不安な心との向き合い方~コロナの不安対策~

不安な心との向き合い方~コロナの不安対策~

「私たちの多くは、イメージの世界から抜け出ることができません。
苦しみという心の形成物をあるがままに認め、
抱きしめる実践をしましょう。
それができれば、前に進めます。
人生は不可思議で素晴らしいものに満ちていることが見え、
今ここで幸せに生き、人生を一変させることができます。」

 

“マインドフルネス”の生みの親 ティク・ナット・ハン師の言葉

(「和解―インナーチャイルドを癒す―」 より)

 

 

こんにちは。マインドフルネストレーナーの小田祥子です。

私は普段看護師をしながら、年間3000名以上の方にヨガや瞑想などで、心と体の整え方を指導しています。

 

現在、新型コロナウイルス感染拡大で、医療機関も世間も混乱状態です。このような先の見えない不安を感じると、人間は自分勝手な行動をしてしまいます。

こんな時だからこそ、皆さんに不安な心との向き合い方をお伝えし、「今日を大事に生きて欲しい」と願い、このコラムをお届けします。

 

 

私自身の子供の頃の出来事を交えて、思い込みと不安に溢れた人生と、そこからの解放について、説明していきます。

 

子供の頃の出来事

「祥子ちゃんのパンツはボロボロすぎて、おばあちゃん 恥ずかしくて干せないよ。お金、1000円あげるから、明日学校帰りに買ってきなさい。」

 

私が中学3年生の時の、祖母の言葉を、洗濯物を干しながら、今日ふと思い出しました。

昨今のコロナウイルス拡大防止のための外出自粛要請の影響もあって、家にいる時間が長いせいか、家事の合間に、ふと子供の頃のことを思い出したりします。

 

私が中学3年の夏休みのことです。
母が飲酒運転で近所の畑に車ごと突っ込み、その翌日、母は叔父や祖父に引きずられるようにして、アルコール依存症専門病院に(強制的に)入院しました。

 

私はその日から、祖父母宅での生活が始まり、1週間ほどたった時の祖母の言葉でした。

中学3年の私は恥ずかしさのあまり、その言葉でしばらく泣いていましたが、今思い出すと笑い話で、私を気遣って言ったであろう祖母の言葉を思い出しました。

 

 

母の「キッチンドリンカー」生活は、私が小学生に上がった頃から徐々にその兆候が始まっていました。
テーブルの上の焼酎の紙パック、たばこの吸い殻で山盛りになった灰皿、台所の流しに残った母が吐いたもの、学校から帰ると閉め切った部屋に、色んな臭いが立ち込めているのが当時の私の「日常」になっていました。

 

酔っぱらった母の説教が始まると、大抵、最後は暴力が始まり、窓から裸足で逃げていました。

「こんなのがいつまで続くんだろう」
「望まれなかったのなら生まれてこなければ良かった」と、よくそう思ったものです。

一度も私を探しにこない父親のことも、愛情などなく捨てられたようなもの。そんな風に思っていました。

 

母の死と父との再会

私が40歳になった一昨年、母が孤独死し、遺体は腐敗した状態で発見されました。

7年連絡を取らずにいた私は、後悔と自責の念もありましたが、両親たちが戸籍上夫婦のままだったので、兎にも角にも37年会っていなかった父を早く探さなければなりませんでした。

 

子供の頃、特に望むことのなかった父との再会と結末は、それまで幾度となく想像した、どの未来予想とも違っていました。

父は、私の顔を見て泣いていました。しかし、脳出血の後遺症の影響で父の思いや昔の事などを、父の口から聴くことはできず、父を怒ることもできませんでした。

「母を亡くし孤独になった」はずの私は、育った故郷には帰る場所はなくなりましたが、父方の親族が皆笑顔で私を迎えてくれて、予期せず20人を超える親戚ができました。

 

 

当時の事、これまでの事、私の経験した過去記憶のフラッシュバックについて、ヨガのこと、マインドフルネスのこと、
今、本にする準備を進めているところなのですが(詳細が決まり次第、、ご紹介できればと思います)・・・

 

 

未来がどうなるのか、一寸先がどうなるのかは誰にもわからないと、今改めてそう感じます。

 

今現在という時間をどのように過ごすか、私たちの実践や考え方によって未来は決まってくるように思います。

 

 

新型コロナウイルスの不安への対処法

新型コロナウイルスの感染経路は接触感染又は飛沫感染です。
対策は一番は手洗い、洗っていない手で顔、口、目などを触ると感染が起きます。

 

マスクは飛沫を飛ばさないこと、花粉でのどや鼻の粘膜が荒れるのを防ぐ効果があります。
ウイルスの大きさより網目の大きい市販のマスクは、ウイルスそのものを体に入れない効果はありませんが、感染していても無症状であるケースが多いということを考えれば、飛沫を飛ばさない、人にうつさないために、マスクをつけることは誰かを救う行動と言えますね。

電車内にいてくしゃみが出そう、でもマスクがない場合、袖の肘の辺りで口鼻を覆う。それもその時にできる適切な実践です。

手で口や鼻を覆うと、その手で手すりやドアノブ、エレベーターのボタン、食事をするときのテーブルに触れて感染を広げかねないことを知っておきましょう。

 

もし発症したら?
自分を信じて治療に専念するしかありません。

 

不安な時の心の在り方

辛い状況にあるときの多くが、私だけではなく、他の誰かも同じように辛さや苦しみのなかにあるもの。

不安や恐れで取り乱す必要はないけれど、無関心であってはいけない。

正しい情報を基に、自分にできる限りの対策をする。

今できること、今ある物に目を向けてみる。

 

そういう意識がたくさんの人の命を守ることになるし、大切なものを守りたいという意志を持つことが、自信と心の安定をもたらします。

 

正しい知識、それに基づく実践、前向きな姿勢が、世界を救う力の一部になる。

 

「一日一日を大事に生きる」ということが、今こそ私たちに求められているのかもしれません。

”委ねる”とは人生における難しい実践ですが、繋がりの中に生かされていることを知り、

一瞬一瞬を味わうように、

マインドフルに、

今日という日を大事に生きていきましょう。

nana
小田 祥子
マインドフルネストレーナー ヨガインストラクター