肌の基礎知識
30代後半~50代ではじめるアイエイジングのための、お肌の基礎知識をまとめてご紹介します。
年代別のしわの種類
(20代~)表皮性シワ(ちりめんシワ)→目尻、下まぶた
原因→表皮の保水力不足が原因
(30代~)真皮性のシワ(法れい線)→鼻横に出来る
(40代前半)真皮性のシワ→首や耳の後ろ
(40代後半)真皮性のシワ→目の下のたるみ
(50代~)真皮性のシワ→口まわり
原因→ハリや弾力不足によってできたもの
真皮とは?
(3大成分)
1 コラーゲン繊維→皮膚のハリをたもつ
2 エラスチン繊維→皮膚の弾力をたもつ
3 ムコ多糖類→真皮中の水分をたもつ
コラーゲン繊維は、紫外線にあたることで、コラーゲン繊維がブチブチと切れてしまい、歳をとると、これらの繊維に修復が追いつかなくなり、ハリがなくなる。紫外線対策(エラスチン繊維にも効果的)やコラーゲン摂取が重要。
肌の大敵 紫外線について
紫外線の種類
・A波UV-A→波長が長く、窓ガラスも浸透するので、室内にいても真皮層に深く作用し、弾力繊維を変質させ、シワ、たるみなどの肌の老化の原因になる。
・B波UV-B→肌を赤く炎症させる性質をもち、シミやソバカスの原因になる。
紫外線防止効果の指標
・PA値
紫外線A波を防止する効果の指標で、3段階に区別され「+」記号で表される。
PA値
+は「効果がある」
++は「かなり効果がある」
+++は「非常に効果がある」
・SPF値
紫外線B波を防止する効果の指標で、日焼け止めを塗り、肌が赤くなるまでの時間で割って導き出された数値。
アンチエイジングのための日焼け止め選び
しわ対策には、A波UV-AとPA値この2点について考える必要がある。
ドリンクやサプリメントでコラーゲン摂取
ビタミンCをサプリメントで摂ること(身体の中で生み出すことができる)
食事からの摂取だと牛すじ100g、鳥の手羽先で335gなどで、毎日摂取は難しいので、サプリメントやドリンクで摂取しましょう。牛、豚、鶏哺乳類から抽出されたコラーゲン、魚由来のコラーゲンどちらでもよい。
エラスチン繊維
リンクルケア製品を使う(気になるところに美容液)→真皮成分を産生し、ハリや弾力を与える効果がある。乳液やクリームを必ず使用する。
乳液は、保湿力3~4時間、クリームは保湿力7~8時間になるので、
秋口から冬場にそなえて、乳液のあとクリームまで行うことをオススメする。
ムコ多糖真皮の機能を発揮させる重要な役割。真皮の基質の大部分は、水で潤いを与えるため、水分となる化粧水が大事。角質がたまったところにいくら水分を入れても浸透しないので、ふきとり用化粧水がオススメ。
参考文献
資生堂コラーゲンLABO 意外と知らないコラーゲンのしくみ
Kao 花王株式会社HP