ナイトキャップの逆効果となるかぶり方とは?おすすめのナイトキャップもご紹介!
ヘアケア用品の一つとして愛用している方も少なくないナイトキャップですが、ネット上では就寝時のナイトキャップは逆効果なのではないかと話題になっています。
本当のところはどうなのでしょうか?
そこで本記事では、
- ナイトキャップが逆効果と言われている理由
- ナイトキャップの正しい使い方と効果
- おすすめのナイトキャップと選び方
上記3点を中心にナイトキャップの効能について詳しく解説していきます。
ナイトキャップは逆効果?逆効果とネット上で言われているワケとは
ナイトキャップの性質とネット上で逆効果なのではと言われている理由について解説します。
ナイトキャップとは
ナイトキャップは、名前のとおり「就寝時にかぶる帽子」です。シラミや寒さ対策として欧州から伝わってきました。寝返りの際に帽子が脱げないよう、ゴムの強度を調節できるようになっています。
就寝時に髪と枕の摩擦を防ぎ、髪へのダメージ軽減が期待できる点が特徴です。
ナイトキャップは逆効果と言われている理由
ナイトキャップが髪に対して逆効果と言われている理由には以下の3つが挙げられます。
- 髪が密閉状態になり、蒸れるのが気になる
- 蒸れると雑菌が繁殖し、頭皮環境の悪化につながる恐れがある
- 帽子で髪が固定されるため、逆に寝ぐせがつきやすい
上記のような理由から、ナイトキャップは逆効果なのではないかと言われています。
ナイトキャップの効果・デメリットとは?口コミもご紹介!
ナイトキャップを使うと髪にどのような効果・デメリットがあるのでしょうか。また、ナイトキャップに関する口コミも合わせてご紹介します。
ナイトキャップの効果
ナイトキャップには以下の4つの効果があります。
- 髪と寝具の摩擦を軽減
- 髪や頭皮の乾燥を防ぐ
- 寝ぐせや髪の絡まりを防ぐ
- 季節ごとの寒暖差対策
髪と寝具の摩擦を軽減
髪は就寝中に寝返りを打つと枕とこすれて摩擦によりダメージを受けてしまいます。ナイトキャップをかぶることで、髪と枕が直接接触するのを防ぎ、ダメージの軽減につながります。また、寝具のダニや害虫などの予防対策としても活用できる点もメリットです。
髪や頭皮の乾燥を防ぐ
就寝中、髪や頭皮の水分は温度や湿度の関係で失われていきます。しかし、ナイトキャップ内は一定の温度・湿度が保たれるため水分の蒸発を防ぐことができます。水分量が保たれることで、起きるまでまとまりのある髪をキープできるというわけです。
寝ぐせや髪の絡まりを防ぐ
寝返りによって髪が乱れ、枕に押さえつけられることで寝ぐせや髪が絡まる要因になります。ナイトキャップは帽子内に髪をまとめるため、寝返りを打っても髪が乱れることが少ないです。そのため、起床時の寝ぐせや髪の絡まりを防ぐことができます。
季節ごとの寒暖差対策
ナイトキャップは冬場の寒さ対策はもちろんですが、夏場の暑さ対策にも活用できます。ロングヘアーの方は髪をすっきりとまとめられるため、首元の不快感が軽減するでしょう。また、ナイトキャップには通気性や吸水性に優れる物もあるため、季節によって使い分けができます。
ナイトキャップのデメリット
デメリットとしては、以下の3つです。
- 使い方を誤ると頭皮環境の悪化につながる
- 間違ったかぶり方は、逆に寝ぐせがつきやすい
- サイズが合っていないと脱げやすい
それぞれの解決法については後ほど詳しく解説していきます。
ナイトキャップの良い口コミ
- 寝起きの髪の毛がしっとりとまとまるようになった
- 髪の状態を気にすることなく気軽に寝返りが打てるようになった
- 髪のまとまりが良くなって、朝のスタイリングが楽になった
ナイトキャップの悪い口コミ
- 夏場は暑くて頭に寝汗をかいてしまう
- 寝ている間に脱げてしまっている
- 起きると帽子のゴム跡がついている
ナイトキャップに向いている人・向いていない人の特徴とは
ナイトキャップに向いている人の特徴は以下の3つです。
- ヘアケアに一層力を入れたい
- 髪の乾燥やパサつきに悩んでいる
- 寝起きの髪の状態を改善したい
一方、ナイトキャップに向いていない人の特徴は以下の3つです。
- ヘアケアに興味がない
- 髪の状態で特に悩みがない
- ナイトキャップをかぶって寝ることに抵抗がある
また、ナイトキャップはメンズにも効果があります。冬場の乾燥は髪のパサつきや頭皮の乾燥を招くため、保湿性の高いナイトキャップはメンズにとっても有効です。ただし、男性は頭皮の皮脂量が多いため、夏場でナイトキャップを使用する際には通気性や吸水性の高いものを選ぶようにしましょう。
ナイトキャップの逆効果となる使い方とは?正しいかぶり方を解説!
ナイトキャップの効果を実感できないという方は、もしかしたら間違った方法で使用しているかもしれません。ここでは、ナイトキャップの逆効果となる使い方と正しい使い方の両方をご紹介します。
逆効果となるナイトキャップの使い方
逆効果となるナイトキャップの使い方には以下の4つがあります。
- 髪が濡れた状態で使用
- 頭のサイズや毛量に合っていないものを使っている
- 帽子の中に無理やり髪を入れ込んでいる
- 季節や環境に関係なく同じ物を使用している
髪は濡れているとキューティクルが開いた状態になります。この状態は、髪の中の水分やタンパク質が外に出ていってしまうため、傷つきやすくクセもつきやすいです。また、濡れたままナイトキャップをかぶってしまうと、湿気がこもり蒸れてしまいます。その結果、雑菌が繁殖し、頭皮環境のトラブルを招いてしまいかねません。
寝ている間に帽子が脱げてしまうという方は、頭の大きさや毛量に対してサイズが大きすぎるのが原因です。また、朝起きたときに、帽子の跡がついてしまう理由もサイズが合っていないことが考えられます。
ナイトキャップはかぶり方がもっとも重要です。無理やり入れ込んでしまうとクセがついたり、逆に傷んでしまう原因になってしまいます。そのため、正しいナイトキャップのかぶり方を知ることが大切です。
寝ている間しか使わないからといって季節や環境に関係なく同じものを使用していませんか。ナイトキャップにはさまざま種類や素材の物があります。夏場には大量の汗をかくため、通気性や吸水性の悪い物では逆効果になってしまいます。
正しいナイトキャップの使い方
正しいナイトキャップの使い方は以下の3点です。
- 髪をしっかり乾かした状態でかぶる
- 頭のサイズに合った物を使う
- 毛流れに逆らわずに髪を入れ込む
- 季節や環境に合った物を使う
それぞれ説明していきます。
髪をしっかり乾かした状態でかぶる
髪をしっかりと乾かして、水分と栄養を髪の内側に閉じこめた状態でナイトキャップをかぶるようにしましょう。そうすることで、ナイトキャップ本来の役割である髪に潤いとまとまりを保ったまま朝を迎えられるようになります。
頭のサイズに合った物を使う
頭のサイズに合ったものを見つける際には、ゴムやヒモで強度を調節できる物がおすすめです。逆に小さすぎて髪に跡ができてしまう方は、フリーサイズの物か伸縮性のゆるいゴムに取り替えることで解決できます。
また、ツルツルとした素材は肌触りが良い分、脱げやすいです。そのため、帽子と髪をヘアピンなどで固定するとよいでしょう。ヘアバンドやヒモで縛るタイプの物は脱げにくいためおすすめです。
毛流れに逆らわずに髪を入れ込む
ナイトキャップをかぶるときの悩みとして「かぶり方がわからない」という方が多いです。
順を追ってナイトキャップのかぶり方を解説していきます。
- 髪を下した状態でナイトキャップをかぶる
- (ロングヘアの場合は)片手で髪をまとめる
- 手とまとめた髪を一緒に帽子に入れ込む
- もう片方の手で押さえながら、手を引き抜く
- 全体を整えながら、外に出ている髪を帽子に入れ込んで完成!
帽子に押さえつけられて、前髪がぺったんこになってしまうのを避けたい場合の対処法についてご紹介します。前髪をまっすぐにおろさず、毛流れに沿って少し斜めに流して入れ込むようにしてください。また、前髪が短い場合は出してから被っても問題ありません。
季節や環境に合った物を使う
ナイトキャップは前述のとおり寝ぐせや寒暖差、髪の乾燥対策になるため、冬や乾燥時期にはおすすめです。しかし夏場は寝汗が増えて頭皮環境を悪化させる可能性もあります。そのため、夏など暑い季節に寝汗で寝苦しく感じるという方は、リネン(亜麻を加工して作った布素材)のナイトキャップにすると、通気性が良いでしょう。
シルクは湿度を調整してくれるため、季節を問わず使えます。冬に空気が乾燥している時期、夏のクーラーで乾燥している部屋では湿度を保ってくれます。また、静電気が起こりにくいのもシルクの良いところです。
シルク?コットン?おすすめのナイトキャップをご紹介!
ナイトキャップの素材は大きく分けて「シルク」と「コットン」の2種類があります。
それぞれの特徴と髪の長さに合った選び方をご紹介します。
シルク素材は、吸湿性と保湿性に優れ、蒸れにくく肌触りが良いのが特徴です。シルクの中でも合成と天然のものがあり、天然シルクはタンパク質と油分を豊富に含んでいるため、髪にツヤを与えてくれます。髪に指通りの良さとツヤが欲しい方にはシルクがおすすめです。
デメリットとしては、生地が傷みやすく、お手入れに手間がかかってしまう点です。
コットンの特徴は、吸水性と通気性に優れ、生地の丈夫さからお手入れがしやすいのが特徴です。髪の有効成分ではシルクに劣る点はありますが、高い吸水性と通気性でしっとりとした髪の質感が欲しい方はコットンを選びましょう。また、シルクに比べ手ごろな価格で買える点も魅力です。
ここからは、髪の長さに合ったサイズや商品の選び方について解説していきます。
ロングヘアの方は、髪を入れ込みやすく、脱げにくい「ゴムタイプ」がおすすめです。伸縮性があるため、後れ毛や周りの髪をしっかりと入れ込めます。一方、ゴムの強度を調節できない物が多く、跡がつきやすい点がデメリットです。
また、髪の長さや頭の大きさに合わせて調整ができる「リボンタイプ」もあります。締め付けの強度を調節できる点が魅力ですが、結び方が緩いと脱げやすい点には注意が必要です。ロングヘアの方は、リボンを結ぶ際に髪が出てきてしまうことがあるため、使いづらいと感じた場合はゴムタイプを検討しましょう。
おすすめのナイトキャップ3選
おすすめのナイトキャップをご紹介します。
LILYSILK(リリーシルク)19匁天然シルク100% ナイトキャップ|4,400円(税込)
LILYSILK(リリーシルク)19匁天然シルク100% ナイトキャップは、6Aランクのシルクを贅沢にしたナイトキャップです。6Aとはシルクのランクの中でもっとも高い品質に位置しています。19匁とはシルクの重さを表す単位で、約72gになります。ショートからロングヘアの方まで使いやすいゴムタイプとなっており、昨夜のトリートメント効果が朝まで続くと評判のナイトキャップです。
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Omahit 天然シルク100% ナイトキャップ|1,780円(税込)
Omahit 天然シルク100% ナイトキャップは、6Aランクのシルクを使用した品質の高いナイトキャップです。リボンとゴムを組み合わせたタイプになっているため、髪の長さや頭のサイズに合わせたサイズ調整ができる点が魅力です。仕上がりとしては、ツヤのあるさらさらとした手触りになるため、シルクのナイトキャップの効果を実感できるでしょう。
HAHONICO(ハホニコ)シルクMoon ナイトキャップ|2,750円(税込)
HAHONICO(ハホニコ)シルクMoon ナイトキャップは、天然100%シルクを使用した最高品質のナイトキャップです。帽子が筒状になっており、髪を折らずに入れ込めるのが特徴で、特にロングヘアの方におすすめの商品となっています。
ナイトキャップのお手入れ方法
ナイトキャップの品質を保つためのお手入れ方法をご紹介します。
洗う頻度は、冬場は3~4日おきに洗うようにしましょう。夏場は、汗をかく量が多いため1~2日おきに洗うと清潔な状態を保てるでしょう。
洗い方は、シルク素材の洗い方を解説します。コットンはそのまま洗濯ができますが、シルクは傷みやすいためです。
- 桶に30℃以下の水かぬるま湯を入れて、中性洗剤またはシルク専用の洗剤を溶かします
- 布地を裏返しにして、やさしく手洗いしてください
- 2~3回、洗剤が落ちるまで十分にすすぎます
- 絞らずにバスタオルなどで押さえながら、水気を取ってください
- 直射日光を避けて、陰干ししてください
商品が傷んでしまい、起床時に髪のまとまりやツヤを感じられなくなった場合は、買い替えを検討しましょう。
まとめ
ナイトキャップは、
- 髪が濡れた状態で使用
- 頭のサイズや毛量に合っていないものを使っている
- 帽子の中に無理やり髪を入れ込んでいる
- 季節や環境に関係なく同じ物を使用している
上記の誤った使い方をした場合、逆効果になります。
対して、
- 髪をしっかり乾かした状態でかぶる
- 頭のサイズに合ったものを使う
- 毛流れに逆らわずに髪を入れ込む
- 季節や環境に合った物を使う
といった正しい使い方をすれば、きちんと効果が得られます。
本記事を参考に、ナイトキャップをヘアケアの一つに取り入れてみてはいかがでしょうか。