ダイエットが成功しないのは運動・食事よりも睡眠だった
こんにちは。 睡眠の専門家、美人デザイン睡眠アカデミー主宰 内藤絢です。
多くの女性が一度は経験した事のあるダイエット。
またその中で極端な食事制限や糖質カット、激しい運動を頑張ってもなかなか痩せずにストレスばかり溜まって挫折した経験がある方もいるのではないでしょうか?
今回は睡眠とダイエットの深い関係、ストイックな事なしでスムーズにダイエットを成功 させるポイントを紹介します。
睡眠不足だと痩せない理由
1.エネルギー代謝の低下
私達の身体は入眠から3時間以内に深く眠れる事で成長ホルモンの分泌が促進されて内臓の修復や脳の疲労物質の排出、肌の細胞の生まれ変わりが生じます。
内臓が元気になると代謝も向上しますが、睡眠不足や入眠3時間の眠りが浅いと成長ホルモンが分泌されにくくなりエネルギー代謝を下げてしまいます。
2.睡眠時間の少なさより、睡眠の質の低下に問題がある
睡眠時間が長く取れてもお手洗いなどの中途覚醒、夢を見るなどは睡眠の質が低下しているサインです。 また中途覚醒した後の眠りは浅いままなので、そこから成長ホルモンの分泌量は激減します。
その分、短くても深くしっかりと眠れる方が成長ホルモンの分泌量が高まり、内臓の修復力向上やエネルギー代謝の向上に繋がります。
質の良い深い眠りを作る準備は夜からでは間に合わない理由
1.睡眠ホルモンが生成されるまで16時間も掛かる
睡眠ホルモンのメラトニンが生成されるまでは段階があります。
メラトニンの材料のセロトニン、セロトニンの材料のトリプトファン(アミノ酸の一種)その為には就寝する16時間前に睡眠ホルモンの一番最初の材料となるトリプトファンの摂取がスタートなる為、23時に就寝するとしたら7時にトリプトファンが豊富な食物を摂取すると言う事になります。
2.午後のブレイクタイムも睡眠の質を左右している
私達の身体にカフェインが入ると6~8時間、覚醒作用が続きます。 これも摂取するタイミングによっては就寝時間とかぶり、入眠の妨げになります。
3.夜のPC、スマホ断ちだけがブルーライト対策ではない
ブルーライトはPC、スマホと言うイメージで夜の光対策はこの二点のイメージですが、 部屋の電気が明るい白である場合も夜の覚醒作用が上がる原因となります。
深くしっかりと眠ってダイエットを成功させる3つのポイント
1.朝の過ごし方で睡眠ホルモンの分泌をアップさせる
これは体内時計が整いやすくなり、夜に眠気が誘発されやすくなるポイントです。
また通勤路では日当たりの良い道を歩いたり、通勤電車では太陽光が入る場所にいるなど積極的に日差しを浴びるようにする事が夜のメラトニン分泌の促進に繋がります。
2.カフェインと上手く付き合う
カフェインの覚醒作用は6~8時間となる為に15時以降のカフェイン摂取は控える事をおすすめしますが、逆に摂取した方が良い時間もあります。
1つ目は朝。
8時にコーヒーを飲む事でランチ後の眠気が来やすい14時のダルさ防止に繋がり、身体活動量も減りにくくなります。
2つ目は昼に眠い時の昼寝前。この時の昼寝は30分までにしましょう。
昼寝前にコーヒーを飲むと30分後にカフェインの最初の覚醒作用が働くからです。
どうしても15時以降にカフェインを摂りたい時はカフェインレスのコーヒーやハーブティーを選ぶようにする事をおすすめします。
3.夜は湯船に浸かる
激しい運動や食事制限を頑張る方ほど夜はシャワーで済ますケースが多く見られますが、 湯船に浸かる事で体温が一時的に上がると下がる時に眠気が誘発されやすくなります。
また身体の芯から温まると血流やリンパの流れが良くなり老廃物が排出されやすくなったり内臓の動きが良くなる事で基礎代謝が上がり、太りにくく痩せやすい身体作りに繋がります。
今回紹介した内容はストイックな事をせずに生活の中で簡単に取り入れやすい物です。
今まで頑張っているのになかなか痩せなくてダイエットを断念した方も、これならキツイ思いをせずに取り組みやすいのではないでしょうか?
質の良い睡眠でダイエット成功と美容効果、両方を手に入れましょう。