元気がなくなるその前に
こんにちは。セラピストの鈴木美和です。
皆さん、今どんな気持ちで毎日を過ごしていますか?
「さあ!元気を出して過ごすぞー」と思っても、その気持ちを持続するのはなかなか難しいものですね。
2020年の幕開けから数か月で想像もしなかったことが起こり、日を追うごとに状況が悪くなっていき、不安な状況が続いています。
人と会うことも、旅行に行くことも、みんなでワイワイ楽しむことも…。
当たり前の毎日が当たり前でなくなる日。
私も人生の節目節目でもいろんなことが起こりました。
東日本大震災、自宅サロンオープン、離婚、引っ越し、そしてコロナウイルス。
よくもまあ続くものです。私の人生まだまだ学びの途中なのでしょうね。
今この時だけを感じて落ち込んだり、不安になったり、ただただ悪いほうへ気持ちを促せば、誰でもすぐにその深いトンネルに入って抜け出せなくなります。私もそんな時があり、本当に苦しい毎日をただ過ごし続けていました。あの時の私の顔は、人の前では笑っていても感覚がなかったように思います。
日々、不安を感じ、未来が見えずにいる方に、この状況を乗り越えるためのヒントをお伝えします。
自然が教えてくれること
「今年の桜は見てもらえなくて可哀想ですね」
そんな言葉をよく耳にしましたが、それでも自然の力は強くたくましく、そして変わらずに毎年毎年同じ景色を見せてくれます。
桜にしてみれば、コロナも震災も感じることはないのです。
ただひたすら冬の寒さをじっと耐え、暖かくなって自分のタイミングで花を咲かせ、私たちの目を楽しませてくれているのです。
私たち人間も良い時もあれば悪い時もあり、でも変わらずに自分の芯の部分を大切にしながら動き続けていれば、必ず大輪の花を咲かせる時がきます。
あらゆることを受け入れてみる
出会った一冊の本にこんな言葉があります。
「20歳のときの顔は自然からの贈り物。
30歳の顔はあなたの人生。
50歳の顔はあなたの功績よ」
ココシャネルの言葉です。
この言葉を見た時、40歳を過ぎた私は「このまま悲しい気持ちで人生を送りたくない!」と強く感じました。
悩んでも悩んでも答えの出ないものは、人生の流れに任せて、「孤独・悲しみ・喪失」全部受け入れてみる。そして、今だからできる自分のやりたいことに集中しよう、と思った瞬間、ふーっと気持ちが楽になり目標に向かって動き始める事ができました。
今、元気がなくなりそうなあなたも
「自分は今、どんな顔をしているのかな?」
「いい顔してるかな?」
「自信もって前に進めているのかな?」
と時折感じてみてください。
変化を受け入れ自分を変えていくチャンスと捉える
このような状況で、理不尽なことがあったり、言われたり、人間の本来の姿が見えて怒りを覚えたり、お金と生活の不安でいろんな感情が交差している状態かと思います。
でもこんな時だからこそ、状況の変化を受け入れ、このおうち時間を使って自分を変えていくチャンスでもあるような気がするのです。
自分をこれからの自分のために変えるために、こんな事をしてみてはいかがでしょうか。
<できる事リストの例>
・長年やりたかったことをスタートしてみる
・健康と美のために毎日ケアや身体によい食事に改善する
・今までイヤイヤ続けてきた人間関係を整理
・家族との時間を一緒に楽しむ
人間関係の整理は特におすすめです。
どこにでもいい顔をして無理して付き合う時間も、嫌な思いをする時間も無くなります。
このおかげで私のまわりには本当に優しい人ばかりになりました。
2年前に東京に出てきた私に「色々美味しいもの食べに連れてってあげる」と連れ出してくれる人。
「マスクがないと大変だろうから送ったよ―」
「ちゃんと食べてる?新米出たから送ったからね!」 とあえての事後報告。遠慮する暇もありません。
「帰省しようかな」と言うと「そろそろ甘えたいでしょう。早く帰っておいで!何したい?何食べたい?どこ行きたい?」と地元の友達。優しさのフルコースです。
今は会うことはじっと我慢ですが、またこの時間も会えた時の喜びの蓄積時間だと思っています。
そして人間関係の整理により無理することがなくなり、「辛いよ」「寂しいよ」など人に甘えることもできるようになったのも大きな成長です。
いくつになっても寂しい時は寂しいですものね。
ですから、こんな状況でもその方々の優しさに触れ、一人でいても幸せを感じることができています。
未来はどんな景色が見える?
想像してみてください。
自分のやりたかった新しい仕事を始めていますか?
楽しんでいますか?
健康ですか?
笑っていますか?
泣いていますか?
あなたのまわりは笑顔と優しさにあふれていますか?
あなたの大切な人は幸せですか?
そしてあなた自身が幸せを全身で感じていますか?
どんな生き方を選ぶのかは自分次第。
前の状態に戻ることばかり願うのではなく、この変化を受け入れ、今こそその時に向かって自分が今できることを進む時なのです。
すべては今日のため
そして明日のために