ジェルネイルをしたまま料理はNG?害はないのか、手袋は必要か解説します
ジェルネイルをしたまま素手で料理はOK!
「ネイルをしたまま素手で料理をしても大丈夫?」と思われる方は、アートやネイルが剥げて料理の中に入ってしまうことが心配だと思います。
マニキュアの場合は、マニキュア自体が脆いため、剥げたり、欠けたり、ストーンなどのアートも取れやすく、料理をする方には向いていません。
ところが、ジェルネイルの場合は、こういった心配は少ないので、料理をする方も安心してネイルを楽しめます。
ジェルネイルは、ジェル状の樹脂をLEDもしくはUVライトに当てて固めます。ストーンやその他のアートをジェルの中に埋め込んで固めるため、マニキュアのように取れることは滅多にありません。
ジェルネイルは衛生的に料理をしても大丈夫?
ジェルネイルを付け替える目安は3~4週間です。その間に爪は3~5mm程度伸びますが、爪を伸ばしっぱなしにする方が殆どです。というのも、爪切りでジェルネイルをカットすると、衝撃でジェルネイルが剥げやすくなったり、ネイルサロンでキレイに整えた爪の形をキープできなくなるからです。
いくら手を洗ったとしても、その伸びた爪の裏についた雑菌まで洗い落とすことはできません。
ジェルネイルが衛生的に問題なのではなく、伸びた爪が問題なのです。
そこで、爪を伸ばした状態のまま素手で料理をしたい方は、ネイルブラシで洗浄をしましょう。ネイルブラシはネイルサロンで販売している所もありますし、100円ショップでも手に入ります。もし見つからないという方は、歯ブラシを代用してもよいでしょう。小さなお子さんがいたり、病人の介護をしていて衛生面がどうしても気になるという方は、手袋をつけて料理をするようにしましょう。
菌や雑菌は細かい部分に潜んでいることも多いので、ネイルブラシで爪の裏や溝の雑菌を洗い流して、爪周りを清潔に保ちましょう。
ジェルネイルをして料理をする時の注意点
ジェルネイルで料理をしてもOKとお伝えしましたが、以下のようなリスクはあるので注意をしましょう。
グリーンネイルに注意
ジェルネイルは長持ちはしますが、その方の生活環境、爪の状態によっては、ジェルネイルが爪から浮いてくることがあります。自爪とジェルネイルが浮いた隙間に水分が入り込み、湿った状態が続き、さらにそこに油分が混ざると、爪にカビが繁殖します。爪が緑色になる事から、通称「グリーンネイル」と呼びます。
グリーンネイルができたことに気づかずにジェルネイルをつけたままにしていると、カビはさらに繁殖して、緑色が濃くなり、爪を削ってもカビが取れなくなります。
爪が緑色に変色している事に気づいたら、すぐにネイルサロンでジェルネイルをオフしましょう。
こまめに手を拭く&保湿
ジェルネイルが浮いてグリーンネイルにならないためには、こまめに手を拭くことと、保湿が大切です。
ジェルネイルは水分に弱いので、水仕事やお風呂に入った後は爪がふやけてしまい、ジェルネイルが浮きやすくなります。そのため、手が濡れたらすぐにタオルなどで手と爪周りの水分をしっかりふき取りましょう。また、ジェルネイルは乾燥にも弱いため、爪周りのキューティクルやジェルネイルの根元を保湿をしておくと浮きづらくなり、グリーンネイルを予防することができます。
定期的にジェルネイルを付け替えるかオフする
ジェルネイルはマニキュアよりも強度もあり持ちもよいのですが、それでも浮いたり取れてしまうこともあります。そのまま放置すると、上記の様にグリーンネイルになるなど、雑菌が繁殖して料理をするには衛生的に望ましくありません。そのため、ジェルネイルは定期的に付け替えるか、オフをするようにしましょう。
ジェルネイルの付け替える目安は3~4週間とお伝えしましたが、浮いてパカパカしているようなら、早めに付け替えた方がよいでしょう。
ネイルアートは埋め込む
ジェルネイルはストーンなどのネイルアートをジェルに埋め込むため、アートが取れて料理に入る心配はあまりありません。しかし、アートをしっかりジェルでカバーしていないと取れることもあります。
例えば、ストーンをジェルで埋め込むと、ストーンのカットが見えなくなるため、ジェルでカバーしたくないという方もいます。そういった場合は、なるべく取れないようにストーンの根元をアクリルで固めるようにするのですが、それでも凸凹するため服やタオルなどに引っかかって取れる事がよくあります。
また、ジェルネイルを薄く付けたいという方もいます。するとどうしても表面のアートが取れやすくなります。
ネイルアートが取れて料理に入る事を心配される方は、ジェルネイルを少し厚めに塗り、アートを埋め込むことをおすすめします。
ストーンやアートが取れることがどうしても心配な方は、手袋をするという選択肢もあります。
ジェルネイルが浮きやすくなったら一旦休ませる
ジェルネイルの持ちは3~4週間ですが、その方の生活環境、爪の状態、ネイルの施術方法、ジェルネイルの種類など様々な原因で浮きやすくなることがあります。以前と生活習慣も変わっていないのに、ネイルサロンを変えてもジェルネイルが浮いてくるという方は、爪の状態がジェルネイルにとってはあまりよくないのかもしれません。
自爪が薄く脆くなっていると、ジェルに耐え切れず、ジェルネイルが浮きやすくなることがあります。
その場合は、一旦ジェルネイルをオフして健康な爪が伸びてくるまで休憩するのもよいでしょう。
ジェルネイルが溶けることはあるのか?
料理をする時は火も使うため、ジェルネイルが溶けるのを心配される方もいるかもしれません。
ジェルネイルは一度UVライトやLEDライトを当てて固めると溶けることはありません。一度固めるとやり直しができないので、ネイリストも慎重に施術をしています。
ジェルネイルをオフする時は、専用のリムーバーで溶かすか、削る必要があります。
ジェルネイルが溶けだすことを心配する必要はありません。
ジェルネイルは爪に悪いの?
「ジェルネイルをしていると、爪が呼吸できないようで、爪に悪いのでは?」と心配される方は多いです。
爪は皮膚のように毛穴はありませんし、呼吸もしていません。
ジェルネイルで爪を覆っていても、体には何も問題はありません。
ジェルネイルをして料理をすることについて中高年は否定的
ジェルネイルをして料理をすることについては、肯定的な意見と否定的な意見の両方があります。
ジェルネイルをして料理をすることに賛成の意見
「ジェルネイルはマニキュアと違ってストーンが取れづらいので問題ない」
「家事をしていると爪も脆くなるが、ジェルネイルで補強されて爪が割れない」
「料理をする女性はオシャレが楽しめないなんてつまらない」
ジェルネイルをして料理をすることに反対の意見
「料理にストーンや異物が入りそう」
「ネイルをしている女性は料理や家事が出来なさそう」
「派手なネイルで料理しているとマズそうに見える」
ジェルネイルが流行り始めたのは2005年前後です。それまではネイルと言えばマニキュアだったので、「ネイルをして料理なんてとんでもない!」という意見は多かったはずです。マニキュアを楽しんでいた世代の方にとっては、まだジェルネイルをして料理をすることに抵抗のある人は多いようです。
年末になると「正月に旦那の実家に行くからジェルネイルをオフしたい」とネイルサロンに行かれる方もいます。このことからも、やはり中高年にはまだジェルネイルは浸透していないようです。しかし、若い世代は、ジェルネイルが一般的なので、男性も女性もジェルネイルをつけて料理をする事には理解のある人が多いようです。
ジェルネイルは持ちもよく、ネイルアートなども取れづらいので、ネイルをしながら料理をしたい方にはおススメです。
しかし、家族など誰かの為に料理をする人は、周りの人がどのように感じるかも考えながら、ネイルを楽しまれるのがよいのではないでしょうか。
料理をしながらネイルも楽しもう!
ジェルネイルを付けていても安心して料理ができることがお分かりになったかと思います。
爪の保湿、ジェルネイルの付け替えのタイミング、ネイルアートの付け方などを注意すれば、ジェルネイルをして料理をすることはできます。料理には衛生面が気になるので、ネイルブラシなどで伸びた爪の裏をブラッシングをして清潔に保って料理をしましょう。
日々の生活の中で、ふと手を見てキラキラしたネイルが目に入ると気分が明るくなります。キレイなネイルで癒されながら、毎日を楽しく過ごしましょう。
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