食べ過ぎで腸が汚れる?空腹は美と健康を招く
こんにちは。腸活サポート系薬剤師の中田早苗です。
私たちの生活は1日3食を基本として、体内の胃や腸は休みなく働き続けています。以前と比べて、手軽に外食が可能になり、コンビニをはじめとする24時間営業のお店の増加など、便利さや手軽さが食べ過ぎ生活の追い風となっています。
食べ過ぎが引き起こす不健康
日常生活でこんな悩みはありませんか?
「朝がなかなか起き辛い」
「体の疲れがとれない」
「肌の調子がイマイチ」
「便秘や下痢を繰り返す」など…
このような悩みの原因は食べ過ぎが引き起こしているかもしれません。
私たちのからだの皮膚や髪の毛、骨、血液、ホルモンに至るまでの全ては、食べた物の栄養素からつくられています。そのために、体の中に何を摂り入れるかを重視することはとても大切です。
しかしながら最近では、“食べ物を摂り入れること”も重要ですが、それと同時に、”食べ物を入れないこと”についても重要視されるようになってきました。
そこで、食事をお休みして胃腸を休める事は、健康につながる可能性があります。
お薬やサプリメントで改善する方法とは別に、からだの”内側”からケアすることの大切さを紹介します。
食べる物が体に与える影響
バランスの良い食事を摂った方がよいと分かってはいますが、忙しい現代人は、手軽に摂れるものを食べてしまいがちです。スーパーのお惣菜やファストフードなどは手軽ですが、その代わりにこんな危険があるのです。
食品添加物に潜む危険性
食品添加物の他に、化学調味料の使い過ぎも、身体にとって有害な影響を及ぼす可能性があります。
”人工的につくられたもの”が体内に入ってくると、それを敵とみなして免疫機能が働くので腸は疲れ、体全体に悪影響を及ぼしてしまいます。
食品添加物や化学調味料が使用されている食品をみると、すべて昔はなかったものばかりです。
そもそも、腐らないものは不自然です。自然のもの、新鮮なものであれば、時間が経つにつれて腐ってしまうものです。
当然ですが、このような食べ物を口にする回数が多いと、有害物質が体内に入るリスクは高くなります。そこで、計画的に食事をお休みする、ファスティングを行うことで有害物質の取り込みは抑えられると同時に”デトックス効果”が期待できます。
「腸」のトラブルが招く不健康
腸とお肌の関係
肌荒れ、ニキビといったお肌のトラブルは、腸と深い関係があります。腸は、元気な体をつくるための重要な臓器です。また、皮膚は内臓(腸)を映す鏡と言われます。
腸の汚れをとり、腸内環境を整えて腸の働きを活性化させると、デトックスはもちろん、肌の生まれ変わり、免疫力アップ、精神安定など様々な機能が改善するといわれています。
腸には多くの免疫細胞が集中しているためアレルギーの抑制や老廃物の排泄により細胞の修復力がアップして元気な肌作りに繋ります。
ストレスは腸の大敵
腸内環境の悪化はストレスが原因のひとつとして考えられています。腸ではセロトニンという幸せホルモンがつくられ、安定した睡眠や、精神の安定、ストレスを軽減させる効果があります。
腸内環境の悪化、つまり腸が汚れていると、十分にセロトニンがつくられずに自律神経や感情の乱れにつながります。悪玉菌を減らし善玉菌を活発にすることで、免疫力が高まり、腸内環境が整うと自律神経も整い、心と体の健康につながります。
腸を綺麗にする生活習慣
最近では”腸活”という言葉をよく耳にします。腸が綺麗になるためには腸内の善玉菌を増やす必要があります。そのためには、発酵食品を積極的に摂ることをおすすめします。
日頃からバランスの良い食事を心がけていても、結果的に食べ過ぎにつながることで腸を汚す原因になっているかもしれません。
自分自身の健康は、自分で守る時代です。
定期的に食事をお休みするファスティングは腸の中の汚れを綺麗にします。つまり身体の内側から健康を手に入れることができます。日頃から食べ過ぎの方には特に効果的です。
腸を中心にして健康を考えるファスティングサポートを行なっています。どのくらいのファスティングが必要か、またファスティングが引き起こすメリットなど、医療従事者の視点から説明させていただきます。お気軽にご相談ください。
これから先、いつまでも綺麗で健康的な生活を送るためにも普段の食の大切さを見直すきっかけとなれば幸いです。