恐怖!食品添加物の身体への影響
こんにちは。栄養学スペシャリストの久保山です。
日本は、食品添加物大国だとご存知ですか?
私は普段、栄養指導を行っていますが、多くの方が見落としがちなのが、「食品添加物」です。せっかく健康に気を使った食生活を送っているにも関わらず、食品添加物を大量に摂取してはもったいないですよね。
今の時代、「外食をしない」「コンビニに行かない」「全て手作り」ということは、ほぼ不可能です。それでも、なるべく避けて生活をしたいところだと思います。
今回は、日本では避ける事ができない、食品添加物の影響と、気を付けるべきポイントをお話します。
食品添加物の危険性をお話しますが、誤解して欲しくないのが、添加物を気にしすぎも良くないです。それ自体がストレスになってしまっては、もともこもありません。
今回お話する、食品添加物の気を付けるべき4つのポイントに注意して、あまり考えすぎずに食を楽しんでください。
食品添加物の種類
約1,500種類もあると言われる食品添加物ですが、一つ一つ覚えきれるはずもありませんし、覚える必要もありません。
まずは大枠だけ把握しましょう。
A)指定添加物:約400種類
B)既存添加物:約400種類
C)天然香料:約600種類
D)一般飲料物添加物:約100種類
食品添加物の身体への影響
身体に与える影響(毒性)
食品添加物が身体に与える影響(毒性)を見ていきましょう。
- 遺伝毒性:遺伝的悪影響をもたらす
- 変異性原性:突然変異を起こす性質
- 発がん性:がん細胞を発生させる性質
- その他:肥満、アレルギー、成長抑制、発がん促進、染色体異常etc.
毒性の心配のない「天然のにがり」「クエン酸」「オレンジオイル」といったものから、毒劇物指定を受けている物質や、発がん性などの明らかな毒性が確認されているために、ADI値(一日許容摂取量)が設定されている物質まで様々です。
子供の発育にも悪影響
1977年アメリカ上院の栄養と人間ニーズ特別委員会が作成した、マクガバンレポートでは、食品添加物や農薬、その他の化学物質が、子供の脳と心の正常な発達を妨げる と報告しています。
体内の有害物質を排出するための食物繊維の摂取量の低下と、化学物質の摂取量の増加も子供の脳と心を蝕んでいるのです。
代表的なものといったら「鼻炎」「アトピー」「喘息」ですね。
NPO日本健康増進支援機構のデータによると、ここ20年で、それぞれ 3倍、3倍、5倍 と激増しています。
ゆえに余分な脂肪が溜まりやすくなるというのは、容易にご想像がつくでしょう。
食品添加物の3つの懸念事項
ここで、私の大好きなホリスティック健康学・栄養学入門の一節を抜粋します。
現在使用されている食品添加物は、毒性実験を経て安全性が認められているのですが、本当に問題はないのでしょうか?いくら公的に安全だと言われてもそれを鵜呑みにすることはできません。
1.添加物の長期摂取による影響
まず、現在の実験では、長い時間をかけて現れる毒性はわかりません。
添加物の安全性は、動物を使った発がん検査などで調べますが、これでは何年もかけてジワジワと効いてくるような毒性はチェックできません。
甘味料のチクロやタール系の色素など、さんざん使った挙げ句に、発がん性があるからと、使用禁止になった添加物はいくらもあります。
2.複数の添加物の摂取による影響
普通は一種類ごとの毒性を調べるだけですから、一度に多種類の添加物を摂取した場合の危険性は全くわかりません。一種類だけなら安全基準をクリアしている食品添加物も、いくつか重なりあった場合の複合毒性は計り知れません。
添加物だけでなく、体内で他の化学物質と混じりあった時の反応も同様です。
3.添加物の子供への影響
添加物の安全基準は大人を対象にしたものであって、身体も小さく抵抗力も弱い子供達のことは考慮されていません。
仮に大人は大丈夫でも子供も同じと言えるでしょうか?
また多くの人たちには無害でも、体質によっては有害になることもあるのです。
避けるべき、食品添加物
食品添加物、約1,500種類全てに気を配ったら、逆にストレスで健康を害する可能性が高まります。全ての食品添加物を避ける事は難しいですが、できれば この4分類だけは避けるようにしましょう。
1.数字が付くもの
2.表示の( )内に「~酸」があるもの
3.アルファベットのK(カリウム)とNa(ナトリウム)が付くもの
※加工食品の食感や見た目を向上させる働きあり。
4.長いカタカナ名称
※カロリーオフ商品の甘味付け(人工甘味料)に多い。
身体への影響が大きい、食品添加物への意識は高まりましたか?
フレームさえ把握してしまえば実践は簡単です。上記4分類だけに気を配り、普段の食生活を楽しみながら、是非皆さんで健康な身体を手に入れていきましょう!