インフルエンザや花粉症予防に活躍!抗ウィルスマスクスプレーを作ろう
こんにちは。アロマテラピーアドバイザーの上田 美穂です。
インフルエンザウィルスやコロナウィルス、2月から始まっている花粉症。
沢山の見えないウィルスに悩まされて心身ともに休まらない日々を送っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に今年はインフルエンザが猛威を振るっており、アメリカでは2019年10月1日~2020年2月8日までに感染者数は26万人、入院患者数は25万人、死者数は14000人となっています。
そこで、抗ウィルス作用もあり、気分のリフレッシュにも効果がある精油で予防対策をしてみるのも一つの方法です。
精油の抗ウィルス効果って本当?
精油には様々な効果が沢山あります。歴史もあり、ヨーロッパでは医療行為として認められている国や、職業になっている国もあるくらいなのです。
そんな精油ですが、抗ウィルス効果があるというのは様々な研究で実証されてきています。
例えば、インフルエンザに対する効果があるという研究もおこなわれており、発表もされています。
2009年の抗インフルエンザウィルス作用に関する研究では、ユーカリ・ラディアタ、ティートリー、ラベンサラの精油の直接接触、またはユーカリ・ラディアタの芳香暴露でウィルスの増殖を抑制することが明らかにされています。(文献名:アロマテラピー学雑誌9(1)2009年より)
精油は皮膚や肺、鼻から吸収され、私達の心身に働きかけてくれます。安全に利用すれば心強い生活のミカタになることでしょう。
オススメの精油
さて、上記の研究結果から、マスクスプレーを作るために抗ウィルス作用、抗炎症作用、去痰作用のある精油を3つ選んでみたいと思います。
ユーカリ・ラディアタ
主成分は1.8-シネオールで含有量は60~70%占めています。この1.8-シネオールは咳を鎮める効果や免疫力を高める効果があります。
ユーカリ・ラデイアタは精油の中でも作用が緩やかなので、体に優しくお子様や高齢者のかたにも使用可能です。
香は穏やかで万人向けなので、あらゆるアイテムに利用されています。
ティートリー
古くからオーストラリアのアボリジニの生活を支えていたといわれており、家庭の万能薬としても常備されています。安全な成分構成で安心して使える精油です。
ペパーミント
言わずと知れたペパーミントです。古代ギリシアや古代ローマ時代には生活に欠かせない存在でした。
香が中枢神経を刺激するため、気持ちの切り替えにも役立ちます。効能としては、胃腸や咳のケアなど幅広く役に立ちます。
こちらはお子様や基礎疾患がある人には刺激が強いので注意が必要です。
マスクスプレーの作り方
マスクスプレー(50ml)の材料
- 無水エタノール 15ml
- 精製水 35ml
- 精油:10滴(ユーカリ・ラディアタ、ティートリー、ペパーミントなど)
- ビーカー、ガラス棒、遮光スプレー容器(スプレー容器は100均などでも購入可能です)
作り方
- 無水エタノールと精油をビーカーに入れてガラス棒で混ぜます。精油は好きな香りを多めに調合してください。
- 1をスプレー容器に入れて、精製水を入れて振ったら出来上がりです。
- 使用期間は7日~10日以内に使い切ってください。
使い方
マスクスプレーはマスクの外側にひと吹きしてください。マスク以外にも帰宅時の衣服への塗布にも効果があります。12歳以下のお子様に使用する場合は精油の量を半分以下にして濃度を下げてください。また、香りがきついと感じる場合も同様に濃度を下げて使用ください。
完全にウィルスを除去するようなものではありませんが、抗ウィルス作用も期待が出来るとともに好きな香りを混ぜてスプレーするだけで気分を変えるような効果もあります。
是非試してみてください。
監修:AEAJ認定アロマテラピーアドバイザーMIHO
ご注意事項
※アロマテラピーは日本では医療行為ではありません。
※当ブログのいかなる情報もアロマの医学・医療・美容の効能をうたったものではありません。精油は病気を直接治癒する薬ではありません。心身の状態がすぐれない時はすみやかに医師の判断を受けるようにしてください。
※精油のご使用に関しましては購入した店舗の注意事項に沿ってご自身の責任のもとお使いください。 当記事、ブログに記載してある内容に関しましてのトラブルの責任は負いかねます。