ハンドクリームを顔に塗っても良いの?顔にも使えるおすすめの商品はこれ!

ハンドクリームを顔に塗っても良いの?顔にも使えるおすすめの商品はこれ!

冬の乾燥だけでなく、春夏も紫外線やエアコンなどで一年中肌の乾燥に悩んでいる方も多いですよね。そんなときに、ふと常備しているハンドクリームを顔に塗ってもよいのか迷ったことはありませんか?
 
手と顔の皮膚には違いがあり、ハンドクリームとフェイスクリームでは配合成分やテクスチャーが異なります。そのため、ハンドクリームを顔に使う場合はそれぞれの違いを理解し、正しく使う必要があります。
 
この記事では、フェイスクリームとの違いや正しい使い方を詳しく解説します。顔に使えるおすすめのハンドクリームも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
 

ハンドクリームを顔や身体に塗っても良い?

ハンドクリームを顔や身体に塗ることは可能ですが、注意して使用しなければ肌トラブルを起こす可能性があります。その理由は以下の2つです。
 

  • 手と顔の皮膚の性質が異なるから
  • ハンドクリームとフェイスクリームは成分が異なるから

 
顔や身体にハンドクリームを使用する際は、以上の点を理解しましょう。また、逆にフェイスクリームを手に塗るときも同様です。それでは、それぞれどんな違いがあるのか詳しく解説します。
 

手と顔の皮膚の違い

手と顔の皮膚はさまざまな点で違いがありますが、1番の違いは皮膚の厚さです。手の皮膚は顔よりも4~5倍ほど厚いと言われています。そのため、刺激に強いのが特徴です。また、手は日常的に水や石鹸に触れ合う機会が多いため、乾燥しやすい部位でもあります。

一方で、顔の皮膚は手に比べて薄く、刺激に弱いのが特徴です。また、皮脂分泌量が部分的に異なるため、乾燥しやすいところと油分が多いところが混在しています。
 

ハンドクリームとフェイスクリームの違い

前述のとおり、手と顔の皮膚は性質が異なるため、ハンドクリームとフェイスクリームは配合成分や特性が異なります。まずは、配合成分の違いを理解しましょう。
 
手は乾燥しやすい部位のため、ハンドクリームの役割は皮膚を保護し乾燥を防ぐのが主です。そのため、ハンドクリームはフェイスクリームに比べて油分が多く含まれています。グリセリンやシアバター、尿素など保湿力の高い成分を配合しているものが多いのも特徴です。また、アイテムによって炎症を抑えたり、血流をよくする成分が配合されているものもあります。
 
一方で、フェイスクリームは油分と水分のバランスを整え、乾燥を防ぐのが主な役割です。そのため、フェイスクリームはハンドクリームよりも油分が少なく、セラミドやヒアルロン酸など肌の水分を保持するような成分が配合されています。さらに、アイテムによって美白やエイジングなどに有効な美容成分が配合されているのも特徴です。

次は、それぞれの特性の違いです。ハンドクリームは、水や石鹸、摩擦などから肌を守るためにテクスチャーがやや固めに設計されています。また、肌に馴染みやすいようにベタつきにくいのが特徴です。他にも香料を配合し、香りを楽しめるアイテムも多くあります。

一方で、フェイスクリームは肌の負担を考慮し、ハンドクリームに比べてテクスチャーが軽めに設計されています。伸びがよく、しっかりとうるおいを補えるのが特徴です。また、フェイスクリームは無香料のものも多く、皮膚への刺激性に配慮されています。
 

ハンドクリームを顔に塗る場合の注意点・正しい使い方

ハンドクリームを顔に塗る場合の注意点・正しい使い方
ハンドクリームを顔に塗る場合、アイテム選びや使い方には注意が必要です。とくに、以下の点に注意して使用してください。
 

  • 成分を確認する
  • 正しい順番で少量を使う
  • 手で温めてから使う

  

成分を確認する

ハンドクリームには、顔の皮膚に刺激を与える成分が含まれている場合があります。そのため、必ず成分を確認してから使うようにしましょう。顔に塗る際に避けてほしい成分は主に以下の4つです。
 

  • 尿素
  • アルコール
  • PG
  • 香料

 
いずれの成分も肌への刺激が強く、デリケートな顔の皮膚に塗るとトラブルを起こしてしまう可能性があります。使用前は成分表示を必ずチェックし、これらを配合しているアイテムは必ず避けてください。
 
一方で、顔に使いやすい成分もあります。
 

  • セラミド
  • コラーゲン
  • ヒアルロン酸
  • グリセリン

 
これらはフェイスクリームにも配合されていることが多い成分です。肌のうるおいを保ち、キメを整えてくれる役割があります。
 

正しい順番で少量を使う

ハンドクリームは一般的に油分が多く、テクスチャーが固めなので、顔の皮膚に負担をかけてしまいます。負担をなるべく減らすためには、使用する順番や量に注意しましょう。
 
ハンドクリームはフェイスクリームの代用のため、必ず化粧水の後に使用します。美容液や乳液を使用する際は、全て塗り終えてから最後にハンドクリームで蓋をしてください。ポイントは、肌が十分に潤ってから使用することです。肌が潤っているとハンドクリームの伸びがよくなり、摩擦の負担を減らせます。
 
また、量も重要です。ハンドクリームは、量をたくさん塗るとニキビなどの肌トラブルの原因になります。顔に使うときは、少量を薄く塗り広げてから乾燥が気になる部分は少しずつ重ね付けしましょう。塗った後に肌表面のベタつきが気になる場合は、軽くティッシュオフすると余分な油が取れます。
 

手で温めてから使う

顔の皮膚は刺激に弱いため、ハンドクリームをそのまま塗ってしまうと肌に負担をかけてしまいます。塗るときは、必ず手に出して柔らかくなるまで温めてから肌にのせてください。
このひと手間で、肌への負担がかなり軽減されます。
 
また、ムラなくきれいに塗り広げるには、額・両頬・鼻・顎の5点置きしてから伸ばすのがポイントです。
 

顔にも使えるおすすめのハンドクリーム3選!

ここまで、ハンドクリームを顔に使う場合の選び方や使い方などを解説しましたが、実際どのようなアイテムが顔にも使えるのでしょうか?ここでは、顔にも使いやすいおすすめのハンドクリームを3つご紹介します。
 

Avene(アベンヌ) 薬用ハンドクリーム


参考価格:51g 990円(税込)
乾燥や外部刺激から守り、なめらかな肌に導く医薬部外品のハンドクリームです。抗炎症作用を有するグリチルリチン酸(グリチルリチン酸モノアンモニウム)とビタミンE(酢酸EL-a-トコフェロール)が荒れた肌を修復し、アベンヌ温泉水*1が肌をみずみずしく保ちながらバリア機能を高めます。
 
無香料・無着色・アルコールフリー・パラベンフリー、アレルギーテスト済み*2、ニキビのもとになりにくい処方*3で、肌にやさしく使用できるのも魅力です。ベタつきが少なく、さらっとした使用感で顔にもストレスなく使えます。
 


 
*1 常水(整肌成分)
*2 全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
*3 全ての方にニキビができないというわけではありません。
 

Curel(キュレル)ハンドクリーム


参考価格:50g 1,100円(税込)
セラミドの機能を補い、肌をうるおいで満たしてくれるハンドクリームです。サラッとした軽い付け心地で、顔に塗ってもベタつきが気になりません。
 
無香料・無着色・アルコールフリーで、肌への刺激を抑えられるのもうれしいポイント。優しいケアをしたい方におすすめのアイテムです。
 


 

NIVEA(ニベア) ニベアクリーム


参考価格:50g 297円(税込)
しっとりとした健やかな肌に導くスキンケアクリームです。スクワランやホホバオイルを配合し、保湿しながら乾燥から肌を守ります。手や顔はもちろん、全身のスキンケアに使えるのも魅力的です。
 
手に取りやすい価格で全身に使えるので、コスパがよいアイテムをお探しの方は、ぜひ試してみてください。
 


 

まとめ

ハンドクリームを顔に塗ることは可能ですが、手と顔の皮膚の違いやハンドクリームとフェイスクリームの違いを理解しておく必要があります。また、アイテム選びや使い方も十分に注意しましょう。

具体的に以下の3つのポイントに注意する必要があります。

  • 成分を確認する
  • 正しい順番で少量を使う
  • 手で温めてから使う

トラブルを回避するためにはハンドクリームを適切に使用して、美しい肌を保ちましょう。

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nana
清水 沙希
美容ライター