
朝ごはんにヨーグルトを食べると太る?よくない?食べ合わせや注意点を解説
「朝にヨーグルトを食べると太るの?」「美容や健康に良いヨーグルトの食べ合わせはある?」といったヨーグルトの食べ方について疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
実はヨーグルトは、食べる時間帯や食べ合わせで期待できる効果が異なります。ヨーグルトといっても種類はさまざま。太りにくい無糖タイプや高たんぱくなギリシャヨーグルトなど、求める効果によって自分に合った種類や時間帯で食べることが大切です。
この記事では、ヨーグルトのさまざまな効果やおすすめの食べ合わせ、太りにくいヨーグルトの種類などを解説します。毎日のヨーグルトをより効果的に食べたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
ヨーグルトを朝食べると太るって本当?よくないと言われる原因や太りやすくなる部位を解説
ヨーグルトを朝食べると太るといううわさを耳にして不安に思っている人もいるはず。このうわさは本当なのでしょうか?
ヨーグルトは、朝食べると必ずしも太るわけではありません。腸内環境の改善や美肌効果、エネルギーの摂取など、朝からヨーグルトを食べることは体にいい影響を与えてくれます。
しかし、食べ方や種類を間違えると太る原因となることも事実。ここでは朝にヨーグルトを食べることがよくないと言われる原因や、太りやすい部位について解説していきます
なぜ朝ご飯にヨーグルトを食べると太ると言われるのか
朝にヨーグルトを食べると太ると言われている主な理由に次の3つがあります。
- 食べすぎ
- 糖質の多い食べ物を入れている
- エネルギーの不足
まずヨーグルトのタイプには加糖タイプと無糖タイプがあります。糖分の多い加糖タイプや果物が含まれているヨーグルトは、食べすぎると太ってしまう原因になることも。ダイエット中の方は無糖タイプのヨーグルトがおすすめです。
また、ジャムや砂糖などの糖質の高い食べ物をヨーグルトと合わせて食べるのも太る原因の1つです。甘さを加えたい場合は、フルーツや少量のはちみつなどを加えると良いでしょう。
さらに朝にヨーグルトだけを食べるのもおすすめはしません。成人女性は1日約2000kcal、その内600kcalを朝食から摂ることが推奨されています。朝食がヨーグルトのみだと、カロリーが足りずに飢餓状態となり身体が食べ物を蓄えやすくなるのです。それが原因でかえって太りやすくなることもあります。
ちなみに無脂肪無糖タイプのヨーグルトだと100gあたり約37kcalと非常に低カロリーなので、ヨーグルトのみではなく他の食材と組み合わせることが大切です。
体のどの部分が影響を受けやすい?朝ヨーグルトと体重増加の関係性について
脂肪はまず中性脂肪として体内に蓄えられます。特にお腹周りの内臓脂肪、ヒップや太ももなどの下半身、使うことの少ない二の腕に蓄えられやすいので、ヨーグルトは正しく食事に取り入れる必要があります。
ヨーグルトの食べ方を考えることと併せて、軽度の運動やストレッチも意識してみましょう。
「朝ごはんにヨーグルト」はダイエットに効果的?成功させたい人必見!太りにくいヨーグルトの種類
朝ごはんにヨーグルトを食べることが直接的な太る原因になるわけではありません。ヨーグルトの種類を知り、太りにくいヨーグルトを選ぶことでむしろダイエット効果を期待することもできます。
ヨーグルトといっても全て加糖ヨーグルトとは限りません。食べやすさや好み、求める効果に合わせて適切なヨーグルトを選びましょう。
次に、太りにくいヨーグルトの種類を目的別に紹介します。
健康的に痩せられる:無糖ヨーグルト
無糖ヨーグルトは加糖ヨーグルトに比べてカロリーや糖質が低いため、健康志向の人におすすめです。また自然な風味と味が特徴で、アレンジしやすいので、好みのフルーツやナッツなどと合わせて食べることもできます。
高たんぱくで低脂肪:ギリシャヨーグルト
ギリシャヨーグルトは、水切り製法でホエイを取り除いたヨーグルトです。普通のヨーグルトよりもたんぱく質が多く糖質が少ないため、ダイエットに向いています。
酸味の少ないなめらかな口当たりが特徴で、幅広いアレンジが可能です。また、ミネラルやビタミンが豊富なため栄養価が高く、美容や健康を意識してヨーグルトを取り入れたい人におすすめです。
カロリーは抑えつつ乳酸菌の効果はそのまま:低脂肪ヨーグルト
低脂肪ヨーグルトは、脂肪分が少なくカロリーを抑えたヨーグルトです。乳酸菌やカルシウム、たんぱく質などは通常のヨーグルトと変わらないので、ヘルシーながらもしっかりと栄養補給ができます。
他にも通常のヨーグルトと比べてさっぱりとした味が特徴的です。しっかりと味のついたグラノーラやドライフルーツを合わせることで、さらに美味しく食べられるでしょう。
乳製品を避けたい人向け:豆乳ヨーグルト
豆乳ヨーグルトは、動物性の乳製品を使用していないヨーグルトで、乳アレルギーの人でも食事に取り入れることができます。また大豆由来のイソフラボンやたんぱく質が豊富なので、健康や美容を意識している人におすすめです。
イソフラボンは体内で女性ホルモンに似た働きをするため、美肌、生活習慣病の予防に効果的です。脂質やカロリーも控えめなので、ダイエット中の人にも良いでしょう。
低糖タイプ:発酵時間の長いヨーグルト
低糖タイプのヨーグルトは、通常のヨーグルトと比べて発酵時間が長いため、乳酸菌が多く含まれています。また、たんぱく質や乳糖の分解が進むため、腸内環境や消化吸収の効果が高まる点が特徴です。
また糖質が抑えられているため、血糖値が気になる人やダイエット中の人におすすめです。少し酸味を感じることがありますが、フルーツやナッツと合わせて食事に取り入れやすいヨーグルトです。
ヨーグルトはいつ・どのくらい食べるべき?時間帯別のメリットと一日の摂取量を紹介
ヨーグルトにはさまざまな働きがあり、食べる時間帯によって期待できる効果も異なります。求める効果に応じて、ヨーグルトを取り入れる時間帯を考えてみましょう。
ここではヨーグルトを食べる時間帯別の効果と適量を紹介します。
朝のメリット:エネルギー補給・血糖値のコントロールが期待できる
ヨーグルトは胃腸に優しいため空腹時の負担が少なく、お腹の空いた朝の時間に最適で、他の食品と合わせることでバランスよく朝食に取り入れることができます。
また、朝食にヨーグルトを取り入れることで、1日の始まりのエネルギー補給と血糖値のコントロール効果も期待できます。特に低糖タイプや無糖タイプのヨーグルトを選ぶことで、血糖値の上昇を抑えながらもカロリーの摂取が可能です。
夜のメリット:腸内環境改善・睡眠向上が期待できる
夜にヨーグルトを食べると寝ている間に腸が活発に働くため、腸内環境の改善にもつながります。特に便秘や肌トラブルに悩んでいる方には夜のヨーグルトがおすすめです。また、ヨーグルトに多く含まれるカルシウムにはリラックス効果があるため、睡眠の質の向上も期待できます。
しかし、日中よりも活動量が少ないため、糖質の取りすぎには注意が必要です。体重増加の原因にならないためにも、低糖タイプか無糖タイプを選びましょう。
間食に食べるメリット:栄養補給と集中力の向上が期待できる
ヨーグルトはたんぱく質やカルシウム、ビタミンなどの栄養をバランスよく含んでいます。間食で取り入れることで、食事では足りない栄養の補給や集中力アップにつながります。
食べ過ぎに注意!ヨーグルトの適量
ヨーグルトの適量は1回の食事で100g程度。食べ過ぎには注意が必要です。
その理由としてヨーグルトには乳糖が含まれているため、食べ過ぎるとお腹を壊す可能性が挙げられます。腸内環境によっては、便秘を悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。
また糖質の多いヨーグルトを食べすぎると太る原因にもなってしまいます。毎日ヨーグルトを食べることは健康にも美容にも良いことですが、適量を守って食べましょう。
ヨーグルトの美容・健康効果とおすすめの組み合わせを紹介
ヨーグルトは、さまざまな食材と組み合わせることで相乗効果を発揮し、健康や美容への効果がいっそう期待できます。毎日食べるヨーグルトをより効果的に取り入れたいですよね。次に、相乗効果のある組み合わせと、それぞれの効果を解説します。
美肌効果:ビタミンCが豊富な果物と共に
ヨーグルトは、善玉菌の働きによって腸内環境を良くし、肌荒れの原因となる便秘の改善に効果的です。そこにしみやくすみの原因となるメラニンの生成を抑えるビタミンCをプラスすることで、体の内側からの美肌ケアができます。おすすめの食べ合わせは、キウイやいちごなどのフルーツです。
美髪効果:ナッツやアーモンドと共に
髪の主成分となるケラチンは、ヨーグルトに含まれる良質なたんぱく質によって作られます。さらに、ビタミンやオメガ3などの栄養素を含むナッツと合わせることで、土台から美しい髪に育てることが可能です。
なかでもビタミンEが豊富なアーモンドやオメガ3を含むくるみなどのナッツが特におすすめです。1日20g〜30gを目安に取り入れましょう。
美爪効果:ミネラルを含むドライフルーツと共に
ヨーグルトに多く含まれるカルシウムとたんぱく質は、丈夫な爪を作ります。特に、ビタミンやミネラルを含むドライフルーツと合わせることで、より効果が期待できます。
特にビタミンB7を含むドライバナナやドライアプリコット、ビタミンAを含むドライマンゴーなどがおすすめです。ただし、ドライフルーツは糖質が多いので食べ過ぎに注意しながら取り入れましょう。
腸内環境の改善:オリゴ糖と共に
オリゴ糖はビフィズス菌や乳酸菌の餌となり、腸内の環境を改善する手助けをしてくれます。ヨーグルトと合わせることで、便秘や肌荒れの改善に効果的です。
また、オリゴ糖は血糖値の上昇が緩やかなので砂糖の代わりとしても非常に適しています。
便秘の解消:オートミールやバナナと共に
ヨーグルトはミネラルや食物繊維の多いオートミールや、オリゴ糖を含むバナナとの組み合わせもおすすめです。整腸作用があり、便秘の改善や美肌のサポートをしてくれます。
3つを合わせて取ることで整腸作用、美肌サポート、エネルギーの補給が可能となり、バランス良く栄養補給ができます。
まとめ
ヨーグルトは朝に食べると太るというわけではありませんが、食べる量や組み合わせる食材を意識する必要があります。
ヨーグルトは整腸作用や血糖値のコントロールなど期待したい効果によってさまざまな健康効果が期待できる食品です。目的に応じて食べる時間帯を調整し、適量を守って上手に食事に取り入れましょう。
この記事を書いた人(執筆者情報)

美容家.com 編集者 – 編集者
本サイトの編集者。美と健康の専門家メディア『美容家ドットコム』の運営、専門家のPR・キャスティング事業を行い、自身も手の専門家として活動。前職であるネイルサロンおよびスクールの経営経験から、女性の年齢が手に現れることに着目し、日本初の手のアンチエイジングに特化した日本ハンドビューティー協会を設立。情報があふれる今、専門家の信憑性の高い情報の必要性を感じ、美容家ドットコムの立ち上げに至る。
株式会社エイジングケア 代表取締役
一般社団法人日本ハンドビューティー協会代表理事
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美容家ドットコム編集部 – 監修者
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