顔のたるみは、普段のクセが原因!?
こんにちは。アンチエイジングセラピストの宮城なほ子です。
私はエイジングケアを専門としたプライベートサロンで、多くの方のお悩みに向き合っています。
女性なら誰しも気になる老化の症状は、加齢だけが原因ではありません。
同じ年齢でも、老けて見える人、若々しく見える人。元気な人、疲れやすい人。たるんでいる人、たるんでいない人。
知らず知らずのうちに、皆さんもやっていませんか?
今すぐ「たるませグセ」にサヨナラして、たるみにくい習慣を身に付けましょう!
たるみについて
たるみの種類
たるみの種類は「ほうれい線」「毛穴たるみ」「瞼たるみ」「涙袋たるみ」「輪郭たるみ」などがあり、顔立ちやお手入れ方法、生活習慣などで、たるみが現れる場所が異なります。
ただ、その原因はほぼ同じで、真皮にあるコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸が減少し弾力が失われることで、生じています。
「たるませグセ」でたるむ
どの部分に現れても、たるみは老け顔に見えてしまう一番の要因です。特に、たるみが原因で実年齢よりむ老けてみられてしまう、という方は、「たるませグセ」がある方が多いです。
毎日の何気ないクセが原因で、老けてしまっているのかもしれません。
今すぐ止めて!3大「たるませグセ」
1.たるませ姿勢
一目でわかる「たるませグセ」は、姿勢です。
猫背やあごが前に出ている状態は、後頭部の筋肉が後方に引っ張られ、首の前の筋肉は前方に引っ張られています。そのため顔の下半分にあるある筋肉は、下へ下へと引っ張られてたるんでしまいます。
頬杖をつくと、頬を圧迫し皮膚を伸ばします。さらに、体重をかけてしまうと頬骨や顎がゆがみ、左右非対称のたるみとなります。
歪んだ姿勢は、リンパや血液の流れが滞りむくみやすくなります。むくんだ顔はフェイスラインがぼやけ、さらにその重さは筋肉で支えきれなくなり、たるんでいきます。
最近話題の「スマホ顔」も、長時間の下向き姿勢が原因です。
姿勢のクセは直しにくいですが、毎日のことなので重要なポイントです。意識して続ければ正しい姿勢が保てるようになるので、頑張りましょう!
2.たるませ表情
次の「たるませグセ」は、表情の作り方です。
顔には約60もの表情筋が張り巡らされており、目・鼻・口・眉などを動かしています。筋肉は皮膚にくっついているので、筋肉が緩むとダイレクトに肌や顔の各パーツがたるんでしまいます。
サロンではお悩みを伺っているので、お客様は「困った」「悩んでいる」という表情になってしまうのですが、過剰にネガティブな表情を作る方は要注意です。
豊かな表情は筋肉を発達させハリが保ててよいのですが、その筋肉の使い方が重要です。
たるみ予防になる、口角を上げる、口を大きく動かしはっきり話す、よく笑う、などのポジティブな表情を心がけてください。
3.たるませ触り
最後の「たるませグセ」は、肌の触り方、動かし方です。
「どの辺のたるみが気になりますか?」と質問をすると「ここです」と、気になる部分をグイっとつかんだり、引っ張ったり、「顔の下半分です」と両手で顔を挟んで上下に動かす方がいらっしゃいます。そんな時は「キャー、止めてください!」とカウンセリングを中断し、肌の触り方からご指導してしまいます。
肌はなるべく手で動かさないでください。クレンジングや洗顔の時も同じです。肌を動かさずにクレンジング剤や洗顔剤を肌の上で滑らせるのが正しい方法です。洗顔時にマッサージを行う方もいるようですが、素人のフェイシャルマッサージは厳禁。動かす方向を間違えるとシワやたるみを作ってしまい逆効果になる場合が多いので、マッサージはプロにお任せを。
たるみの原因や対処方法は他にもありますが、アンチエイジングケアの前にまずは生活の中の「たるませグセ」から見直してみてください。
高価なスキンケア製品を使ったり、トリートメントを続けていても「たるませグセ」があったらなかなか改善に繋がりません。
ぜひ、たるみの原因を排除することから始めてください。そうすれば、スキンケアやトリートメントの効果もグンとアップしますよ!