こんにちは。ハンドビューティーコンサルタントの相沢祥子です。
私は子供の頃からひどい手荒れに悩み、「体質だから仕方ない」と諦めていました。そんな私がハンドケアについて学び実践し、手荒れを改善させた経験から、手荒れのケア方法をお伝えします。
少しでも手荒れで悩む方の参考にしていただければ嬉しいです。
手荒れが進行するタイミング
私は酷い手荒れに長年悩んできました。子供の頃から、冬になると“しもやけ”やアカギレができていました。痒みや湿疹が出たら皮膚科で薬をもらい、症状を落ち着かせてなんとか誤魔化していました。
ところが、育児をキッカケに、手荒れが酷くなり、私生活にも大きな影響を与え始めたのです。
育児のある日常は、予想していた以上に手を酷使する日常でした。おむつ変え、離乳食作り、食事や着替えの補助、お風呂・・・衣食住を全面サポートしてあげないといけない存在を守るために、「手」を使う頻度や内容がグン!と変化したのです。
湿疹ができてとにかく痒い。搔きむしって傷ができて痛い。水に触れると滲みて痛い。子供と手を繋ぐのも痛い。薬を塗っても治る前にまた手を使ってしまうから治らない。でも、そんな手でももちろん育児は待ったなし・・・。
そもそも手荒れがなくても育児は大変なのに、深刻な手荒れに悩んでいた当時の私は、育児そのものではなく、「自分の手」に苦しめられていました。
そんな私も、「このままでは育児も人生も楽しめない。このままではダメだ!」と、手荒れ改善に全力を注ぐ決意をし、まだ手のかかる2人の子供の子育てをしながらでも、手荒れ改善を叶えました。
そして今では、酷い手荒れで苦しんでいた頃には想像もできなかった、「歳を重ねても美しい手」を叶えていける!という思いで、毎日を過ごしています。自分自身の酷い手荒れを改善できたという経験は、私にとって宝物です。
手荒れしやすい環境チェック
私自身が手荒れ改善のために色々と試行錯誤してきた中で、身に染みて感じたことは、多くの場合、日常生活の無意識の行動が手荒れの原因になっているということでした。
そこで、今、手荒れに悩んでいる方は特に、ご自身の日常や生活環境を思い浮かべながら、「手荒れしやすい環境」にいないか、振り返ってみてください。
手荒れしやすい環境チェックリスト
- □体質的に肌が弱い
- □職業柄(保育・介護関連・美容師、調理師など)
- □育児や家事で水仕事が多い
- □血行が悪く手足がよく冷える
さらに、生活の中で以下のような刺激で手が荒れている可能性があります。
- □皿洗い、料理、洗濯、掃除(素手で水や洗剤に触れてない?刺激の強い洗剤を使ってない?)
- □シャンプーやコンディショナー(刺激が強いものを使ってない?)
- □パーマ液・ヘアカラー剤
- □水に触れる際に手袋をしない
- □ドライヤーの熱
- □鍋やフライパンを握る圧力
- □容器の蓋の開け閉めの圧力
- □料理をする時の熱い蒸気
- □ハサミやカッターを使わず、手で段ボールや袋を開ける
- □紙や衣類などに手でよく触れる
- □水で手が濡れたら自然乾燥させる
- □スマホやタブレットなど電磁波が出る物に触れる
このリストでチェックが多い方は、手荒れしやすい環境にあります。
私の場合は子育てをする前から、こういった日常生活の行動で手荒れ(湿疹やアカギレ)していたのだと思います。それが、子育てを始めてから、水仕事が格段に増えたり、シャンプーやドライヤーも自分だけではなく子供2人分が増えたり、料理に費やす時間も手間も増えたり…日常生活で受ける影響がいろいろな場面で増えたために、手荒れの深刻さも増したのでした。
酷い湿疹や痒みがある場合、薬で抑える…ということもできますが、私の経験上、日常生活に手荒れの原因が潜んでいる場合、薬で抑えることは根本的な解決にはならず、また手荒れを繰り返してしまうことに繋がってしまいます。
手荒れの改善に大切な事
手荒れ改善には、「自分の日常生活を振り返ること」がとても大切です。そしてその上で、自分の日常を守りながら「工夫」をしていくことが、美しい手を手に入れる鍵になります。
長年の悩みだった手荒れを改善できた私自身の経験から、綺麗な手に近づくポイントをご紹介します。
1.日常生活の工夫
・水仕事の時は手袋で保護をする。
(例えば…ちょっとだからいっか!と、素手で洗剤触っていませんか?)
・手に水分を残したまま行動しない。
(例えば…野菜を洗って、濡れた手のまま野菜切っていませんか?)
・荷物が重たくなる時は、リュックにしたり、肩にかけられるカバンを使う。
(例えば…スーパーの買い物後、手に袋の持ち手が食い込んでいませんか?)
・お風呂に入る時は、入浴剤をいれる。
(お湯だけのお風呂は、手も身体も乾燥するって知ってましたか?)
・・・など。
2.適切なハンドケア
手荒れしている状態の手の肌は、水分を保てておらず、カラカラに乾いた畑状態なので、ハンドクリームを塗るだけでは手荒れ改善には繋がりません。
そこで、2ステップのケアを取り入れてみましょう。
<ハンドケア>
化粧水やハンド用の美容液で保湿する
水分が逃げない様に、ハンドクリームで蓋をしてあげる
3.ケアのタイミング
特に酷い手荒れをしている方は、ケアのタイミングや回数も非常に重要です。
「え?こんなにこまめにしなくてはいけないの?」と驚く方もいるかもしれませんが、手荒れが酷ければ酷いほど、育児中などで手を使うことが多ければ多いほど、手荒れ改善には「努力」も少し必要です。
手荒れが酷ければ酷いほど、綺麗な手になっていく喜びはとても大きいので、ケアも前向きな気持ちで、楽しんでしていきましょう!
<ケアのタイミング>
・手洗いなどで手が濡れた後は必ず。
・「手袋をつける前、つけた後」「着替え前、着替え後」…など、一つの行動の間にケアを挟む。
・・・など。
ご自身の生活を振り返りながら、「私の日常ではどこをどう気をつけたらいいんだろう?」「私の日常ではどのタイミングでケアが必要なんだろう?」と、疑問が浮かんできていたら、もう手荒れ改善のスタート地点に向かえています。
そして、「特に手荒れは深い悩みではないけれど・・・」という方も、今の生活で手を使う場面でちょっとした工夫と、ケアを取り入れることで、「歳を重ねても美しい手」を実現していけると思います。
人に手を見せたくない程の酷い手荒れで苦しんでいた私が、手荒れを改善した方法をお伝えしました。手荒れで本当に悩んでいる方に参考にしていただければ幸いです。
手荒れや手の老化にお悩みの方はご相談ください。
こんにちは。ハンドビューティーコンサルタントの杉森洋子です。私はハンドケアの専門家として、シミやしわなどの手の老化や手荒れなどのお悩みの対策を指導しています。
冬は手荒れに悩む方が増えますが、今年の冬はさらにコロナウイルスの感染予防でアルコール消毒をする機会も増え、いつもよりもさらに手荒れ対策が重要になっています。
手荒れ対策でまず最初に思いつくのは、「ハンドクリーム」ですよね。今回は、正しいハンドクリームの選び方と、私のおススメのハンドクリームをご紹介します。
ハンドクリームの選び方
ハンドクリームを選ぶ時、何を重視していますか?
ハンドクリームを選ぶポイントは人それぞれですが、以下の3つのポイントで優先順位をつけて選ばれるとよいと思います。
手の悩みに合うものを選ぶ(効果)
ハンドクリームの効果は保湿だけではありません。成分によってさまざまな効果があります。ハンドクリームにはいろいろな成分が含まれており、症状によって得られる効果が違うので、悩みによって上手にハンドクリームを選ぶことが大切です。
好みの香りで選ぶ(リラックス)
香りにはリラックス、リフレッシュなどのさまざまな効果があります。好みの香りをつけることで、気分が上がります。使用シーンに合わせて香りを変えるのもいいですね。
使用感で選ぶ
ハンドクリームを塗った直後にスマホをさわったら、油でべとべとになってしまった。なんてなりたくないですよね。
でもサラサラタイプは保湿力がいまいちだったりします。
そんな事態を避けるためにも仕事中はべたべたしない、つけ心地がよいハンドクリームを使用して、寝る前は保湿力が強いハンドクリームを使用するなど、使い分けるといいですね。
冬は手の悩みが多くなるので、今回は手の悩みに合うハンドクリームをみていきましょう。
悩み別ハンドクリームの選び方
手肌のお悩みに合わせたハンドクリームを選ぶとよいでしょう。
手の悩み毎のおススメハンドクリーム
- 乾燥がお悩みの方は、保湿系のハンドクリームがおススメ。
- ひび割れ、あかぎれにお悩みの方は、ビタミン系のハンドクリームがおススメ。
- 皮膚のごわつき、硬さにお悩みの方は、尿素系のハンドクリームがおススメ。
- 水仕事による手荒れにお悩みの方は、撥水効果のあるハンドクリームがおススメ。
それぞれのハンドクリームについて解説をしていきます。
乾燥(保湿系のハンドクリーム)
手の乾燥が目立つ場合は保湿系のハンドクリームを塗りましょう。
「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」などの水分を保持してくれる成分が入ったものがオススメです。そのほか「ワセリン」も手の乾燥に効果的です。ただし、ワセリンは水分の蒸発は防いでくれますが、それ自体に保水効果はないので、「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」など保水効果のある化粧水を併用するとよいでしょう。
あかぎれ・ひび割れ(ビタミン系のハンドクリーム)
指のひび割れ、あかぎれが気になる方は「ビタミン系」のクリームを選びましょう。乾燥がひどくなると、手荒れが起きてしまいます。
ビタミン系ハンドクリームは「ビタミンE,A,B,C」が配合されており、血行を促進し治りを早くしてくれます。塗りながら軽く手のマッサージをすると、より効果が期待できます。
皮膚のごわつき、硬さ(尿素系のハンドクリーム)
肌がごわついて硬い方は、「尿素系」のハンドクリームを選びましょう。
尿素の「ピーリング効果」と呼ばれる皮膚の角質を溶かす働きによってごわついた肌を柔らかくしてくれます。かかとやひじ、膝のゴワゴワした部分にも使えます。
尿素には保水力を高めてくれ、角質を取り除いて肌のターンオーバーを促してくれる効果があります。
※ただし、あかぎれやひび割れなど傷になっている肌に使用すると、ピリピリとしみたり痛みを感じたりすることもあり、肌の状態を悪化させる場合もあるので、傷や炎症、手湿疹になっている場合は、尿素入りのハンドクリームは使用を控えましょう。
水仕事による手荒れ(撥水効果のあるハンドクリーム)
特に水仕事が多いために手荒れを起こしている方は、撥水効果のあるハンドクリームもおすすめです。
水仕事をすると、手の皮脂が奪われ、手肌が乾燥しやすくなるため、どうしても手荒れをしてしまいます。ゴム手袋をつけて作業をするのはもちろんですが、どうしても手袋を使えない時には、撥水効果のあるハンドクリームを使ってみるのもよいでしょう。
お悩みに合わせてハンドクリームを選び、手の悩みを解消していきましょう。
冬の手荒れ対策 水仕事に最適 撥水ハンドクリームおススメ5選
冬の手荒れ対策におすすめの、水をはじく撥水ハンドクリームを5つ紹介します。
メンソレータム ハンドベール プレミアムリッチバリア
水をはじいて効果が長続きする薬用ハンドクリーム
抗炎症成分、代謝補助成分、血行促進成分)、殺菌成分などを配合。ひび・あかぎれを防ぎ、皮ふをすこやかに保ちます。高密着バリア処方で水をはじきます。さらっとなじんで、べたつかない使い心地。無香料。
さらっとしたつけ心地だから水仕事もしやすいです。
塗って、料理・手仕事ができる!プロ・業務用ハンドクリーム
天然保湿成分を7種類配合し、塗ったあとに料理や手仕事をしても大丈夫なハンドクリームです。人間の皮脂に近いオレイン酸をたっぷり含むハイブリッドヒマワリ油が主成分で、
しっとりしているのにベタつきません。
天然成分のみでつくっているので、料理の前や途中で使ってもOK。そのまま手仕事を続けられます。デリケートな肌の方にもお使いいただけます。無香料無着色。
<成分>ハイブリッドヒマワリ油やホホバ油、スクワランなどを配合
【第一三共ヘルスケア】ロコベースリペア クリーム
こちらもプロからの支持率が高く、クチコミサイトでも高評価の逸品。水に強く、しっかりと皮膚を覆って保護するハードタイプのクリームです。「保湿力」「長時間のカバー力」「肌へのやさしさ(低刺激)」を兼ね備えており、特にひどい乾燥にお悩みの方におすすめ。香料・着色料・防腐剤無添加。低刺激性処方。防腐剤無添加を実現するために水分量を極力減らしているので、硬めのテクスチャです。丁寧になじませるとしっかりと皮膚を覆って保護してくれます。水に強く、長時間の保湿効果が期待できますよ。
<成分>セラミド3、コレステロール、遊離脂肪酸を配合。ナノ粒子化した油成分配合
アトリックス エクストラ プロテクション 薬用ハンドクリーム
高密封集中リペア処方で撥水性と耐水性のある密封膜が、乾燥だけではなく、食器洗いや洗濯などの水仕事における刺激から手肌を守り効果が持続する薬用ハンドクリームです。
薬効成分を閉じ込め、角層深く浸透させますヒビ・あかぎれを防ぎます。
水に強いハンドクリームの中では、のびが良く、手に馴染みやすいのが特徴。サラッとした使用感なので、カサつきが気になる手荒れ初期段階の方におすすめです。無香料。
<成分>保湿成分(ヒアルロン酸) 配合、消炎剤アラントイン、血行促進成分(ビタミンE)
コーセー コエンリッチ 薬用 エクストラガード ハンドクリーム
手あれの原因となる水・乾燥から手肌をまもるコエンザイムQ10配合のハンドクリーム。
スーッと伸びて、手肌にぴたっと密着します。ひび・あかぎれまで防いで、爪・ささくれもケアしてくれます。
薬効成分が角層深くまで浸透し、クリームの密着効果で長時間肌にとどまります。
乾燥による小じわを目立たせなくして、年齢の気になる手肌もハリツヤのある若々しい印象に。無香料。
コスパもいいので、たっぷり塗ることができますよね。
<成分>コエンザイムQ10配合。そのほかにもホホバオイル・アーモンドオイル・スクワラン、ヒアルロン酸、ローヤルゼリーなど
今年の冬は、悩みにあった成分と撥水ハンドクリームを選んで、トラブル知らずの美しい手を目指しましょう。
最近、以前よりも「手がカサカサしているなぁ」「手荒がひどくなった」と感じている方はいませんか?
もしかすると、その手の乾燥は、感染症対策でしているこまめな手洗いやアルコール消毒が原因かもしれません。
こんにちは。ハンドビューティーコンサルタントの宮村奈央子です。
ウイルス感染を予防する為に、手洗いや消毒は必要です。しかし、手荒れは最小限にしたいところです。
今回は、手洗いやアルコール消毒で乾燥した手のケア方法についてお伝えします。
手洗いと消毒で手が乾燥
何度も何度も手洗いやアルコール消毒を繰り返すと、そのたびに肌表面の皮脂が洗い流されてしまいます。そのせいで肌内部の水分や保湿成分までもが流れやすくなり、手肌が乾燥します。
乾燥でバリア機能の低下
肌表面の角質層には、肌の成分を保持し外部刺激による肌ダメージを防ぐバリア機能があります。ところが、肌が乾燥すると、このバリア機能も低下してしまいます。結果として、肌の乾燥がますます進みます。
ハンドソープの化学物質
スーパーやドラッグストアで販売されている「薬用」や「殺菌」・「消毒」と書かれているハンドソープの成分表には、聞いたことや見たこともないカタカナ表記がたくさん書いてあります。
これらは合成界面活性剤などの化学物質です。そして、この化学物質の「洗い残し」が原因で肌に刺激を与え乾燥を引き起こしているのかもしれません。
ただでさえ空気が乾燥する冬場や春先は、普通に生活しているだけでも手が乾燥しやすい時期です。それに加え、こまめな手洗いやアルコール消毒をすることで、さらに手の乾燥が進んでしまうのです。
だからと言って、今の社会情勢から手洗いやアルコール消毒をしないという訳にはいきませんよね。では、しっかりとウイルス対策をしつつ、手の乾燥を防ぎ健康的な手を保つにはどうしたらいいのでしょうか。
普段の手洗いやその後に少し気を付けたり、チョットプラスするだけで、手の乾燥を防ぐことができます。
手の乾燥対策
1.手洗いの仕方
そして「洗い残し」がないように、しっかりとヌルヌルがなくなるまで洗い流します。
2.手洗い後のふき取り
手洗い後は清潔なハンカチやタオルでゴシゴシと擦らないように、押さえながらきちんと水分をふき取ります。
(外出先でのハンドドライヤーは手を乾燥させる可能性があるので、利用は控えましょう。)
3.手洗い後のハンドケア
手洗い後まずは、たっぷりの化粧水で水分を補給してください。
次に保湿効果のあるハンドクリームを塗って油分を補給し、手の水分や皮脂が逃げないように保護してください
手洗い後には必ずハンドクリームを塗ってください。この時にセルフハンドマッサージや手首や指のストレッチを取り入れると血行が良くなり効果が上がり、リラックス効果も得られ一石二鳥ですよ。
3のケアは、とても大切です。ぜひ、3の手洗い後のハンドクリームは習慣化してくださいね!
実は、「乾燥」は手洗いやアルコール消毒だけではなく、食器洗い、洗濯物干しや掃除の時などにも起こります。
手洗い後のケアだけしていても、このような日々の生活の中でも手荒れを引き起こす場面が多々あります。
水仕事の際は、なるべくゴム手袋を利用するなどして、乾燥対策をしてください。
手の乾燥を防ぐためには、今回お伝えした、体の外からのケアだけではなく、食事や良質な睡眠、適度な運動など、体の内側からケアする事も大切です。
手の乾燥を防ぐ体質改善については、また別の機会にお伝えします。
今や私たちの生活に欠かすことができない「スマートフォン」。
出かける時に、財布を忘れるよりも、スマホを忘れる方が焦る人もいるのではないでしょうか。
実は毎日スマホを使い続ける事で、目だけでなく、手肌にも負担がかかっているのです。
スマホの1日利用時間
スマホは若い世代の利用時間が多いと思われがちですが、近年は実はシニア層もスマホを日頃から活用しているようです。
毎日、これだけスマホに触れている時間の多いため、ここ数年で、指が荒れたといって皮膚科に訪れる患者が増えているそうです。
もしかすると、普段のスマホの利用が、手肌を老化させている原因になっているかもしれません。
スマホ指荒れとは?
スマホで起きる指荒れには、こんな症状があります。
- 皮膚が硬くなる
- 皮膚がめくれてササクレができる
これらの症状はよくある事なので、「手が乾燥しているのかな?」というくらいにしか思わないかもしれません。
しかし、
・赤く腫れてジクジクと痒い
・ひび割れ、アカギレになる。出血する事も
・皮が剥ける
・痒くなる
・水ぶくれができる
・腫れて指が曲げられない
・炎症を起こして痛い
ほとんど手荒れと同じ症状なので、まさかスマホが原因とは思わない人も多いと思います。
スマホ指荒れの原因
つまり、すでに少し手荒れをしている状態で、スマホを頻繁に操作すると、指荒れをしやすい環境を作ってしまいます。
手には元々皮脂腺が少なく、皮膚に脂が少ないので、するとどうしても乾燥しがちです。そして、手洗いもするし、日頃よく使う箇所なので、外部刺激も多いです。
常にケアをしている人でなければ、多少の手荒れはあるでしょう。
そこにスマホの使用による刺激が加わると、気づいたら指荒れの初期症状になっている事も…。
普段から、ゴム手袋をはめて水仕事をしたり、ハンドクリームを塗るなど、小さな手荒れや乾燥を防ぐようにしていると、スマホ指荒れの予防に繋がります。
乾燥する時期になると、ハンドクリームが手放せません。手荒れ予防に、1日に何度も塗り直す方も多いと思います。
頻繁に使っているそのハンドクリームには、肌のくすみの原因となる成分が含まれているものがある、ということを前回お話しました。これらの成分は油やけしやすく、肌のくすみの原因となります。
前回の記事をご覧になっていない方は、「ハンドクリームを塗ると手がくすむ?」をお読みください。
ハンドクリームに、油焼けしやすい成分が含まれているからといって、必ず油焼けが起こるわけではありません。
ちゃんと対策をすることで、これらの成分の保湿力は維持しながら、油やけを防いで、手肌のシミやくすみを予防することはできます。
今回は、ハンドクリームの油やけを予防する方法をお伝えします。
油焼けで、手がくすむのを予防する方法
1.古いハンドクリームを使わない
ハンドクリームは年に何個か買う人が多いです。しかも、プレゼントに貰う事も多いですよね。
何個もふたを開けて、どれも使い切らない、という事がよくあると思います。
実は、使い切らないハンドクリームを、捨てるのはもったいないからと言って使い続ける事が、油やけの原因になっている事があります。
封を開けたハンドクリームの
何個もハンドクリームが家にあれば、使用期限内に使い切る事はまずないと思います。今使っているハンドクリームが、既に酸化して、油焼けを起こす可能性もあります。
2.紫外線対策をする
酸化しやすいオイルが使われているからといって、必ず油焼けが起こるわけではありません。
紫外線を浴びると、油は酸化しやすいです。夜に使うだけなら有効なハンドクリームでも、昼間の紫外線を浴びる時には、ハンドクリームの上から日焼け止めを重ね塗りするよう気を付けましょう。
油やけ防止ハンドクリーム
ハンドクリームを塗るけど、日焼け止めはついつい忘れがちです。
しかも、冬になると手に日焼け止めを塗っている人は少ないと思います。
油やけをおこしやすいハンドクリームを使った状態では、日中に浴びるちょっとした紫外線でもシミやくすみの原因になるかもしれません。
そんな方には、日焼け止め効果のあるハンドクリームがおススメです。
しかし、UVブロック効果のあるハンドクリームは、夏にはよく販売されていますが、冬になるとなかなか見つけるのは難しいかもしれません。
ハンドクリームは、日焼け止め機能よりも、保湿機能を重視するという方もいます。
その場合は、やはり、ハンドクリームを塗った後で日焼け止めを塗るという工程が必要になります。
または、ハンドクリームを塗った後は、外出時に手袋を着けるなどの工夫が必要です。
まとめ
せっかくハンドクリームで保湿をしても、成分や使い方によっては、手肌のくすみやシミの原因になる事があります。
ハンドクリームはお手頃価格のものを使いたいですが、価格と成分のバランスを見ながら選びたいですね。