小顔マッサージはやりすぎると逆効果?正しいやり方とタイミングを解説

小顔マッサージはやりすぎると逆効果?正しいやり方とタイミングを解説

顔のむくみやたるみが気になって、「小顔マッサージを毎日している」という方も多いですよね。
でも、やり方を間違えると逆に顔が大きく見えてしまうことがあるんです。

そんなお悩みも、正しいマッサージ方法とタイミングを知れば一瞬で解決できます。
今回は、小顔マッサージの正しいやり方や効果を引き出すポイント、注意すべき点まで詳しくご紹介します。

自己流の小顔マッサージがやりすぎて逆効果になるわけ

顔を小さく見せたい、フェイスラインをスッキリさせたいと考えて小顔マッサージを取り入れている人は多くいます。
しかし、毎日強くこすったり、長時間続けたりすると逆効果になる恐れがあります。肌は想像以上にデリケートで、力を入れすぎると表皮の下にある真皮層がダメージを受けやすくなるためです。その結果、コラーゲンやエラスチンが傷つき、たるみやシワの原因になります。

また、顔の筋肉には浅い層と深い層があり、誤った方向に引っ張ることで筋肉バランスが崩れ、かえってフェイスラインがゆるんでしまうこともあります。また、摩擦が繰り返されると色素沈着や赤みが残るなど、肌トラブルを引き起こしやすくなります。

さらに、顔のむくみは一時的な血流の滞りによって起こることが多く、無理に押し流そうとしても根本的な解消にはつながりません。むしろ、血管やリンパ節を圧迫して老廃物が排出されにくくなり、逆にむくみを悪化させてしまうケースもあります。

小顔マッサージは「力強く行うほど効果的」という誤解を持たれがちですが、実際は「やさしく、適度に」が正解です。

正しい小顔マッサージのやり方を解説

小顔マッサージを行うときは、顔全体を一気にケアするよりも、部位ごとにアプローチすることが大切です。

ここでは「頭皮・おでこ・目元・口元・フェイスライン・首」の6つの部位に分けて、効果的なマッサージ方法と注意点を紹介します。すべての動作はやさしい力加減で行うことを意識しましょう。

頭皮マッサージ:リフトアップの土台を整える

頭皮マッサージ:リフトアップの土台を整える
頭皮は顔と一枚の皮でつながっており、硬くなると顔全体のたるみにつながります。
指の腹を使って、頭頂部に向かって円を描くようにもみほぐします。特にこめかみや耳の上を重点的に動かすと、血行が促進されて顔が引き上がりやすくなります。

注意点:爪を立てず、摩擦を起こさないようにオイルやトニックを使用すると◎です。

おでこマッサージ:シワ予防と表情筋のリラックス

おでこマッサージ:シワ予防と表情筋のリラックス
おでこは筋肉がこわばりやすく、放置すると横ジワの原因になります。
中指と薬指を眉の上に置き、軽く押しながら髪の生え際に向かって引き上げましょう。
3回ずつ繰り返すことで、緊張した前頭筋がゆるみます。

注意点:強く引っ張ると皮膚が伸びてシワを悪化させるため、指先で“なでる”感覚で行うのがポイントです

目元マッサージ:むくみとクマの解消

目元マッサージ:むくみとクマの解消
目のまわりは皮膚が薄く、とてもデリケートな部分です。
まず薬指を使い、目頭→目の下→こめかみの順にやさしく円を描くようにマッサージします。
目の上も同様に、眉頭から眉尻へ向かって軽くなぞると血流が良くなり、むくみがスッキリします。

注意点:力を入れすぎるとシワや色素沈着の原因になるため、オイルやアイクリームを使って摩擦を防ぎましょう。

口元マッサージ:たるみとほうれい線対策

口元マッサージ:たるみとほうれい線対策
口元は年齢サインが出やすいエリアです。
人差し指と中指を使うか、指の関節を使って、口角の下から頬骨に向かって斜め上に引き上げるようにマッサージします。

また、頬の筋肉を刺激することで、ほうれい線や口角の下がりを防ぎ、引き締まった印象を与えることができます。

注意点:乾燥した肌に直接行うと摩擦が強くなるため、クリームや乳液をたっぷり使うのがコツです。

フェイスラインマッサージ:むくみを流してスッキリ小顔に

フェイスラインマッサージ:むくみを流してスッキリ小顔に
あご先から耳の下に向かって、リンパの流れに沿ってなでるように指を滑らせます。
次に、耳下から鎖骨へ向かって老廃物を流すようにマッサージします。この流れを3回ほど繰り返すと、フェイスラインのもたつきが改善し、引き締まった印象になります。

注意点:強く押しすぎるとリンパ管を傷つけるおそれがあるため、軽く撫でる程度の圧で十分です。

首マッサージ:リンパの通り道を整える

首は顔の老廃物を流す“排出口”の役割を担っています。耳の下から鎖骨に向かって、手のひら全体でやさしくさすります。
特に鎖骨のくぼみ部分を軽く押すと、リンパの流れが促進されます。

注意点:乾燥した状態で行うと摩擦が強くなるため、ボディクリームやオイルを使用して滑りをよくしましょう。

まとめ:全体の流れを意識して行うことがポイント

小顔マッサージは、部分ごとに正しい方法を意識しながら、顔全体を上から下へ流すことが基本です。

頭皮でリフトアップし、おでこ・目元・口元で筋肉を整え、フェイスラインと首で老廃物を流す。この順番で行うことで、バランスよく引き締まった顔立ちを目指せます。
力を入れすぎず、1日5分を目安に継続することが、美しい小顔を保つ秘訣です。

小顔に効果的なむくみ解消に役立つツボ

ツボを刺激することで血行が促進され、むくみや筋肉の緊張を緩和することができます。
ここでは代表的なツボをいくつか紹介します。

  • 攅竹(さんちく):眉頭の少し内側にあり、目の疲れをとり血流を改善します。
  • 頬車(きょうしゃ):あごのえらの角部分にあり、フェイスラインの引き締めに役立ちます。
  • 承漿(しょうしょう):あごの中央にあり、口まわりのむくみや緊張をほぐします。

顔が大きく見える原因は骨格・たるみ・むくみなど

顔が大きく見える原因は人によって異なります。代表的な要因は以下の3つです。

  1. 骨格の形:フェイスラインや頬骨の位置が目立つことがある。
  2. たるみ:加齢や表情筋の衰えによって輪郭がぼやける。
  3. むくみ:塩分や水分の摂りすぎで顔が膨張して見える。

これらが複合的に影響しているため、生活習慣の見直しや姿勢改善も効果的です。

小顔マッサージで得られるメリットや効果

小顔マッサージを正しく行うと、見た目だけでなく体調や肌質にも良い変化が現れます。

  • 血行促進で顔色が明るくなる
  • むくみが取れてフェイスラインがシャープになる
  • 筋肉がやわらぎ自然な笑顔が作りやすくなる
  • 肌のハリやツヤが改善される

小顔マッサージを効果的にするための注意点や重要なポイント

マッサージの効果を最大限に高めるには、やり方だけでなくタイミングも大切です。おすすめは入浴後や就寝前で、体が温まり血行がよくなっているときに行うと、老廃物の排出がスムーズになります。

注意点:

  • 1日1回、5分以内を目安にする
  • 乾燥した状態で行わない
  • 炎症やニキビがあるときは避ける
  • 終わった後は保湿を忘れない

また、継続することが何より大切です。1回で劇的な変化を求めるよりも、毎日コツコツと続けることで、肌のハリやフェイスラインの引き締まりを実感できるようになります。

この記事を書いた人(執筆者情報)

美容家.com 編集者

美容家.com 編集者 – 編集者

本サイトの編集者。美と健康の専門家メディア『美容家ドットコム』の運営、専門家のPR・キャスティング事業を行い、自身も手の専門家として活動。前職であるネイルサロンおよびスクールの経営経験から、女性の年齢が手に現れることに着目し、日本初の手のアンチエイジングに特化した日本ハンドビューティー協会を設立。情報があふれる今、専門家の信憑性の高い情報の必要性を感じ、美容家ドットコムの立ち上げに至る。
株式会社エイジングケア 代表取締役
一般社団法人日本ハンドビューティー協会代表理事

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美容家ドットコム編集部

美容家ドットコム編集部 – 監修者

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