コーヒーは太るというのは嘘!種類ごとのカロリーや効果的に楽しむ方法を解説
「コーヒーを飲むと太る」という話を耳にしたことはありませんか。普段からコーヒーを飲む習慣があるとドキッとしてしまう話題ですね。
ただ、この話に信憑性は全くなく、むしろコーヒーには嬉しいダイエット効果がたくさん詰まっています。では、なぜその様に言われるようになってしまったのでしょうか。
そこで本記事は、「コーヒーを飲むと太る」と言われている原因と、主なコーヒーのカロリーやブラックコーヒーダイエットの効果、やり方、注意点などをご紹介します。
コーヒーが太るというのは嘘です!太ると言われる原因とは
「コーヒーを飲んでいると太る」とSNSなどでよく紹介されていますが、実は科学的な根拠は全くありません。
ブラックコーヒー1杯あたりのカロリーはたったの6kcal。むしろ、低カロリー飲料と言ってもよいでしょう。
では、なぜ「コーヒーを飲んでいると太る」と言われているのか。考えられる原因は大きく分けて3つあります。
- 朝食をコーヒーだけにしている
- カフェラテや缶コーヒーを1日に何杯も飲んでいる
- コーヒーを飲むときに小麦粉製品や甘いお菓子を食べすぎている
1つずつ解説していきます。
理由1:朝食をコーヒーだけにしている
朝食をコーヒーだけで済ませていませんか?
コーヒーにはほとんどカロリーがありません。そのため、朝食にコーヒーを飲むだけでは昼食を摂る前に体は完全に空腹状態になり、昼食のドカ食いの原因になるでしょう。急なドカ食いによる血糖値の急上昇は、インスリンの働きにより、体脂肪をため込みやすい状態にしてしまいます。
もし、朝食を食べられないようなら、カフェラテなどでコーヒーを飲むか、早めにブランチ(10時〜11時ごろの食事)を摂るようにするのが、おすすめです。
理由2:カフェラテや缶コーヒーを1日に何杯も飲んでいる
休憩時間のたびにカフェラテや缶コーヒーを飲んでいませんか。
コーヒー自体にはカロリーはほとんどありませんが、カフェラテや缶コーヒーには乳脂肪分や糖類が多く入っているため、飲み過ぎるとカロリーが知らずに加算されていきます。
特に、ペットボトルや紙パックのコーヒー飲料、缶コーヒーを常飲している人は要注意です。自分が今、1日にどれぐらい飲んでいるのかをチェックしてみましょう。ダイエットをはじめて「缶コーヒーをやめただけで2kg痩せた」という声があがるほど、思わぬカロリー摂取の原因になっているかもしれません。
無糖のカフェラテを飲んでいる場合でも、牛乳には多くの乳脂肪分が含まれています。何杯も飲むと脂質の摂り過ぎになってしまうので注意してくださいね。
理由3:コーヒーを飲むときに小麦粉製品や甘いお菓子を食べすぎている
コーヒーと一緒に、焼きたてのパンや甘いお菓子を一緒に食べる人も多いでしょう。
小麦粉を使ったパンやパスタなどのメニューは、糖質や脂質が多く含まれ、高カロリーになりがちです。そのため、コーヒーに合う食事をしているうちに自然と1日の総摂取カロリーが多くなっている、という場合が考えられます。
一見、ヘルシーそうなサンドイッチも、ハムやチーズがたっぷり挟まっていると、意外と高カロリーだったという場合があるのです。
また、コーヒーと合わせがちな焼き菓子やケーキ、チョコレートも食べすぎには注意するようにしましょう。コーヒーを飲んでいて口寂しいからと、何度もお菓子を口にするのはダイエットの妨げに繋がります。
ブラックコーヒーやバターコーヒー・ダルゴナコーヒーのカロリーは?
コーヒーと言っても、カフェやコーヒーチェーン店には様々な種類のメニューが置いてあります。ここでは、各コーヒーのメニューのカロリーついてまとめました。
ぜひ、コーヒーのメニューを選ぶときの参考にしてくださいね。
ブラックコーヒー | 6kcal |
エスプレッソ | 5kcal |
カフェラテ(無糖) | 約140kcal |
カフェラテ | 約200~250kcal |
バターコーヒー | 約180kcal |
ダルゴナコーヒー | 約175kcal |
カフェモカ | 約270kcal |
コーヒーに入れる甘味料やトッピングのカロリーは?
ここでは、コーヒーによく使われる甘味料やトッピングのカロリーをご紹介します。
コーヒー自体のカロリーは低いものの、トッピングや甘味料を入れ過ぎると、あっという間に高カロリーな飲み物になってしまいます。ぜひ、トッピングのカロリーも把握しておきましょう。
スティックシュガー | 1本(5g) | 20kcal |
ガムシロップ | 1個(12g) | 29kcal |
はちみつ | 10g | 33kcal |
ホイップクリーム | 20g | 82kcal |
キャラメルソース | 10g | 25kcal |
チョコソース | 10g | 37kcal |
太らずに効果的にコーヒーを楽しむ方法
ここでは、太らず効果的にコーヒーを楽しむ方法を「量」「飲むタイミング」「甘味料・トッピング」「ラテを飲むときのひと工夫」に分けて順にご紹介していきます。
コーヒーの量
コーヒーの1日の適正量は「1日あたり約700mlまで」と厚生労働省が推奨しています。
コーヒーにはカフェインが多く含まれており、適正量であれば問題はありません。ただ、飲み過ぎるとめまいや不眠、興奮、吐き気などの症状が現れます。
特に不眠は症状が出やすく、ダイエットにおいては大敵です。質の悪い睡眠は睡眠中のカロリー消費を妨げたり、偽の食欲を起こしたりする原因に繋がります。
飲むタイミング
コーヒーには、カフェインが含まれているため、体内に残っていると睡眠の質が悪くなってしまいます。そのため、睡眠に影響が出ないように、夕方以降にコーヒーを飲むことは避けましょう。
一方で、朝の時間帯や運動前などは、コーヒーを飲むタイミングとしては最適です。カフェインを摂取すると、飲まない時に比べて11%〜13%多く脂肪を燃やしてくれるとの研究結果もあります。効果をしっかり発揮するために、午前中の時間帯にコーヒーを摂取するのがおすすめです。
甘味料・トッピング
太らずにコーヒーを飲みたい場合は、基本的に甘味料やトッピングは入れないほうがよいでしょう。
もし、甘いコーヒーを飲みたい場合は次の3つの方法を取り入れてみてください。
- ガムシロップではなくゼロカロリーシロップ(ラカントなど)を使う
- あたたかい飲み物の時は、はちみつに変える
- ホイップクリームやその他のトッピングは量を控える
ラテを飲むときのひと工夫
ブラックコーヒーが苦手で、いつもカフェラテを飲んでいるという方は、ダイエット中には牛乳を低脂肪のものに変えたり、豆乳など植物性ミルクに変更するのがおすすめです。変更すると主に脂質が減るので、カフェラテ1杯あたりのカロリーを減らすことができます。
おすすめの4種類の特徴を下の表にまとめました。ぜひ自分の好みに合ったものを見つけてみましょう。
低脂肪乳・無脂肪乳 | 脂質を減らしたい人におすすめ。牛乳の乳脂肪分がないので、さっぱりとした飲み口に。 |
豆乳 | 鉄分や大豆イソフラボンなど、女性には嬉しい成分が摂取できる。 脂質も適度に入っているため、コクがしっかりと感じられる。 |
アーモンドミルク | ビタミンEや食物繊維が含まれるため、美容効果が高い。低カロリー。 アーモンドの風味がするため、フレーバーコーヒーのように楽しめる。 |
オーツミルク | 食物繊維やカルシウム、たんぱく質が含まれる。 自然な甘みがあり、とてもクリーミーな口当たりが特徴。 |
ブラックコーヒーダイエットのやり方は?
ブラックコーヒーダイエットは、コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸、コーヒーポリフェノールの効果で脂肪を燃焼させたり、食欲をおさえたりしてダイエットをしていく方法です。
ブラックコーヒーダイエットの方法
ブラックコーヒーダイエットは以下の条件を守りましょう。
- 午前中か朝食・昼食後の30分以内に飲む
- なるべくホットで飲む
- エスプレッソではなく、ハンドドリップコーヒーを選ぶ
カフェインは夕方に摂取すると寝つきが悪くなります。午後3時以降はなるべく飲まないようにしましょう。もし、夕方以降飲みたい場合はカフェインを抜いた「デカフェコーヒー」にしてください。カフェインは入っていませんが、クロロゲン酸やコーヒーポリフェノールはしっかり含まれているので、ダイエット効果を見込めるでしょう。
また、エスプレッソよりハンドドリップの方がコーヒー1杯あたりのカフェインが多く含まれています。ブラックコーヒーダイエットをしている時は、なるべくハンドドリップのコーヒーを選んでくださいね。
ブラックコーヒーダイエットの注意点
ブラックコーヒーダイエットの注意点は以下の2つです。
- 1日あたりの適正量を守って飲むこと
- 甘味料はゼロシュガーのものを使うこと
コーヒーは1日700mlを上限に飲むようにしましょう。カフェインには利尿作用もあるため、別で水分をしっかり摂るようにもしてくださいね。
おすすめのインスタントコーヒー3選
ここでは、市販で簡単に手に入るインスタントコーヒーから、こだわり派のインスタントコーヒーを3つご紹介します。ぜひ、購入する際には参考にしてみてください。
AGF(エージーエフ) ちょっと贅沢な珈琲店 ブラックインボックス スティックブラック 産地アソート
¥1,359 税込
〈コロンビア・ブレンド〉〈キリマンジャロ・ブレンド〉〈ブラジル・ブレンド〉〈モカ・ブレンド〉の4種の味わいが楽しめるアソートボックスです。1種類ずつスティックに入っているので「日替わりで違うコーヒーを楽しめて楽しい」「職場でも使いやすい」という口コミでも評判になっています。市販のスーパーでも購入できるので、いつでも買い足すことができるのも嬉しいポイントです。
スターバックス カフェ モーメント スムース 65g
¥1,079 税込
ブラックでもカフェラテでもピッタリ合う、スターバックスから販売されているインスタントコーヒーです。「苦くなく、軽やかな味わいで飲みやすい」「パッケージだけでテンションが上がる」という声が多く集まっています。少し飲みたい時も、たっぷり飲みたい時も量の調節が可能なので、いつでも気軽にコーヒータイムがはじめられますよ。
ブルーボトルコーヒー インスタントコーヒー 5本
¥1,866 税込
少し値が張りますが、本格派を探しているのであれば、このブルーボトルのインスタントコーヒーは外せません。 コーヒーは、香り高いアロマとチョコレートを思わせるコクを感じる味わいです。「インスタントなのにここまでおいしいなんて」「そのまま飲んでもラテにしても、きちんと美味しい」と評判のインスタントコーヒーとなっています。
まとめ
本記事は「コーヒーを飲むと太る」と言われている原因と、主なコーヒーのカロリーやブラックコーヒーダイエットの効果、やり方、注意点などをご紹介しました。
コーヒーが太ると言われる原因には科学的根拠はありません。太る原因は主に、朝食を抜いたり、カフェラテや缶コーヒーを1日に何杯も飲んでいたり、コーヒーと一緒に小麦粉製品や甘いお菓子を食べすぎていることでした。ぜひ、コーヒーを飲むときには注意してくださいね。
コーヒーはきちんと味方につければ、ダイエット効果が十分に期待できます。上手く食生活に取り入れて、コーヒーの力でダイエットを有利に進めていきましょう。