ジェルネイルとは?爪が短い・深爪だけど大丈夫?ネイルサロンでのオーダー方法

ジェルネイルとは?爪が短い・深爪だけど大丈夫?ネイルサロンでのオーダー方法

ジェルネイルに興味はあるけど、爪が短くてもお手入れできるのか不安でなかなかチャレンジできない...とお悩みではありませんか?

そんなジェルネイル初心者の方に、今回は元ネイリストがおすすめする、短い爪でもおしゃれに仕上げるジェルネイルのコツを伝授します。ジェルネイルとマニキュアの違い、短い爪でジェルネイルをするメリットや注意点、爪の長さ出し、短い爪に似合うカラーやデザインなども解説しているので、短い爪や深爪で悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで、ジェルネイルを楽しんでください。

ジェルネイルとは?爪が短いけど大丈夫?

ジェルネイルとは、ジェル状の樹脂を爪にのせて、紫外線で固める人工爪のこと。ジェルの硬化にかかる時間は数分程度で、施術してからすぐ乾くため、忙しい女性にも大変人気があります。
基本的に自爪を土台として爪を樹脂でカバーするので、短くてもジェルネイルを施すことは可能です。ネイルというと、長くてキラキラした印象があるかもしれませんが、短い方が可愛く見えるデザインやカラーもあります。

実はサロンでお手入れに来られるお客様の8割が短い爪でご来店されるんですよ。自爪が短いからといってジェルネイルを諦めずに、この記事を参考にし、ぜひ可愛いジェルネイルにチャレンジしてみてくださいね。

ジェルネイルとマニキュアの違い

ジェルネイルとマニキュアはどう違うのでしょう?

マニキュアは、別名「ネイルエナメル」や「ネイルラッカー」と呼ばれ、アクリルやニトロセルロースなどの合成樹脂を着色し、溶剤で使いやすく溶いたもののことを指します。いわゆる「塗料」の部類となり、ペンキなどと同じく塗ってから完全に乾くまでに半日以上を要します。

塗ってから乾くまでの時間はかかりますが、100円ショップなどでも手軽に購入でき、サロンに通わずとも自宅で手軽にお手入れできるのも魅力です。また、リムーバーで手軽に落とせるのも魅力です。

対してジェルネイルは、紫外線(UVライト)を使って樹脂を硬化させるため、数分で固まり、施術後すぐに手が使えるのが最大の魅力です。また、マニキュアに比べ剥がれにくいため、一度のお手入れで長くネイルアートが楽しめます。

ジェルネイルは樹脂で人工的に爪を作ることができるため、マニキュアではできなかった短い爪を土台にした長さ出しも可能です。自爪が伸びない方や、爪が柔らかくてマニキュアが長持ちしない方にもおすすめです。

短い爪でジェルネイルをするメリット

短い爪でジェルネイルをするメリット

長いネイルには憧れるけど、仕事や家事などでどうしても短い爪でないとネイルができない、また、爪が柔らかくて伸びにくいという方に、短い爪でジェルネイルをするメリットをご紹介します。

まず、短い爪でジェルネイルをすると、爪が邪魔にならず、細かい作業も楽にこなせます。爪をジェルで覆うことで爪が強くなり、指先に力が入りやすくなるので、爪が薄く柔らかい方も指先に力が入りやすくなりますよ。

指先に力が入りやすくするため、野球選手やアスリートもネイルをすることがあります。それだけ指先の力が重要ということですね。

また、見た目に短い爪の方がジェルネイルが可愛く見えるカラーやアートもあります。長い爪では派手に見えてしまうビビットカラーは、短い爪でポイントカラーとして使えば、派手になり過ぎず、ファッションの一部としてさりげないおしゃれができますよ。

短い爪でジェルネイルをする場合の注意点

短い爪でジェルネイルをする場合の注意点を、いくつか紹介します。

まず、サロンに行く前に、自己流での自爪のお手入れは控えましょう。サロンに行く直前で好みの長さに揃えたり、表面がガタついているからといって磨いたりすると、実際にサロンでお手入れをするときに支障が出るかもしれません。

特に短い爪の場合、長さを揃えるためにある程度の長さが必要です。磨いて薄くし過ぎるとジェルネイルの持ちが悪くなります。

サロンでは、お客様のお爪の状態に合った最適なお手入れ方法で施術してくれるので、自己流の事前準備はせず、安心してそのままの状態でネイリストさんにお任せしましょう。

爪の長さ出しの方法

爪の長さ出しの方法

短い自爪を土台として、人工の素材で爪を長くする方法もあります。長さ出しは「エクステンションネイル」とも呼ばれ、自爪が伸びない方や、爪が折れてしまった方におすすめの方法です。

ジェルネイルにはハードジェルとソフトジェルの2種類があり、長さ出しにおすすめなのはハードジェルです。指先にネイルフォームと呼ばれる土台を装着し、土台と自爪を繋げるようにジェルを乗せ硬化します。ジェルが固まったらフォームを外し、形を整えたら出来上がりです。

髪の毛のエクステンション(エクステ)と同じように、自分の爪のように自然に長さを足せるのが大きなポイントです。ネイルチップとは違い、剥がれそうになるストレスがないので、長いネイルを長期間楽しみたい方にもおすすめです。

ソフトジェルでも長さ出しは可能ですが、ジェルが柔らかく折れやすいので、自爪から2〜3mmを目安にしましょう。

長さ出しの値段はサロンによって異なりますが、相場は1本1,000円前後です。ソフトジェルかハードジェル、長さによっても値段が変わることがあるので、予算が決まっている場合は事前にネイリストさんに相談しましょう。

短い爪に似合うジェルネイルのカラー・デザイン

短い爪に似合うジェルネイルのカラー・デザイン

短い爪には、赤や黄色、グリーンなどのビタミンカラーがよく似合います。モノトーンファッションの差し色として、アクセサリー感覚で取り入れても可愛いですよ。

短い爪にコンプレックスがある方は、爪先にポイントを置いたネイルアートや、縦長にラインやストーンを並べて縦長を強調すれば、短い爪も長く見える効果があります。また、ヌードカラーで指との境目をぼやかし、手全体になじませて短い爪を目立たなくするのもおすすめです。

ネイルサロンに事前予約する場合は、短い爪でお手入れを希望することと、ある程度希望のデザインがある場合は、その内容も伝えておくと、当日に相談もしやすくなりますよ。

短い爪にセルフでジェルネイルをする時のコツ

どうしても短い爪でネイルサロンに行く勇気が出ない...という方には、自宅でセルフでジェルネイルをするのもおすすめです。

セルフでジェルネイルをする場合は、全体的な爪の長さを揃えることに意識を向けましょう。長さが残っている爪がもったいないからといって長い爪をそのまま残したり、爪の白い部分だけを目安に長さ調整してしまうと、全体的な長さがちぐはぐとなり、バランスが悪く見えてしまいます。

短くても全体の長さが揃っている方がバランスよく見え、ネイルの可愛さが引き立ちます。長さ調整は爪切りよりネイルファイルを使って、丁寧に少しずつ整えましょう。

また、下処理から仕上げまで施術方法をしっかり予習して、必要な道具は事前に揃えておきましょう。ネイル道具はドラッグストアやネットショップが品揃えが豊富でおすすめです。ネットで検索すれば、必要な道具の紹介から下準備、仕上げまでを動画で見れるサイトもあるので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

ジェルネイルは、長くキラキラしたものだけでなく、短い爪の方でもデザインやカラーによって、十分に楽しんでもらえるビューティーアイテムです。仕事や性別を問わずネイルが楽しめる時代になったことで、短い爪でジェルネイルを楽しむ方もどんどん増えています。

ネイルサロンに行ったことがない方には、少しハードルが高く感じるかもしれませんが、サロンでは短い爪でも長く見せるテクニックやおすすめのカラーなども丁寧に提案してくれます。爪が短いからといって躊躇せず、気軽にお気に入りのデザインを見つけに行く感覚で、チャレンジしてみてください。

nana
北野 奈津子
ネイリスト