働き盛りの20・30代に急増中!?『若年性更年期障害』

働き盛りの20・30代に急増中!?『若年性更年期障害』

皆さん、こんにちは。子宮ケア・プレコンセプションアドバイザーの境田さおりです。

皆さんは『更年期障害』という言葉を聞いたことがありますか?

通常、40代後半から50代の女性がなると言われている「更年期障害」ですが、現代では、20・30代でも更年期障害の症状を持つ『若年性更年期障害』の女性が増えています。

 

更年期障害の症状は、約200種類もの症状があると言われており、やたらとイライラしたり、かと思えば気持ちが落ち込んだりといった精神的な症状と、肩こりや頭痛、のぼせ・ほてり・発汗などの身体的な症状があります。

過度なダイエットや睡眠不足が原因!?

そもそも更年期障害の原因は、卵巣の老化による「エストロゲン」の減少によるものですが、若年性更年期障害の女性の場合は、過度なダイエットやストレス、睡眠不足、不規則な食生活などが主な原因とされています。

 

20、30代に多いとされるこのような不規則な生活習慣が、慢性的な月経不順を引き起こし、エストロゲンの分泌を減少させ、その結果、ホルモンバランスが崩れてしまうことで、若年性更年期障害を引き起こしてしまうのです。

 

特に近年は、10代の頃から「痩せたい」という願望が強い女性が多く、いわゆる「痩せすぎ」の女性が急増しています。今やなんと、中高生の8割が「無月経・骨粗しょう症」のリスクがあるという研究データも検出されています。

過度なダイエットは、女性にとっては将来を揺るがす深刻な問題であることを再認識し、体重ばかりに囚われるのではなく、“健康的な美しさ”を追求していきましょう!

 

 

生理不順はカラダからの危険信号!

生理不順は、「ホルモンバランスが乱れていますよ!」という、カラダからの危険信号です。決して甘く見たり、安易に捉えてはいけません。

『生理不順 = ホルモンバランスの乱れ』であることをきちんと認識し、生活習慣を見直す必要があります。

 

食事をきちんと摂る。

まずは食生活を見直しましょう。1日きちんと3食食べ、カラダに栄養を循環させましょう。3食全てコンビニで済ませたり、朝ごはんを抜いたりして、栄養が足りないと血液循環が悪くなり、冷えやすくなって、生理痛や生理不順を招きやすくなります。

 

冷やさない。

冷えは骨盤内の血液循環の滞りを招き、生理痛を起こす大きな原因にもなります。きつい下着なども血行不良から冷えを招きますので、下着選びも気をつけましょう。

 

運動をする。

運動不足が冷えや血行不良のもととなることは、皆さんご存知の通りです。スポーツをしなくても、歯磨きをする時にかかとを上げるなど、できるだけ体を動かすように心がけてください。

 

ストレスを溜めない。

旅行の時や仕事での大事なプロジェクトがある時など、緊張して生理が遅れてしまうほど、女性は繊細です。心身のストレスはそれだけでホルモンバランスを乱れさせてしまいます。ストレスをなるべく溜め込まず、溜まったら迅速に解消しましょう。

 

ダイエットはほどほどに。

過激なダイエットはストレスとして体に影響し、若年性更年期障害や無月経を引き起こします。また、体脂肪が不足すると冷えやすい体になるのでご注意ください。

 

若年性更年期障害は、ホルモンバランスが整えば、症状を軽減・改善できる可能性が高いです。これから迎える妊娠や出産などのためにも、そのままにせず、自分自身の生活習慣を整え、健康的で美しいカラダづくりをしていきましょう!

nana
境田 さおり
子宮ケアアドバイザー/アロマテラピーアドバイザー