心と体をハッピーにするアロマのすすめ
「最近寝ても疲れがとれない」「すぐにイライラしてしまう」
「太りやすくなった」「常に息苦しいような気がする」
それらはすべて、自律神経の乱れが原因かもしれません。
こんにちは。アロマセラピスト・アロマカウンセラーの山川茉美(MAMI)です。
何かとストレスの多い現代社会では、自律神経のバランスが乱れがちです。
一過性のものだから、と放っておくとキケン!!
様々な病気が潜んでいる可能性も…。
今回は、自律神経の乱れが引き起こす「負の連鎖」と、それを断ち切る方法の一つ、「アロマテラピー」についてご紹介します。
自律神経とは?
私たちは、呼吸をしたり、食べ物を消化したり、汗をかいたりします。こうした身体の機能を自動的に調節しているのが、自律神経 です。
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があり、これらは状況に応じてバランスをとっています。
いずれか当てはまったら、自律神経失調症かも?
頭痛・動悸や息切れ・めまい・耳鳴り・手足のしびれ・冷え・目の疲れ・
吐き気・便秘や下痢・肩こり・多汗・生理不順・イライラ・不安・疲れやすい・
やる気が出ない・眠れない・朝起きられない・などなど…
これらの症状は人によって様々で、単独で起こることもあれば、複数が重なって起こることもあります。
自律神経失調症が引き起こす負の連鎖
自律神経失調症が引き起こす病気は、例えばこのようなものがあります。
- うつ病
- 神経症
- 神経性胃炎
- メニエール病
- 過呼吸症候群
- 睡眠障害
- 摂食障害
- 更年期障害
自律神経のバランスが乱れることにより様々な病気を引き起こし、それが原因で自律神経失調症の症状がさらに現れる、といった「負の連鎖」が続いてしまいます。
自律神経を整えるには?
交感神経と副交感神経をうまく切り替えることが大切
自律神経は2種類の神経で構成されていて
交感神経は「朝の神経」「活動の神経」
副交感神経は「夜の神経」「休息の神経」と呼ばれます。
通常私たちの心と体は、
朝に交感神経のスイッチが入り、活動状態に
夜に副交感神経のスイッチが入り、休息状態になります。
しかし不規則な生活、環境の変化、ストレスなどにより、この2つの神経のバランスが乱れてきてしまいます。
自律神経が2つの神経をうまく切り替えていけるように、規則的な生活に加えストレスを溜め込まない、といった心がけが大切です。
なぜアロマテラピーで自律神経が整うの?
アロマテラピーとは、自然から抽出した香り成分の力を使い、心と体に作用させる自然療法のことをいいます。
鼻から入った香り成分は、脳にダイレクトに届き、「大脳辺縁系」という感情を司る場所に作用します。
いい香りを嗅いだときに「幸せ〜」と感じた経験はありませんか?それがこの大脳辺縁系の働きであり、アロマでストレスを軽減できるメカニズムです。
そのあと香り成分は「視床下部」と「下垂体」という場所に作用します。ここが、自律神経のバランスを調節する司令塔であり、様々な心身の不調を予防・改善してくれる場所なのです。
こうしたことから、アロマを嗅ぐだけで自律神経が整う、ということがわかりますね。
自律神経を整えるおすすめアロマ
1.グレープフルーツ
すっきり爽やかでフレッシュな香り。
循環促進や脂肪燃焼などの作用もあり、便秘・むくみ・肥満などが気になる時にもおすすめです。
⒉ラベンダー
優しく爽やかな草花の香り。
緊張が解けず興奮状態の心と体を、リラックス状態に切り替えてくれます。また、痛みや炎症を鎮める作用があるため、呼吸器系の不調や頭痛などの軽減にも役立ちます。
⒊ゼラニウム
優しいグリーンを感じるお花の香り。
自律神経に加えホルモンバランスも整えてくれるので、女性特有のトラブルの軽減にも役立ちます。
また、血行促進作用が、ストレスなどからくる末端の冷えを改善してくれます。感受性を豊かにし、幸福感をもたらしてくれる香りでもあります。
アロマテラピーはとっても簡単!
アロマテラピーを始めるのって難しい?
そんなことは全くありません!
用意するものは、「アロマ」と「ハンカチまたはティッシュ」だけ。
アロマは精油・エッセンシャルオイルという名称で、アロマテラピー専門店や雑貨屋さんなどで販売されています。ネットでも見つける事が出来ますよ♪
ハンカチやティッシュにアロマを1.2滴垂らして、持ち歩いたり、机や枕元に置いたりしてみてください。
ふわっと優しく鼻を通り、心と体にパワーをもたらしてしてくれるはず。
アロマで心と体をhappyに
いかがでしたか?
自律神経の仕組みを知ることで、ご自身の心と体に向き合うきっかけになれたでしょうか。
自律神経とアロマは深い結びつきがあります。
「好き」と思える香りとの出会いを楽しみながら、心と体の美や健康に役立てていってくださいね。