なぜ日焼けした後に応急処置が必要なのか
日焼けには程度の差はありますが、実は「軽い火傷~火傷」の状態であることが殆どです。
日焼けを火傷ではなく単なる肌の炎症だと思って放っておくと、その後の肌トラブルに繋がります。
そのため日焼けした後には、出来る限り早い段階で外側からも内側からも応急処置をとることが望まれます。
日焼け後に行うべき3つの応急処置
日焼け後の応急処置としてまずやるべきことを3つ具体的に説明いたします。
①肌の温度を下げる
日焼けの炎症を抑えるためには、患部を冷やして連続的に体温を下げることが必要です。
冷やす時間は火照りが鎮まるまでのだいたい30分~1時間くらいです。36.5度より下げることでメラニン生産の酵素が抑えられます。
全身の日焼けの場合はぬるめのお風呂や水風呂につかることで全身を冷やすと効果が高いです。その際には顔や首には水素水を含ませたパックで同時に冷やしてもよいでしょう。水素には炎症を抑える作用があるので、日焼けによる肌の炎症を鎮めてくれます。
直接氷や保冷剤を患部に当てると逆に低体温症になってしまう可能性がありますので、冷却する際はジェルフェイスマスクなどを使うようにして気を付けてください。
炎症が軽ければ冷やす前に抗炎症作用があり、アルコールフリーで低刺激のビタミンCローション等を塗ってから冷やすことをおすすめします。これは紫外線を浴びることで大量のメラニンを作る前に防御する役割を果たしてくれます。ただ、肌がヒリヒリしている状態であれば冷やすことだけに集中してください。
②水を補給する
日焼けをすると、本人の自覚がなくても体内の水分が減少し脱水状態になっている可能性が高いです。
熱中症の時と同じ状態になりますので、OS-1などを飲むことで水と電解質を素早く補給することが必要です。
紫外線を浴びることで体には活性酸素が発生するため、抗酸化作用のある水素水で水分を摂取してもよいでしょう。
③皮膚科へ受診をする
広範囲にわたって発赤が治まらない場合や痛みを伴う場合は、迷わず皮膚科へ受診しましょう。
火傷と同じ状態なので、自己判断すると危ない可能性があります。出来る限り早い段階で対処することがその後の回復の早さに繋がります。
水素について詳しく知りたい方は、日本初の水素吸入療法の総合情報サイト「すいかつねっと」をチェックしてみてください。美白やシワ・たるみ、シミなど様々な美容項目との関係を、医師がエビデンスに基づいてわかりやすく解説しています。詳しく知りたい方は、「水素吸入と美容について徹底解説」をご覧ください。
部位や状態別!日焼け後に継続して行うべきこと
適切な応急処置が完了したら今度は部位や状態ごとにそれぞれ継続して処置をします。
引き続き肌に火照りや赤みがあるときは、トラブルを起こしやすい状態で炎症が悪化する可能性があるため低刺激なコスメで十分な保湿をしてください。
火照りが治まったら顔の場合は美白成分の入ったパックや抗炎症コスメでたっぷりと保湿をしましょう。美白成分の入ったパックはメラニンが作られるのを抑えるため有効です。肌が非常に乾燥している状態なので、いつもよりも多めに時間をかけて保湿をしてください。
肌の抗炎症や抗酸化には皮膚から直接水素を吸収できる水素パックもおすすめです。吸収が早く肌の悪玉活性酸素を除去するのに役立ちます。
次に手や足など全身にはアフターサンクリームが効果的です。
日焼け後の乾燥した肌にはクリームでも保湿力のあるアロエなど植物を使ったもので保湿をしましょう。
日焼け対策に行うべきインナーケアとは
日焼け対策に行うインナーケアは、日焼け後に行うインナーケアと同様のものを使うことが出来ます。続けて行う事により更に効果を発揮しますので、是非今から始めてみてください。
主にやるべきことは下記の2つです。
①ビタミン摂取
②抗酸化作用に優れた食材の摂取
①ビタミン摂取
ビタミンCは紫外線によるメラニン色素を抑え、シミやくすみを予防します。
通常時は食後に600mgを目安に、日焼けをした後には食後に1,000mgを目安に摂取するとよいでしょう。ビタミンCはすぐに水分とともに排出されてしまいますので、こまめに毎食後に摂ることがお勧めです。
②抗酸化作用に優れた食材の摂取
抗酸化作用に優れた食材は緑黄色野菜や果物が挙げられます。
ピーマン、ニンジン、ブロッコリー、ほうれん草、トマトや、ブルーベリー、バナナ等は抗酸化作用の他、日焼けによって発生した活性酸素を除去してくれる役割も果たしてくれます。
それは、これらの食材にビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、リコピン、ポリフェノールなどの抗酸化物質が多く含まれているからです。
インナーケアとして効果を発揮するためにはこれらの食材を1食3品以上目標にとるようにしましょう。
日焼け対策におすすめの商品5選
ここでは、おすすめの日焼け対策商品をご紹介します。
【日焼け止め】
日焼け対策にも日焼け後にも使える日焼け止めは紫外線吸収剤が含まれず紫外線散乱剤を使用しているノンケミカルのものです。
赤く日焼けした肌には炎症を和らげる日焼け止めもあります。私が1年中利用しているのがジョンマスターオーガニックの「G&CパーフェクトUVミルク(グリーンティー&カレンデュラ)」です。
自然由来の成分を配合していて、つけ心地もよく白くならずメイクも馴染みます。
【ビタミンCコスメ】
ビタミンCは抗酸化作用が高いため、メラニンの合成を抑えて事前に肌にシミを防いでくれるため日焼け対策になります。
日々のビタミンC化粧水ならばドクターシーラボの「VC100エッセンスローション」がおすすめです。
VC100シリーズは洗顔から美容液・化粧水・保湿ゲルとお手入れのすべてが揃っています。
【美白成分入りパック】
「SK-II ホワイトニングソース ダーム・リバイバル マスク 」は、SK-Ⅱの定番パック商品で、美白美容液1本分(30ml)が配合されています。
密閉力が高く美白ケアが8時間継続します。日焼け後に集中的に使うと効果が高いです。
【UVカットマスク】
マスクを手放せない毎日なので、UVカットマスクが日焼け対策にもなって一石二鳥です。
UVカットをしてくれる素材でマスクを作っている企業が増えていますので、インターネット上で検索して購入することが可能です。
【髪の日焼け止め】
忘れがちなのが髪の日焼け対策です。
日本人は黒髪なので特に頭皮に紫外線の影響があり、薄毛やたるみの原因になっています。
AVEDAの「サンケアプロテクトヘアヴェール」は、植物由来の成分が髪を夏の強い日差しから守ってくれます。使い方は髪全体にスプレーするだけです。耐水性なので、海やプールなどのリゾート地でも長時間の効果が期待できます。
うっかりやりがち!NGな日焼け対策
日焼け対策をしているつもりが、実際は効果がなかったり、逆効果になってしまうこともあります。
例えば、ビタミンCを使う方法やタイミングを間違えてしまうことです。
先ほどは日焼け後にビタミンCを摂取することやビタミンCのローションを使うことをお勧めしましたが、利用方法によってはビタミンCがシミ自体を増やしてしまうこともあります。
長年の研究によって開発されて発売している化粧品のビタミンCではなく、柑橘系の果物(レモンやグレープフルーツ、ベルガモットなど)を購入してパックをしたり、化粧水を作ったりすることがこれにあたります。
柑橘系の果物には一部光毒性の成分が含まれているため、逆に紫外線を吸収する働きがあります。この働きによって逆に紫外線が吸収されシミが増えたり濃くなってしまうのです。
肌トラブルを避けるためにはビタミンCを内側から摂取することや、日焼け後、寝る前の肌につけるなど、上手に使うようにしましょう。
もう一点気を付けたいのが、日焼け止めの選び方や使い方です。
例えばパッケージに記載されているSPFやPAですが、数字が高くてプラスが多ければよいというのは間違いです。重要なのは使い方で、日焼け止めを頻繁に塗りなおすこと(2~3時間に一度)が効果を持続させる一番の対策になります。
また、紫外線は一年中降り注いでいます。室内だから日焼けをしないということではありません。
外出をしていないから日焼け対策をしなくてもよいというのは間違いです。
紫外線は室内にも入ってきますので基本的には年中ケアをすることが必要になってきます。
まとめ
日焼け後に行うべき応急処置と、日常的に必要な日焼け対策をまとめました。
出来る限り、うっかり日焼けをなくし正しく予防をすることで健康的で美しい肌を保ち続けていきたいですね。
たくさんある日焼け止め・・でもどれがいいの?
女性が最も美容に敏感になるといっても過言ではない季節がやってきました!
生き生きとした緑やキラキラした日差しが心地よく、気分も上がる!
なのに100%楽しめない原因。
そう。「紫外線」。
こんにちは。美容食育士の平子 実佳です。
皆さんもご存知の通り、紫外線はシミ、そばかすだけでなく、乾燥、たるみなど様々な肌トラブルを引き起こす憎き相手!
そんな紫外線と戦うために皆さんは正しく日焼け止めを選べていますか?
実はちゃんと自分に合った日焼け止めを選べているという人は少ないんです。
なぜなら、巷には数値が低いものから高いもの、肌に優しいもの、ウォータープルーフのものなど、たくさんの日焼け止めで溢れているから。
雑誌やテレビなどで取り上げられたものを使えば安心。そう思ってる人も多いと思います。でも!あなたの肌を守るのはあなた自身なのです!雑誌やテレビの情報だけでは守りきれません!敵を知って己を知るですね♫
いま一度、紫外線と日焼け止めについて知って、正しい日焼け止めを選んで美肌を手に入れましょう。
紫外線について
紫外線は、肌老化の原因の約80%と言われています。
その紫外線は太陽から放出され、A波(UV-A)、B波(UV−B)、C波(オゾン層で吸収され地表には届かない)があります。
シワやたるみの原因!生活紫外線のUV−A
紫外線の約9割を占めるUV−Aは、コラーゲンやエラスチンを作る繊維芽細胞のある真皮にまで届き、買い物や通勤など日常生活の中で、知らぬ間に浴びることでゆっくりと肌を黒くし、シワやたるみの原因になります。ガラス越しにも浴びているので室内でも注意が必要です。
海やレジャーに行かなくても黒くなってしまう人は日常生活で紫外線ダメージが蓄積されているのかもしれません。
シミや色素沈着の原因!レジャー紫外線UV−B
メラニン色素を作り出し、シミや色素沈着をおこす原因のUV−Bはエネルギーが強く、表皮にダメージを与え、あらゆる角度から細胞を傷つけ、赤く炎症をおこします。炎症は紫外線を受けてから8〜24時間でピークに達し、数日続きます。皮が剥けるのはこの細胞ダメージが大きく、修復ができない状態にあります。海などで日焼けをしたときに真っ赤になるのはこのエネルギーの強いUV−Bの影響にあります。
これら作用の違う2つの紫外線から肌を守ることで美肌への道はグッと近づきます。
晴れた日だけ日焼け止めを塗れば大丈夫?
紫外線の量や強さは季節や天気によって変わります。
しかし、UV−Aは気温が暖かくなる4月から秋の初めの9月が強くなりますが、冬になってもその半分程度にしか下がりません。
つまり、一年中、紫外線量はゼロになることはなく、年間を通して気をつけなければいけないのです。
例えば空に雲が覆っている薄曇りの場合、快晴のときの8割〜9割、曇りで6割、雨で3割程度の紫外線量があります。
また紫外線は太陽から直接届くものだけではなく、地表で反射されたものや空気中のほこりなどで散乱されて届くものもあります。
特に地表が雪の場合では80%もの紫外線が反射され、砂浜の10〜25%よりも飛び抜けて高くなっているので冬の雪山はとても注意が必要です。
<地表面の反射率>
- アスファルト10%
- 水面10〜20%
- 草地10%以下
日焼け止めを選ぶ基準SPFとPAとは?
皆さんは日焼け止めを選ぶときにこの数字を見て選びますよね。ではそれぞれにどのような意味があるのかみていきましょう。
SPF=UV-Bの防止効果
日焼けを起こすまでの時間を伸ばす目安。
普通肌の人が赤くなる時間を25分とし、SPF30の日焼け止めを塗ると
25分×30分=750分=12.5時間
つまり、塗らなかったときの30倍程、赤くなるのを防ぐという意味です。
色白の人20分
色黒の人30分
赤くなりやすい人は普通肌の人より高めの日焼け止めを塗ることがおすすめですね。
PA=UV-Aの防止効果
UV-Aを浴びた2〜24時間に肌が黒くなることを表したもの。
PAの横にある+が大きいほど効果が高いことを示しています。最も大きい指数が+4です。
また数値が高いからといって一日中安心というわけではありません。汗や皮脂などで成分が落ちてしまい、効果は薄くなってしまいます。紫外線をしっかり防ぐには2〜3時間ごとに塗り直しが必要です。
数値以外での選び方は?
日焼け止めを選ぶ際はSPF.PAの数値だけで選ぶのではなく、自分の肌質(赤くなりやすさや黒くなりやすさなど)や目的、用途によって選ぶことが大切です。
SPF50 PA++++
海外リゾート、特に紫外線が強い場所、紫外線に弱い人
SPF30 PA+++
普段の買い物や散歩など短時間の外出
ケミカルとノンケミカル
また数値以外でもノンケミカルやケミカルと呼ばれるものもあります。
これは紫外線防止成分の違いによるものです。一般的にケミカルと呼ばれるものは紫外線を吸収して熱やエネルギーに変えるものを、ノンケミカルは肌の表面を覆い、紫外線を反射させるものをいいます。
最近ではイメージの良いノンケミカルと呼ばれるものが多くなっていますが、決してケミカルが良くないというわけではありません。それぞれのメリットデメリットを比べて自分の肌質に合ったものを選ぶようにしましょう。
ケミカル
<メリット>
- 紫外線カット効果が高い
- 白浮きしにくい
- きしみ感がない
- 汗や水に強い
<デメリット>
刺激が強いので敏感肌の人は注意が必要
ノンケミカル
<メリット>
- 肌に優しい
- 子供にも使える
- 石鹸で落とせる
<デメリット>
- 白浮きしやすい
- 汗や水に弱いのでこまめに塗り直しが必要
この他にも敏感肌の人や子供に優しい成分を配合したもの、ジェルタイプ、クリームタイプ、スプレータイプなど使い分けしやすいものもあるので、選ぶ際はポイントにしましょう。
なんとなくではなく自分目線で
同じ環境下でも肌質によって焼けやすさが違うので、目的や好みに応じて選ぶことで肌への負担を減らし、快適に日焼け止めを使うことが美肌への近道です!
10年後の美肌対策は“今”が大事!
しっかりと紫外線対策をして、おでかけを楽しみましょう!
春先から強くなる紫外線。日焼け止めを塗るのはもちろんですが、
「ベタベタしたくない」
「塗るのが面倒」
という人には、UVブロック効果のある衣類を上手に使うのがおススメです。
UVブロック効果のある衣類で使いやすいのが、カーディガンと手袋です。
実は、素材や色で紫外線ブロック効果が異なります。
効果的な物を選んで、今年の春夏の強い紫外線を乗り切りましょう!
ブロックすべき紫外線について
普段気を付けなければいけない紫外線には2種類あります。
- A波
- B波
洋服を着ている部分は日焼けをしないと思っている人が多いです。しかし、長袖などを着て気をつけていても、A波は防げますがB波は洋服を通るので、日焼けをしてしまうのです。
そして、このB波は、UVカット効果のあるカーディガンや手袋を使うことで、防ぐことができます。
UVカット素材について
UVカットしてある衣服には、次の2種類があります。それぞれの特徴があるので、ご自身の体質に合わせてお選びください。
1.繊維に練りこむタイプ(ポリエステル)
紫外線を吸収・反射するような物質を繊維に練り込んである素材。主に、ポリエステル素材に多いです。
カーディガンの繊維にチタンやカーボンなどの、紫外線散乱剤のチタンなどを練り込む加工方法は、ポリエステルやレーヨンなどにはできるのですが、綿などの天然素材にはできません。
また、乱反射する効果があるので、服の内部の温度が上がるのを防ぐ「鏡の役割」をしてインナーが透けにくいなどの特徴もあります。
こちらの素材の方が、お値段的にお手頃で手に入ります。ファストファッションのお店でも売られているので、簡単に手に入るのがメリットですが、化学繊維のため、着ていると肘の辺りがたまに痒くなる事があります。
2.付着させるタイプ(綿)
製品に紫外線を吸収するような物質をを吹き付けてある素材。
一般的に綿などの天然素材には、できあがったカーディガンに紫外線吸収剤を付着させることでUVカット加工をします。
普段着るものの素材を気にされる方は、このタイプのカーディガンや手袋などを利用されるとよいでしょう。綿素材がお好きな方は、厚手の生地であれば、紫外線を通しづらいです。もし素材を、光にかざして光が漏れていたら、UVカット効果も弱くなります。
UV加工をしているものは、紫外線カット率は、一般的に90%以上となっているものが多いです。
どの色の素材にするかも重要
色によって、UVカット効果が異なります。
いちばん気をつけたい紫外線はB波ですが、「UVカット」加工をしていない状態で、色別のUV透過率は、
- 白: 19.37%
- ピンク: 9.6%
- 黒: 1.67%
白やベージュ系でもUVカット加工されている製品であれば、もちろん紫外線防止効果はあります。黒は紫外線防止効果が高いので、UVカット加工されていない物でも、ある程度は防止してくれます。
「UVカット」加工されていて、さらに黒の素材であればかなりの紫外線防止効果が期待できます。
ただ黒の素材の問題点は、紫外線は防止するのですが、熱をためやすい色なので、暑いという事と、見た目が暑苦しい所でしょうか。紫外線ブロックを取るか、涼しさを取るか…?
蒸れない素材はUVカット効果が落ちる
夏に、長袖のカーディガンや手袋をすると、暑いし、蒸れやすいです。しかし、「冷感素材」「Cool素材」などの加工のしてある素材は、通気性がよいですが、紫外線も通しやすいです。
そこで、できるだけ密度が高い織り方のもので、蒸れにくい物を選ぶおススメです。
このようにUV加工したものは色んな種類がありますが、この「UVカット加工」がどのくらいもつのでしょうか?
洗濯するとUVブロック効果は落ちる?
UVカットカーディガンや手袋は洗濯をすることでその効果が少しずつ落ちていきます。
製品にあとから紫外線吸収剤を吸着させたものは、洗濯によって効果が失われやすいので、次の年には新しいものを買った方がいいでしょう。
繊維に紫外線をカットしてくれる粒子を練り込んでいるカーディガンの方が、効果が長持ちします。長く着たいのであれば、こちらのタイプを選ぶとよいです。
UVブロック効果を長持ちさせる工夫
効果を長持ちさせるための工夫として、こんな方法があります。
- UVカット効果のある洗濯洗剤や柔軟剤を使う
- UVカットスプレーをかける
※生地やUV加工によっては使えない場合もありますので、よく確認してくださいご利用ください。
日焼け止めを併用する
カーディガンの下の素肌や顔を守るためにも、日焼け止めは併用した方が良いです。
カーディガンや手袋をつけることで、日焼け止めを塗りなおす回数は減ります。日焼け止めはお肌にも負担がかかるので、お肌をできる限り守るためにも、UVカット加
30代後半~50代ではじめるアイエイジングのための、お肌の基礎知識をまとめてご紹介します。
年代別のしわの種類
(20代~)表皮性シワ(ちりめんシワ)→目尻、下まぶた
原因→表皮の保水力不足が原因
(30代~)真皮性のシワ(法れい線)→鼻横に出来る
(40代前半)真皮性のシワ→首や耳の後ろ
(40代後半)真皮性のシワ→目の下のたるみ
(50代~)真皮性のシワ→口まわり
原因→ハリや弾力不足によってできたもの
真皮とは?
(3大成分)
1 コラーゲン繊維→皮膚のハリをたもつ
2 エラスチン繊維→皮膚の弾力をたもつ
3 ムコ多糖類→真皮中の水分をたもつ
コラーゲン繊維は、紫外線にあたることで、コラーゲン繊維がブチブチと切れてしまい、歳をとると、これらの繊維に修復が追いつかなくなり、ハリがなくなる。紫外線対策(エラスチン繊維にも効果的)やコラーゲン摂取が重要。
肌の大敵 紫外線について
紫外線の種類
・A波UV-A→波長が長く、窓ガラスも浸透するので、室内にいても真皮層に深く作用し、弾力繊維を変質させ、シワ、たるみなどの肌の老化の原因になる。
・B波UV-B→肌を赤く炎症させる性質をもち、シミやソバカスの原因になる。
紫外線防止効果の指標
・PA値
紫外線A波を防止する効果の指標で、3段階に区別され「+」記号で表される。
PA値
+は「効果がある」
++は「かなり効果がある」
+++は「非常に効果がある」
・SPF値
紫外線B波を防止する効果の指標で、日焼け止めを塗り、肌が赤くなるまでの時間で割って導き出された数値。
アンチエイジングのための日焼け止め選び
しわ対策には、A波UV-AとPA値この2点について考える必要がある。
ドリンクやサプリメントでコラーゲン摂取
ビタミンCをサプリメントで摂ること(身体の中で生み出すことができる)
食事からの摂取だと牛すじ100g、鳥の手羽先で335gなどで、毎日摂取は難しいので、サプリメントやドリンクで摂取しましょう。牛、豚、鶏哺乳類から抽出されたコラーゲン、魚由来のコラーゲンどちらでもよい。
エラスチン繊維
リンクルケア製品を使う(気になるところに美容液)→真皮成分を産生し、ハリや弾力を与える効果がある。乳液やクリームを必ず使用する。
乳液は、保湿力3~4時間、クリームは保湿力7~8時間になるので、
秋口から冬場にそなえて、乳液のあとクリームまで行うことをオススメする。
ムコ多糖真皮の機能を発揮させる重要な役割。真皮の基質の大部分は、水で潤いを与えるため、水分となる化粧水が大事。角質がたまったところにいくら水分を入れても浸透しないので、ふきとり用化粧水がオススメ。
参考文献
資生堂コラーゲンLABO 意外と知らないコラーゲンのしくみ
Kao 花王株式会社HP
みなさんは日焼け止めの塗り忘れや、塗り直しをしなかったことで、うっかり日焼けをしてしまった経験はありませんか?
予防医学指導士の井村政子です。
私はよく日焼け止めを忘れるので、夏の終わりには小麦色の肌です。
そんな私ですがシミはほとんどありません。
以前、隠れシミが分かる機械で顔の写真を撮ったことがあります。9月頃にはシミの赤ちゃんがたくさん映っていますが、11月頃になると、そのシミの赤ちゃんは消えていました。
シミの赤ちゃんがそのまま成長すれば目に見えるシミになりますが、シミの赤ちゃんが消えると、目に見えるシミは出来ないのです。
なぜシミが出来ないのか?
もちろん、体質もあると思います。色白の方は若くてもそばかすやシミができやすいですよね。
ただ、体質を差し引いても、私のシミが少ないのは食事のおかげだと思っています。
今日は私が普段意識して摂っている、シミに効果がある食べ物をご紹介したいと思います。
シミに効果的な栄養素は?
お肌に良い栄養素というと、何を思い浮かべますか?
ビタミンC、コラーゲン、コエンザイムQ10、たんぱく質などでしょうか?
知識があればあるほど食べなくてはいけない物が多くなってしまったり、逆に、何を食べていいのかわからなくなったりしてしまう場合もあります。
それに、栄養の事だけを考えて食事を毎回するのは大変ですよね。
色々な食材を取る事は大切ですが、続けられなくては意味がないし、ストレスになってしまえば、せっかく良い物を食べていても栄養素の吸収率は悪くなります。
シミに効果がある栄養素をご紹介しますが、実はお肌だけでなく細胞全てを健康に若々しくしてれます。
「ビタミンエース」と覚えてくださいね。
これらを一緒に取る事によって、それぞれがサポートし合い、相乗効果でより高い効果が得られます。
肌によい食材
ビタミンAを多く含む食材
レバー・ウナギ・モロヘイヤ・かぼちゃ・人参・明日葉
ビタミンCを多く含む食材
菜の花・赤ピーマン・ブロッコリー・柿・イチゴ・キウイ
ビタミンEを多く含む食材
サーモン・ウナギ・ひまわり油・かぼちゃ・アーモンド・マグロ油漬け缶
サプリメントの副作用
1.ビタミンAの過剰
頭痛、皮膚の乾燥、筋肉痛、食欲不振、関節痛、皮膚色素沈着、胎児奇形、仮性脳腫瘍、吐き気、嘔吐など
2.ビタミンEの過剰
皮膚のかゆみ、ほてり、むくみ、胃の不快感、頭痛、疲労感など(最近の研究では、「骨粗しょう症」を引き起こす可能性があることがわかった。)
日本のサプリメントは明確な基準がなく、中にはかなり粗悪な物も出回っています。高価な物が良いというわけでもありません。もちろん優れたサプリもありますが、それを判断するのは難しいです。
ですから、基本は日々の食事から栄養素を摂るようにしましょう。
3.ビタミンCはサプリメントでもOK
唯一サプリでとっても安心なのは、ビタミンCです。
水溶性ビタミンのためすぐに排泄されてしまうので、こまめに摂ろうと思うとサプリメントから摂ることも良いと思います。ビタミン大量療法もありますし、サプリメントで大量にとってしまっても、副作用などもないので安心です。
おススメの栄養の摂り方
私の場合ですが、
サプリメントでビタミンAを摂る代わりに、人参ジュースで摂取します。
私にとって食材はサプリメントと同じです。しかも、副作用がなく、その他の栄養素も摂れる優れモノです。
サプリのように大量には摂れませんが、今回ご紹介した人参ジュースやアーモンドは、私達が一日に必要な量の多くを摂取することができます。もちろん、他の食材でもこれらの栄養素は摂れます。
自分が好きで摂取しやすい食材を知っておくと、日々の食生活の管理が楽になります。
人参はビタミンAだけでなく、ビタミンやミネラルも豊富です。アーモンドは良質の脂質も含まれているため、細胞を作る際の必要な脂質の摂取も期待ができます。
その他の効果
ビタミンエースは抗酸化作用の高い栄養素です。皮膚に良いだけでなく、活性酸素を抑制してくれます。
細胞の劣化を抑えてくれることにより、糖尿病や動脈硬化など生活習慣病の予防にも繋がります。
活性酸素はストレス、食品添加物、タバコ、激しい運動、多量飲酒、紫外線などで増えていきますが、年齢を重ねることでも活性酸素は増えていくと言われています。
活性酸素が増えない努力も必要ですが、人間が生きていく上で、活性酸素をゼロにすることは出来ません。
いつまでも健康で若々しい肌のために、日々の食事でビタミンACEを積極的に摂り、活性酸素に負けない体づくりをしていきたいですね。