女性にとって必須アイテムとも言えるブラジャーですが、今着けているブラジャーに100%満足している人は意外と少ないようです。

ブラジャーに不満を抱える大きな原因として、着用した際の痛みや不快感などが挙げられます。
それらの原因のほとんどが「ブラジャー選びと着用方法が間違っているから」と言えます。

今回は、ブラジャーを着けた時に脇が痛くなる原因を詳しくご説明します。

ブラジャーを着けた時に脇が痛くなるのはなぜ?サイズ、形状、つけ方、自分の骨格との相性が原因!

ブラジャー着用時の痛みや不快感を感じる女性は多く、その悩みも人それぞれです。
例えば「アンダー部分がずり上がってきてバストが圧迫されてしまう」「ストラップが食い込んで肩が凝ってしまう」など。
アンダーがずり上がってくる場合は、アンダーのサイズを正確に測って選ぶこと、また肩ひもの長さが短すぎないかも確認してください。
 
ストラップが食い込んでしまう場合は、ストラップが太めで伸縮性の高い素材を使用している商品を選ぶこと、また脱いだ時に肩に跡がつかない程度の長さ(着用時に指を1本入れても少し余裕があるくらい)に調整することで軽減されるでしょう。
 
では、本題のブラジャーを着けた時に脇が痛くなる原因について見ていきましょう。
原因としては、以下の4つが考えられます。
 

①サイズが合っていない

どんなに機能性の高いブラジャーでも、サイズが合っていなければ不快感が生じます。
まずは正しいサイズを選ぶことが大切です。

②ワイヤー幅が大きすぎる/小さすぎる

サイズが同じブラジャーでも、メーカーや商品によってワイヤーの幅はそれぞれです。

③着け方が間違っている

ブラジャーを着用する際にただストラップに腕を通してホックを止めるだけという人は要注意です。
また、ストラップの長さやホックでのサイズ調整が間違っていると脇の痛みにつながります。
バストのトップを高く見せたい、脇のハミ肉(はみ出したお肉)をなくしたい、という理由で肩ひもを短く調整している人も注意が必要です。
 

④自分の骨格とブラジャーの形状が合っていない

サイズ選びと同様で、骨格に合っていないブラジャーを着けると痛みや不快感を感じることがあります。
 

ブラジャーを着けると脇が痛くなる時はどうすればいい?原因別に対処法を紹介!

ブラジャーを着けると脇が痛くなる時はどうすればいい?原因別に対処法を紹介!
ブラジャーを着けると脇が痛くなる4つの原因に合わせて、それぞれの対処法を紹介します。
 

①サイズが合っていない場合

サイズを測り直し、正しいサイズのブラジャーを着けましょう。
生理前は胸が張ってサイズが変わる人は、大きい時のサイズで選んでください。
左右で大きさが異なる人も、大きい方に合わせて選ぶことをおすすめします。
 

②ワイヤー幅が大きすぎる/小さすぎる場合

試着の際に自分のバスト幅とワイヤー幅が合っているか確認しましょう。
商品によっては「ワイヤー幅広め/狭め」の表記があるのでチェックしてください。
 

③着け方が間違っている場合

後ろホックのブラジャーの場合、上半身を少し前に倒した状態でブラを着け、バストの輪郭(バージスライン)にワイヤーが合うように位置を決めます。バスト周りのお肉を全てカップの中に集めるようにおさめましょう。
 
ストラップは指一本が楽に動かせる程度の長さで、横から見た際にバストトップが肩と肘の真ん中あたりにくるように調整してください。
 

④自分の骨格とブラジャーの形状が合っていない場合

胸骨や肋骨が張り出しているタイプの人にはワイヤー入りブラジャーは合わないこともあります。
自分の骨格を知り、骨格に合ったブラジャーを着けましょう。
 

脇高ブラが痛いのはなぜ?原因別の解決策を紹介!

ボディラインを気にする方には、脇高ブラが人気ですが、脇高ブラの特性上、脇の痛みを感じる人が多いようです。痛くなる原因と対処法を解説します。
 
脇高ブラは以下のような特徴があります

 
補整ブラはほとんどの商品が脇が高く、美乳・育乳を目指す人にはおすすめです。
その一方で、脇高ブラで以下のような悩みを感じるケースも多いです。それぞれの対策を解説します。
 

①ワイヤーが脇部分にあたる

カップ部分のワイヤー外側が脇の部分にあたって痛みを感じる場合は、ワイヤーの形状が合っていない可能性があります。
ワイヤーの幅が大きいタイプのものやL字型ワイヤー、ソフトワイヤーを使用したブラジャーを試してください。

②サイドボーンが脇部分にあたる

サイドボーンの上部が脇にあたる場合は、まずアンダーのサイズを確認しましょう。アンダーが実際よりも大きいサイズのブラジャーを着けているとずり上がりやすくなります。
また、ストラップが短すぎないかも確認し、サイドボーンが脇にあたらない長さに調整しましょう。
 
それでも気になる場合はサイドボーンが入っていないブラジャー(ワイヤータイプではなく、芯地でサイドボーンの役割を果たしている商品など)を選ぶのもおすすめです。
 

自分の骨格に合ったブラジャーの選び方は?扁平型タイプと筒型タイプでブラの選び方が違う!

ブラジャーは自分の骨格に合ったものを選ぶと良いでしょう。ご自身の骨格を把握するためにも、骨格を2タイプに分けて、その特徴とおすすめのブラジャーを紹介します。
 

扁平型タイプ

上半身の厚みが少なく平らな体型で、アジア人に多い骨格です。バージスラインが広く、乳頭が正面を向いている傾向にあります。バージスラインが横に広がっているためバストが左右に離れやすい傾向にあります。
 
<扁平型タイプのブラジャーの選び方>
バージスラインに合わせて選ぶとワイヤー幅は大きめでL字型ワイヤーがフィットするケースが多いです。しかし、谷間を作りづらいため、谷間メイクを重視したい人は痛みを感じないブラを厳選してみてください。
 

筒型タイプ

上半身に厚みがあり立体的な体型で、バージスラインの幅が狭いため比較的谷間が作りやすい傾向にあります。
 
<筒型タイプのブラジャーの選び方>
U字型ワイヤーのタイプや、ワイヤーの幅は狭くても痛みが出にくいかもしれません。
胸骨が目立つ人はブラジャーの中心部分(谷間ができるところからアンダー中心部分までの縦幅)が高いとワイヤーが当たりやすくなるため、中心部分が低いものを選んでください。
 
扁平型と筒型以外にも、骨格によるブラジャー選びのコツも紹介します。
 

肩幅が広い人

肩幅がしっかりしている人はストラップの位置が外側についているものだと安定感があり、脇のハミ肉も防ぐことができます。そのため、ストラップがやや内側に向かってついているものだとずり落ちにくいので安心でしょう。
 

Dカップ以上の胸が大きめの人

バストがDカップ以上の人は、特にストラップが太めで、アンダー部分の布が広いタイプのブラジャーを選んでください。
 

ブラジャーを着けていて脇が痛くなった時の応急処置は?ハンカチを挟むと痛みが和らぐ!

>すぐにブラジャーを交換できないシチュエーションで、ワイヤーが当たって脇が痛くなった時は以下のような応急処置がおすすめです。

  • ストラップを少し長くする
  • ホックをゆるめに調整する
  • 脇とブラの間にハンカチを挟む
  • ワイヤーを曲げて痛い箇所に当たらないようにする
  • ワイヤーを抜く
  •  
     
    ブラジャーは長時間着用している人が多いと思います。
    不快感があると日常生活にも支障が出るので、できるだけ速やかにその原因を取り除きたいですね。
     
    ブラジャーは「第二の皮膚」と言っても過言ではないくらい大切なアイテムです。着用そのものにストレスを感じてしまうと「美乳」からは遠ざかってしまいます。
     
    今はノンワイヤーでも美乳メイクできる商品も増えてきました。
    ストレスフリーで適度に補整ができる、ご自身に合ったベストなブラジャーを選んでください。

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    ブラジャーを変えるタイミングがわからない。正しいブラジャーの捨て方がわからないという方は多いのではないでしょうか。少し型が崩れてしまっていても、もったいなくて使い続けてしまうこともありますよね。

    サイズが合っていなかったり、よれてしまっているブラジャーはブラジャーとしての機能が落ちてしまいバストにもよくない影響を与えてしまうため、定期的に取り替えましょう。

    ブラジャーをゴミとして捨てるためには、部品ごとに分別したり、トラブルに合わないように注意が必要です。また、捨てるのは抵抗があるという方は「ブラジャーの買取サービス」や「リサイクルサービス」などもあります。

    この記事では、ブラジャーの捨て方や捨てるタイミング、ブラジャーの買取サービスなどをご紹介します。また、古いブラジャーを着けることや、ブラジャーを捨てることは風水的にどうなのかも解説します。
     
     

    正しいブラジャーの捨て方!手順を紹介

    ブラジャーは様々な部品でできているため、捨てる際は金属でできたホックやワイヤーなどの金具部分と布に分別して捨てるようにしましょう。手順は簡単なので下記を参考に試してみてください。

    <用意するもの>

    <ブラジャーの捨て方>

    素材ごとに分別しよう

    布部分、ホック、アジャスターの3つに分別したものの原料を確認して分別していきます。

    金属部分の捨て方

    アジャスターやホックが金属の場合は、金属類の曜日に捨てます。また、ワイヤーなどは素材にもよりますが、樹脂素材の場合は不燃ゴミと一緒に捨てましょう。
     

    布部分の捨て方

    布は可燃ゴミと一緒に捨てることができますが、種類が増えているのでどんな素材か、お住まいの地域の分別ルールはどうなっているか、確認して捨ててください。

    布部分は中身が見えない袋や新聞などで包んで捨てるようにしましょう。

    ブラジャーを捨てる際の注意点

    ブラジャーはそのまま捨ててしまうと盗難にあう可能性がある上、人に見られるのも嫌な気分になると思います。下記の点に注意して捨ててください。

    ブラジャーを捨てるタイミングとは?

    ブラジャーを捨てるタイミングは慣れないうちは見分けが難しく、服や靴などに比べて表に見えない部分なのでつい後回しにしてしまいがちです。長く使い続けるといくら大切にしていても型が崩れたり、身体に合わなくなってしまいます。
    ブラジャーを変えるタイミングを見逃さないようにしてください。

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    ブラジャーを捨てるタイミングを見極める方法として、「ブラジャーの見た目」と「ブラジャーをつけた時の着心地」の2点があります。
     

    見た目

    まずブラジャー単体でみた時に確認するポイントは下記になります。
     

    また、ブラジャーの寿命は平均的に100回着用までと言われています。
    1週間に1回の着用だとしても、だいたい2年ほどになります。
    ぜひ、参考にしてください。

    着心地

    ブラジャーを着けている時に確認するポイントは下記になります。
     

    このようなブラジャーはブラジャーの本来の機能が半減してしまっているため、変えるタイミングです。数ヶ月に一度ブラジャーを見返したり、日頃からブラジャーを選ぶ際に確認できるようにするのがおすすめです。
      
     

    ブラジャーをゴミと一緒に捨てるのは風水的にNG?

    ブラジャーをゴミと一緒に捨てるのは風水的にNG?

    ブラジャーを他のゴミと一緒に捨てるのはよくないのでは?と心配される方もいるのではないでしょうか。

    結論から言うと、風水的には問題ありませんので、外から見えないような状態で分別して捨てるようにしましょう。ブラジャーとしての役目を果たしてくれたことに感謝の気持ちを込めてれば、より気持ちよく捨てられるでしょう。

    風水では捨てる方法よりも、古くなったブラジャーを使い続ける方がよくないと言われています。肌に直接触れるブラジャーは運気を左右しやすいため、ヨレヨレのブラジャーやサイズのあっていないブラジャーは風水の観点でも捨てた方が良いでしょう。
     
     

    ブラジャーは捨てる以外にも処分方法がある!リサイクルショップでも買取可

    購入はしたけど一度も着用せずにタンスにしまってあるブラジャーや、色違いを買ったけど未使用ままのブラジャーをお持ちの方は、リサイクルショップでの買取サービスを検討してみてください。

    リサイクルショップの「ファインファイン」では、新品・未使用のブラジャーやショーツの買取サービスがあります。

    着払いで発送して買取ができるサービスです。気になる方は確認してみてください。
    買取には10点以上というルールがありますが、ブラジャーやショーツだけではなく、キャミソールやガードル、靴下、ルームウェアなども対象になります。この機会に一新してみてはいかがでしょうか。

    使わないブラジャーは下着店に持っていこう

    すでに使用済みのブラジャーに関しては、ブラジャーのリサイクルキャンペーンをしている下着店に持っていきましょう。

    人気ブランドのチュチュアンナやワコールは下着回収キャンペーンを行っています。
    不要になったブラジャーを中身が見えない袋に入れて店舗に持参します。回収後は開封することなくリサイクル工場へ移動し、その後再生資源へ変換され、車の燃料や衣類の資源になります。チュチュアンナやワコールブランド以外のブランドのブラジャーも回収対象になります。

    またトリンプでもリサイクルができるキャンペーンを実施しています。店舗に持っていくと簡単に参加ができるので、自分が行きやすい店舗を選んで参加してみてください。

    ブラジャーのリサイクルは、捨てるための分別も不要で、気持ちよく手放すことができます。「自分で捨てるのは抵抗がある」という方におすすめです。

    また、不要なブラジャーを持っていくついでに新しいブラジャーを探してみると良い出会いがあるかもしれません。スタッフの方にお願いすればバストサイズの確認もしてもらえます。サイズがあっているブラジャーはバストを支える上でも風水の視点でも大切です。

    使わなくなったブラジャーをリサイクルした後は、新しいブラジャーで気持ちを切り替えて日々の生活をより豊かにしましょう。

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    ブラジャーは必要?ブラジャーの役割とは

    ブラジャーはしたほうが良い、必要だとは思うけど、改めてブラジャーの役割を意識することはなかなかないですよね。
    ブラジャーの役割は主に4つあります。
    ①洋服との摩擦から保護するため
    ②乳首の目立ちを隠すため
    ③形をきれいに整えるため
    ④活動しやすくするため

    ブラジャーの役割と必要性をあらためて確認していきましょう。

    ①洋服との摩擦から保護するため

    バスト周辺の皮膚は柔らかくデリケートです。
    ブラジャーをしないで洋服を着ると、擦れてしまい、乳首や皮膚のトラブルや出血の原因にもなります。
    胸の皮下にはリンパ腺や乳腺などたくさんの組織があるので、皮膚が痛むと雑菌が入りやすくなり感染症などの心配もあります。
    そのため健康・衛生面でもブラジャーは必要と言えます。

    ②胸を隠すため

    ブラジャーは視覚的に乳首が見えないようにカバーする役割があります。
    ブラジャーをしないで洋服を着ると透けてしまったり、洋服が濡れたときに目立ってしまいます。
    ブラジャーには社会的な役割を果たす一面もあります。

    ③形をきれいに整えるため

    ③形をきれいに整えるため

    最近は女性のバストケアへの意識が高まったことで、ブラジャーの役割として美しく形を整えることを一番最初に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

    女性の胸は大胸筋、小胸筋、鎖骨下筋、肋間筋などの筋肉を筋膜が包んだ上に、乳腺組織や脂肪をクーパー靭帯が支えています。
    90%以上が脂肪で構成されているので、その重さを皮膚やクーパー靭帯で支えるだけでは下垂しやすくなります。

    また、加齢や激しい運動、間違ったバストケア、生活習慣によっても下垂が進みます。クーパー靭帯はコラーゲンの束なので、伸びたり、場合によっては切れることもあります。そして切れてしまったクーパー靭帯は、今日の医療ではまだ再生や修復はできません。

    ブラジャーをしないことで、重力でさらにバストの下垂が起こりやすくなります。
    こういったバストダウンを防ぐために、胸の脂肪の重さをブラジャーで支える役割が必要です。
    さらに、いわゆる「背肉」「脇肉」「二の腕肉」をブラジャーの中に寄せて、バストのボリュームアップを手助けする役割もあります。
    こういった観点からブラジャーは美しい胸をつくるために必要といえます。

    ④活動しやすくするため

    胸が重くて巻き肩や猫背になっていたり、走ったときにバストの重さや揺れが気になることはありませんか?
    胸の脂肪の重さで姿勢が悪くなったり、歪みを助長させてしまうことがあります。肩こりはもちろん、腰痛の原因が胸だったということもよくあります。
    ブラジャーで胸を体に密着させることで、揺れや重量感が軽減し、活動がしやすくなります。
    さらに、離れ胸より、真ん中に寄った胸のほうが体の重心が安定し、姿勢もよくなります。姿勢が良くなるとパフォーマンスが上がり、日々の満足度や作業効率も上がりますね。

    ブラジャーは快適で効率の良い生活を送るための必需品といえます。

    ノーブラのメリットとは?

    ノーブラのメリットとは?

    お休みの日、一日中おうちにいるときはノーブラで過ごされる方も多いと思います。リラックスタイムにはブラジャーはしたくないという人もいるかもしれません。
    ノーブラにも以下のようなメリットがあります。
    ①精神的なリラックス
    ②身体的なリリース
    ③多様な生活に適応できる
    ④下着の跡がつかない

    ひとつづつ解説していきます。

    ①精神的なリラックス

    ブラジャーをしないノーブラの日は開放的な気持ちになれたり、ほっとしたりできますよね。
    心にも休息が必要なように、普段ブラジャーの締め付けを感じている胸のストレスをノーブラでリリースしてあげることも必要です。
    休日はしっかり休んでオンオフの切り替えをすることは脳のリフレッシュにもなります。精神的なリラクゼーションは、副交感神経を活発化させ自律神経のバランスを整えてくれたり、免疫力の向上にもつながります。

    あえてブラジャーをしない、ノーブラの日をつくることには心理的に大きな役割があるといえます。

    ②身体的なリリース

    形をきれいにしたくてつけているブラジャーですが、締め付けることで逆に形をくずしてしまうことがもあります。同じ理由でサイズの合わないブラジャーも、本来の下着の役割を発揮できず、かえってバストダウンの原因になることもあります。
    ブラジャーをしないノーブラの日をつくることで、胸を締め付けから解放し、ブラジャーでついた好ましくない形をリセットする効果があります。
    またノーブラでいる日はブラジャーの締め付け感がない分、血行促進につながり、冷えの改善や全身の健康効果が期待できます。上半身の血行が悪いと背中や肩がこり姿勢がくずれ、バストが大きくまるい形に育ちにくくなります。形やサイズの合わないブラジャーなら必要ない、むしろブラジャーをしないほうが良い、ということです。

    さらに、左右の胸の中心、すなわち胸の谷間の周辺には胸骨がありますが、この胸骨の周辺はストレスが強かったり鬱の傾向があるときに緊張でかたくなりやすいといわれています。ブラジャーを外しノーブラでいることで、胸骨のストレスをリリースしてくれる役割も期待できます。①の精神的なリラックスにも関係しますね。

    このようにノーブラでいることでの身体的にも大きな効果があります。

    ③多様な生活に適応できる

    ブラジャーをしないでノーブラで過ごすような休日は、ストレッチやヨガをしたり、お昼寝をしたり、一日の中で様々な活動をする日でしょう。
    ストレッチやヨガなどの運動のときはブラジャーは必要ありません。
    むしろブラジャーをしていないノーブラの状態のほうが筋肉がほぐれやすく効果が出やすいです。ブラジャーをしたままだとせっかくのお昼寝もリラックスして熟睡できなかったり、胸の形が崩れる原因になります。

    充実した自由な日を楽しむために、ブラジャーをしないノーブラの日も必要ですね。

    ④下着の跡がつかない

    肌の弱い方は刺激の少ない繊維の布地を選んでも、かぶれてしまったり、摩擦でシミや色素沈着の原因になることがあります。お洋服はもちろん、お肌に密着するブラジャーやショーツはなおさらです。
    肌を保湿して皮膚の厚みを出したり保護してあげることで跡やかぶれは起きにくくなりますが、そもそもブラジャーをつけない、ノーブラで過ごすということも改善方法のひとつです。
    毎日ノーブラにしなくても、時々ブラジャーを着用しない日をつくってあげるだけでも肌トラブルを軽減できるでしょう。

    ノーブラのデメリットとは?

    ノーブラにももちろんデメリットはあります。以下の3点です。
    ①大きく美しいバストが育ちにくい
    ②自由に洋服を選べない
    ③皮膚にストレッチマークが出てしまう

    ①大きく美しいバストが育ちにくい

    ブラジャーのメリットでお伝えしたように、まるくボリュームがある美しいバストを育てるためにブラジャーがはたす役割は大きいといえます。

    ブラジャーのワイヤーがバージスライン(下胸のライン)をつくり、下胸の丸みとボリュームを支えてくれます。アンダーで脂肪をホールドすることで、背中や脇のお肉をお胸に育てることができます。
    ブラジャーをしないでノーブラでいる日が多いとバージスラインがぼやけてしまい、せっかくの胸の脂肪がお腹や背中に流れてしまいます。
    寄せれば胸になる体側や二の腕の脂肪もホールドできず、広がった薄い胸になってしまいます。

    また胸の重さで体のバランスがゆがみ、バストに脂肪が集まりにくくなり、形もくずれてしまいます。
    やはりきれいなバストを育てるためには、ブラジャーは必要といえます。

    ②自由に洋服を選べない

    ブラジャーをしていないと胸が揺れたりするので着られる洋服のデザインが限られてしまいます。
    さらにノーブラで乳頭が透けないように、色や素材も考える必要があります。
    自由にファッションを楽しむためにはブラジャーが必要になるでしょう。

    ③皮膚にストレッチマークができてしまう

    ストレッチマークとは「肉割れ線」のことです。
    ノーブラでいると胸の重さで皮膚に負担がかかり伸びたりして、肉割れが起こることがあります。
    胸の形はもちろん、バストやデコルテの皮膚も美しく保ちたいですよね。
    ブラジャーはつややかなお肌の胸に保つ役割もあります。

    寝る時にブラジャーは本当に必要?

    寝る時にブラジャーは本当に必要?
    寝るときにブラジャーが必要だという意見と、必要ないという意見が、両方あります。
    寝るときのブラジャーが必要だという理由は、
    ①寝返りで胸が揺れてクーパー靭帯が傷ついてしまうのを防ぐため
    ②流れやすいお胸の脂肪を集めておくため
    という2点です。

    逆に、寝るときのブラジャーは必要ない、ノーブラで寝たほうが良いという理由は、
    ①ナイトブラでの胸や肩の締め付けや圧迫感で、安眠を妨げてしまう
    ②ブラジャーが睡眠中にずれて、胸の脂肪が好ましくない形に癖づいてしまう
    ③ブラジャーの繊維との摩擦で色素沈着やかぶれが起きやすくなる
    という3点です。

    昼夜どちらのブラジャーについても、これらの可能性はどれもありうることです。
    寝るときのブラジャーが必要かどうか、個々の体質や好みによって最善の選択は異なるので、ご自身に合った選択をしていただけたら良いと思います。自分の判断に不安がある場合は、ブラジャーやインナーのお店、またはエステやボディケアのサロンのスタッフさんに相談してみてください。

    Aカップの人にブラジャーは必要?

    Aカップの人にブラジャーは必要?
    補整下着やオーダーランジェリーに20年携わり20万人以上の女性に関わってきた経験から、私はAカップの方にブラジャーは必要だと思います。
    前述のように、バストを育てていくためにはブラジャーには重要な役割があります。
    胸が小さい方こそ、背中や脇、お腹のお肉を胸に集めるためにブラジャーが必要です。集めてきた脂肪が胸に定着するかどうかは、ブラジャーにかかっていると考えています。

    バージスラインがはっきりしているほうが、胸にお肉が集まりやすくなります。バージスができて初めて下胸にお肉がたまり、上胸にもお肉がたまるようになります。バージスラインがないとお胸にボリュームがつかないということです。
    Aカップの方が胸のボリュームを増やしたいときはまずバージスラインをつくることが最初の課題となります。

    余談ですが、ボリュームがあっても、バージスラインがぼやけている方は、「ブラジャーをしていないとボリュームがなくなる」、「ノーブラのときは丸みに乏しい広がった薄いバストになってしまう」、というような悩みがが多いと感じます。

    バージスラインをつくるためにはワイヤー入りのブラジャーでバージスの位置がずれないようにしっかり脂肪をホールドすることが効果的ですが、締め付け感が苦手だったり、ワイヤーが当たって痛い場合はノンワイヤーのブラジャーから始めてみることをおすすめします。

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    ところで、Aカップでノーブラの方はむしろ少なく、バストを盛りたいからパッド入りブラジャーをご使用される方が多いようにお見受けします。
    しかし、バージスラインをつくるためにも、胸を育てるためにも、ブラジャーのパッドの使用を控えることをおすすめします。

    パッドを使うと胸にボリュームはでるのですが、パッドで上胸に押し上げた脂肪がブラジャーからはみ出て脇や背中に流れやすくなってしまいます。その結果バージスラインをつぶしてしまい、胸にお肉がたまりにくくなります。
    とはいえファッションを楽しみたかったりコンプレックスがあるときにはパッド入りブラジャーでバストアップさせたいですよね。パッド入りブラジャーは日常使いせず、特に盛りたい機会のときにだけ使うのが良いと思います。

    少し話がそれてしまいましたが、Aカップの方こそ、ノーブラではなくブラジャーをする必要があるといえます。

    ノーブラで過ごしたい人向け!おすすめの隠し方

    ノーブラで過ごしたい人向け!おすすめの隠し方

    普段からノーブラで過ごしたい方は、リラックス感を大切にしていたり、胸を締め付けないナチュラル志向の方が多いように思われます。
    ブラジャーをしないで過ごすときに乳首の目立ちを隠すには、以下の4点を意識してみてはいかがでしょう?
    ①なるべく濃い色のインナーを着る
    ②締め付けがないフィットするインナーやキャミソールを着る
    ③ノースリーブは避け、袖やデコルテの開きが小さいファッションを選ぶ
    ④乳首が目立たないようニップレスを使用する

    仮にブラジャー着用の必要がある日でも、合間でストレッチや肩まわしをして血行をよくすることで、締め付け感を軽減することができます。ノーブラでいられない日にはぜひ試してみてください。

    ノーブラ派にもおすすめの楽ちんブラジャー

    ノーブラ派にもおすすめの楽ちんブラジャー

    最近はブラジャーの種類が増えて、着心地の良い素材やデザインのブラジャーもたくさんあります。ノーブラ派の方でも納得のできるブラジャーが見つけやすくなりました。
    ブラジャーの生地で着心地も変わるので、化学繊維よりオーガニックコットンやシルクなど天然素材のブラジャーから選んでみるのも良いと思います。
    下着の種類では以下の3つがおすすめです。

    ①カップ付きインナー

    ノーブラ派の定番カップ付きインナーなら、楽ちんな着心地でお洋服にも響かず、胸が透けて見える心配もありません。
    カップにボリュームのあるものなど、ファッション機能も向上しています。ノーブラ派でなくても、カップ付きインナーには背中のブラジャーのラインがないためファッションに合わせて使用する方もいらっしゃいます。

    ②ブラレット

    ファッション性が高く、おしゃれルームウェアにもなれるブラレットは、ブラジャーというよりもはやランジェリー。
    ワイヤーのないブラジャーの形で、レースの美しい華奢なデザインの物が多いので、ノーブラのような着心地を求める方には間違いなしです。
    乳首を隠してくれるので洋服も選ばす、ファッションも楽しめるブラジャーです。

    ③補整キャミソール

    補正キャミソールは一見締め付けが強そうで敬遠されがちですが、着てみると印象がまったく変わります。
    上半身にフィットするため、胸の重さを支えてくれますし、胸の形に合っていればワイヤー部分の締め付け感がなく、快適な着心地です。
    ブラジャーを選ぶときもストラップやアンダーは幅は広いほうが体への負担が少なく、着心地も楽になります。

    自分に合うブラジャーとの付き合い方で、ストレスフリーに女性であることを楽しみましょう。

    ブラジャーとノーブラのどちらにもメリットとデメリットがあることがわかりますね。
    シチュエーションや自分らしさに合うブラジャーとの付き合い方をすることが重要ですね。
    どのようなブラジャーが自分にぴったりなのか、はたまたノーブラがいいのか。迷ったり悩んだりするよりも、どちらのメリットも実感して、ストレスフリーで自分らしさを発揮できる毎日を楽しみましょう。

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    ブラジャーでみぞおちが苦しくなる3つの理由

    みぞおちの部分が痛くなってしまうのには3つの原因が考えられます。

    【その1】ブラジャーのサイズが小さい

    【その1】ブラジャーのサイズが小さい

    そもそもブラジャーをつけていて痛かったり、不快感があるのであれば、そのブラジャーは体に合っていません。特にワイヤーの真ん中部分が痛くなる方は、アンダーサイズが小さく、カップサイズも合っていない可能性があります。

    違和感がなくても、ブラジャーを外した時に、肌に赤く痕がついている場合は、ブラジャーが合っていないかもしれません。苦しいからと言って、大き目のサイズを着ている方は、バストの形が崩れたり、垂れたりすることがあります。

    自分の体にピッタリと合ったブラジャーを着けていれば、違和感は感じずに快適に過ごすことができるはずです。

    【その2】姿勢が悪い

    デスクワークの方は特に、猫背・巻肩になっている人が多いです。姿勢が悪いと、みぞおち部分や肋骨部分にワイヤーがあたって痛みを感じることがあります。

    猫背だと背中を丸めた姿勢になり、体と真っ直ぐにブラジャーを着用することができません。ブラジャーは猫背の人用に作られていないため、斜めに傾いた状態で着けたブラジャーのワイヤー部分(ブラジャーの下の部分)が体に刺さったようなかたちになります。

    【その2】姿勢が悪い

    姿勢が悪い方は、ブラジャーが当たって痛みを感じるだけでなく、体への影響もあります。
    肺の部分に締め付けが起こるので、呼吸が浅くなり、酸素が十分に体内に行き渡らなくなります。さらに内臓機能が鈍り、代謝が落ちたり、酸欠で頭痛の原因になることもあります。

    体が苦しいと感じているということは、体がSOSを出しているサインです。その体からのサインを無視せずに対処してあげましましょう。

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    【その3】ブラジャーを着ける位置が低い

    バストの理想的な位置は、鎖骨の真ん中とバストトップが正三角形になる位置です。しかし、その位置よりも低い位置にバストがある人が多いです。ブラジャーを着ける位置が低いので、バストが下がってしまうのです。

    ヌードの状態で、バストを持ち上げた場所が理想的なバストの位置です。約2〜3cm程度低い位置にブラジャーをつけている人が多いのです。

    【その3】ブラジャーを着ける位置が低い

    低い位置にブラジャーをつけてしまうと、本来、当たらないような場所にワイヤーが当たってしまい、それも痛みや不快感に繋がります。

    ブラジャーを着ける位置を高くする時の注意点

    ブラジャーを着ける位置を高くする時に、単純にブラジャーの肩紐を短くしがちです。しかし、肩紐を短くして高さを調整するのには注意が必要です。

    ブラジャーの肩紐が緩い人ももちろんいますが、そうではないのに肩紐を短くしてしまうと、脇のハミ肉が目立ってしまったり、肩こりの原因になることがあります。さらに、ブラジャー自体に無理をさせるので、ブラジャーの劣化も早くなります。

    ブラジャーを着ける位置を高くしたい場合は、アンダーサイズを1つか2つ、大きいものを選んでみましょう。

    女性の体はウエストに近づくにしたがって細くなっており、脇に近い方が太くなっています。ブラジャーのアンダーサイズが小さいと、下の細い方向にブラジャーが下がってしまうのです。

    すぐ実践!ブラジャーでみぞおちが苦しい時の対処法

    すぐ実践!ブラジャーでみぞおちが苦しい時の対処法

    「痛くなってしまうブラジャーは小さいことが判明した」
    「でも、今すぐ試着に行けないし」
    「このブラジャーは買ったばかりだし」
    「デザインも気に入ってるんだけど」

    そういう方のための一時的な”対処法”として、「延長ホック」というものがあります。

    アマゾンなどで数百円で売っており、手軽に購入できます。ブラジャーがみぞおちに刺さって痛い方は、ブラジャーに延長ホックをつけて、呼吸をしても圧迫しないくらいの長さに調節しましょう。延長ホックを1つつけてもまだ苦しい場合は、2つ繋げましょう。

    ただし、延長ホックはあくまでも一時的な対処法です。自分の体に合っていないブラジャーを着け続けると、バストのカタチが崩れたり、脇のハミ肉が気になるようになったり、デコルテが削げる原因にもなります。しっかりと体に合ったブラジャーを選んであげましょう。

    みぞおちが苦しくならないブラジャーの選び方

    みぞおちが苦しくならないブラジャーの選び方

    「みぞおちが苦しくないブラジャー=自分の体に合ったブラジャー」です。自分に合ったブラジャーを探す際は、必ず試着をするようにしましょう。

    同じメーカーでもブラジャーのデザインが違うとサイズ感は異なります。自分はこのサイズと決めつけないで、メーカーや種類によっては、3サイズくらいは前後するのが当たり前だと思って、試着をして選ぶようにしましょう。

    ①ヌードで採寸

    ブラジャーは裸の状態で採寸しないと正確な数値を測ることができません。1番大事なのはアンダーのサイズになります。アンダーサイズとは、バストの一番低い部分です。

    深呼吸を1回してから3秒後を目安に測りましょう。

    ②ブラジャーのアンダーサイズの選び方

    ヌードで採寸ができたら、自分の実寸よりも「大きいサイズ」を選びましょう。

    実寸よりも小さいサイズを選んでしまうと、本来つける位置より低い位置にしか着けることができません。

    そうすると本来バストにあるべき脂肪が背中や二の腕にはみ出てしまうのです。

    ③ワイヤーの選び方

    脇の下、約1cm下から体の真ん中までしっかり覆えるものを選びましょう。

    ワイヤーの位置が脇の下から3〜4cm空いていたりするとハミ肉の原因になります。

    ④カップの調整の仕方

    「アンダーサイズを合わせて、ワイヤーもいい感じ。でも、カップがカパカパになってしまう」

    そんな方は、アンダーサイズを1つ大きくして、カップサイズを小さくしたものを試着してみてください。

    その場合、アンダーサイズが大きすぎると感じる方は、ご自身で縫ってサイズの調整をしましょう。

    アンダーサイズが大きい人は太っている?

    アンダーサイズの大きなブラジャーを買うと、自分が太っていることを認めるような気がして、小さいサイズを選ぶ人もいます。

    「アンダーサイズが大きい=太っている」というのは間違いです。

    身長が高ければ骨格も大きいし、女性の体はウエストに近いほど骨格は細くなります。脇に近いほど、体は太くなるものなので、高い位置にブラジャーをつけるのであれば、必然的にある程度アンダーサイズは大きくなります。

    平均ではありますが、アンダーサイズは身長の半分くらいあるものです。
    例)身長160cmの方→アンダーサイズ80cm

    アンダーサイズと太っていることは関係なく、自分の体に合ったブラジャーを選んでください。

    ノンワイヤーブラやカップつきキャミソールはいいの?

    ノンワイヤーブラやカップつきキャミソールはいいの?

    最近ではノンワイヤーのブラやカップつきキャミソールなど流行ってます。ブラジャーでみぞおちが苦しくなるので、これらの商品を着けている女性も多いようです。しかし、洋服を着たときのシルエットを美しくしたり、バストのサイズや形をきれいに保つには、ノンワイヤーブラやカップつきキャミソールでは難しいです。

    下着もTPOに合わせて着用してあげるのをおすすめします。ゆっくりしたい時はノンワイヤーのもので大丈夫です。

    自分のバストを綺麗に保ちたい方は、自分の体に合った「ワイヤー入りのブラジャー」を着るようにしましょう。上記の方法で色々なブラジャーを試着して選んでみてください。

    自分に合ったブラジャーを見つけられない

    自分に合ったブラジャーを見つけられない

    もし、上記のブラジャーの選び方を試しても、なかなかサイズがなくて困ってたり、自分で見立てるのがどうしても難しい場合は、下着屋さんのスタッフに声をかけて相談してみるのもおススメです。

    また、オーダーメイドの下着を検討してみるのもよいでしょう。

    既製品は左右対称のカップになっていますが、右と左のバストは必ずしも対称ではありません。オーダーメイドの下着は、左右非対称にも対応していますし、素材やカラーの組み合わせも選べるメーカーもあります。さらに、ハミ肉をブラジャーにしまう方法など、正しいブラジャーの着け方まで丁寧に指導してもらえることもあるので、こだわりたい方にはおススメです。

    ブラジャーでみぞおちが苦しくなってしまう原因と対処法についてお分かりになりましたでしょうか?

    苦しくなるのは体からのSOSです。その声を聞いてあげて、自分の体に合ったブラジャーを着て、毎日を快適に過ごせるとよいですね。

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    女性であれば誰しも必ず着けるブラジャー。

    早い方であれば、小学校高学年から、どんな方でも身につけると思います。人生の大半をお世話になり、私たちの胸を支えてくれるブラジャーですが、実は多くの女性は自分に合ったブラジャーを着けていないのです。

    そして、その合わないブラジャーに合わせて、あなたの胸の形が作られています。

     

    ボディーカウンセラーの岩澤まりです。私は、多くの女性の体のラインに合った下着の提案をしてきました。

    以前の私は、Bカップで小さな胸がコンプレックスでした。補正下着を買う時に、自分の体のサイズを測ってもらうと、実はDカップだったと告げられました。自分の体や胸の大きさに合わないBカップを着けていたことで、私の胸はずっとBカップサイズになってしまったのです。

     

    正しいブラジャーを着けていれば、胸の形やサイズは変わってきます。

    年齢と   共に胸は下に下がってきます。それを防止して、美しいハリのある胸をキープするにも、正しいジャストサイズのブラジャーを身に着ける必要があります。

    今回は、正しいブラジャーの選び方を、3つのチェック項目に分けて、解説していきます。

     

     

    ブラジャー選びの落とし穴

    1 ずっと同じサイズを買っている

    「私は昔から65のCだから、ずっと同じサイズをつけている」という方がよくいらっしゃいます。

    実は、バストのサイズは変わることがよくあります。

    バストのサイズはこまめに測り、自分が今どんなサイズなのかを把握しおくと良いでしょう。

     

    2 アンダーバストが小さいサイズを選んでいる

    「乳首が外側を向いている」という相談をよく受けます。

    ブラジャーのアンダーバストが小さいと、乳首が外側を向くように変形することがあります。

    アンダーバストが小さいと、両方のカップに胸が引っ張られ、乳首が常に外側を向いて固定されてしまうからです。

    これは、試着せずに大体これくらいのサイズでいいか、とか、昔からこのサイズだからと、適当にブラジャーを選ぶ方に多い悩みです。ブラジャーを購入する時は、常にサイズを測ることだけでなく、試着もするようにしましょう。

    メーカーによって、ブラジャーのサイズは異なります。実際着けてみるとアンダーのサイズが表示より小さく感じるなんてこともあります。ブラジャーが体に食い込んでいたり、ブラジャーを取った時に、体に痕が付いている場合、アンダーバストのサイズが小さい可能性があります。

     

    ブラジャーのアンダーバストのサイズは自分のアンダーより大きいものを選ぶことがポイントです。

     

    3 小さいカップのブラジャーを着けている

    「バストが小さいんです」というお客様の相談に乗ると、多くの方が、自分の胸より小さいカップのブラジャーを着けていることがあります。

    自分の胸より小さいカップのブラジャーをつけていると、

    カップに収まりきれない胸の脂肪が溢れ、二の腕や背中に逃げてしまいます。

    また、ブラジャー選びで大事なポイントが、「必ずしもトップとアンダーの差でカップが決まるわけではない」ということです。

    JIS規格では、トップとアンダーの差が10㎝であればAカップ、13㎝であればBカップという決まりはあるものの、実際その通りにお客様にブラジャーを当ててみると、サイズが合わないということはしばしばあります。カップを選ぶときに限っては、数値を信じるのではなく、着けた感じ、胸が全体的にカップに覆われているかどうかで選ぶことをオススメします。

     

    4 胸の肉がサイドに漏れるブラジャーを選びがち

    市販の多くのブラジャーは、ホックが2つのものが多いです。ホックが2つの方が、デザインが可愛く、エレガントに見えるため、商品が売れやすくなります。

    しかし、ホックが2つの細いブラジャーは、サイドが浅いため、どうしても胸の脂肪が脇や背中に逃げやすくなってしまいます。ホックが3つ以上あると、脇がホールドされるので、胸の脂肪が逃げづらくなります。

     

     

    正しいブラジャーの選び方

    上でお話した、ブラジャー選びの落とし穴に、まんまとはまっている人はいませんでしたか?

     

    自分のサイズに合うブラジャーを選ぶ時は、以下のポイントをチェックしましょう。

    1. アンダーバストはジャストサイズのものを選ぶ
    2. カップが胸全体を覆っているものを選ぶ
    3. ホックは3つ以上のものを選ぶ

     

    以上3つの点が、自分に合った正しいブラジャーを選ぶのに最低限必要な項目です。

     

     

    まずは今身に着けているブラジャーが本当に自分に合っているかどうか、鏡の前で確かめてください。

    胸を覆えていなかったり、サイズがきつくて身体に痕がつくようなブラジャーを着けている方は、すぐにでも買い替えをオススメします!

    自分に合った正しいブラジャーを着けて、美バストLIFEを楽しみましょう!