パーマではげるは嘘?はげないための対策9選と正しいヘアケア方法
パーマをかけたいけれど「髪や頭皮へのダメージではげたらどうしよう…」と心配になりますよね。また、すでにパーマを利用している人の中には「薄毛を防ぐ方法はないか」と対策を探している人も少なくないでしょう。
実は、パーマによる髪や頭皮へのダメージを最小限に抑えながら、理想のヘアスタイルを楽しむ方法があります。
今回は、はげるのを防ぐための対策はもちろん、正しいヘアケア方法も併せて紹介します。ぜひ、髪や頭皮の健康を守るためのポイントを掴んでいってください。
パーマではげるというのは嘘?
パーマをかけるとはげるという噂は昔からありますが、必ずしも直接的な原因とは言い切れません。しかし、パーマにより髪や頭皮がダメージを受け続けた場合、将来的にはげてしまう可能性はあります。
まず、髪や頭皮がダメージを負う主な原因はパーマ液です。パーマ液は髪の内部構造を変え、キューティクルの損傷やタンパク質の流出を引き起こします。そのため、髪が細くなった結果として地肌が透けて見えやすくなることが、はげると噂される原因として考えられるでしょう。
また、パーマ液が頭皮に刺激を与えて炎症が起きると、髪の成長が妨げられて薄毛につながることもあります。さらに、薬剤の残留が頭皮環境を悪化させることも原因のひとつです。しかし、適切な施術を受けてアフターケアを行えば、薄毛のリスクを軽減させることができます。
パーマの種類ではげやすさは変わる?
パーマにはさまざまな種類があり、髪へのダメージの大きさやはげやすさも変化します。パーマは、髪の内部構造を変えて形状を変化させるものです。髪の毛を構成するタンパク質の結合を化学的に切断し、新しい結合を作り替えることで、カールやウェーブを作ります。
代表的なパーマは、以下の3種類です。
- コールドパーマ:薬剤のみで自然なカールを作り、ダメージは比較的少ない。
- ホットパーマ:熱を加えることで強いカールを作るため、髪へのダメージが大きい。
- デジタルパーマ:薬剤とアイロンを使用し、形状記憶効果が高いカールを作る。
髪にやさしいパーマは、コールドパーマやデジタルパーマなど、ダメージが少ない薬剤を使った施術方法です。そのため、ダメージを最小限に抑える薬剤を使用し、低温での施術を行っている美容院を選ぶことをおすすめします。
また、髪の毛を筒状の棒にらせん状に巻きつけ、パーマ液を塗布してカールを作るスパイラルパーマという手法もあります。スパイラルパーマは、髪に立体感や動きを出しやすいので、特におしゃれを楽しみたい男子に人気です。
しかし、通常のパーマよりも施術時間が長くなるため、髪や頭皮に強いダメージを与えてしまうリスクがあります。パーマではげないためには、自分の髪質や肌質に適切なパーマを選び、正しいヘアケアを心がけることが重要です。
パーマではげないための対策9選
ここでは「パーマはかけたいけどはげるかもしれない…」といった不安を解消するために、はげないための対策を紹介します。おしゃれなパーマを楽しみながら、髪や頭皮の健康を守るためにも、ぜひ参考にしてください。
頭皮の状態を整える
パーマをかける前に、頭皮を健康な状態に整えておくことが大切です。フケや炎症が見られる場合は、まず医療機関でしっかり治療しましょう。こうすることで、ダメージが最小限に抑えられ、薄毛のリスクを減らせます。
髪質に合ったパーマを選ぶ
パーマの種類は、自身の髪質やダメージレベルに合わせてを選ぶことが重要です。はげるのが心配な人は、デジタルパーマや酸性パーマなど、ダメージが少ない方法を選択しましょう。迷ったときは、美容師に相談して最適なパーマを提案してもらうのがおすすめです。
信頼できる美容室を選ぶ
パーマではげるのを防ぐには、信頼できる美容室を選ぶことも大切です。施術に用いる薬剤の種類や放置時間、施術の温度設定など、適切な施術が保証されているかを確認しましょう。さらに、悪いレビューなども併せて確認しておくと安心です。
ダメージが少ない種類を選ぶ
パーマで理想のヘアスタイルを実現しつつ、髪の健康を守るためには、ダメージを最小限に抑える方法を選ぶ必要があります。たとえば、髪にやさしいコールド系がおすすめです。個人差はあるため、もし施術中に痛みや違和感を感じたら、すぐ美容師に伝えましょう。
頭皮保護剤を使用してもらう
頭皮保護剤を使用することで、パーマ液による頭皮への刺激を防げます。保護剤は、パーマ液が直接頭皮に触れるのを避けられるため、ダメージリスクを低減できます。特に、乾燥肌や敏感肌の方は事前に美容師に伝え、保護剤の使用をお願いしましょう。
トリートメントなどで髪をケアする
パーマ後の髪は傷みやすいため、ダメージを補修するトリートメントやヘアパックが必須です。また、定期的なケアにより髪を内側から強化し、パーマを長持ちさせることもできます。日常のヘアケアには、洗い流さないトリートメントを使って髪を保護しましょう。
頭皮マッサージを行う
頭皮マッサージは血行を促進し、髪の成長に必要な栄養を頭皮に行き渡らせる効果が期待できます。毎日のヘアケアに数分間の頭皮マッサージを取り入れることで、美しい髪を保つための基盤を築けます。
パーマの頻度を控える
はげるのを防ぐためには、パーマの頻度を控えることが重要です。短期間に何度もパーマをかけると、髪や頭皮にダメージが蓄積します。次のパーマは、少なくとも3ヶ月の間隔を空けるよう心がけましょう。
ヘアカラーとの併用は避ける
ヘアカラーとパーマの同時施術は、髪に与えるダメージを大幅に増加させるため避けた方が良いです。ヘアカラーとパーマの間には、少なくとも2週間の間隔を空けて行うのが理想的です。ダメージを最小限に抑え、髪と頭皮の健康を守りましょう。
パーマをかけない方が良い人の特徴とは
パーマをかけない方が良い人の特徴は、以下のとおりです。
- 頭皮が敏感で、化学薬品による刺激を受けやすい人
- 既に髪や頭皮にダメージが蓄積して傷んでいる人
- 抜け毛や薄毛で悩んでいる人
- 過去にパーマやカラーリングでアレルギー反応が出た人
- 髪の再生速度が遅く、ダメージからの回復が難しい人
これらの特徴に当てはまる人は、パーマをかける前に美容師と相談し、髪と頭皮の健康状態を考慮することが大切です。
パーマをかけると薄毛を誤魔化せる?
パーマをかけると、薄毛をある程度誤魔化すことはできますが、メリットと同時にデメリットも存在します。
メリットは、パーマによりボリュームや動きが加わり、髪の密度が低い部分を目立ちにくくする効果が挙げられます。
デメリットとなるのは、パーマ液の使用により髪や頭皮に悪影響を及ぼすリスクがある点です。施術を受ける前に美容師に相談して、薄毛をカバーできるスタイルを選びましょう。
まとめ
本記事では、パーマではげるのを防ぐための対策について、解説してきました。薄毛を防ぐには、施術前に髪と頭皮のコンディションを整え、パーマ後は適切なアフターケアを心がけることが大切です。
また、パーマによる薄毛のリスクを最小限に抑えるため、信頼できる美容室を利用することもおすすめします。自分の髪や頭皮を守るために、美容師と相談しながら適切なパーマの施術を選ぶことが重要です。
本記事で紹介した対策を参考に、自分にぴったりのパーマスタイルを楽しみつつ、健康的できれいな髪を保ちましょう。