アロマセラピストの高橋優子です。
あなたの一番の心配事は何でしょうか?
あなたには、心配事で夜も眠れないということはありますか?
職場の同僚やママ友との人間関係、お子さんの生活態度や進路のこと、ご両親の介護、夫婦関係、恋愛や結婚などいろいろとありますね。今に限って言えば、コロナで仕事が減って、お金のことで心配がある方もいらっしゃると思います。
心配事があるときには心もカラダも固くなり、緊張状態が続いて眠れなくなってしまうものです。眠れなくなることで翌日の生産性が下がり、それが更なる悩みとなって心にも身体にも悪循環となります。
さて、そもそも「心配」って何でしょうか?
「不安」とは何が違うのでしょう。「不安」とは理由の分らない恐怖、「心配」は理由の分っている恐怖のことを指します。理由が分かっているのであれば、考え方次第で結構簡単に解決することが出来るのです。
そこで今回は「心配」について触れていきながら、「不眠」の中でも「心配事があって眠れない」ときの対処法をご紹介いたします。
なぜ、あなたは心配なのでしょうか?
きっとあなたは今、ご自分の頭の中が整理できてないのではないでしょうか。
不安なことが不安ということに悩まされている可能性がありますので、まずは現状を整理していきましょう。
現状の整理の手順
1.今の状況をありのまま紙に書く
起こっている出来事、それに対してあなたがどんな感情になっているのか、なぜ、そう思うのかをそのまま書き出してみてください。すると、漠然と心配していたことが視覚で整理できて心配事が明確になります。
2.できることとできないこと、本当に必要なこと、しなくてもいいことなどを書く
次に、できることとできないこと、本当に必要なこと、しなくてもいいことなどを書き加えていってください。例えば、大切な人、今は付き合わなくてもいい人、などと整理していきましょう。リストアップした中で、できることはすぐにやってみましょう。難しいことは他の方法を検討するなど、時期を待つ間に準備をすることもできます。それも一緒に書き込んでいくと良いでしょう。ここでは自分を客観的に見られるように意識してみてくださいね。
3.ゆっくりと読み返し、受け入れる
書き終わったらゆっくりと読んで自分のなかに受け入れてみましょう。受け入れることで問題としっかり向き合うことができます。先ほどお伝えしたように、心配事は理由の分っている不安ですから、この作業でほとんど解決してしまうと思います。
心配事に意識があるときは辛く不安に感じることも、幸せに意識を向けることで、あなたの周りで起こっていることが幸せへと繋がっていくことに気が付けることでしょう。現状としっかりと向き合って生きることは未来の幸せへと繋がっていきます。
4.解決しない場合の方法
もしかすると上記の方法だけでは解決するのが難しいこともあると思います。そんなときには、家族や友人に話を聞いてもらって心の中を整理するのもおすすめです。専門家の力を借りるのもいいでしょう。私も対面やリモートでのセラピーを行っておりますが、もし距離の問題やリモートへの抵抗があるようでしたらお近くの専門家を訪ねてみてください。
あなたの周りには、あなたの心配を一緒にしたいと思ってくれる方がいます。その人たちの愛情を少しだけ受け入れてみるといいでしょう。人の愛情を受け取ることで愛されている実感が出てくるはずです。それがあなたの自信となって心配していたことも乗り越えていく力が湧いてきます。すると、心に余裕が出来て前向きな気持ちになれるので、不思議と解決していく具体的なアイデアも浮かんでくるものです。
眠れない夜には香りを使ってみましょう
眠れない夜にはアロマのちからを借りるのもひとつの方法です。
ジャーマンカモミールは、心身を鎮静させてくれます。心と身体はつながっています。心が緩みますと身体の緊張も緩んできます。心配事や不安、怖れなどの気持ちに、この精油がサポートをしてくれますので、試してみるのもいいでしょう。
使い方は、ディフューザーにカモミールジャーマンの精油を入れてリビングや寝室にほのかに香らせておくだけですので簡単です。ディフューザーをお持ちでなければマグカップにお湯を入れ精油を1滴入れてお使いください。湯気と一緒に香りがお部屋に広がっていきます。アロマバスやオイルトリートメントもおすすめです。
ジャーマンカモミールは、香りが強めの精油です。1滴でも十分楽しめます。香りを少なめに使うとリラックスしやすいです。ジャーマンカモミールの精油を単体ではなくブレンドして使うのもいいでしょう。
精油 おススメのブレンド
ジャーマンカモミール×ラベンダー
ゆっくりと香りを嗅いでいますと心が落ち着き安心感に包まれます。心のバランスを整えてくれるラベンダーは言葉を上手く伝えられないときにもサポートをしてくれる精油です。心にためてしまっている思いを上手に伝えてみましょう。
ジャーマンカモミール×サンダルウッド
ありのままの自分自身を受け入れて焦らなくても大丈夫と思わせてくれます。呼吸がはやく浅くなっていませんか?ゆっくり息を吐き大きく息を吸ってみてください。呼吸を繰り返しながら私は大丈夫と胸に手をあてて自分自身に言ってあげましょう。
アロマセラピーとは
アロマセラピーは、芳香をもつ植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使って、その香りと成分の働きにより、心身の状態を向上させようというセラピーです。
幸せなあなた自身をイメージしてみて
ここまで悩んでいるあなたは周りや相手に気を使いすぎて、あなた自身へ気持ちを向けることが少なくなっていたのかもしれませんね。あなたは優しい人なのです。少しだけ、その優しさを自分にも向けてあげましょう。
心が少し軽くなったら、これからのあなたをイメージしてみてください。誰と何をしていますか?笑っていますか?少し先の楽しい未来をイメージしてみましょう。気持ちが前向きになることで心に余裕が生まれて穏やかになり、今までになかった楽しいアイデアが浮かんでくるようになります。すると、いつしか心身の緊張も緩和してきたことに気が付くことでしょう。眠れるようになってきて、自律神経のバランスも整い体力、気力も回復してきます。これまで寝なきゃいけないと思っても寝られない生活が一変します。
良い睡眠は自律神経を整え、体力を回復させ、負のスパイラルだった生活から幸せの循環に変わり、次第にあなたの身体は心とともに元気になっていきます。今があることに感謝することを意識してみてください。きっと充実した毎日を取り戻せることと思います。あなたが幸せで満たされますように。
こんにちは!千葉市でうつ病回復支援専門カウンセラーをしております吉川淳子です。
私は保健師資格もあるので皆さんの心身両面のアドバイスができます。企業での健康管理経験からうつ病で休職・復職した方のサポートも多数させていただいております。
皆さんがメンタル不調にならないためにはストレスを溜めないように自己管理することが大切ですよね。ここでは誰でもできる簡単なストレス解消法をお伝えします。
涙はストレスを流してくれる
嬉しくて泣く、悲しくて泣く、悔しくて泣く、感動して泣く。
実は、『涙』の中にストレス物質が含まれています。泣く事で、ストレス物質が体の外に出ていきます。
感情が動いて出る涙と、玉ねぎを切っている時に出る涙とは、成分が少し異なります。
感情が動いて出る涙には、ストレス物質の副腎皮質ホルモン「コルチゾール」などが流れ出ています。
それだけでなく苦痛を和らげる物質も出てくるので「あー泣いたらスッキリした!」という状態になるのです。
ということは、感情が動いているのに、泣くのを我慢するとストレスが自然に出ていくのを止めてしまうという事になります。状況にもよりますが、出来るだけ涙は流してしまった方が良いですね。
中でもストレス解消効果が高いのは、ポジティブな感情が動いた時の涙と言われています。
ラグビーのトライが決まった瞬間やフィギュアスケートで逆転勝利した瞬間など選手と一緒に流す涙は心身ともにスッキリすること間違いなしです。
なかなか泣けない時はどうする?
ストレス解消したいから涙を流そうと思っても、感情を動かすことが起きなければなかなか難しいことですよね。
ストレスが溜まっているけど、泣けない方は、わざと泣く状況を作ってみるとよいです。
- 泣ける映画を観る
- 泣ける小説を読む
- 泣ける音楽を聴くな
- もしあればご自分が子供の頃に書いた作文や日記、家族写真なども意外と感動します
- 悲しかったこと、悔しかったことなどを、文字にして読んでみる
- 親しい友人などに話しを聞いてもらって泣くのはとても効果的です
ネガティブな感情からの涙はあまり良くないと言う人もいますが、今の感情をタイムリーに涙と言葉で出してしまうのはストレスを溜め込まないためにはやった方が良いのではないかと思います。
泣く場所も考え物ですよね?車の中、お風呂、寝る前の布団の中、海岸、公園など、ひとりになれる場所を見つけてみてください。
私のカウンセリングルームでは思いっきり泣けます!
ちゃんと泣かないと心の病に!?
本当は泣きたいのに、泣かないでいると、心の病の原因になる事もあります。
以前カウンセリングでこんな事例がありました。
30代後半女性。「最近自分がおかしいと思うのです」と相談に来られました。よく聞いてみると8ヶ月前にお父様が亡くなり喪主を務められたそうです。四十九日も終わり一周忌の準備をしようと思っても体が以前のように動かず困っているとのことでした。
ご本人は体の病気を疑って相談に来られたのですが、症状を伺ってもあまりハッキリしないものが多く、朝起きると体が重くて動けないと言うのです。
「お父様が亡くなった後ちゃんと悲しみましたか?ちゃんと泣きましたか?」とお聞きしました。
「え?でももう8ヶ月も経っていますよ!」最初は驚いた表情でしたが、すぐに涙ぐんで「そういえば周囲のことばかり気にしていて自分が悲しむことをしていなかったかもしれません。」
それからその方は、相談室で少しの間泣くことができました。時間的には8ヶ月が経過していますが、この方にとってはその時の感情表現が8ヶ月遅れでようやく表現できました。
「朝、体が重くて動きたくない」というのは「このまま放っておくとうつ状態になるよ」というサインだったと思います。
感情を表現しないでいると、ストレスが蓄積していきます。その蓄積したストレスを抱えきれなくなると心が悲鳴を上げてうつ状態になっていきます。
悲しい時はちゃんと悲しむ。できればいっぱい泣くこと。泣くという行為は皆さんがこれからを元気に生きていくためには大切なことです。
感情を置き去りにして前に進もうとすると、心に負担がかかります。
カウンセリングで涙を流して心スッキリになりましょう!