お酢やリンゴ酢洗顔は効果ある?洗顔のやり方や注意点を解説!
毛穴の黒ずみやニキビ痕など、ガンコな肌トラブルに悩んでいませんか?
いろいろなスキンケアを試しても改善しないどころか、日々のメイクで悪化しがちですよね。
韓国アイドルは肌がキレイで、そんな肌トラブルとは無縁に見えますが、実は、さまざまな美容法であの美肌をキープしているのです。今回は、BTSのジョングクも行っていたことで有名となった「お酢洗顔」について詳しく解説します。
お酢洗顔の特徴や効果、やり方、注意点、そしてお酢配合の洗顔料についてもご紹介しますので、参考にしてください。
韓国初!お酢洗顔やリンゴ酢洗顔って何?飲むだけでなく肌につける美容法!
お酢は、飲むと便秘を改善したり内臓脂肪を減らす働きをしてくれる、身体に良い健康食品です。
健康だけでなく美肌やダイエットにも良いとされ、古くから料理などに使われてきました。
しかし今韓国を中心に流行っているのは、飲むのではなく、お酢で顔を洗う”お酢洗顔”です。
お酢洗顔とは?
お酢洗顔と言っても、お酢をそのまま肌につけるわけではありません。お酢を水で薄めた希釈液で、肌をバシャバシャと洗うのがお酢洗顔の方法です。
お酢洗顔が流行ったワケとは?
お酢洗顔が流行するきっかけは、世界的K-POPアイドル・BTSのメンバーであるジョングクです。
ジョングクの過去のインタビューで「リンゴ酢で洗顔をしている」と答えていました。2020年に韓国の人気YouTuberであるMisoJeong(ミソジョン)がこのジョングクのリンゴ酢洗顔を紹介したことで、お酢洗顔が韓国・日本で一躍有名になりました。
このように近年流行したお酢洗顔ですが、実際に日本では、流行る以前からお酢での洗顔を取り入れている人もいたそうです。
お酢洗顔の種類
お酢洗顔にはいくつか種類があります。
・リンゴ酢洗顔
BTSのジョングクが行っている洗顔方法。リンゴ酢を用いる
・黒酢洗顔
リンゴ酢の代わりに黒酢で洗顔する方法
・お酢洗顔
料理に使われる穀物酢を用いた洗顔方法
日本では、どちらかといえばリンゴ酢よりも、穀物酢や黒酢を使ったお酢洗顔が主流でした。なお、海外セレブのスカーレット・ヨハンソンも、アップルサイダービネガー(リンゴ酢)を使ったリンゴ酢洗顔を行っているとインタビューで答えていました。
お酢洗顔やリンゴ酢洗顔に効果はある?ニキビや肌荒れのお悩みを解決!
お酢洗顔は実際に肌に効果があるのでしょうか。
BTSのジョングクいわく、お酢で洗顔すると、顔にひそむ毛包虫(別名:顔ダニ、ニキビダニ)の数を減らしてニキビ予防が期待できるということです。
毛包虫(顔ダニ)を減らす効果については明確ではありませんが、実際にお酢には、肌の細菌を減少させる効果があることが分かっています。
お酢洗顔の効果1. 皮膚の細菌を減らす
100%原液のお酢をつけた綿棒を使って皮膚を消毒した実験では、70%エタノールとほぼ同じレベルで一般細菌や表皮ブドウ球菌を減らす効果があったと報告されています。
ニキビや肌荒れの原因の一つである細菌を減らすことで、お酢には肌環境を改善させる効果が期待できると言えるでしょう。
お酢洗顔の効果2. 肌を弱酸性へ戻す
お酢には肌を弱酸性へと戻す効果があります。
健康的な肌とは、肌のphが弱酸性に保たれています。弱酸性の肌は、皮膚のバリア機能が正常に働いて、外部刺激から肌を守ってくれるのです。
しかし、汗をかいたり弱ったりした肌のpHはアルカリ性へと傾いてしまいます。そのため、ニキビや肌荒れといったトラブルのある肌は、アルカリ性だと言われています。
このようにアルカリ性に傾いた肌を弱酸性へと戻すためには、pHが酸性側の洗顔料を使うことが良いのです。お酢はpHが酸性なので、水で薄めた希釈液でのお酢洗顔はまさに、アルカリ性の肌を弱酸性へ戻し、肌トラブルの少ない肌荒れしにくい肌へと導いてくれるのです。
これらの効果以外にも、お酢の種類ごとに少し効果が変わります。
リンゴ酢洗顔の効果
果実酢であるリンゴ酢は、乳酸やリンゴ酸といった天然のピーリング成分を含んでいます。そのため、古い角質や余分な皮脂を分解・除去する効果が期待できます。
スクラブやゴマージュは肌をこすって物理的に角質を落とすため、反対に肌にダメージを与える可能性がありますが、こすらずに本来持っているパワーでピーリングするリンゴ酢洗顔は、肌への負担が軽く、肌が弱い人にもおすすめです。
黒酢洗顔の効果
主に玄米から醸造される黒酢は、アミノ酸がほとんど入っていないリンゴ酢と比べて、豊富なアミノ酸が含まれているのが特徴です。このアミノ酸が、肌のうるおいを守り、新陳代謝を促してくれます。
お酢(穀物酢)洗顔の効果
米や麦からつくられる穀物酢には、リンゴ酢同様タンパク質を分解する力があります。また、黒酢ほどではないもののアミノ酸が多く含まれるため、リンゴ酢と黒酢の両方の効果を得たい人に適しています。
お酢洗顔やリンゴ酢洗顔はどのように行う?やり方を解説!
それでは次に、お酢洗顔のやり方を解説します。
なお、お酢洗顔はリンゴ酢、黒酢、穀物酢のどちらを使っても、これから紹介する共通のやり方で問題ありません。
お酢洗顔のやり方
1.お酢洗顔の前に、いつもの洗顔料で洗顔をする
(石けんでオフできないメイクをしている場合は、かならずクレンジングでダブル洗顔すること)
2.洗顔後、お酢:水=1:10の割合で薄めた希釈水で顔を1分ほどすすぐ
3.その後、お酢が肌に残らないよう、ぬるま湯で1分ほど顔をすすぐ
4.最後に、すぐに化粧水などでスキンケアをする
お酢洗顔の頻度
お酢洗顔は毎日するものというよりは、月に数回のスペシャルケアとして行います。
乾燥肌の人は週に一度、脂性肌の人は週に二度がおすすめです。
なお、BTSのジョングクは週に一度行っているそうです。
お酢洗顔やリンゴ酢洗顔の注意点をチェック
お酢洗顔は効果が高い分、使う上で注意が必要です。
お酢洗顔を試したいという人は、これから解説する3つの注意点に気をつけて行ってください。
1. 事前にパッチテストを行う
お酢洗顔は、肌質によっては合わない人もいます。
そのため、洗顔をする前にパッチテストを行って、問題ないか確かめてから行いましょう。
パッチテストのやり方
1.お酢を水で希釈した液をコットンに染み込ませます。
2.腕の内側など皮膚の薄い部分にコットンをのせて、1〜2分待ちます。
3.コットンを剥がしてぬるま湯ですすいだら、皮膚に異常がないかチェックします。
この方法でもし赤みやヒリつきを感じたら、お酢洗顔は控えた方が良いでしょう。
2. 肌に異常が出たら使用をストップする
パッチテストで問題がなかったとしても、繰り返し洗顔を行っていると赤みや刺激を感じる可能性があります。もしお酢洗顔をして肌に赤みが出たり、ヒリヒリした際はすぐに洗顔を中止しましょう。
しばらく経っても痛み・かゆみや赤みなどがひかない場合は、かならず皮膚科へ相談してください。
3. お酢洗顔後はたっぷり保湿をする
お酢洗顔をした直後は、ピーリングやパック後のように肌が乾燥しやすくなります。
洗顔後はすぐに保湿し、いつもより丁寧にスキンケアしましょう。普段より、低刺激でマイルドなスキンケアアイテムを使うのもおすすめです。
なお、乾燥しやすい冬の時期や、肌がゆらぎがちな生理中、体調不良の時などは避けた方が良いでしょう。
お酢の入った洗顔料~クレイやラッシュをご紹介!
肌に効果がありそうなお酢洗顔ですが、お酢を薄めたり準備が少し面倒に感じる人もいるかもしれません。そんな人には、お酢が配合された洗顔料がおすすめです。
ここでは、人気のお酢入り洗顔料を2つ簡単にご紹介します。
1. CLAYGE(クレージュ) クリアウォッシュ 洗顔フォーム
CLAYGE(クレージュ)の「クリアウォッシュ」は、ミネラルたっぷりな天然のクレイ(泥)とお酢を組み合わせたスペシャルな洗顔フォームです。
パパイン酵素が毛穴の汚れを分解し、2種類のクレイが毛穴の汚れを吸着し除去します。さらに、お酢成分が古い角質をさっぱりと洗い上げ、キメを整えて透明感のある肌に導いてくれます。
クリーミーで濃密な泡立ちで、自宅でクレンジングエステが楽しめます。
2. LUSH(ラッシュ) ハーバリズム
石けんやバスボムが人気なLUSH(ラッシュ)の「ハーバリズム」には、タンパク質が豊富で殺菌力の高い、京都の「富士酢プレミアム」が使われています。
天然のクレイやアーモンドプードルをミックスさせたパウダーは、水を加えるとペースト状になり、泥パックのように肌を包みこみながら洗い上げてくれます。
さらに、エッセンシャルオイルが肌の水分・油分バランスを整え、余分な皮脂のコントロールをしてくれます。
まとめ
今回は、韓国発のスキンケア方法であるお酢洗顔について解説しました。
ニキビ痕や黒ずみ、肌荒れ予防などの効果が期待できるお酢洗顔ですが、効果が高い分、人によっては刺激を感じる可能性もあります。
自分の肌質・肌の悩みにあっているかどうか、事前にテストしてから行いましょう。