ハンドクリームを塗ると手がくすむ?

ハンドクリームを塗ると手がくすむ?

手のケアと言えば、みなさん当たり前にハンドクリームをお使いだと思います。

特に寒い季節になると、ハンドクリームが手放せないですよね。

手が乾燥すると、肌のターンオーバーが遅くなり、くすみ、シワ、しみができやすくなります。
そういった手の老化の症状を防ぐためにも、ハンドクリームは必需品です。

しかしハンドクリームはその成分によっては、手がくすみやすくなるって知っていましたか? 

あなたが使っているハンドクリーム、大丈夫ですか!?

 

ハンドクリームはものによっては、 『油焼け』をし、手のくすみを引き起こします

 

 

油焼けとは?

油焼けとは、肌についた油分が、紫外線を受けて酸化してしまい、それによって肌がくすんだり、色素沈着を起こす現象のことを言います。

 

 

ハンドクリームで油焼けをするワケ

ハンドクリームに含まれている成分で、油やけしやすいものが含まれている場合があります。

ただし、これらの成分が含まれていても、対策をすれば問題ないので、あまり過敏になりすぎないようにしましょう。

 

油焼けしやすい成分

1.ワセリン

ワセリンは、高い保湿力があり、価格もお手頃のため、多くのハンドクリームに使われています。

しかし、

ワセリンは強い紫外線を受け続けると、油焼けをしてしまう事があります。

 

 

2.油焼けしやすいオイル

ワセリン以外にも、油焼けしやすいオイルが、ハンドクリームには使われている事があります。

不純物が入っていて、あまり精度の高くないオイルが使われていると、油焼けがしやすいと言われています。値段が安いというだけで、ハンドクリームを選ぶと、このようなオイルが使用されている可能性もあります。

 

参考までに、酸化して油やけしやすいオイルと、しにくいオイルをご紹介します。

 

酸化しやすいオイル

  • グレープシードオイル、
  • ローズウッドオイル、
  • 馬油、
  • 亜麻仁油

 

酸化しづらいオイル

  • オリーブオイル、
  • ホホバオイル、
  • ココナッツオイル、
  • 椿油

 

ハンドクリームやボディクリームで、よく馬油が使われているものがあります。
実は、馬油は酸化しやすいオイルだったのです。

 

ここまでお話すると、これらの成分が入っているハンドクリームをすぐにゴミ箱に捨ててしまう人もいるかもしれません。

油やけしやすいワセリンや、酸化しやすいオイルが使われているからといって、必ず油焼けが起こるわけではありません。

ちゃんと対策をすることで、これらの成分の保湿力は維持しながら、油やけを防いで、手肌のシミやくすみを予防することはできます。

 

次回は、ハンドクリームの油やけを防ぐ方法をお伝えします。

お楽しみに。

 

この記事を書いた人(執筆者情報)

加藤 由利子

加藤 由利子 – 日本ハンドビューティー協会 代表理事

日本ハンドビューティー協会代表理事
3ヶ月でマイナス5歳手肌を若返らせる専門家。
ネイルサロンを約10年間経営し、2万人以上の女性の手を見てきた中で、40代以上の女性が、手の老化に悩みそれをカバーするためにネイルサロンに来ている事を知る。
手の若返りケアにいち早く着目し、日本初の手のケア専門協会『日本ハンドビューティー協会』を設立。
各種メディアの出演、執筆、登壇、研修等、幅広く活動。
著書『美しい手がすべてを引き寄せる』(青春出版社)

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美容家ドットコム編集部

美容家ドットコム編集部 – 監修者

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本記事は、美容家ドットコム編集部が専門家と協力し、内容を精査・監修のうえ執筆されています。