を感じた場合は、体調不良や病気になり健康を損なう前兆かもしれません。すでに身体に異変を感じている場合は、早めに病院へ行き診てもらうのがおすすめです。
 
また、夢で黒ずんだ生理の血に塊が混ざっていた場合は、健康だけでなく財産も危険にさらされる予兆を示します。夢占いにおいて血の塊は、生命力を失ったものです。血の塊が印象的な夢の場合は、金銭的なトラブルに注意しなさいという夢占いからのメッセージです。
 

血が止まらない夢

生理の血が止まらない夢は、疲れにより体力が消耗している暗示です。仕事が忙しすぎて時間に追われていたり、不摂生な生活を送り続けている傾向にあります。夢占いで生命力の象徴である「血」が止まらない夢を見たなら、心身ともに疲弊しているのかもしれません。
 
心当たりがある方は「しっかりと休養して体調を整えなさい」という夢占いからのメッセージと受け取りましょう。また、血は生きるために必要なものですので、夢占いでは金銭や財産を示すこともあります。浪費が多いことを夢が忠告している可能性もあるため、無駄遣いには注意してくださいね。
 

生理痛がひどい夢

生理痛がひどい夢を見た場合は、疲れが溜まって体調が崩れていることを暗示しています。疲れているにも関わらず身体に鞭打って頑張っていると、身体に悪影響を及ぼしてしまうことを夢占いは警告しているのです。
 
痛みの度合いは現実での苦しみと比例すると言われているため、生理痛がひどい夢を見たなら無理しないように気をつけてください。また、すでに健康面で不安を抱えているときにも、この夢をみることがあります。
 
「最近おりものが多い」「下腹部に痛みがある」など、婦人科系で気になっている症状がある人は、早めに病院で診てもらいましょう。
 

生理の血が漏れて布団や下着が汚れてしまう夢

生理の血が漏れる夢は、汚れたものが布団か下着かによって意味が異なります。夢の中で生理の血が布団について汚れた場合は、精神的に疲れている暗示です。パートナーとの間で心がぎくしゃくする状況になっている人は、一度落ち着いて話し合いをしてみると改善するかもしれません。
 
生理の血で下着が汚れた夢の場合は、性的な欲求が強くなっていることを暗示しています。パートナーとのマンネリ化が原因で、スリリングな恋愛への憧れが高まっている時にそのような夢をみやすいです。「衝動的に行動せず冷静に考えなさい」との夢占いからのメッセージでしょう。
 

生理用品が印象的な夢

生理用品が印象的な夢は、使用前・使用済みによって意味が少し変わります。使用前のきれいな状態を見た場合は「新しい自分自身」を表しますが、使用済みの場合は「忘れたい過去の自分」を意味します。
 
どちらも、新しい未来へ前向きに歩き出そうとしている様子を表していますが、使用済みの生理用品は過去のトラウマを示しています。過去の自分と向き合ってトラウマを克服できれば、心がスッキリして前に進めるでしょう。
 

妊娠中に生理になる夢

妊娠中に生理になる夢は、精神的な不安に苛まれている暗示です。閉経後に見る場合は、必要以上にネガティブに考えすぎていることを表しています。もし心当たりがある人は「不安を一人で抱え込まず、信頼できる人に相談しなさい」との夢占いからのメッセージと受け取りましょう。
 

生理不順になる夢

生理不順で悩んでいる夢を見た場合は、健康運が低下していることを表しています。実際に生活リズムや食生活が乱れており「今のままでは病気になるかも…」と、不安を感じているときにも見やすい夢です。この機会に生活習慣を見直して、自身の健康を考えて改善しましょう。
 

生理が終わらない夢

生理が終わらない夢は、不摂生な生活への警告夢です。生理が終わらないという状況は、生命エネルギーである「血」が流れ続けている様子を表します。精神や体に負担がかかりすぎており、今のままでは体調を崩してしまう恐れがあるでしょう。
 
生理が終わらない夢を見たら、しばらくゆっくり休養するように心がけてください。
 

【場所別】閉経してるのに生理になる夢占いの意味

どこで生理になるかでも意味が異なります。場所別にみていきましょう。
 

学校や職場で生理になる夢

学校や職場で生理になる夢は、登場した場所で大きな変化が起こりそうな暗示です。夢占いで学校や職場は、あなたの周りの環境を表していると見ます。そのため、部活やクラス内で重要な役を任されたり、仕事の異動や転職の話があったりといった良い変化がありそうです。
 
訪れた変化を拒まずに受け入れれば、人生が好転していく可能性が高いことを、夢占いは教えてくれています。
 

家で生理になる夢

家で生理になる夢は、今あなたにパワーがみなぎってきており、生き生きと活動できることを暗示しています。夢占いで「家」は自分自身とみなせるため、生活の基盤となる経済力や社会的な地位・立場を意味するのです。
 
家で生理になる夢を見たら、しばらくの間は生命力に溢れている状態が続き、仕事や勉強が捗るでしょう。そのことにより、収入がアップしたり高い評価を得たりなど、良い出来事が起こりそうですよ。
 

トイレで生理になる夢

トイレで生理になる夢は、あなたが心の中に不満を溜め込んでいる暗示です。トイレは排泄物を出して流す場所ですので、負の感情を外に出す必要があることを、夢を通して伝えています。なるべく近いうちに、好きな趣味やスポーツなどでストレスを発散しましょう。
 
もし、便器に生理の血が付いたことが印象的だった夢の場合は、金運の上昇や収入が安定することを示す吉夢です。この機会に転職活動をしたり、資格取得に向けて勉強を始めたりすると、金銭的な運気がアップするでしょう。
 

旅先で生理がきた夢

旅先で生理がきた夢には、2つの意味があります。ひとつは、目的を達成するために行っている努力の方向が、間違っているという警告夢です。夢占いで「旅」は、今の生き方や将来に向けた希望など、人生を表しているとみます。
 
目的に向かって進んでいるはずが、いつの間にか手段と入れ替わっているケースは珍しくありません。旅先で生理になる夢を見たなら、一度立ち止まって計画を練り直してみましょう。
 
もうひとつの意味は、病気になる可能性を暗示するものです。健康管理にも十分に注意して、現在身体の不調がある人は病院で診てもらうことをおすすめします。
 

デート中に生理がくる夢

デート中に生理がくる夢は、あなたが寂しい気持ちになっていることを表しています。最近会話が減っていたりマンネリを感じていたりなど、恋人やパートナーに不満を抱いていませんか?しかし、デート中に生理がきて相手とケンカをした夢なら、今後の関係は良好になるという逆夢です。
 
この夢を見たら寂しい思いをそのままにせず、相手に素直な気持ちを伝えてみるといいでしょう。勇気を出して伝えてみると、二人の関係は今まで以上に良くなりそうですよ。
 

夢占いから事前に準備をしよう!

閉経してるのに生理になる夢は、健康面に関して注意を促す警告夢が多い傾向にあります。そのため生理になる夢を見たら、生活習慣を見直した方がいいでしょう。

夢占いを恐れるのではなく、思い当たる節があれば事前に準備をしておくと、トラブルを回避できるでしょう。

女性ホルモンは増やすことができる思いますか?

こんにちは!女性の内外面の美しさと魅力を惹き出すカウンセラー麻井聖子です。

 

加齢と共に女性ホルモンが減少していくのは自然なことです。

そして、女性ホルモンを増やすことはできません。

 

 

女性にとって女性ホルモンは心身の健康と美しさに大きく関係しているため、女性ホルモンを増やせないという事は、「年を取ったらもう女は終わりってこと?」と思われるかもしれません。

しかし、そうではありません。

 

 

女性ホルモンを増やす事はできませんが、ホルモンバランスをコントロールする事で心身を整え、年齢を重ねつつも、毎日を快適に過ごす事は可能です。

 

 

今回は、女性ホルモンを“食事からコントロールする方法”についてご紹介します!

 

まずは知っておきたい!女性ホルモンとは?

 

女性ホルモンは、ごくわずかな量で体内のさまざまな働きを起こさせる情報伝達物質です。

女性が一生のうちで分泌する女性ホルモンの量は、「ティースプーン一杯ほど」と言われています。ごくわずかな量でありながら女性の健康と美に大きく関与しています。

 

女性ホルモンには大きく分けて二種類あります。

1 卵胞ホルモン

エストロゲンと呼ばれ丸みをおびた女性らしいカラダやツヤのある肌・髪を保ったり、骨粗鬆症などから守ってくれる働きをしてくれます。

エストロゲンの分泌が多い時期(排卵前)は、心・お肌・カラダは落ち着いています。

2 黄体ホルモン

プロゲステロンと呼ばれる妊娠の成立・継続に欠かせないホルモンです。

プロゲステロンの分泌が多い時期(排卵後)は、お肌トラブルや浮腫みを起こしたり、気持ちもイライラしがちになります。

 

どちらのホルモンも女性に欠かせないものです。40代以降になると、この女性ホルモンが減少し、さまざまな不調を引き起こします。

 

女性ホルモンは増やせないの?

女性ホルモンのピークは、20代後半から30代前半。

その後、分泌量は徐々に減少していき、45歳から55歳くらいには閉経と共に激減します。

減少するのは加齢と共にカラダにとって自然なことであり、増えることはありません。ただ、女性ホルモンの減少に対してさまざまな対策はできます。

特に食事でコントロールすることは大切です。

 

 

女性ホルモンをコントロールする食事

女性ホルモンをコントロールするには、バランスの取れた食事が必要です。

バランスのとれた食事とは、糖質・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルの5大栄養素がバランスよく入った食事です。

 

糖質

主にご飯・パン・麺などの主食。ブドウ糖に分解されエネルギー源になります。

脂質

油・肉・卵・乳などの動物性食品に含まれる脂、魚や大豆製品に含まれる脂。脂肪酸に分解されて、脳や細胞膜のエネルギー源になります。

タンパク質

主に肉・魚・大豆製品・乳製品。アミノ酸に分解され筋肉・骨・血液・肌・神経伝達物質・消化酵素になります。

ビタミン

他の栄養素と違い、エネルギーやカラダの構成成分にはなりません。その代わり、さまざまな生理機能の維持に働いたり、エネルギーや体をつくるための代謝に関わっています。ビタミンは体内でほぼ合成されないため、食事として摂取する必要があります。

ミネラル

ミネラルの働きのひとつがカラダの構成成分です。カルシウムやリン、マグネシウムなどは骨や歯をつくり、鉄やリン、硫黄はタンパク質や脂質と結びついて体成分となります。

ミネラルのもうひとつの働きは、生理作用です。ナトリウムや塩素、マグネシウムなどは筋肉の収縮や神経伝達に関わります。

マグネシウムや亜鉛、ヨウ素などは代謝の調整に関わっています。

食事から摂取するミネラル不足や過剰が長く続くと、適切な濃度を保てなくなり欠乏症や過剰症が現れます。

 

 

これらの栄養素が無条件に女性ホルモンになるわけではありません。

カラダにとって必要な5大栄養素をバランスよく適切な量を摂取することで、女性ホルモンをコントロールできる体を作っていきます。

女性ホルモンと似た作用がある食品だけを過剰に摂取しても女性ホルモンになることはありませんし、どんな食品でも過剰摂取が続けば使われなかった残念な物質として脂肪となり蓄えられてしまいます。

逆に必要な栄養素を摂取しないのも、代謝が上がらず脂肪燃焼がうまくできず太りやすくなることも。

バランスのいい食事を摂ることは、女性ホルモンをコントロールできるだけでなく、健康的なカラダと美しいお肌、そして安定したメンタルを保つためにも大切です。

 

人生100年の今の時代をバランスのいい食事を心がけて、女性としての人生を自分らしく美の華を咲かせ続けてください。

 

女性のからだは、子どもを生む、生まないに関係なく、生命のもとをもっています。とても神秘的だと思いませんか?

受精した時、育てて生む準備が、女性のからだのなかでは自然とできているのです。

生理を観察することで、健康チェックもできます。

経血は、からだの外にでてく時、子宮の壁の組織がまじっているため、純粋な血液とは違いますが、でてくる血を観察することで、カラダの状態を知ることができます。

 

今回は、毎月の生理と、また閉経後を活き活き過ごすために、生理の基礎知識についてお伝えします。

 

初潮から閉経まで

日本人の平均的な閉経年齢は、50歳といわれています。これはあくまで平均なので、下は38歳から上は60代までとのデータもあるようです。

たいてい初潮から35年間くらい、毎月の生理と付き合うことになるようですが、妊娠や出産などで、個人差があります。

毎月、5日間は生理期間とすると、なんと、生涯で2,000日以上。約6年は、月経と付き合うことになるのです。

 

生理の仕組みとサイクルを理解して、うまく生理と付き合っていくと、憂鬱になる事なく、すんなりと過ごすことができます。

 

生理によって体が守られている

女性は生まれたときから、卵巣の中に赤ちゃんをつくるために必要な卵子の元を持っています。そして、思春期になって、赤ちゃんができる体に成熟すると、学校でも習っていると思いますが、女性ホルモンの働きにより一定のサイクルで、卵子が、ひとつずつ排出されるようになります。

卵子を卵管がキャッチして、子宮へ送り込みます。これが排卵です。同じころ、卵巣の出すホルモンの働きで子宮のかべが厚くなっています。これが赤ちゃんのベッドと呼ばれる部分ですね。卵子が精子と出会えば受精卵として、子宮にとどまりますが、受精しなければ卵子はまもなく消えて、子宮のかべがくずれて外にでていくのです。これが月経血で、いわゆる生理です。

 

血液とよく似ていますが、子宮の壁の組織がまじっているため、純粋の血液とは違います。

思春期のときの学習を曖昧にしていても、毎月、自分の体でおこっていることを感覚的にとらえているかと思いますが、このあたり正しい理解になっていたでしょうか。

意識してみると、自分の体が愛おしくなるものです。

 

PMS(月経前症候群)

生理前がつらいという方、月経前症候群という言葉はご存じですか?

生理がはじまって2~3日目ごろがピークの生理痛(月経困難症)とは異なり、生理が始まる3~10日くらい前から起こるものです。

Pre Menstrual Syndromeの略で、不快な症状が繰り返し3ヵ月以上続き、しかも日常生活に差し支えるほど症状がひどい場合に、月経前症候群と診断されます。

 

<PMSの症状例>

乳房が張る、乳房が痛む、眠気が強くなる、肌が荒れる、食欲が増す、体重が増える、体がむくむ、冷える、頭痛、腰痛、下腹部痛、…身体的不調だけでなく、イライラする、怒りっぽくなる、パニックになる、涙もろくなる、集中力がなくなる、憂鬱な気分になるなど精神的にも悩ましい症状があります。

 

これは、生理周期も卵巣機能も正常な人でも起こります。日本人のように完璧主義で几帳面な方は、このPMSになりやすいといわれています。

 

生理中も快適に過ごすために

誰しも、一度や二度、また毎月、PMSだったり、生理痛、更年期障害、このなかの症状に悩まされた経験があるのではないでしょうか?

生理にまつわる、これらの問題が解消されれば、毎月の不安もなくなると思います。解決策の一つに、食事を見直すという、いたってシンプルな方法があります。

 

生理の不快を食事で解決

生理との付き合いに限ったことではありませんが、栄養バランスのとれた食事で、ビタミン・ミネラルをしっかり摂取することが大切です。

食べたもので、私たちの体は作られ、整えられていきます。

低脂肪食もPMS緩和によいとされています。
ビタミンB6、カルシウム、マグネシウム、大豆イソフラボンなど、不足しがちな栄養を積極的に摂ることがポイントです。

 

とくに生理での不調な症状が重いとき、急に症状が重くなったときは、子宮内膜症などの病気がかくれている場合もあるので、そんなときはすぐに婦人科を受診しましょう。

 

最近では、生理痛のようにPMSにも対応した薬もあります。

また閉経間近、女性ホルモンが急激に減ることで、骨がつくられにくくなる傾向があります。


骨がスカスカになる骨粗鬆症を防ぐためにも、さきに挙げたようなバランスのとれた食事のほか、適度な運動も取り入れてみてください。

 

閉経は女の第二の人生の始まり

平均寿命が延びたことにより、私たちの親や祖父世代には、人生の後半であった閉経も、今では、まだ折り返しの年齢でもあります。つまり、ここからまた女の第二の人生が始まるのです。

更年期と言うと、女の終わりとか、辛い症状が待っている、といったようなマイナスなイメージがあります。まだ生理がある時に、バランスの取れた食生活、運動、睡眠など健康的な生活をしていると、閉経や更年期もすんなりと迎える事ができます。

閉経後の第二の人生もさらに楽しむために、毎月の生理を自分の健康のバロメーターとして、カラダのケアをしましょう。