ブラジャーでみぞおちが苦しくなる原因とは?すぐできる対処法も紹介
ブラジャーでみぞおちが苦しくなる3つの理由
みぞおちの部分が痛くなってしまうのには3つの原因が考えられます。
【その1】ブラジャーのサイズが小さい
そもそもブラジャーをつけていて痛かったり、不快感があるのであれば、そのブラジャーは体に合っていません。特にワイヤーの真ん中部分が痛くなる方は、アンダーサイズが小さく、カップサイズも合っていない可能性があります。
違和感がなくても、ブラジャーを外した時に、肌に赤く痕がついている場合は、ブラジャーが合っていないかもしれません。苦しいからと言って、大き目のサイズを着ている方は、バストの形が崩れたり、垂れたりすることがあります。
自分の体にピッタリと合ったブラジャーを着けていれば、違和感は感じずに快適に過ごすことができるはずです。
【その2】姿勢が悪い
デスクワークの方は特に、猫背・巻肩になっている人が多いです。姿勢が悪いと、みぞおち部分や肋骨部分にワイヤーがあたって痛みを感じることがあります。
猫背だと背中を丸めた姿勢になり、体と真っ直ぐにブラジャーを着用することができません。ブラジャーは猫背の人用に作られていないため、斜めに傾いた状態で着けたブラジャーのワイヤー部分(ブラジャーの下の部分)が体に刺さったようなかたちになります。
姿勢が悪い方は、ブラジャーが当たって痛みを感じるだけでなく、体への影響もあります。
肺の部分に締め付けが起こるので、呼吸が浅くなり、酸素が十分に体内に行き渡らなくなります。さらに内臓機能が鈍り、代謝が落ちたり、酸欠で頭痛の原因になることもあります。
体が苦しいと感じているということは、体がSOSを出しているサインです。その体からのサインを無視せずに対処してあげましましょう。
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【その3】ブラジャーを着ける位置が低い
バストの理想的な位置は、鎖骨の真ん中とバストトップが正三角形になる位置です。しかし、その位置よりも低い位置にバストがある人が多いです。ブラジャーを着ける位置が低いので、バストが下がってしまうのです。
ヌードの状態で、バストを持ち上げた場所が理想的なバストの位置です。約2〜3cm程度低い位置にブラジャーをつけている人が多いのです。
低い位置にブラジャーをつけてしまうと、本来、当たらないような場所にワイヤーが当たってしまい、それも痛みや不快感に繋がります。
ブラジャーを着ける位置を高くする時の注意点
ブラジャーを着ける位置を高くする時に、単純にブラジャーの肩紐を短くしがちです。しかし、肩紐を短くして高さを調整するのには注意が必要です。
ブラジャーの肩紐が緩い人ももちろんいますが、そうではないのに肩紐を短くしてしまうと、脇のハミ肉が目立ってしまったり、肩こりの原因になることがあります。さらに、ブラジャー自体に無理をさせるので、ブラジャーの劣化も早くなります。
ブラジャーを着ける位置を高くしたい場合は、アンダーサイズを1つか2つ、大きいものを選んでみましょう。
女性の体はウエストに近づくにしたがって細くなっており、脇に近い方が太くなっています。ブラジャーのアンダーサイズが小さいと、下の細い方向にブラジャーが下がってしまうのです。
すぐ実践!ブラジャーでみぞおちが苦しい時の対処法
「痛くなってしまうブラジャーは小さいことが判明した」
「でも、今すぐ試着に行けないし」
「このブラジャーは買ったばかりだし」
「デザインも気に入ってるんだけど」
そういう方のための一時的な”対処法”として、「延長ホック」というものがあります。
アマゾンなどで数百円で売っており、手軽に購入できます。ブラジャーがみぞおちに刺さって痛い方は、ブラジャーに延長ホックをつけて、呼吸をしても圧迫しないくらいの長さに調節しましょう。延長ホックを1つつけてもまだ苦しい場合は、2つ繋げましょう。
ただし、延長ホックはあくまでも一時的な対処法です。自分の体に合っていないブラジャーを着け続けると、バストのカタチが崩れたり、脇のハミ肉が気になるようになったり、デコルテが削げる原因にもなります。しっかりと体に合ったブラジャーを選んであげましょう。
みぞおちが苦しくならないブラジャーの選び方
「みぞおちが苦しくないブラジャー=自分の体に合ったブラジャー」です。自分に合ったブラジャーを探す際は、必ず試着をするようにしましょう。
同じメーカーでもブラジャーのデザインが違うとサイズ感は異なります。自分はこのサイズと決めつけないで、メーカーや種類によっては、3サイズくらいは前後するのが当たり前だと思って、試着をして選ぶようにしましょう。
①ヌードで採寸
ブラジャーは裸の状態で採寸しないと正確な数値を測ることができません。1番大事なのはアンダーのサイズになります。アンダーサイズとは、バストの一番低い部分です。
深呼吸を1回してから3秒後を目安に測りましょう。
②ブラジャーのアンダーサイズの選び方
ヌードで採寸ができたら、自分の実寸よりも「大きいサイズ」を選びましょう。
実寸よりも小さいサイズを選んでしまうと、本来つける位置より低い位置にしか着けることができません。
そうすると本来バストにあるべき脂肪が背中や二の腕にはみ出てしまうのです。
③ワイヤーの選び方
脇の下、約1cm下から体の真ん中までしっかり覆えるものを選びましょう。
ワイヤーの位置が脇の下から3〜4cm空いていたりするとハミ肉の原因になります。
④カップの調整の仕方
「アンダーサイズを合わせて、ワイヤーもいい感じ。でも、カップがカパカパになってしまう」
そんな方は、アンダーサイズを1つ大きくして、カップサイズを小さくしたものを試着してみてください。
その場合、アンダーサイズが大きすぎると感じる方は、ご自身で縫ってサイズの調整をしましょう。
アンダーサイズが大きい人は太っている?
アンダーサイズの大きなブラジャーを買うと、自分が太っていることを認めるような気がして、小さいサイズを選ぶ人もいます。
「アンダーサイズが大きい=太っている」というのは間違いです。
身長が高ければ骨格も大きいし、女性の体はウエストに近いほど骨格は細くなります。脇に近いほど、体は太くなるものなので、高い位置にブラジャーをつけるのであれば、必然的にある程度アンダーサイズは大きくなります。
平均ではありますが、アンダーサイズは身長の半分くらいあるものです。
例)身長160cmの方→アンダーサイズ80cm
アンダーサイズと太っていることは関係なく、自分の体に合ったブラジャーを選んでください。
ノンワイヤーブラやカップつきキャミソールはいいの?
最近ではノンワイヤーのブラやカップつきキャミソールなど流行ってます。ブラジャーでみぞおちが苦しくなるので、これらの商品を着けている女性も多いようです。しかし、洋服を着たときのシルエットを美しくしたり、バストのサイズや形をきれいに保つには、ノンワイヤーブラやカップつきキャミソールでは難しいです。
下着もTPOに合わせて着用してあげるのをおすすめします。ゆっくりしたい時はノンワイヤーのもので大丈夫です。
自分のバストを綺麗に保ちたい方は、自分の体に合った「ワイヤー入りのブラジャー」を着るようにしましょう。上記の方法で色々なブラジャーを試着して選んでみてください。
自分に合ったブラジャーを見つけられない
もし、上記のブラジャーの選び方を試しても、なかなかサイズがなくて困ってたり、自分で見立てるのがどうしても難しい場合は、下着屋さんのスタッフに声をかけて相談してみるのもおススメです。
また、オーダーメイドの下着を検討してみるのもよいでしょう。
既製品は左右対称のカップになっていますが、右と左のバストは必ずしも対称ではありません。オーダーメイドの下着は、左右非対称にも対応していますし、素材やカラーの組み合わせも選べるメーカーもあります。さらに、ハミ肉をブラジャーにしまう方法など、正しいブラジャーの着け方まで丁寧に指導してもらえることもあるので、こだわりたい方にはおススメです。
ブラジャーでみぞおちが苦しくなってしまう原因と対処法についてお分かりになりましたでしょうか?
苦しくなるのは体からのSOSです。その声を聞いてあげて、自分の体に合ったブラジャーを着て、毎日を快適に過ごせるとよいですね。
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