トリートメントの流し忘れによる影響とは?デメリットや対処法を解説!
「美しい髪のために」と思って、せっかくトリートメントをつけたのに、洗い流すのを忘れてしまうと、かえって頭皮にダメージを与えてしまいます。
この記事では、トリートメントを流し忘れるとどのような影響があるのか、気づいた時にどのように対応したらよいのか、また流し忘れを防ぐコツを解説します。これを知っておけば、万が一トリートメントを流し忘れても冷静に対処できるでしょう。
トリートメントを流し忘れた!どんな影響がある?
ついうっかりトリートメントを洗い流さずにお風呂から出てしまった。このような経験がある方は案外多いかもしれません。
一度程度のうっかり忘れであれば、大きな心配はありません。しかし、頻繁に忘れてしまう、気づいてもそのまま放っておくことを繰り返してしまうと、さまざまな頭皮トラブルを招く可能性があります。
一般的なトリートメント剤には、髪の毛につけることでツヤや手触りをよくする成分が入っています。
頭皮用と書かれている製品でなければ、通常トリートメントは頭皮を避けて髪の毛に塗布します。
ところが、流し忘れによってトリートメント剤が頭皮に付着し、長時間放置すると頭皮全体に薬剤が広がってしまいます。本来清潔に保たれるべき頭皮やその毛穴は、トリートメント剤の油分や成分によって長時間覆われてしまい、頭皮環境が悪化してしまうのです。
フケ、かゆみ、ニオイなどの頭皮トラブルが起きる
トリートメントの流し忘れで頭皮環境が悪化すると、以下のような頭皮トラブルが引き起こされます。
- 頭皮が赤くなる
- 頭皮のニキビができる
- 頭皮がかゆくなる
- フケが増える
- 頭皮から臭いがする
- 頭皮も毛髪もベトベトする
これらの頭皮トラブルが発生し、最終的には健やかな髪を育む環境が乱れる、という負のループに陥ってしまいます。
ぜひこの機会にトリートメントの流し忘れによって起こるトラブルを知って、万が一の時に備えておくことが大切です。
トリートメントを流し忘れた後にドライヤーで乾かしてしまったらどうなる?
トリートメントの流し忘れに気付かないまま、ドライヤーをかけると以下のような状態になります。
<トリートメントの流し忘れのサイン>
- 手触りがいつもと違う
- ベトベトする
- なかなか乾かない
このような流し忘れのサインに気づかず、そのままドライヤーをしてしまうと以下のようなデメリットがあります。
<トリートメントが付いたままドライヤーをかけた時のデメリット>
- 頭皮がきちんと乾かない
- きちんと乾かないことで濡れた状態が続くと菌が繁殖しやすい
- ベタつく頭皮にホコリが付着しやすく、さらに頭皮が汚れる
- 髪の根元がペタッと重くなる
- 髪のボリュームもダウンする
- ふわっとしたスタイリングができない
洗い流しが不十分でヌルヌルしている場合も、きちんと髪を乾かすことができないので同様の状態になります。
このように、トリートメントが付いたままドライヤーをかけると、頭皮環境の悪化だけでなく、見た目にも悪い影響を及ぼします。
トリートメントを流し忘れてしまったときの対処法を解説!
ここまで流し忘れが引き起こす様々なデメリットをお伝えしました。それでは、ついうっかり流し忘れてしまった時はどう対処したらよいのでしょうか。
まずは、気づいた時点で出来るだけ早く洗い流すようにしましょう。最も基本的なことですが、有効な対処法です。
万が一流し忘れた場合は、普段より丁寧に洗い流してください。
洗い流した後もまだ心配だなと感じる時は、毛穴の詰り悩みに特化したスカルプクレンジング製品を使用し、頭皮をやさしくクレンジングすることも有効です。
トリートメントをよく流し忘れてしまう!流し忘れをなくす方法をご紹介!
お風呂からあがった後にトリートメントの流し忘れに気づくと大変ですよね。そうならないためにも、筆者が普段している予防策をご紹介します。
一連の作業をルーティン化する
考え事をしながらシャワーをしていると「あれ?今どの時点??」と思うことってありますよね。
髪、顔、体を洗う一連の流れをルーティン化して、トリートメントの流し忘れを防ぎましょう。
例えば、ボディーソープと一緒に洗い流すようにしてみるのもよいでしょう。
シャンプー→トリートメント→その間に体を洗う→ボディーソープを流す時に一緒にトリートメントも流す、というような流れです。
ボディーソープと一緒にトリートメントを流す習慣をつけて、流し忘れを防ぎましょう。
トリートメントキャップを使う
トリートメントキャップ(ヘアキャップ)を使用してみるのもよいでしょう。
トリートメントを塗布した後にトリートメントキャップをかぶります。その間に体を洗ったり、入浴したりできるのでとても手軽で便利です。スチーム効果でトリートメントの浸透を高めてくれるアイテムですが、流し忘れ予防にも繋がります。
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トリートメントキャップを外したらすぐに洗い流す習慣をつければ、流し忘れも防げて、手触りもよくなります。
オールインワンシャンプーを使う
それでもよく流し忘れてしまうという方は、オールインワンシャンプーを取り入れてみることも流し忘れの観点からとても有効です。オールインシャンプーとは、髪や頭皮の汚れを落とすシャンプー機能と髪の保湿や保護をするリンスの機能が1本になった洗顔料です。シャンプーと同じように髪を洗って流すだけなので、トリートメントを流し忘れるということがまず起こりません。
正しく効果的なトリートメント方法~洗い方とすすぎ方~
トリートメントは髪の内部に成分を浸透させ、指どおりをよくし、傷んだ髪にツヤを与えてくれます。このトリートメントの効果を最大限に活かすには「正しい使い方、正しい流し(すすぎ)方」をする必要があります。
トリートメントの効果を上げるコツを順を追って解説します。なお、お使いの製品によって適量、使い方が異なりますので、必ずお使いの製品に表示されている「使用方法」を確認の上、ご使用ください。
トリートメントの効果的なつけ方
1、トリートメントをつける前には、水気をよく切りましょう
シャンプー後の「水気をよく切る」目安は、水がボタボタと流れない状態です。
水気を切るために力任せに髪をゴシゴシ絞ってしまうと、今度は摩擦によって髪にダメージを与えてしまいます。
いくつかのパーツに分けて、根元から毛先に向かって摩擦を与えずに水気を切りましょう。
2、 トリートメントをムラなく均一につけましょう
トリートメントを手のひらに出したら、シャンプーの時と同じように頭頂部からつけていませんか?
トリートメントを毛先から中間の順に意識して塗布してみてください。
また、濡れた髪は束になりやすいですよね。一部だけにボテッとついてしまうなど、手だけではムラなく均一に塗布することは意外と難しいものです。
そこで「トリートメントコーム(クシ)」という道具を使って、髪1本1本にトリートメントを均一に行き渡らせるようにしましょう。
プロ仕様の高級な製品を使う必要はありませんが、手軽に買えるコームもありますので、トリートメントの効果を最大限に引き出すために使ってみるのもおすすめです。
トリートメントの正しい流し方
トリートメントは丁寧に流しましょう。そうすることでトリートメント剤が頭皮などに残ることによるトラブルを防ぐことができます。
全体を丁寧に洗い流したら、流し残しが多いポイントを最後にチェックしましょう。頭皮にヌルヌルが残っていないか、おでこ、耳の裏、襟足に洗い流したトリートメントが残っていないかを確認します。髪が長い方は、特に襟足などの流し残しが見られます。シャワーを細かく当てて、十分に洗い流してください。
今回はトリートメントの流し忘れによる影響と対策、そしてトリートメントの効果的な使い方と流し方をご紹介しました。
ご自身に合う方法で流し忘れを防いで、健やかでストレスフリーな頭皮環境を作っていきましょう。