簡単!〇〇すればストレス大放出!?
こんにちは!千葉市でうつ病回復支援専門カウンセラーをしております吉川淳子です。
私は保健師資格もあるので皆さんの心身両面のアドバイスができます。企業での健康管理経験からうつ病で休職・復職した方のサポートも多数させていただいております。
皆さんがメンタル不調にならないためにはストレスを溜めないように自己管理することが大切ですよね。ここでは誰でもできる簡単なストレス解消法をお伝えします。
涙はストレスを流してくれる
嬉しくて泣く、悲しくて泣く、悔しくて泣く、感動して泣く。
実は、『涙』の中にストレス物質が含まれています。泣く事で、ストレス物質が体の外に出ていきます。
感情が動いて出る涙と、玉ねぎを切っている時に出る涙とは、成分が少し異なります。
感情が動いて出る涙には、ストレス物質の副腎皮質ホルモン「コルチゾール」などが流れ出ています。
それだけでなく苦痛を和らげる物質も出てくるので「あー泣いたらスッキリした!」という状態になるのです。
ということは、感情が動いているのに、泣くのを我慢するとストレスが自然に出ていくのを止めてしまうという事になります。状況にもよりますが、出来るだけ涙は流してしまった方が良いですね。
中でもストレス解消効果が高いのは、ポジティブな感情が動いた時の涙と言われています。
ラグビーのトライが決まった瞬間やフィギュアスケートで逆転勝利した瞬間など選手と一緒に流す涙は心身ともにスッキリすること間違いなしです。
なかなか泣けない時はどうする?
ストレス解消したいから涙を流そうと思っても、感情を動かすことが起きなければなかなか難しいことですよね。
ストレスが溜まっているけど、泣けない方は、わざと泣く状況を作ってみるとよいです。
- 泣ける映画を観る
- 泣ける小説を読む
- 泣ける音楽を聴くな
- もしあればご自分が子供の頃に書いた作文や日記、家族写真なども意外と感動します
- 悲しかったこと、悔しかったことなどを、文字にして読んでみる
- 親しい友人などに話しを聞いてもらって泣くのはとても効果的です
ネガティブな感情からの涙はあまり良くないと言う人もいますが、今の感情をタイムリーに涙と言葉で出してしまうのはストレスを溜め込まないためにはやった方が良いのではないかと思います。
泣く場所も考え物ですよね?車の中、お風呂、寝る前の布団の中、海岸、公園など、ひとりになれる場所を見つけてみてください。
私のカウンセリングルームでは思いっきり泣けます!
ちゃんと泣かないと心の病に!?
本当は泣きたいのに、泣かないでいると、心の病の原因になる事もあります。
以前カウンセリングでこんな事例がありました。
30代後半女性。「最近自分がおかしいと思うのです」と相談に来られました。よく聞いてみると8ヶ月前にお父様が亡くなり喪主を務められたそうです。四十九日も終わり一周忌の準備をしようと思っても体が以前のように動かず困っているとのことでした。
ご本人は体の病気を疑って相談に来られたのですが、症状を伺ってもあまりハッキリしないものが多く、朝起きると体が重くて動けないと言うのです。
「お父様が亡くなった後ちゃんと悲しみましたか?ちゃんと泣きましたか?」とお聞きしました。
「え?でももう8ヶ月も経っていますよ!」最初は驚いた表情でしたが、すぐに涙ぐんで「そういえば周囲のことばかり気にしていて自分が悲しむことをしていなかったかもしれません。」
それからその方は、相談室で少しの間泣くことができました。時間的には8ヶ月が経過していますが、この方にとってはその時の感情表現が8ヶ月遅れでようやく表現できました。
「朝、体が重くて動きたくない」というのは「このまま放っておくとうつ状態になるよ」というサインだったと思います。
感情を表現しないでいると、ストレスが蓄積していきます。その蓄積したストレスを抱えきれなくなると心が悲鳴を上げてうつ状態になっていきます。
悲しい時はちゃんと悲しむ。できればいっぱい泣くこと。泣くという行為は皆さんがこれからを元気に生きていくためには大切なことです。
感情を置き去りにして前に進もうとすると、心に負担がかかります。
カウンセリングで涙を流して心スッキリになりましょう!